女権帝国【アマゾネス・サーガ】part5
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dion2ヶ月寄生もやっとおわったか・・・でもまた・・・
作者さんオツ!!書いてくれるだけでありがたい 黒太子vs英雄王がくるのか!アマゾネスがこの好機を逃すはずは。。男同士が争えば争うほどに女子の思う壺だ 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第6章 策謀(4)
「サマエルよ、割れたぞ、鏡が割れたぞ・・・」
「兄弟よ、割れたのは鏡だ、『鏡』ではないぞ・・・」
「そうなのか、サマエルよ、俺もまだまだだな・・・」
ここはいつ・・・?
ここはどこなのか・・・!?
彼らの顔を、『鏡』でご覧・・・!!!
「・・・あら、鏡が割れちゃったわ・・・」
女は呟く。
不吉な事が起こるぞ・・・
よくないことがおこるぞ・・・
「・・・教主猊下、ロドリーゴ様・・・フィレンツェ共和国大尉、ラウール殿です・・・極々内々に、お話したいことがあるそうで・・・」
ヴィットーリオの密命を帯び、ローマにやってきたラウールは、カステル・サンタンジェロの一室で、教主ペトルらと会っていた。
先にエドワール黒太子よりの使者、そしてまたこの男・・・
おのれのみならず教主の運命もが、急転していくことになろうとは、さすがのロドリーゴにも知る由もなかった。
ただ、この男の真っ青な顔に、何かしら不気味で不吉なものを強く覚えるだけであったのだ・・・ 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第6章 策謀(5)
キエフでは、降伏したルーシ諸侯らの屈辱的な儀式が行われていた。
ルーシの勇武の象徴であったキエフの城塞はアマゾネスの力と支配へのルーシの屈服を象徴するルーシ総督府へと変貌、
今、女王ユリナらアマゾネスの戦士の前に、キエフ大公ワリャーグ、モスクワ公イワンら降伏し、捕虜になった男達が引き据えられていた。
彼らは一様に全裸で、屈辱的なことに頭髪や陰毛を全て剃り落されていた。そしてなお屈辱的なことには、首には犬の首輪、そしてそれを引いて
女王の前に連行するのは、皆各々の国の女奴隷の少女達であった。
ルーシの諸侯らは、皆彼らの女奴隷のイヌとなって、女たちの前に引き出されてきたのだった。
「・・・おお・・・こ、これは・・・世界は女に征服されたのか・・・!!!」
この場をこっそりと見つめる男たちは皆悲嘆に暮れ、おののいた。
「・・・いや、また必ず十字軍がくるはずだ・・・それまでは男の誇りを忘れず、密かに待つしかあるまい!!」
だが、捕囚の諸侯らには、屈辱的な見せしめが待っていることには何の変わりもない。
「・・・ふふふ・・・これからオマエ達には、たっぷりと屈辱を味わってもらうから、覚悟するのよ!!!」
女奴隷らに引き据えられ、平伏す男たちにユリナは宣告した。
ルーシ諸侯らは仰向けにされ、拘束されていた。まずは、女奴隷らによる顔面騎乗の窒息責めである。
諸侯らの恥態を晒させ、その権威を奪い、男たちの闘志を砕く・・・
アマゾネスが征服地を統治し、自領に編入するための常套手段である・・・ 性的に劣っている女子どもに、まさかの惨敗をして調教され奴隷にされる
>男の誇りを忘れず・・・
この言葉が、女子の力でねじ伏せられてしまうんだよね 女権の領土ってすでに男権に匹敵するぐらいまでに伸びているのではなかろうか
男屈服の儀式は女奴隷を女権戦士に変貌させ、男の権威・闘志を奪う
一石二鳥 征服された国の一般的な平民女の心の変貌とか見てみたいな 奴隷女にだって出来るのだから私たちだって男を支配できるはず。というのはあるだろう
だからこそ最も身分の低い奴隷女を儀式に使う プロレス系の格闘対決を見たいがスレチガイか?
