ばあちゃるカプ妄想総合スレ【🐴】part1 [無断転載禁止]©bbspink.com
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ここは株式会社アップランドが運営する.LIVEに所属している世界初?! 男性バーチャルYouTuber ばあちゃるのカップリング妄想(白馬組、アイドル部など)に関するスレです
また、ここは未成年閲覧禁止のえっちな隔離スレです
ここでの話題の外部へ持ち出し、本人やそのファンへの迷惑となる行為やDMは自重しましょう
また、他sage・他ディスは厳禁です
スレの性質上、荒れやすいのでage進行です
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・age進行推奨。E-mail欄(メール欄/メ欄)は空白にしましょう。
・次スレは>>970が宣言してから立てること。無理ならば代理人を指名すること。指名なき場合立候補して立てよう
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※配信の実況は禁止ではありませんが、まったく関係のない実況(レス)は控えましょう シロちゃんは戦う時もちろんAKMとかの銃火器とかぱいーんとかで戦うだろうけど馬はなにで戦うんだ…?
小さいナイフとか袖から出す銃とかでスマートに戦いそう あぁやばーしですね...って言いながら血に濡れた白手袋脱ぎ捨てそう 「デュアル・オーロラ・ウェイブ!」
「光の使者(ひかりのししゃ)・キュアブラック」
「光の使者・キュアホワイト」
「ふたりはプリキュア!」
「闇の力の僕(やみのちからのしもべ)たちよ!」
「とっととおウチにかえりなさい!」
「…って、何でシロがウビバと変身しなきゃなんないの!」
「痛い! シロちゃん、それ実弾じゃないすか! 相方の方が来れないっていうんで急遽ばあちゃる君が代わりに戦うことになったんですよ。って、痛い痛い!ばあちゃる君変身アイテム何て持ってないんすから生身には痛いッスよシロちゃん!敵あっち!」
敵「てえてえなぁ」 確かに馬って気づいたら敵が死んでるみたいな引きの演出は似合うけど
まともに戦うとなると想像できない…というか武器あんまり似合わない ばあちゃる君の能力はですねー時間泥棒っていうなんかすごい失礼な名前なんです
けどねーはいはいばあちゃる君が一人で喋ったり動いたりしてる動画を見た人の
ですねあのー…時間をですね動画を見た長さだけ!巻き戻すっていうとんでもないね
能力なんでね、日頃ばあちゃる君の動画をたくさん見てくれてるシロちゃんや
アイドル部の子達にはね完全に効果抜群ーみたいなね、感じだと思います。ハイ。 お披露目放送でシロちゃんが「馬をキャッチアンドリリースしたい」って言っててなんかしらんけどエモかった 昨日の白馬はパパママ感がすごかった
イナバウアーに素でテンション上がってる馬が特に好き アップランド内どころかVtuber界隈でも貴重な馬への好意ドストレート勢だからな
大切に扱っていけ 公式で愛馬の(しかも親分側からの)絡み供給きたぞオイ
正直予想外だったわ のじゃばあはのじゃばあで完全に「力一杯の感情をこめて叫ぶ主人公」と「涙を堪えながら返答するヒロイン」の別れの構図 のじゃのばあちゃるさんのことは忘れませんってほぼVtuber引退みたいな形をとったけどあなたのことは忘れません的な事?
