職場にもよるが、当時の宦官は給金を使うところが限られてる
それでも宮中の方が金が貯まる

・食事 住み込みなので支給される。宮中では階級が上がると上等な食事が出るが
 下級職でも高齢者の主人付だと食事を残すので、高級な余り物をいただける
 貴族の家では粗末なものしか提供されず、足りない栄養分は町で買い食い
・服装 宮中は支給されるが貴族の家では支給されないので再生品のボロを羽織る
・住居 基本はタダ 入浴の施設がないので銭湯を利用するが、性器がないのが恥ずかしく
 利用頻度が低いため不潔になりがち(男性三助があかすりをするので性器がないのはやばい)
 宮中では神武門近くに民間銭湯があり、就職できなかった少年宦官があかすりしてくれる
 少年宦官による疑似性的サービスもあり、金に余裕がある中級以上の宦官に人気だった
・交通費 住み込みなのでゼロ
・娯楽 男性向けセックスサービスは利用できないので、飲酒かバクチか麻薬になる
 いずれもやらなければ金は貯まる
・学習 上を目指す宦官は個人教師に金を払って読み書きや論語などの教育を受ける
 唐代には宦官向けの宮中学習所もあったが、その後廃れたため、下級官吏並に
 読み書きできる宦官はそう多くなかった