Rの避難所〜☆Starry night☆〜 [無断転載禁止]©bbspink.com
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あそこ運営自体ダメになったってTwitterで言われてるの
復活しなかったらどうしよ?
ほのぼのえっちさんw あ、ここがおい口?
俺もはじめてだ
ここは回りに見られてんだよね? あ、ここがおい口?
俺もはじめてだ
ここは回りに見られてんだよね? マジか
まあそうしたらメールでやり取りするしかないよなあ
ま、繋がる方法はどうとでもなるとして、会う場所だよね
って、そっか、w
まあ見てる人もいないと思うけど
ここは話し終わったら消せるの? で、ちょっと今日頑張りすぎちゃってw
ダウンしたらごめん
今日はもともと、ゆっくり会おうって決めてたんだ 消せないよー
dat落ちを待つのみー
会う場所は今探してる
似た感じのとこ
明日まで様子見てみよか
うんうん、疲れたでしょー
ここ来てくれただけでも安心したから
いつでも落ちて大丈夫だからね
ほんと?嬉しかったー
りょーくんへの愛がからだを駆け巡ってるよ ほんとはあっち行くつもりはなかったんだよね
でも見付けたから連れ出した
ほんとは昨日のほのぼのさんwと伝言の約束を取り付けようかと思ってたんだよ
ってここじゃ喋れないこと多いからうまいこと説明出来ないんだけど
そのほうが、今はいいのかなーと思ってさ
もちろん、元々いた場所は残したままね
で、ありがとう
そうだね、明日まで様子みよう いる気がしてアピールしたのw
違ったら嫌だし確信が無かったけど、思い切って出て良かった
今まで二人きりぬくぬくと落ち着ける空気に慣れてて
だからまだそわそわしてる
久しぶりの感覚で楽しかったけど
早く復活しないかなぁ 俺もそわそわしたよ
でもそのおかげで頑張れたってのもある
普段はほんと、りりに甘えきってるから、w
俺が最初に行った店、読んだ?
あそこで喋ったことに、一言付け足すと
だからどんな場所でも縛りつけておきたい、っていう話にして、って、やっぱ駄目だ
説明出来ないw
ね、早く復活することを祈る
ねえ、抱っこさせて ずーっとはしゃぎながらも
りょんwは、これ大丈夫かな?て心配もしてたw
でもその分、私も甘えきったよ
うん、読んだ
なんか嬉しくてw
久しぶりにりょんの嫉妬が見れたから
縛り付けたくて…なんだろ、ここだと難しいねw
閉鎖って言われてて少し心配
うん、抱っこして
ぎゅーって 嫉妬は80くらい、って十分かw
あとは、どうせバレてるし
俺の嫉妬を押さえるためってことで
あの場所でも繋がってたら
りりもちょっとは安心する部分が出来んじゃないかなーって
って、やっぱ説明難しいわ、w
まあその時はその時で考えよう
かわいい子抱っこ……ギュッ、
スリスリ、スリスリ
大好きだよ いいよー
りょんに全部を縛られてたい
説明ぜんぶ聞いてないし、よく分かってないかもだけど
どこでだって繋がってよ?
んー、むらむらしてきた
入れちゃう…
(ぬ、ぷ、ぷ…)
入れちゃったw
ぎゅっ、スリスリ、うん、大好き
愛してる
このまま寝よ? これで伝わるかな
もう、まんま俺!た!wで、まんま、りりりーを縛っちゃおうかと思って
こないだも話したじゃん
俺も、た も、りりのもんだって
て、あーー エッチw
やらしー音、、(ヌチュっ、ヌチュっ
りりが上?