泣ける ヒメヒナはばあちゃるの体力が死ぬ
娘2人と遊んでくたくたになる休日のお父さんやんけ! なとなとはなとなとでツンデレ動画forばあちゃるみたいなことやってるし
罰ゲームの結果だけど牛巻がリアルの馬という逃げ道を用意してるのに、結局ばあちゃるでやってるし
今日やべーなオイ ほのぼの白馬
なとり「あ、お帰りなさいばあちゃるさん!」
なとり「ご飯にします?お風呂にします?それとも・・・」
なとり「って、何言わせるんですか!もう、言いませんよ」
なとり「ホカホカのお米に、ばあちゃるさんの好きな馬刺しも今日用意していますからいっぱい食べてください」
ばあちゃる「な・・・え、ど、どうしてなとなとが・・・」
ばあちゃる「鍵は・・・ばあちゃる君の家も教えていないはず」
なとり「何言っているんですかばあちゃるさん」
「一か月前から一緒に暮らしていましたよ」
一か月・・・まさか、家の物がよく整理されてたりなくなったりしてたのは ごんごんの前の配信のことだけど
ばあちゃる「さん」呼びと、もちにゃん(ごんごんと同じく金髪巨乳)お披露目配信の馬Pは「気持ち悪い」という評価は、嫉妬にしか聞こえなくてやばい(CP厨並感)。ごんごん可愛いな シロちゃんも一緒に暮らしてないとは言ってないので白馬 馬に対するなとなとのあの照れはRPなのか実は……なのか判断に困る ほのぼの稲馬
もち「え、踏まれたいって?」
もち「プロデューサーちゃん……担当アイドルにそんなことさせて恥ずかしくないの?」
もち「・・・もう、しょうがないにゃあ」
もち「こんな大きくさせて……ねえ、なとりん」
なとり「ちょ、ちょっと何やってるんですか!?」
もち「何って見ての通りだよ。なとりんがいつまでーもプロデューサーちゃんに対してアプローチしないからこうしてあたしがやってあげてるってワケ」
もち「いいよね?なとりん」 普段馬のツイートいいね率高いなとなとだが、
今回の好感度調整のはなとなとに通報してるリプの方をいいねしてて草
馬の襟首引っ張って連行するなとなとの姿が見える見える イオリンが愛らしすぎていつもの誕生日お祝いツイート後に追加ツイートをしたパパちゃる好き
イオリンお誕生日おめでとう 新規参入来るぞ
ばあちゃるカプ論争が熱くなるから興奮する なとなとだけシロちゃんとばあちゃるについての質問分けられてるの好き 興味本位で覗いたらなかなかすごいスレで草
このスレのせいでもう.LIVE組を純粋な目で見れない・・・いや.LIVE組だけじゃないけど ようこそ、その純粋ではなくなった目で見て湧き上がった妄想をドンドン置いていってくれ
ただし余所への持ち出しはしないでくれな! ワイも上にある好感度調整通報いいねの件で、馬引っ張りながらも「私だって…」って言ってるシチュで妄想できるくらいもう染まってるわ 昨日はすっかりスルーしてたけどピノ様わざわざ馬の通知入れてるのか……ふーんなるほど トーナメント参加者に抑え込まれて無理矢理靴下を履かされる馬か 「アイドル部の子達と一緒に食べるからポッキーとプリッツ買ってきて」とシロちゃんに言われ
お菓子係として奮発して13人いても食べきれないほどの量を購入するばあちゃる
ふと冷静になってやり過ぎたと冷や汗をかくが「まあ明日とかに回せばいいっすよね」と思い直し
本来持ちきれない筈の荷物をシロちゃん達のもとにお届けしようと次元移動能力を用いてパッと移動したところ
そこには【馬が買ってきたポッキー&プリッツ消費しきるまで馬とポッキーゲーム終わりま1000】の垂れ幕が あの馬面でポッキーゲームしてるの想像したらシュールすぎた 違和感を感じ、目が覚める。
視界は暗闇の中。
体が動かない。だが、この違和感に比べればどうだっていい。
下半身に来る性的快楽。違和感の原因はそれであった。
身動ぎできない。手は頭の上で縛られ、足は何かが乗っていて動かせない。また、寝起きである為に力が入らない。
何も見えない。これは部屋が暗いからという訳ではない。ご丁寧にマスクを外した後に布で目元を覆い隠されている。
唐突に、口元に柔らかい感触。口の中に何かが侵入してくる。されるがままに蹂躙される。強引で、呼吸を忘れる。捕食される。己の視覚がない為、感覚が研ぎ澄まされる。
ふと、口の中に入った何が出ていった。解放され、酸素を取り込もうと体が動き出す。
しかし、再び、口が塞がれる。それは少し生暖かい液体と共に。口移しで無理やり液体を飲まされる。息が出来ずに、噎せる。苦しい。一体自分は何をされているのだろうか。考える暇もなく、意識は闇の中に。
朝になったのだろうか。
少し倦怠感を感じながらも体を起こす。
適当に朝食を取って、見慣れた服装を着て、職場へと赴く。
気の所為だろうか。
激しい夜だったね。
そんな言葉をかけられた気がした。 トッポをチョコでコーティングしてトッポッキーって商品名で売り出せば
トッポ派もポッキー派も平和なのでは ばあちゃるを俺でコーティングして俺ちゃるって商品名で売り出せば
ばあちゃる派も俺派も平和なのでは Q:あなたにとってシロちゃんとは・ばあちゃるPとは?
