女権帝国【アマゾネス・サーガ】part5
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第6章 十二使徒戦争と聖杯の巻 第8章 開戦(1)
・・・使者の破門状を読み上げる声がやんだ後の大広間は、咳一つする者とてなく、森閑としていた・・・。
「・・・使者よ、苦労であった・・・猊下への返答を伝えるゆえ、これへ・・・」
静まり返った大広間に、静かにオルムの声が響いた。ハーゲンは、なぜか恐ろしいものを感じていた・・・
跪いて傍に座った使者にも、オルムは依然として眼を閉じたままだった・・・。
「使者よ、猊下に伝えられよ・・・古の賢者の曰く、悪が栄えるのに最も容易い道・・・それは、善が手をこまねいて何もせぬことである、とな・・・」
静かな声に、オルムの意図することを測りかねた使者は、いぶかしげにオルムの方へ更に身体を向けた・・・
「・・・これじゃ、使者よ・・・」
使者は何か生温かくも冷たく鋭いものを鼻先に感じ、思わず自分の鼻に手を当ててみた・・・すると、それはするりと抜け落ち、激痛が全身に走るとともに、彼は自分の掌にあるものを見た・・・
「ひ、ひっ・・ひいいい・・・・!!!!」
それは、鮮血とともに顔から斬り落とされた自分の鼻だった。
いつの間にか抜刀したオルムが、悪鬼の如き双眼を見開き、立ち上がっていた。 第6章 十二使徒戦争と聖杯の巻 第8章 開戦(1)
「・・・ペトルに伝えよ・・・汝、魔女と結託し、世界を邪神イリナに捧げんとする・・・のみならず、それを糊塗するため我に落ち度ありと世界に宣言し、破門状をよこすとは・・・
もはや汝は教主にあらず、神の剣オルム、誓って汝を滅ぼし、この世に再び光を取り戻す、とな・・・!!!!」
「あ、あ、あああ・・・」
鮮血で地獄の如き惨状になった大広間を、使者は這って逃げようとしていた。
「・・・使者よ、今の言葉、誓ってペトルに伝えるか・・・?」
「・・・む、む・・・ろん・・・です・・・そ、それでは・・・これにて・・・」
必死で大広間から出ようとする使者。
オルムは玉座を降り、つかつかと歩み寄った。
「待たれよ、使者よ・・・ペトルが待つのは、ローマではないぞ・・・すぐさまそこに、汝を送って遣わす・・・!!」
「は、・・・そ、それは・・・?」
オルムはにやりと笑った。
「・・・これからペトルを地獄に送ってくれる!!!汝、一足先に行って待っておれ!!!」
使者の絶叫とともに、一太刀で斬り落とされた首が転がっていた・・・
「ハーゲンよ・・・全軍を招集せよ!!ローマを火の海にしてくれる!!
そして、フラン軍に攻撃を開始せよ!!・・・全ての糸を引いておるのは、黒太子エドワール以外にはおるまい・・・長く、悲惨な戦になるぞ・・・!!!」
「神々の父、オーディンの子たる大帝陛下よ!!!・・・帝国の戦士の一兵たりとも、陛下と心をともにせぬ者などおりはしません!!!・・・」
・・・半刻もせぬうち、帝国の大軍は二手に分かれ、一方はアルプスを越えてローマを目指し、一方は国境を越え、フラン軍と激しい戦いを交えつつあった。 作者さん・・地図まで書いていただいて本当に乙っ
最高っす 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第8章 開戦(2)
その朝、いつも通り教主庁に登庁しようとしたペトル派の僧侶は、ただならぬ気配に驚いていた。
大聖堂とその前の広場からカステル・サンタンジェロまで、教主領軍が満ちあふれ、これを占領していたのだ・・・!!!