パワーボムやヘッドシザーズなどを喰らって3カウント、10カウント負けやギブアップ負け
この物語は昔々の話ではなくて遠い未来の話という設定なので
プロレス・格闘技の概念があってもおかしくはない
男の圧倒的優位性を見せつけ女の劣勢、脆弱さを知らしめるため
ある男権国の王が余興として毎年行っている伝統的な年中行事のような感じで
ただの提案なので適当にあしらってください
基本的に少女兵と女奴隷が活躍するからその他があんま出て来ないのはあるな 女子達は男を動物にするのが好きだな
その中でも最も屈辱的なのはやはり亀かな 格闘対決の概念なら、サムソン編はじめ普通に描写されてる
プロレスなんて生ぬるいお約束的な対決でなく、
古代のパンクラチオン(今で言うバ−リトゥード)みたいな何でもありの格闘対決の方が萌える
もちろんこの作品では、強いはずの男尊女卑思考の男が、美女に屈辱的にやられるのが条件だが プロレスなら、徹底的に屈辱を屈服を味わわせるために
ちんこ持ってジャイアントスイングとかな。
現実ならありえんけど 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第6章 策謀(6)
・・・その頃。
旧ユダ王女サロメは、フラン王国南部、アルビジョワ地方に潜入していた。
ここには、アマゾネス建国の謎と、『大いなる災い』に関わる何かがある・・・!!!
サロメは、レオナルドやノストラダムスなど、男権諸国の中でもアマゾネスの脅威から目を逸らさず、真摯にこれを考究してやまぬ学者らの書を読んでいた。
彼らの書の中に、必ずや様々な謎を解く鍵が隠されている・・・
「・・・サロメ様・・・ここがレオナルドの書に書かれていた、あの窪地です!!」
従者の一人が声を上げた。
草木の鬱蒼と茂った、森閑とした山中。
サロメら一行以外には、訪れる者もない様子のその山中に、ぽっかりと、まるで隕石でも落ちた跡のように、その窪地には草木は一切なく、
周囲の様子と対比して、その様はどことなく不気味でさえあった。
その窪地の隅に、それはひっそりとあった。
天然のものか、人工のものか・・・
遠目には石棺の如くさえも見受けられる奇妙な形の巨大な岩石・・・しかしその表面には、明らかに人の手による、以下の文字が刻まれていた。
《Et In Arcadia Ego》「アルカディアにて我」
奇妙で不可思議な文言・・・それらの裏に隠された深遠で広大な謎は、到底サロメの頭脳の解き得るところではなかったのかも知れない・・・
「サロメ様、あれを・・・!!!」
従者の声に、我に返ったサロメは窪地の向こうに見える小高い山を見た・・・
彼女は、驚愕のあまり息をのんだ・・・・・・
「・・・兄弟よ、上を見るがいい・・・」
「サマエルよ、天井には何もないぞ・・・死せる者の魂が、ただ悩み蠢くのみではないか・・・」
「兄弟よ、汝の心の、その上には、アイオーンの世界が広がっていよう・・・アルカディアにて、我・・・」
「サマエルよ、獣の数字よ・・・古の預言は今、成就する!!!!・・・」 >>150さんの提案で思い出したが
そういえば未来の話だったな
設定を失念してしまっている
読み返さないと 『コロッセオでの出来事』という章で、男女格闘対決があったぞ
ロンバルディア戦争の英雄であり、格闘大会チャンピオンのホルヘが
リング上でエリカに嫐られ、顔面騎乗され敗北寸前に追い詰められ
そこから試合ではなくなりラウンドガール全員参加の調教大会になり
屈服寸前で騒動があってホルヘは助かってしまったけれど
その部分ももうかなり過去になってしまうのか
月日のたつのは早い… バリエーションとして、男が全く言い訳する余地のない真っ向勝負で負かされる、というのも見てみたい(これまでにも何度かあったが)
アマゾネスの女性達は勝つことだけが全て、負けたら全てを失うということを経験で判っているので
そういう戦いはなかなかしないのだろうが対等な戦いでも女性は男より優れているのだというところが見たい >>161
対等な勝負いいですね、自分は運動能力や持久力で圧倒されるのも見てみたい