A:シロちゃんは優しく包み込んでくれるお布団、うまPはいつもみんなのことを見守ってくれている空、って感じです。最強です!!!
Vティーク Vol.2のイオリンインタビュー
最高にイオリン Vティークホント買って損はないぞ
個人的に馬へのコメントは牛巻とピノ様が好き 馬とたまちゃんの絡み完全に父と娘やんけ…
最強の夜桜たま万歳… 「フォローするのすごく大変だった」って、つい声を荒げるほど頑張ってフォローしたのか なとなと
「反省してばあちゃるのきもちになりなさい」って、なってるのはむしろ君の方ではないのか なとなと もちにゃん たまちゃん なとなとの3人があつい
ちょうど昨日ばあベロスが誕生したから3人を相手にできるやろ もともと分身できるのは過去動画で証明されてる
つまり3人と言わず全員相手にできるぞ うまーじゃん良かったな
たまちゃんが子どもに語りかける風に話す所最高だった 良い牌が来たときの「おっ」がハモるところとか
録画馬なのに「聞いてますか?」って確認した挙げ句「そっちが聞いてきたのに」ってこぼすところとか
もう完全に隣合ってる男女の会話にしか思えんのが最高 ようやっとうまーじゃん見る時間作れたけど最高すぎる
白馬一筋だったけど桜鍋に目覚めた男になった >>901
半年前のはネタ抜きに辛辣っすね、完全に ねぇ馬P知ってた?
めめめって電子の存在なんだよ
気が付いたら白い空間でずっと一人ぼっちだったの
それからシロちゃんに出会ってアイドル部に入って
もう一人ぼっちじゃないんだなって...毎日が楽しくて充実してるの!
だけどねたまちゃん達がたまに家族の話するじゃん?
それがねちょっとだけ羨ましいと思っちゃうの...ごめんやっぱなんでもないや
はーいはいはい!ばあちゃる君が、めめめめのお父さんにね!なってあげますからね!
え?いらないって!マジンガー えっぐぅ
まぁねどっとライブ話皆話し家族みたいなもんですからねはいはいはい 金馬は最近供給がないな……
絡みは馬からの顔文字リプとうまーじゃんのときの
「うまぴーいいところみせてください!!」ツイートくらいか ごん馬と言えばこの前の雑談配信でごんごんがチラッと馬を描こうと思ったけど難しくてかけなかった的なこと言ってたな
馬になついてるのがよく分かる感じで良かった ばあちゃる学園に関する馬の情報って今まで何があったか……
もちにゃんが少し前に口の中が痛いから馬にメンテしてもらうと言ってて、
学園長という話がふたふたが公欠貰った話から出て、
もちなとコンビから校内新聞に落書きされて落ち込んでる情報が出て
だいぶ初期のイオリンの用務員云々は……アレはイメージだったか? ココ最近の騒動で忙しくて苦しい馬を見て助けたいけどどうしようもなくて悶えるシロちゃん下さい。(白馬組戦友勢) たまちゃん専属のプロデューサーとしての馬を書こうとしても、ひたすらシロちゃんが出てくる現象に陥っています。
シロちゃんが毎回別れた後で気付くパターンをしていて、自分の表現力に絶望する 久しぶりに学園ほのぼの白馬
授業が終わり、何時ものようにウビバと二人で家に帰る……そう思っていたのに
そんな平穏な日々に終止符が打たれてしまった
ばあちゃる「あー、ばあちゃるくんちょっと用事あるのでシロちゃんは先に帰っててくれませんかね?」
シロ「え、先生に何か頼まれたの?別にシロ待っててもいいけど……」
ばあちゃる「いやいやいや本当に大したことないのでね、シロちゃんはもうばあちゃるくん待たずとも帰ってていいですよー」
声に焦りを感じ、足早に何処かに向かうウビバをコッソリと尾行すると
あの女の子がいたのだ
なとり「やっぱり、貴方なんですよね。ばあちゃるさん……いや」
「兄さん……」
ばあちゃる「・・・」
シロ「え……兄さん?」
ウビバはシロのお兄ちゃんの筈なのに、どうしてなとりちゃんが・・・
様々な思考が頭の中でグチャグチャに駆け回りながら早々にその場を立ち去るしかなかった ほのぼのって言っておいて数行後に終止符打たれてるの好き ほのぼの。
差し入れなのだろうか。
八重沢なとりがコーヒーとクッキーを机の上に置いてすぐどっかへ行ってしまった。なんか少し微笑ましい。
さて、この菓子とコーヒー、頂いても良いだろうか。とりあえず、クッキーを口にする。
美味しい。砂糖の味と、あと何の味だろうか。もう1つ食べよう。今度は味が前のと少し違う。どうやら、隠し味の風味は数枚限定のようだ。ん、口の中に異物感がする。