「一体、これは如何なること・・・何が起こったのですか・・・!!?」
「私にも分りません・・・ともかく、教主庁に入ってみねば・・・」
同輩とそのような言葉を交わしつつ、道を急ぐ彼ら・・・。しかし、カステル・サンタンジェロの門前で、
彼らは教主領軍の将校によって入城を阻まれてしまった。
「・・・これより先、一歩も入ることはなりませぬ・・・一旦お戻り下さい!!」
将校はホルヘであった。
「何だと・・・入ってはならぬとは、どういうことだ・・・!!?」
「レオン様のご命令です!!・・・緊急事態であります!!ペトル猊下はアヴィニョンにて教主を退位すると宣言されました・・・
よって、新たな教主を選出するためコンクラーヴェ(教主選出会議)を開催する、その準備をせねばならぬ、と・・・!!!」
「・・・な、何っ・・・猊下が退位だと・・・そんなことはあり得ぬ・・・!!!嘘に決まっておろう・・・!!!!」
ペトルに近しい僧侶たちは騒ぎ出した、が、・・・
「・・・これは一体何の騒ぎですかな・・・!?」
一隊の軍勢とともに現れたのは、レオンの息子、ローマ教主領軍最高司令官、バルガスである。
「こ、これはクーデタだ!!神を恐れぬ簒奪だ!!!・・・汝ら、神の怒りを覚悟しているのか!!??」
「・・・これよりコンクラーヴェを招集致します!!議場へとご案内致すゆえ、我らとともに参られたい!!!」
バルガスは、僧侶らに皮肉な視線を浴びせただけで、彼らの非難などに応えようともしなかった。
もはやどうすることも出来ず、ペトル派の僧侶たちは、周囲を教主領軍に囲まれ、カステル・サンタンジェロに入っていった。
それはさながら、処刑場に連行されていく捕虜の如き姿であった・・・。 地図リクエストに応えていただき感謝!
またこの勢力図がどんどん変動していくんだろうな
キタールは世界の屋根まで取ってますな
インドも話に絡んでくるのかな いよいよグインサーガを彷彿とさせおるわい
あれも人間世界のドラマ中心かと思えば
外伝でコテコテのファンタジー入れたりと表現領域の広さを誇ったものよ 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第8章 開戦(3)
数十名の高僧らが居並ぶ中、音一つせぬ不気味な緊張感をたたえてコンクラーヴェが始まった。
「・・・これより、コンクラーヴェを開催する!!」
議長役のアロンソの一声とともに、会議が始まった。
「この度、教主ペトル猊下はフラン王国の街、アヴィニョンに滞在中のところ、彼地にて教主を退位する旨宣言された・・・!!!」
「嘘だ!!・・・汝らの策謀であろう!!!」
たちまち、ペトル派の僧侶らの声があがった。
「・・・ははは、なるほど、・・・にわかには信じられぬのはごもっとも・・・!!」
「何だと、アロンソよ!!・・・軽輩の分際でレオンに取り入り、我ら重役を軽侮するか!!許さぬぞ!!!」
「なるほど、猊下の退位が信じられぬ、と・・・もしそうであっても、では、これをご覧ください!!!・・・ペトルへの弾劾状であります!!!」
「だ、弾劾状だと!!!!・・・」
それは、ペトルの様々な不祥事を告発する文書であった。 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第8章 開戦(3)
「読み上げましょう!!・・・ローマ教主ペトルは、この世における神の代理人たる立場でありながら、邪神を崇拝する魔女らに物心両面での援助を与え、これらと結託し、唯一の主なる神を裏切ったること!!!!・・・」
「な、何だと!!!・・・無礼なことを申すと許さぬぞ!!!」
「根も葉もなきことにはござらぬ、方々よ・・・」
レオンが待ち構えていたように口を開いた。
「証人も数多おるのだ・・・実は、フラン王国は、アマゾネスと密約を結び、これと同盟、密かにおびただしい武器その他の援助を行って久しい!!!
そして、ペトル猊下はこのフラン王国の実権者たる黒太子エドワールと結び、これに唆され、大帝オルム陛下に破門状を出したのだ!!!・・・」
「な、何と・・・信じられぬ・・・教主猊下が魔女どもと手を結んだだと・・・こ、これは教会始まって以来の背信、裏切りではないか・・・!!!!」
ペトル派の僧侶らに動揺が走った。
「神の信徒たる者、魔女と結ぶ行為は死に値する!!!・・・ペトルに死刑を宣告すべし!!!」
僧侶らから声が上がった。
「まあ、しかし仮にも彼は教主の座を務めたる者・・・ここは破門ということに留めておき、彼の魂の安からんことを祈る、というのはどうであろうか・・・」
「レオン様、背教者ペトルに対し、そのような仁慈溢れるお言葉をおかけになれるとは・・・敬虔なる神の信徒の諸君、如何であろう・・・我らが戴くべき教主こそ、レオン様をおいて、他に誰が適任であろうか・・・!!!」
「全くだ!!レオンを教主に!!!!・・・」
「レオン猊下!!!・・・我ら、貴方を主なる神の新たなる使いとして推戴いたしましょうぞ!!!!・・・」
「・・・万歳!!レオン猊下・・・新たなるローマ教主!!!!」
かくして、ローマではレオンが教主に推戴され、即位したのであった。 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第8章 開戦(4)
「・・・猊下!!!一大事ですぞ・・・!!!!」
一連の出来事を知り、ペトルに報告せんとするロドリーゴの声は、上ずっていた。
オルムへの破門状を持っていった使者は斬られた・・・その後の神聖ローマ帝国軍の突然のフランへの侵攻、
フラン軍の各地での敗退・・・!!!