捕虜にされた元・英雄含む男連中がアマゾネスの養成所的な施設で
ついこの間まで一般人だった少女兵達にマラソンや水泳で惨敗させられるとか ユリナの座を狙っているサロメ。アマゾネスの脅威となるのか
もし掴んだ情報をアルギンに渡せば… サロメがユリナにとってかわろうとするなんて
みのほどがわかっていなかった お約束展開なら、サロメのようなキャラはバッドエンドで消される運命だが、
ここは女上位男嬲りのファンタジー世界要素が特別な作品なので、もっと活躍・暴走してもらいたい。
サロメのような美しくも退廃的で卑劣な悪女に拷問される男たちの描写をもっと見たい 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第6章 策謀(7)
・・・キエフでは、ルーシ諸侯らの降伏の儀式が続いている。
整列させられた諸侯らは、皆跪かされ、各々がかつて女奴隷として支配した少女らの前に土下座していた。
「ほら、もっと丁寧に脚を舐めるのよ!!!・・・」
元来下賎な身分の少女たちは、高貴な身分の諸侯らを思う存分いたぶることができるとあって、性的興奮を覚えている様子であった。
敗戦は、従来の身分秩序を逆転させてしまった。アマゾネスはルーシの社会を破壊し、弱体化させるには従来の道徳や文化を徹底的に
否定し、冒涜することこそ最善の手段と考えていたのだ。
その民族の中で長年培われてきた道徳や慣習こそ、その民族の力の源泉である。アマゾネスやラシェワは、実際に戦火を交える前に敵国のそれを破壊し、弱体化
させることに心血を注いでいたのだ。
かつての女奴隷らに陵辱される諸侯らの姿に、女たちの意識も変化しつつあった。諸侯に象徴される民族の権威=道徳=男の権威は、今やアマゾネスの前に屈しているのだ。
「さあ、顔面騎乗で射精させてやるわよ・・・!!」
モスクワ公イワンが、全裸で縛り上げられ、仰向けにされていた。これから彼は、オリガの巨尻によって窒息責めにされ、射精させられるのだ・・・。 肉体的調教も良いが精神的調教のほうがビンビンくるね
精神的屈服こそ至極
格闘で肉体的に負かされ
調教で精神を犯されるのが最高
3ヶ月洗ってないかぐわしきお股で責めるのだぜい
ナポレオンならそばによっただけで射精だな たかが一週間続きが見れないだけで心配する俺は相当調教されてる 男権の中にもアマゾネスを研究している人たちが居るんだな
ちょっと安心した いつもありがとうございます。近頃ちょっと忙しいので、書き込みができないでいます。
もうしばらくお待ち下さい。 >>153
最強の英雄サムソンは呪法で弱体化させられていたから。本当なら勝っていた
男どもの敗北に対するエクスキューズが腹立つ(好きなんだけどね)
負けを認めないからいつまでも同じような色仕掛け等に屈服するんだよ
サムソンも女の色香に敗れて精を奪われ力も奪われたんだから 口調とかもだけど登場人物の多さから考えると難しいよな差別化は 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第6章 策謀(8)
「ウム、ウググ・・・」
女の尻の下で惨めにもがいているのは、かつてのルーシの雄、モスクワ公イワンである。
「ふふふ、ほ〜ら、息をさせてあげるわよ〜」
美少女は蔑むように自分の尻に征服されている男の顔を見下ろす。
「あ、あううっ・・・」
イワンは必死で呼吸しようとするが、時を置かずあえなくその顔面は少女の尻の下に制圧されてしまった・・・
「うふふ・・久々ね、男を調教して屈服させるのって・・・」
黒のロングブーツにビキニのボンデージをまとったその美少女こそ、エリナである・・・
アマゾネスのルーシ征服に、数多の敵国の君主を屈服させてきた彼女もまた、フィレンツェを出て加わっていたのだ・・・。
「ほらほら、早く降参の誓いをするのよ〜」
エリナの指先が、イワンの睾丸を捕らえている・・・ 強いものが上に立ち弱いものは性欲を満たす道具になるなんて当たり前
今までは男が上に立つ存在だっただけの話だ