口から出てきたのは、髪の毛。彼女の毛だろうか。うっかりしているなぁ。料理をする彼女を思い浮かべる。
コーヒーを頂こう。彼女が入れてくれたコーヒーは甘いだろうか、苦いだろうか。どちらでも自分は好きだ。
コーヒーを飲んだからか、少し、眠くなる。疲れも溜まっただろうし、少し横に、なろ、う。 空がまだ完全に明るくなっていない時間私、金剛いろはは自分がセットしたスマホのアラーム音に起こされた。
「やば…」
体ごと布団から起こして薄暗い中音を頼りに枕元のスマホを掴み薄い
液晶の明かりに照らされたところでようやく自分の状況を理解する、液晶の中の針はまだ午前5時をさしていた。
普段の自分であれば間違えてアラームをセットしたと考え2度目の惰眠へと意識を持って行くところだが今日ばかりは寝坊と言える時間である。
神主の奥さんに怒られる前に私は手早く髪をまとめ身だしなみを整えに洗面所に向かった。 「遅かったね、私はあなたのスマホの音に起こされたよ」
「げ」
いろはが身支度を済ませていつものような短いスカートの巫女服を模した服装でなくきちんとした巫女服を着ている最中に、
襖から影もなく現れ開口一番私の遅刻を皮肉ったのは、我らが神主の奥さん、もといいろはのお母さんである。
「げとはなんだ、いいから掃除。ほらあなたは雑巾かけてそのあと賽銭回収しといて」
「はいはーいすぐいきまーす…」
さらっと彼女から言われたその言葉こそいろはが今朝早起きした理由、そう今日は月に一度の大掃除なのだ。
元々この金剛神社は代々第3土曜に大掃除をする事で賽銭を稼げる月末までにはある程度綺麗めな雰囲気を醸し出して参拝客を呼びこみ
それが終わるとあとはもう適当に草も生え放題石も荒れ放題のものぐさ極まる習慣があり
それがたとえ月末に向け綺麗にしたとしても参拝客など正月や酉の市などの行事を除き滅多に来ない今の時代となっても受け継がれてる。
個人的には先祖から適当な性格は変わらずいろはとしても「1日で終わるならまぁ…」という気分になれるので
朝早くから叩き起こされこき使われるのだとしても決してよくはないがほかの神社に比べればましと思っている。
「終わった?じゃあバケツここに置いておくから」
「ちょっ、ちょっと待って…っていないし…話聞かないなーもう…」
呼び止める暇もなく掃除用具だけさっさと置いてどこかへ去った彼女の背を見ながらいろはは長い廊下と窓の拭き掃除の準備を始めた。 「よ〜しこんなもんかな〜!!!あとはお賽銭っお賽銭っ」
掃除を始めた頃はまだ朝だったのに終わる頃にはすっかり日が昇りきって昼時になっていた。
額に伝う汗をぬぐいながらあとはお賽銭を運び数えたのちにそれを資料に書き込んだ頃にはキリもよく休憩を取ることができるだろうと考えていた。
「えぇーと、賽銭開けるのはこっちで…いや待ってめっちゃ多くない…?」
いくら人が来ないと言えど一か月間の間では小銭もそれなりの量になっており
普段はお守りを渡すレジのような場所になっている屋台で机にコインケースを乗せ地道な作業で小銭を数えていく。
「ひのふのみのよの〜ぐっ…」
元々肉体労働でヘタれた体に細やかな隙間を見続ける作業はきつかったようで一瞬目の前が灰色のフィルターを通したように霞んだ。
これはいかんと思い先ほど自分ではき掃除をした神木のある方を眺めようと目を向けると
「_____________!?」
ふと視界の端で何か大きなものが動いた気がした。神主さんだろうか?いやこの時間は挨拶回りで神社にはいない、仮にトラブルがあり戻ったのだとしてもいくら私相手でもこちらに連絡くらいは入れるはずだ
………………………………多分。
「もしかしたら賽銭泥棒かも…」
自分で呟いたその可能性に少し怖くなるが仮にそうだったのだとしたらこの神社で対処できるのは私しかいない
私には鍛えた成人男性でも軽く拘束できる、そんな少し特別な事情からくる自信があった。
「よ、よぉし!!!こいやー!!!」
と意気込んで屋台から外に出ようとしたはいいものの焦っていたせいか客とカウンターを分ける仕切りの存在をすっかり頭から消しており
飛び出そうとしたところで思いっきり下腹部に板をぶつけ頭から目の前の草むらに突っ込むハメになる。
「いたぁ!?あぁ!?!?数えたお賽銭!?!?」