おっぱい舐めさせて
ちくびに口をよせて、くちゅう……
チュッ……くちゅッ…
りりのおっぱい舐めながら、繋がったまま寝る
愛してるよりり w
勢いがあって、なんか伝わったw
うん、二人でセットでいようね
私も縛りつけたいもん、どっちも
それを具体的にどうするかー、なんていうのはおいおいだね
私たちのことだから、こうやって気持ちが確認し合えて
それに満足して終わるって事もじゅーぶんあるもんねw
りり上だよ
すごーく眠そうなりょんの上にまたがって腰をゆらゆらして、無理やり気持ちよくなっちゃう日w
んっ、おっぱい気持ちい…
りりの腰たくさん動いてるよ、りょんがイクまで
ヌチュっヌチュっヌチュっヌチュ…て
りょんのまぶたに、ちゅ、ちゅ
繋がったまま眠ろうね
愛してるよ、りょーくん
どこにいようと、りりもりりりーも全部がりょんのもの
おやすみ
ゆっくり休んでね?チュッ 俺達のあるあるだなw
俺としては、もう、昨日のりりか今日のりりかにって思ったよ
まあでも、それも途中までで、途中からは、今日は特例、こういう遊び方だな、って割りきって過ごしてたり
まだから、正解もなんも分かってはないw
あ、よく分かったね
うん、もう瞼があいてない
でも 、上になったりりみてたいから、目あけて、目があった瞬間、
……あ、、いく
おやすみりりー
りりもゆっくり休んでね
ギュ あっ…
りょんの、どくどく、中にきてる…
うれしくて幸せで思わず唇にすいつきながら
キュンキュン締め付けて
一滴も漏らさずにぜんぶ中に飲み込んでいって
はあ…
心も身体も、文字も、りょんに甘く縛られて
このまま一緒にくるまって眠ろうね…チュッ
愛してる
りょんのこと、愛してる
おやすみなさい、ぎゅっ >>26
チュッ
うん、私もあいしてるよ、、りょーくん
すごく愛してるの
ギュ りりーはエッチだなあ、、はあ、っ…
りりん中めちゃくちゃ気持ちいい
…奥まで入れたまんま、ギュッと抱きしめて
寒くないようにね
おやすみ
またね あー
めんどくさーい
やっぱりああいう流れ苦手ー
●ヽ( ・ω・`)ノ●
●ヽ(・ω・`)ノ●
●(ω・`ノ●
(・`● )
(● )ノ●
●ヽ( )ノ●
●( ´)ノ●
( ´ノ●
( ノ● )
●´・ω)
●ヽ( ・ω・)●
●ヽ( ・ω・`)ノ●
見ないで寝なきゃw
んー . ∧_∧__
/(´・ω・`) /\
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 ̄ ̄ ̄
\パタンッ /
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| |/ あるぴゃかー!
(>⌒⌒⌒<)
((● ●))
( ( _人_ ) )
( U )
( ^ ^ )
(^ ^)
( ^^ ⌒⌒⌒⌒ヽ
(^ ^ ^ ^^ )
ヽ ^ ^ ^ ^ ノ 眠れにゃい…
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|-イ\|| ( ・ω・`) |
| ヽノ||ノ ̄ ̄ ̄ヽ |
| // |||| ミ .|
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| へ|ヽ____ソ
|-イ/|
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|| |⊂ つ.| ||
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+ 。 o ゚ , 。*
。 明日もいい日で* *
ありますように
☆ ゚ o ゚ , 。 AA探してたら和んで眠たくなったw
Oo。..:*・(u ω u^人)オヤスミニャサィ・*:..。oOなさい 体やこころが、少しでも辛くない日々を送ってますように
何も分かってなくて
なんの力にもなれなくてごめんね 来たよー
間違えないよう仮名いれとくね
やしかし今日超ー眠くてさ
(o´エ`o)
寝落ちしたらごめんw 念には念をでぜんぜん関係ないP!w
あでも、もうタイトルがRなのか
したらR2にしよう R2ってあっちでなんかヤバめの渾名の人いなかった?w
R1にしておいたら?w あ、そうだ
やばい寝ぼけてるわ、w
て、まだまだあるね
どう埋めようかね 私も寝ぼけてるよー
なんだろね気圧のせいかな
なにして埋めようねー
あ、たーちゃんやってよ、たーちゃん 絶対気圧
今片目でレスしてるよね
俺の右目、負けんな、頑張れ !w
て、たーたちゃんw
新しいね
なんか、なんか、悪 く な い 、w
昔のサンリオキャラクターでさ、ターボーっていたよね わたしはまんちゃんに攻撃受けながらだから
なんとか目が覚めてるw
17時のご飯だ…でも起き上がりたくない
たーちゃん、あり?w
たーたちゃんっ
いた、みんなのターボー
あれ途中から禁止になっちゃったよね
知的障害のなんとかかんとかで もうそんな時間かー
俺も飯食わないと
今日まだ一食も食べてないや
うん、なんか、優しい気持ちになれるw
君の事はなんと呼んだらいいんだい?キラ
あー、そんな噂あったね
かわいかったけどなあ
たまにケロッピみたくなる
なんか色々いたよね え?食べないと!
