ほのぼの。

差し入れなのだろうか。
八重沢なとりがコーヒーとクッキーを机の上に置いてすぐどっかへ行ってしまった。なんか少し微笑ましい。

さて、この菓子とコーヒー、頂いても良いだろうか。とりあえず、クッキーを口にする。

美味しい。砂糖の味と、あと何の味だろうか。もう1つ食べよう。今度は味が前のと少し違う。どうやら、隠し味の風味は数枚限定のようだ。ん、口の中に異物感がする。

口から出てきたのは、髪の毛。彼女の毛だろうか。うっかりしているなぁ。料理をする彼女を思い浮かべる。

コーヒーを頂こう。彼女が入れてくれたコーヒーは甘いだろうか、苦いだろうか。どちらでも自分は好きだ。

コーヒーを飲んだからか、少し、眠くなる。疲れも溜まっただろうし、少し横に、なろ、う。