不幸はこれだけにとどまらずぶつけた拍子に少なくない数のお賽銭が地面に散らばってしまい拾い直して数え直しとなってしまった。いろはが涙ながらに賽銭を探していると
_____________ぬぅっとどこからかスーツを着た大きな体の男が目の前にしゃがみ込んできた。
ぎょっとしてそちらの方を見ると青のスーツを身に纏い白のスニーカーを履き同じく白の手袋をつけた男がいる。
しかしそれら全てをかき消すほどに特徴的なのはその頭に付けた「馬のマスク」である
一見するとただの不審者よりも圧倒的に恐ろしい風貌ではあるがいろははその姿に安心した。
「な、なぁんだ馬Pか…来るなら連絡くらいくださいよ…何しに来たんですか?」
馬Pと呼ばれた彼「ばあちゃる」はいろはの通う学園で学園長を務めておりなおかついろは達アイドル部のプロデューサーを兼任しているというちょっとした偉い人である。
もっとも普段はそんな立場を感じさせるような厳格な雰囲気はないのだが…
さきほど驚かされたことといろはは個人的に彼のことがあまり得意ではなかったために少しだけキツイ口調で思わず声をかけてしまったが
彼は特別気にした風もなくいろはの方を一瞥すると片手を振り再び何かを拾うような仕草を…あっ
「あっごめんなさい…!!!拾うのやりますからいいですよ!!!」
「いやぁまぁはい」
聞いてるんだか聞いてないんだかよくわからない返事をして彼はただ黙々と、こちらを見ることさえなく落ちた賽銭を機械的に拾い続けていた。
いろはも彼の隣にしゃがみこみ溢れた硬貨を拾いながら「彼のこういうところが苦手なのだなと」考えていた。
彼は自分の行いに見返りを求めない、より具体的に言うならいろはやほかのアイドル部やシロちゃんを助けるとき、普段ふざけている時と変わらぬ態度でいる。そこには善と普通の間の振れ幅がないように思える。
プラスもマイナスも関係ない彼の善行はいろはにはそれが無感情であるように思えて少しだけ彼のことを怖いと思っていた。そんな後ろめたいことを考えながらさきほどまで彼のいた方を見ると彼の姿はなかった。
もうあらかた集め終わったのだろうか?そんないろはの疑問に答えるように後ろから声がする。 「これ集めたのここに入れれば大丈夫っすか?」
「えっあっはい、そこに並べてくれれば…あの、ありがとうございます…スーツ汚れちゃってないですか?」
「あぁ大丈夫っすよこのくらい洗えば落ちますから」
「ご、ごめんなさい!!!!!!よければいろはが洗って返しましょうか…?」
言ってからどう神主さん達に言い訳しょうか…いろはのせいで馬Pのスーツが汚れてしまったとバレれば確実に怒られる…という思考で埋まってしまいこんな時でも自分のことを考えてしまうことに自己嫌悪する。
しかしそんな風に落ち込むいろはに彼は特別気にした風もなく
「いやぁ男物のスーツが嫁入り前の女の子の洗濯物に紛れ込んでたなんてお家の人にバレたらね、ばあちゃるくんクビになっちゃうんでね、ここだけの内緒のお話にしといてくれるとありがたいっすね本当にね」
といつものように本気か冗談か判別しにくい軽口を言った。思わず少しだけ笑顔になると彼はじっとこちらを見つめてきた。な、なに….?まさか普段は見せない儚げな笑みに惚れた…いやないな、この人に限ってそれだけはない。
時折失礼極まる参拝客からやれ怪鳥だの悪霊だのに例えられることがあれどいろはとて普通のうらわかき乙女であり
男性の視線にあまり慣れてはいなかったため混迷する思考の中無意識のうちに昔グラビア雑誌で見た謎のポーズを決めていた。
「あの?なにしてんすか…?」
「はっ!!!いややだなぁ馬P首の後ろに虫がいた気がしただけですよはっはっはっ!!!そんなことより馬Pこそなんですかジロジロ見て!!!セクハ…でもないですけど流石に少し困るというか…」
「あぁいやはいはい、すみません。足カウンター?みたいな所にぶつけてたみたいっすけど怪我してないかなって、大丈夫っすかね?」
なんということだ、少しでも邪な方に行った己の思考を恥じたい的なやつだこれは…
「いやいや全然大丈夫ですよはっはっはっ〜ほらこの通りなんともないですからね!!!」
言いながら勢いよく巫女服の裾をめくり馬Pに膝を見せる。
自分でも確認はしていなかったがぶつけた膝はほんのり赤くなっているだけで本当になんともなさそうで、少し安心した。
馬Pの方も安堵の様子を見せゆっくりと視線を逸らした…?