これからもそうだと願いたいところだがね >>186
2,3人の間だけでもあんま差別化ないでしょ
女が男を責めるパターンとかも
ストーリーやキャラの動きの方で見てるから
俺はワンパなのはどうでもいいけど 個人的には最強のアマゾネスではないかと勝手に思っているエリナ様キタ
黒のロングブーツにボンテイジビキニ・・・良い!! 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第6章 策謀(9)
「あらあら、これがルーシの雄、モスクワ公イワンの姿かしら〜」
エリナはがっちりと自分の脚に制圧され、身動きすらできない男のもがく様を嘲笑した。
「ほら、ちょっとだけ緩めてあげるわよ・・・いくら男が弱くても、これなら逃げられるわよねえ〜!」
ルーシの男たちは屈辱にまみれていた。モスクワ公イワンともあろうものが、如何にアマゾネスの戦士といえ、まだあどけなささえ
見せるような少女風情に、組み伏せられて微動だにできず、その情けを得てさえいるとは・・・
しかし、イワン以外の諸侯たちは悲惨だった。
彼らは早くも、少女兵らに引かれ、女たちの前でオナニーを披露させられていたのだ。
「あら、面白い見せ物ね〜」
「ほら、豚になってごらん!!・・・ブウブウ鳴け!」
かつての諸侯らは、今は庶人の女たちの侮蔑と嘲笑を受けながら、敗戦によって自分たちが家畜以下の処遇に堕ちたことを実感させられた。
「う、うむっ・・・!!」
エリナが脚の力を弱めたのに、イワンはチャンスとばかり振りほどこうとした、が・・・
「アハハッ、それでおしまいなの〜 女の力はそんなモンじゃ効かないわよ・・・!!!」
エリナはすかさず脚に力を入れ、イワンの渾身の反撃も、女の前にあえなく潰えた・・・ イワンクラスの男の腕の力でさえもエリナの脚力には歯が立たない わざと隙を作って逃れるチャンスを与えてあげているのに
男の力が女によって押さえ込まれ屈服する・・・良いなあ
完全に女の玩具だね 女権のアマゾネスたちも、男に反撃の機会をワザと与えているよな
そしてその機会を生かせない男権の歴戦の勇たち
これもまた男が女の強さを思い知らされる瞬間 おおさっそくイワン様が脚に挟み込まれて敗北しているじゃないか >>200
男はなんとか負けたときの言い訳を考えようとするからね
絶対に負けを認めない
だから認めざるを得ないほどに完膚なきまでに叩き潰す
ハンデを与えてもチャンスを与えても男は女に勝てない 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第6章 策謀(10)
アマゾネスのルーシ征服の報は、むろんフラン王国摂政太子エドワールの耳にも入っている。
風貌魁偉の英雄を思わせる黒太子は、今や総人口3千万近く、地上軍の軍勢のみでも25万を超える大国フランの、事実上の王である。
世界で最も富強なる国の軍政を掌握した英雄太子の、次の手は・・・。
「アキテーヌ公ロベールよ、アマゾネスのルーシ征服は着々と進んでおるようだな・・・!」
「はっ、全く恐るべきことにございます・・・しかし、ノヴゴロドを除く全ルーシが女の前に膝を屈したなどとあっては、
これはただルーシ諸国のみの恥辱にかかることではすみませぬ・・・
男が女に敗れ、全民族が征服されたなどということは、男が造ってきた文明社会の秩序を根本から覆す危機・・・!!!
国民にはこの事実が極力穏やかな形で知れ渡るように、様々に手を尽くしているところでありますが・・・」
「公よ、そのような事に手を心を砕くのも必要だが、・・・ははは、我らはもっと巨大な野心を抱いていることを忘れてはなるまいぞ・・・!!」
「・・・と、申されますと・・・?!」
「我らの究極の野望・・・それは、宿敵オルムの統治する神聖ローマ帝国を滅ぼし、ひいては全金毛人諸国を統一する・・・このフランを世界帝国とするのだ・・・!!!」
「!!!・・・な、何と・・・??!!!」
ロベールは驚愕した。よもや、黒太子の野心がそのような遠大なるものとは・・・!!!