のみならず、ローマではレオンらがクーデタを起こし、レオンが教主に即位、黒太子エドワールやペトル、
ロドリーゴらに破門状を出した・・・!!!
「な、何だと・・・そ、そんな馬鹿な・・・・!!!」
知らせを聞いたペトルは絶句した。
つい先日まで、ローマ教主としてオルムに破門状を出し、皇帝の地位を剥奪してこれを屈服させんとまで図っていたのに・・・
しかし、・・・今や破門状を出され、教主の座を剥奪されたのはペトルの側となってしまったのである。
激怒し、怒り狂うペトル・・・しかし、もはやどうしようもなかった。
「・・・お、おのれ・・・!!オルムめ!!!レオンめが、サタンの手先どもめ・・・よくも策にかけおったな!!!!・・・」
「・・・猊下・・・この度のコンクラーヴェなどは無効、不法でありますぞ!!!・・・正当な教主は猊下以外におりませぬ・・・
オルムらの不正を世界に訴え、フラン軍の力を借りて彼らを滅ぼしましょうぞ!!!!」
かくして戦争は、レオンとペトル、『二人の教主』をそれぞれ支持する国家間の戦いへと進展していったのだ・・・
ペトルはフラン王国の保護下、アヴィニョンに教主庁を置き、正統なローマ教主であることを主張、レオンらに破門状を出した。
これを、『教会大分裂(シスマ)』と呼ぶ。
かくして、神の教会は二つに分裂、それぞれを支持する皇帝、王、諸侯らの戦いが、金毛人諸国に拡大していった・・・
史家はこの世界大戦を、『十二使徒戦争』と呼んだ・・・ 英雄王オルム皇帝の女子の手で屈辱にまみれる姿が見てええ やはり一騎打ちでまさかの惨敗か
今はそれよりも教主争いが熱いね
歴史上も教皇=男権という常識の中で
ありえないはずの女教皇の実在がまことしやかに語られたことはあるからな
教皇用のイスには金玉の存在をチェックできるような穴があったり
複数の史書間での編纂姿勢や描写の食い違いから虚実を生みだすこのサーガでは
恰好の題材といえるかも でもそんな目立つことしちゃったら、女権は完全に男権の標的になるよね
まだ目立たず、ひっそりじっくり男権を侵食していくんじゃないか いつもありがとうございます。忙しくてなかなか更新できませんが、もうしばらくお待ちくださいね。 いつかは女教皇誕生するのだろうがそのタイミングが難しそう いや、リアルタイムでの女教皇はあとにとっとけばいいと思うが
アマゾネスサーガの特長は
引用文献を複数想定してあることで
作品内虚構(ファンタジーから、事実隠蔽やプロパガンダ等志向性の強いものまで)がいろんな形で生まれる点にあるから
その線で女教皇の記述がないかなと期待した 今まで男は、女子との闘いでの敗北を文献には記してこなかったが
さすがに教主が女になってしまったとしたら、隠蔽することは難しいだろうね
女教主については、『アルテミア年代記』にそれに関する記述があるらしいですが、まだ研究の途上のようです。 俺、41なんだけど50までにこの話終わるかな?
最近、性欲の低下が激しい アルテミア年代記は女の妄想説話集、、実話とは程遠い内容
あんなの信じちゃダメ オルム大帝カッコ良すぎ。作者さんの世界史知識は半端ないですね。
正直、ここまでキャラ立ちした大帝がアマゾネスにやられるのは
あんまり見たくないな。。。 うーん、俺Mなんだけど複雑だw
(今度オキニの女王様にアマゾネスプレイをしてもらおう)
>>307
以前Wikiかブログでゲルフやギベリンが出てた気がしたが
この様子だと乱戦のなかでうやむやになりそう アマゾネスの巨人討伐語り楽しみだ
アダとイリアの話の続きも聞きたいし
アマゾネス戦士の会話形式で語られる物語りに外れなし
>>312
何故?
誤爆?