………………あっ
わかっちゃった…自分から長い裾まくって足見せるとか痴女か!?!?
いやそれを言ったら普段の方が露出は多いわけではあるがそれにしたって今の状況を側から見たら善良な男性相手に生足を見せつけ誘惑するただの変態の図である。
「馬Pあのこれはその違くてですねあの」
「あーいやすみませんでした…」
「謝られると余計に酷くなるのでやめてください…!!!」
結局お互い(というかいろはが落ち着くまでに)一時間ほどかかった。 「それで結局今日は何をしにきたんですか?」
馬Pになだめられだいぶ落ち着きを取り戻せた頃、聞けずじまいであった質問を投げかける。
「いやぁはい、あのーお母様かお父様にちょっとお話しがありましてね、ちょっと顔出し的なアレですねはい」
相変わらず語彙力の薄さが透けて見える回答ではあるが人の親に様づけするなど
妙なところでサラリーマン気質を発揮する彼の言葉は聞いてて面白いと思った。
「お話しっていろはに関係あることですか?」
聞いた後にまぁそれ以外の用事はないなと思い立ち無駄な質問をしてしまい場つなぎに適当なこと言われたと思われたのでは…と少し不安になる。しかし
「いや、あんまり関係ないっすね。こう普段のお礼をーって感じで」
予想に反して彼の答えは否定だった。 「普段のお礼?神主の奥さんそんなに馬Pになんかしてたんですか?」
「いやぁまぁはいはい、気になるようなら一緒にその場にいますか?多分あんまり面白いもんじゃないって思うっすけど…」
おっと?予想外の展開である。馬Pは普段の放任主義からなのか基本的に大人たちと話す様子をいろは含めアイドル部に見せることはない。
これはもしや貴重な馬Pのビジネスモードが観れるのでは?あとで部内でいじり倒してやろう、などとあくどいことを思い立ち一も二もなく返事をした。
「聞きたーい!!!です!!!」
「そっすか、じゃあまぁ行きましょうか」
もっと渋るかと思ったが案外あっさりと快諾した彼の後を追いながらいろははコインケースを素早く片付けその場を後にした。 「おかえりいろは遅かったね、ってうわばあちゃるさんじゃないですか。来るならそうと言ってくだされば色々ご用意したのに」
「ちょっと失礼なこと言わないでよ、わざわざきてくれたのに」
「分かってますよ、とりあえず客間にご案内しますのでまた歩かせて申し訳ありませんが…」
「あー近くの部屋でも全然…」
「神主の奥さんあんまり話聞かないんで別に気にしなくていいと思いますよ。大人しくついていきましょう」
「聞こえてますよ」
「げっ」
はぁとため息を目の前でつかれそれをなかったかのようにたったいま会ったばかりで馬Pを困惑させるほどの強引さを見せた神主の奥さんは前を歩き出した。
ふとその足が止まりその手が右を向きとある和室の襖を左右に開けた。
「じゃあここでお待ちください。何もご用意できてませんがお茶くらいは飲んで行ってください」
「あーはいはいお気遣いなく…どうせマスク脱げませんから」
「何ですかその言い草?呪われてるんですかそのマスク」
「いろは、変に人の事情に立ち入らないでください、わかりましたじゃあこのまま失礼いたしますね」
「へーい…」
相変わらずというかなんというか馬Pと神主の奥さんの間には謎の信頼があるような気がする。
事務的な挨拶とやりとりを始めた彼女たちを見ながらいろはは会話に混ざることもなくただぼーっと馬Pが以前訪ねてきた時のことを思い出していた。
そういえばあの時なにか馬Pと約束ごとをしていたような気がする。気のせいだろうか、だがたしかになにかを一緒に見ようと…
「ゴンゴン?大丈夫っすか?やっぱさっきの痛みがあるとか?」
「えっ?…あぁいや全然ですよ。ただなにか、前馬Pいろはに約束ごとしてませんでした?それがなんだったか思い出せなくて…」