「・・・そこでだ、公よ、敵の敵は味方・・・これぞ軍略の初歩の初歩・・・
我は決めたぞ、強大になりつつあるアマゾネス女王国と手を結ぶ・・・今後、様々な軍事的援助を与えて背後からオルムを攻撃させるのだ・・・!!
アマゾネスが強大になることは、我が国益にも大いに叶う・・・」
「・・・し、しかし、それでアマゾネスが強大になりすぎては・・・いずれは我らとも対決せねばならぬことに・・・」
「なあに、そこは我も心得ておるわ・・・何事も適度というものがあるとな・・・油断はすまいぞ・・・
女どもめ、オルムとの戦いに利用できるだけ利用し、後は使い捨ててくれるわ・・・!!!」
その日のうちに、アマゾネス女王国へと、使者は発っていった。 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第6章 策謀(11)
4千万の総人口と、地上軍の戦力のみで30万の軍勢を擁する金毛人諸国最強の国家、神聖ローマ帝国・・・。
しかも、その国を治めるのはあのオルム大帝である。正面から戦えば、フランに勝機がある、とは必ずしも言えない・・・。
しかし、今や黒太子は、対オルム包囲網を着々と完成させつつあったのだ!!・・・
西は残虐な悪王、グールのアラリックと同盟を結び、東はアマゾネス女王国と組み、これに大いに援助を与えて強大化させ、オルムに対抗できるまでに
育て上げていく・・・!!!
のみならず、金毛人諸国の権威の頂点に立つローマ教主ペトルは、すでにオルムを見限り、皇帝の地位を剥奪するためにオルムに破門状を出す手続きに入った・・・!!!
如何にオルムが稀代の英傑とはいえ、この危機を乗り越えることなど、果たしてできようか・・・
「オルムめ、皇帝の地位を奪われては、戦わずして屈する他あるまい・・・ククク、時機を計らい、破門状を出すようにローマと協議するのだ・・・!!」
黒太子は不気味に笑った・・・
・・・不気味に笑っているのは、彼だけではない・・・。
キエフの総督府で、エドワールからの使者を引見しながら、フラン王国からの軍事同盟と、以後の多額の軍事的、物質的援助の供与の申し出を聞いている女王ユリナも、・・・
また、不気味に笑っていた・・・
「・・・黒太子の申し出、ありがたくお受けする、と伝えなさい・・・」
「・・・サマエルよ、なぜ笑うのだ、サマエルよ、・・・」
「分らぬか、兄弟よ、『鏡』が割れたのだ、封印が解かれたぞ・・・聖杯の場所を、あのユダの小娘が探っておるそうな・・・」
「ヘロデの雌仔犬め、蛆に喰われるがいい・・・ふふふ・・・封印は解かれた・・・一人は少なすぎ・・・二人は多すぎて、三人ならちょうどいい・・・
ジキスムントの実の母は何ものだ・・・オルムの若きあの日、何があったのだ・・・」 フランにはジャンヌやアマゾネスがすでに内部に侵入しているのではなかったか
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第6章 策謀(12)
フラン・アマゾネス・グールの三国同盟に加え、ローマ教主までもがオルムを見限った・・・。
・・・果たして、彼はこの苦境を切り抜けることができるのか!!!??・・・
「・・・猊下、エドワール殿下よりの書状です・・・この度、フラン王国はアマゾネス女王国と密約を交わし、これに物心両面で最大の援助を惜しまぬ、と・・・」
「何っ・・同盟とな・・・!!?」
ここはローマのカステル・サンタンジェロ。ペトルは寝耳に水のフランーアマゾネス同盟に驚きの色を隠せなかった。
「・・・しかし、これは我々にとってはいささか厄介なことになりましたぞ・・・アマゾネスは先頃ルーシを征し、諸国王公より度々十字軍の進発の有無を
問われることもあるというのに、こうなっては我らは絶対に十字軍を出す訳にはいかなくなってしまいました・・・」
「ロドリーゴよ、やむを得んではないか・・・オルムめに煮え湯を飲ますには、多少のことには目をつぶらねば・・・!!!」
ペトルは使者に言った。
「・・・殿下に伝えよ!・・・今後、ローマ教主庁はアマゾネスに十字軍を送ると決議することは決してない、とな・・・書状にして渡すゆえ、使者は別室でゆるりとされるがよい!」
・・・しかし、この出来事は、ほどなくレオンやバルガス父子の知るところとなった。
「父上・・・ご覧なさい!!私の申した通り、ペトルは自分で己の墓穴を掘りましたぞ!!!・・・」
「息子よ、次に我らが打つべき手は何であろうな!??」
「今すぐ、オルム大帝陛下に密使を送り、我らの計画と事の手筈を全てお伝えしましょう!!・・・使者は・・・そう、アロンソをおいて余人はありますまい!!