水分はちゃんと摂ってる?
シー….しいな…しーなちゃん?w
可愛かったよねー
ケロッピ大好きだったなーサンリオの中で推しはケロッピ
次にごろピカドン
次にタキシードサム
たーちゃんは? うん、ポカリとミルミル飲んだ
なんか食欲なくてさー
でも夜はちゃんと食べるー
シーナで椎名かロケッツが浮かんだ
あ、林檎ちゃんとかは?
リンゴちゃんのリンちゃん
ピカドン、タキシードサム、見たら思い出すかなあ、、
サンリオシリーズそこまでだったんだよね
親もさ、あんたの顔に似合わないとかいって、あんま買ってくんなかったよねw
どっちかっていうとミッフィーが好きだった たーちゃん、寝てー
わたしもいい加減ににゃんにご飯あげて
さらにご飯作るー
またここで遊ぼねー
チュッ
ミッフィー!似合う気がするw ありがとー
うん、ここ遊び場にしようね、(´ 3`)
またなあ ピカドンとタキシードサム見てきたw
懐かしいなあ
懐かしいものを見るのっていいよね
また懐かし話しようね そうだよーおじやとかうどんとか消化の良い物食べてね
ゆっくり休んでねー
おやすみー おはよう
あ?ああ、今日からの子ね?
えーっと……名前は?
あ、本名じゃなくていいよ。
ここに居る子達のほとんどが偽名だから。
で、まあ客を取る前にさ、
一応何となくの流れを把握しておいた方がいいと思うんだ?
ほら、ヘタ打って客を怒らしても後が面倒だし、君も……
……まあ処女って事はないだろうけど w
いやそれはそれで高値は付くんだけどね?
まあまあ、取り敢えず、
(一通り説明するとソファーを立ち上がり)
行こうか
すぐそこのホテルだから、徒歩で行ける
下まで連れてくよ (それはまだ人々が『愚』という貴さ〈とうとさ〉を持っていて、世の中が今のように激しく軋み合わない時代)
(殿様や若旦那ののどかな顔が曇らぬように、御殿女中や花魁たちの笑いの種が尽きないように、
茶坊主や太鼓持ちが立派に職業として存在していた。そんなのんびりしていた時代)
『美しい者は強者で、醜い者は弱者である』
(そんな暗黙の哲学が、世の中にも芝居や小説の中にも当たり前に存在し
それが高じついには、人々は生まれついた身体に絵の具を注ぎ込み、その芳烈〈ほうれつ〉で絢爛な刺青を肌の上に躍らせる事が粋とされた)
(そんな中でも、浮世絵上がりの若き刺青師の清吉という男がいた。名だたる役者、花魁、御殿住まいの旦那たちから注文を受けては、その腕をふるい数々の見事とされる絵を彫って来た)
(その若い刺青師は今日もプラプラと町を歩きながら、その景色の中に映える彩り深い町人たちの肌の上の刺繍を見流して)
世の中こぞってみんな
入れ墨が立派なかご屋に乗りたがり、吉原の女郎も美しい刺青の男を色にする
カタギもんじゃないのはもちろん、今じゃ侍までが墨を入れてはそれを誇り合ってる
俺も随分と請われては彫って来たもんだが
それでも…ずっと満たされない
(細い襟首、足首、手の首…着物で隠された奥にある女の、僅かに開け放たれた肌に目をやりつつ、胸の奥に疼く〈うずく〉欲望を燻らせていた)
おれの積年の欲望
それは…たった一人の理想の女に、その女の白い肌に
おれの筆と針におれの魂のすべてを注ぎ込んで絵を描く事だ 《おれが刺青を入れてやる相手は例え男だろうと、おれ好みの肌と骨を持ってなきゃいけない》
(その見事な腕前をふるう相手は選ばれた者たちだった)
(眼前に寝そべる立派な躯体の男が、針を一刺しするたびに苦痛の呻き声をあげる。
そのたんびに、口元をうっすらと持ち上げてはこう言う)
お前さん、男ならそんな情けねえ声出しちゃいけねえ
ほらまだまだ墨は半分も入っちゃいねえんだ…
(さらに刺青のうちでも、ことさら痛い朱刺し、ぼかしぼり。それらを用いることを大いに好み)
(半死半生のていで起き上がれずにいる客に)
さぞお痛みでしょうなあ…
(深紅の血を含み膨れる肉のうずきに堪えかねて涙を流す者を
そう言って冷ややかに見ては、心の奥底で言い知れぬ心地よさを感じる癖(へき)があった) (その頃、齢は十五ほどになる娘がいた)
(生まれながらにして器量良く、町人の娘ながらゆくゆくは
大奥入してお殿様の側室か、はたま世に名を響かせる名太夫かと謳われる評判の美しさだった)
(けれど娘自身はそれらの賞美を得ても、自分を褒め称える言葉として、そんなつまらない例えはないと思っていた)
…お殿さんの妾も、花魁もつまらない
(幼い頃から抱えてきたふつふつとした滾り〈たぎり〉。それが何なのかは分からずとも
周囲の者たちが口にする夢のような話は、自分にとってはちっとも夢ではいことだけははっきりとしていた)
《私ももうすぐ十六になる
このままどこかのつまらない男の女房にでもなって
このなんともいえぬ満たされない想いを、老婆になるまでくすぶらせて生きてくのかしら…》
(親の用事に着いてきた店屋の前。そこに停められた籠の中で待つ間、するりと足を崩しては
そんなもの憂げな気分を持て余していた)
(その白い足先を、籠ののれんの下から漏れ出るように覗かせて…) (同じ日、清吉も用事を足しに町にいた)
(この数年…少なくとも4年ほどは、己の理想の女を探して道行く者たちを値踏みするのが習性となっていて
この日も同じように、主だった用事とは別にその鋭い目を流して走らせていた)
それが今日ってこともあるまいな
(諦め、というより期待をしていないのかも知れない。ただ執念のような習慣でその目は道行きを探す)
(ふ、とその目が捕らわれて止まったのは、その時だった)
…見つけた。
(思わずそう独りごちて、足が動かなくなる)
(籠の暖簾のすき間から覗く、その足)
(親指から立ち小指で終わる五本の指の整い方、
絵の島の海辺で獲れるうすべに色の貝にも劣らぬ爪の色合い
珠のようなかかとのまるみ、
清き水が絶えず滴り洗っているかのような皮膚の潤い)
見つけた…ついに見つけた
この足こそは、やがて男の生血に肥え太り、男のむくろを踏みつける足だ…。
(興奮が震えになり、やがて足を地から浮かせたように感じながらも、清吉はその「足」を追った。
かご屋の男たちがその駿足でそれを運んで行ってしまうのを、必死で追いかけた)
まて…待ってくれ…っ
それは、おれの…
おれのものだ…!
(思わず片手を伸ばし、視界の先にあるそれを掴むよう空を掻く…)
待ってくれ…!
(けれどそれはあっという間に。一丁角を曲がった途端に、清吉はその「足」を見失った) (その日からおよそ一年の月日が経ち)
(齢十六になった娘は深川に居た。)
(ある屋敷の庭木戸の前でちょいとつま先で立ち中を覗うと、男が楊枝をくわえて濡れ縁に腰掛け、鉢を眺めているのが見えた)
あのう、すいません
(そう声をかけてから男がこちらを向いた気配を待つと。袖垣を越えて敷地内へ入り)
辰巳の使いでやってまいりました
姐さんから、これを親方にお手渡して裏地へ絵模様を描いてくださるよう
お頼み申せって…
(そう言って、手に持った鬱金色の風呂敷を差し出し、それを解いて見せた)
(中には女ものの立派な羽織と、一通の手紙) (その手紙の中には、くれぐれも羽織りを頼んだ末に、こうしたためてあった)
【使いの娘は近々私の妹分として御座敷に上がるはず故、どうぞ私の事も忘れずに、この娘も引き立ててやってください】
(手紙を元に畳み直しながら)
そうかい、どうも見覚えのない顔だと思ったが
お前は近頃こっちへ来なすったのかい
(清吉は娘の顔をじぃっと見つめた)
(年の頃は十六、七の筈なのに、その娘の顔はまるで長い年月を色里で過ごして来たかのような
その中で幾十人もの男たちの魂を弄んで来た年増のように、凄味のあるほど整っていた)
(国中の宝と罪が流れ込むこの都で、何十年と生きて死にを繰り返した、時代の美男美女
その全てと人々の夢がつまったような美しさだった)
…お前は、去年の五月か六月
平清という店屋から、籠で帰ったことがあるね
(唐突に、けれど確信めいた口調で娘へ尋ねる) (目の前の男は、奇妙な事を聞いてくる)
…はあ
(くすりと笑って)
あの頃はまだお父さんも生きていたから
平清へもたびたび参りましたのさ (娘を縁へかけるよう促し、備後表〈びんごおもて〉の台に乗せられた素足を仔細に眺めた)
(やはり、良く出来た足だ。精巧で緻密で細部にまでよくできている)
(その視線を、笑った娘の顔まで滑るよう持ち上げる)
ちょうど、これで足かけ五年だろうか…
俺はお前を待っていたのだ
顔は初めて見るが、お前の足には覚えがある (妙なことを次々と述べる男に、はて。という顔だけを向けてから)
…そいじゃ親方、わたしは早く姐さんのとこに戻って
使いの成行きをお伝えしなくちゃいけません
これで…
(そう言って縁より腰を上げる) 待ちなさい
(暇〈いとま〉を告げて帰ろうとする娘の、白く小さな手を取る)
(なるほど、足と同じようにこの手も清水に浸したように白く柔らかな手だった)
ーーーお前に見せてやりたいものがあるから
上がってゆっくり遊んで行くがいい
(大川に面する屋敷の二階座敷へ案内し座らせる)
(そこへ二本の巻物を取り出し、そのうちの一本を娘の前に繰り広げた)
(それは、古の殷〈いん〉の時代の暴君、紂王〈ちゅうおう〉の寵妃・妲己〈だっき〉を描いた絵であった)
(九尾の狐という悪名高い大妖怪が人に化けた姿と言われた世紀の悪女である)
(絵巻の中ではその妲己が、瑠璃珊瑚を散りばめた金冠を重たげに
その、なよやかな体を座にもたれ
薄絹の美しい衣服の裾をひるがえしながら置き台にその美しい足を放っていて)
(その手には美酒入りの大杯を掲げて、今にも庭で処刑される生け贄を眺めている絵だった) (目の前に毒々しくも美しい絵巻が繰り広げられると、ゴクリ…と喉が揺れた)
…親方…
(その瞳は絵巻を写して、一層輝きを増す)
(震える声で)
なんだってこんな…
こんなものを私にお見せになるんです…?
(そう尋ねながらも視線は絵巻に吸い込まれてるかのように離れない) (娘の様子をじっと見入る)
(唇が震えているようだ。だが…その顔はみるみるうちに絵巻の中の妲己の顔に似通って来た)
なんと…ははは!
(あまりの気分の良さに愉快げに笑うと、娘の顔を覗き込み)
(その面差しに向かってからかうように、耳元で)
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