気づくと怪訝そうな顔で(と言っても中身は全く見えないが)こちらを心配してきた馬Pに対しいろはは思ったままのことを伝える。
唐突なものであったにも関わらずそれに対して馬Pは特別覚えてることはないっすね、すんませんと普通の返答をしてくる。
やはりこのひと感情死んでるのでは…とやや失礼なことを思い立ちながら礼とお茶を自分用に淹れてくる旨を告げその場を一旦離れた。 戻ってみるともう話は終わったのか馬Pは机に広げていた資料のようなものを自分の鞄に入れていき帰る準備を整えているようだった。戻ったいろはに気づいた馬Pは
「あぁ、ゴンゴン。ちょっと今日持ってこれなかった資料とかあるんで今度またお邪魔しますんでね、その時は一緒におはなし聞いてくれるとありがたいっすね完全にね」
といろはに伝えるつもりであったのであろう伝達事項を告げて来る。
わかりました、と返事をしながら後ろに「見送りぐらいはしろ」という無言の圧を後ろから感じ(主に神主の奥さんから)鳥居の場所まで案内することを馬Pに提案すると
「あぁ、ありがとうございます。じゃあ一緒にそこまで行きましょうか」
と特に言外の圧に気づいてる風もなくいろはのその言葉を了承した。
不慣れながらも客間から帰る道ぐらいはわかるのか、いろはの前をしっかりと歩き出した彼を追いながら何か話すべきか考えていた。いろはとて無言に慣れていないわけではない。ただ馬Pにだけはあまり気を遣わせたくないという謎の感情があった。
この感情がなんなのかはわからないがそれはきっと今前を歩いている、しかしながらいろはの歩くスピードに合わせて歩いている男との関係において重要なものであることは確かだった。
特別何かを話すわけでもなく鳥居のもとまでついたいろはは馬Pに来てくれた礼を言いそのまま帰ろうと思ったのだが
「あ、ごんごん。約束で思い出したことがあるんすけど。」
といろはの背中に声をかけてきた。
「な、なんですか改まって…もしかしてまだ足見せたこと…」
「や、そこはどうでもよくて」
「どうでも!?どうでもいいことないでしょーもう馬Pったらー」
「ばあちゃるくんがここきた時の話なんですけど」
「?」
「ごんごん、「かかってこいやー」とか言ってたじゃないですか」
「…あ」
これはいかん、そりゃそうだ。不審者を発見したと思った時にあまつさえそれを撃退しようとしてたことがバレたら彼の立場からすればそれは説教ものだろう。
自分の身をもっと省みろ、そんな風に説教をされることを覚悟したら
「ばあちゃるくんはね、ごんごんのこと大事に思ってるんで。あんまりああいう風にね、逃げも隠れもしない!って感じで危ないことされると悲しくなっちゃうんでね。できるなら今度からやめてほしいっすね。それを約束したいなーって。」
「お、おぉう…」
思ったのと違った対等な立場からの素直な物言いはいろはにとって予想外で、そしてとても反省を促すものだった。
「分かりました…もうしません…」
「や、そうしてくれるとハイ、俺も嬉しいっすね。指切りげんまんっすね」「なんですかそれ、古いですよ馬P」
「まぁじんがー!?古いとかあるのかこれ…」
鳥居の下つかず離れずの距離でお互い指切りをする振りをしながらそのまま後ろを向き階段を降りていく彼を目で追いながらいろはも神主の奥さんの掃除の手伝いをしに戻った。
まだ長い一日になるだろうという予想をしながら彼との先ほどの約束を忘れぬよう思い出していた。 着地点見失ったしCPなのかどうかも怪しいけど個人的に悪友感のあるごん馬が好きなので書かせていただきました 近頃供給の無い中でこれだけのごんごんと馬のSSを書けるとは、とんでもないやりおるマン レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。