次に、ペトルめがローマを離れる機会を待つ、ないしは作るのです・・・!!父上、戦ですぞ!!!!・・・・」
「・・・サマエルよ、あれはレオンの使者が馬に乗り、オルムの元に駆ける音か・・・!?」
「さにあらず、兄弟よ、あれこそは我が友、『青ざめた馬』だ・・・東の海より来たる者、その名は666である・・・!!!」 無敵の英雄王vs黒太子。。。
いずれいせよ得をするのは・・・ エドワール凄すぎる!!エリナとオルムを一度に征服する気だ!
ただアマゾネスごときがオルムと戦う際に戦力になるかどうか 確実なのは黒太子様が女をバカにし見下していると言う事
ついに最初から登場している英雄王オルムが女との
battle of sexes に駆り出されることになるかもしれない
これだけでも興奮してしまう これまでで最もでかい国同士の戦いかなフラン×ローマ
そこに色々絡んでくるから面白いね >>215
昔は女権側に少々の犠牲もあったけど、全体的には女権側の蹂躙がスムーズかつ予定調和すぎるから
オルムって ”どうせアルギンの2,3段階下の噛ませ犬” ってイメージなんだよなぁ…
そういえばアフスム帝国も今やカタナシか。遠くまできたなぁ。しみじみ しかし規制はどうしようも無いな
アマゾネスより強敵だ 並行してと言うけど
こっちの続きがむこうなのか
こっちの流れは規制解除まで止めといて
別方面の話が同時進行するのだとばかり思ってた >>228
面白そうだね
保留中の外伝もいくつかあったんだっけ
それらも今後少しずつ続くのかな。 第6章 十二使徒戦争と聖杯の巻 第7章 破門状(1)
「・・・ところで、ロドリーゴよ・・・他でもない、オルムへの破門状を書いて欲しいのだ!!」
教主の重々しい言葉に、ロドリーゴはどこか、ぞっとするものを感じた。
・・・破門状・・・。
それこそは、オルムを屈服させ得る力を持った、教主の切り札であった。
「無論、お引き受け致します・・・教主猊下のご命令とあれば・・・しかし、本当にこれでよいのでしょうか・・・
猊下・・・お言葉ですが、何か、我らの行っている事は間違っているような気がしてならぬのです・・・!!」
ロドリーゴは先頃から、心にわだかまっている事を口にした。
「なあに、案ずるな・・・黒太子殿下こそ、これからの金毛人諸国をまとめていく英傑・・!!!万事彼の言う通りにしておれば、 何ら恐るることなどない!!!・・・
ハハハ、大方汝、あのフィレンツェからの使者の、妙な話を聞いてちょっとばかり心が乱れておるのであろう!」
「いいえ、・・・しかし、先のラウールの話にも不気味なものを感じはしますが・・・神よ、私の不安が、杞憂でありますように!!」
「ところで、ロドリーゴよ・・・かかる重大事を運ぶためには、使者を介して語るのみでは何かと齟齬も生じよう・・・
そこで、我ら自身、 フラン王国に出向いて、事の細部を協議すべきと思うのだ!!」
「ローマを、出られるのですか・・・?」
「我らが摂政太子殿下と直に会談したとなれば、オルムはますます意気沮喪し、膝を屈してくるであろう!!その方が話が早いとは思わぬか!!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています