死んだ母親の話。15年くらい前に親が離婚して姉は父に俺は母親に引き取られた。
母親は、まあ俺がいうのもなんだが子供っぽくてなんか天真爛漫な感じ?ヒスはおこなさいしいつもふわふわと笑ってる。
俺が中学生の時にでもまだ友達からはあの人お姉さんなの?とよく聞かれた。有名な女優さんに良く似てる。

ただ、頭のネジが何本も外れていてすごいおかしな人だった。
母親に預けられた幼稚園児の時から俺はあの人の奴隷、いや人扱いすらしてもらえなくなった。
小さい俺のお腹に座って爪で胸を引っ掻く。爪だと傷の治りが遅いし、傷を見るたびにずっと自分とこの行為を忘れずに居てくれるし、なにより自分だけの所有物という印のために傷を付けたようだ。

なんせ幼稚園児の頃から腹も蹴るし容赦なく全体重で身体に座ってくるし、その状態で爪で身体を傷つけたり顔をビンタ、グーの時もある。幼稚園児には大人の体重はあまりにも重すぎたから何回も吐いたし顔を腫らした時は学校とかも休んだ。
座りながらパンツを脱いで俺に「これ、綺麗にできる?」って口の中に入れてくる時なんか、それを咀嚼して汚れをとらなきゃいけない。
口の中が変な匂いでいっぱいになって吐きそうになったけど、繰り返すごとにその匂いと風味が病み付きになってしまった。