また以前みたいな合いの手感想が増えたから? >>312じゃないが、ここの所まったく全然、女が男を打ち負かす男嬲りや拷問シーンがないのが残念
ずっと辛抱してたけど
このままではSM板でやる必要もない、普通のファンタジー大河SSだな そこはしょうがないんじゃないかな
歴史劇とSMの両輪があるからこそ面白いわけで
蹂躙されるためにはそいつがどれだけ偉かったかの部分があった方が落差も出るだろう
ぶっちゃけるとSMパートに入ると女の態度や男の失墜のしかたなどワンパターンで物足りない
歴史パートが波乱万丈なだけに、肝心のSMパートにももっと駆け引きやギャップなど
個性豊かなキャラにふさわしいバリエーションが欲しい 最近の書き込み量の低下を見ると、恐らく来年あたりには作者消えるな
とは思う
最初はあれほどの熱意があったんだから、作品を完結されるのはつくづく難儀なんだと思い知らされる 規制のせいだろ
その対策にブログも作ったワケだし
せっかくいろんな歴史や神話を自分なりにいいとこどりした傑作ができつつあるんだから
その歴史ネタ同士を組み合わせる楽しみ、動かす楽しみから考えても
ネタが尽きたり収拾不能な矛盾や破綻が出ない限り
一時的に熱意が途切れたとしてもすぐ再燃するだろうし。
ただ、規模的なこと考えると完結がいつになるかという話になるわけで
そう言う意味では作品を完結させるということは大変だろうね はいディオンは現在規制されています
ってかおおすぎるぞ 来年中には完結して欲しいものだ。
あまり冗長になってもな。
おれも権力にぎってから
アマゾネスにたたきつぶされたい >>320
そうか?登場した男女双方の勢力から考えても
規制なしの頃のペースで投下が続いて来年完結より伸びても
量的バランス的に冗長だとは思わないけど。
SMパートは個人的に似たり寄ったりで攻め手の個性もいまひとつなので
そればっかだと冗長には感じるが、そこも歴史とSMで緩急あるからな 大河歴史ロマン的なバックストーリーは、作品の奥行きをもたせるもので、
あくまでメインは男嬲りであってほしい
舞台設定が綿密であるから、なおさら贅沢に感じる効果もある
責めが似たり寄ったりととかいうが、過疎ジャンルで書いてくれる職人さんにわがままはいえない
これからもがんばって欲しい >>324
SM板ではじめたんだし内容から言って、女上位の「逆リョナ」系でくくれる
その反対の女受けのリョナ系小説はSS含めて腐るほどありふれてるんだが… くくり方がおかしいな
そもそもリョナってその用法で合ってんの? 作者さんは対決後の調教が好きな感じかな
最強の男達をフェイスシッティングで窒息させたり
犬や亀にしていぢめ倒すような
変態格闘マゾの俺的には格闘シーンをもうちょい
ねちっこく、いぢめ責めてほしい
もちろん今でも十分、大満足の内容なんだけれどね
格闘大会、というリクエストにも答えていただいたし
もう既に書かれてるかも知れませんが、
こういうのはどうでしょう?
アマゾネスによって滅ぼされた国の国王と王子が後ろ手に縛られて、玉座にふんぞり返る女将軍の前にひきすえられる。
国王は縄を解かれ、勝てば国を返して、複位させてやるという条件で、女将軍と格闘の末、王子の前で嫐り殺し。
父を殺された憎悪に燃える王子に、女将軍は復讐戦を持ちかける。
貴族や国民が集まった闘技場にて、女将軍と王子のレスリング対戦。
王子は惨敗。女将軍の尻に敷かれて圧殺刑。
あるいは公開格闘にて、王子は惨敗するものの、女将軍に気に入られていて、敢えて十分の九殺しくらいで命だけは助かり、その後は女将軍の妾として養われる。
いずれにしても、国の象徴である王族が、敵将に嫐られ、陵辱されることで、貴族も国民も戦意喪失。
やりスムーズに占領政策が遂行出来るようになるという趣向です。 あんま子供とか出ない
アマゾネスが子作りしてるかどうかすらあやしいからね 位のたかい気品あふれるつよき気高きオス は セックストーイになってしまっているだろう オスの中でも格差はあるのかな?
格闘が強いとか優秀な資質の持ち主だと、子孫繁栄のためにSEXさせてもらえるとか
逆に王族でも無能なら、奴隷とか、力も無ければいたぶられる玩具にしかなれないとか いやあるんじゃないか一応。アマゾネス女戦士達も男の精子がないと生まれないでしょ、多分
だったら劣等な男の精液より優等な男の精液をいただくでしょう
でもSEX描写よりも苛め嫐られて苦痛と快感で発射してしまうほうが好きなので
SEX描写はあってもなくてもいいね
男はペニスをギンギンにされると
力が全部ペニスに集中してしまって
他の部分の力が弱体化してしまうんだよ
知ってた? それを女に気付かれないように長年、生きてきたけれど
もしばれたらやばいよ コリアンエンジェル
コリアンエンジェル
オレコリアンエンジェルはどっちかって言うとMMMだよ
コリアンエンジェルより
コリアンエンジェル
コリアンエンジェルコリアンエンジェル
コリアンエンジェルコリアンエンジェル
コリアンエンジェルコリアンエンジェル
コリアンエンジェルコリアンエンジェル
コリアンエンジェルコリアンエンジェル
コリアンエンジェル
コリアンエンジェル
コリアンエンジェル
コリアンエンジェル
コリアンエンジェル
コリアンエンジェル
コリアンエンジェル
コリアンエンジェル
コリアンエンジェル >>337
まあ弱点であることは間違いないわな
まあそんなところ狙わなくとも女子達が勝利することが
出来るぐらいに女男差はもはやない あれ?そんなひねりのないつまんない話になってたっけ? アダってもうイリナにちょうきょうされた?ヤルダは済みだけど >>329
滅ぼされた国のイケメン王子や貴族、そして勇者は全員奴隷。
目的は国民の前で見せしめ。
人間馬としてアマゾネスが乗る車を引かされる。
馬具以外は何も身につけず全裸。
>>346
何かもう一捻り欲しい気がする。
正義はどちらかといと王子側にあって、アマゾネス側はやや悪役。
善人だから王子や勇者は捕虜の釈放を条件に、自分たちが敗戦の見せしめとして奴隷になることを承諾。
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第8章 開戦(5)
・・・こちらはエルサレム王国。摂政ジキスムントは、本国がフラン王国と戦端を開いたとの知らせに、続いて入ってくる情勢の報告を待ちかねていた。
「・・・残念ながら、こちらの小規模な軍備ではとても本国に援兵することはできぬ・・・また、父帝もそんなことは望んではおられぬであろう・・・
我らにできることは、ただこの聖地をしっかりと守備し、主なる神の威光を全からしめんことに尽きる・・・それだけは、しっかりやらねば!!」
「・・・殿下!!一大事でございます!!!」
突然、家臣があわただしく駆け込んできた。
「アマゾネス女王国の軍勢十二万、ラタキア方面に侵入!!守備の兵らは悉く敗れ去り、当該地方を蹂躙しつつ、南下中であります!!!」
「な、何と・・・・!!!」
恐れていたことが起きてしまった。
エルサレム王国の軍勢は総勢わずか三万。この軍勢で、四方の敵の備えていかねばならない。兵数の絶対的な不足をカバーしてきたのがその精強さと、兵器であった。
しかし、兵器や軍備については、アマゾネス女王国はフラン王国の援助もあって、男権諸国と何ら遜色ないものを備えるにさえ至ってしまっていたのだ・・・
また、その兵も、第一次十字軍当時とは格段に練度が上がり、強化されていた。
果たして、エルサレム王国はアマゾネス女王国の侵攻に、如何なる手を打ち得るのだろうか・・・・。
「・・・なあに、攻め寄せたるならば討ち果たすまで・・・ウォルスングよ、全軍を招集せよ!!魔女ユリナめをわが手で討取ってくれるぞ!!!・・・」
この戦いに対しては後にローマ教主レオンが十字軍を宣言し、ここに第二次十字軍の火蓋が切って落とされたのであった。 >>346
奴隷もいいけど、アマゾネスも、子孫繁栄の為の子種が必要だろうし、優秀でイケメンな男子は、アマゾネスの戦利品となる、
ってのはどうだろう?
所有者は、自分が獲得した男に肩車で跨り、馬にして連行。
将軍が王子や勇者を肩車の馬にして、同じく男馬に跨るアマゾネス兵を率いてパレードなんていいかも。
それとか、王子や勇者クラスの男は、女王への献上品として、王宮へ護送。
女王にはハーレムがあり、アマゾネスに屈服した、元王族や貴族の男達が、日替わりで夜伽を命じられる。 ええ、ですから、アマゾネス国には少なくとも友好関係にある国とそうでない国があるという前提です。
友好国の王族・貴族・軍人のなかで、三男坊や四男坊で家を継げず養子に行くしかない者は、アマゾネス国の王族・貴族・軍人の養子になるわけです。一生種馬として大事にされる。
ところが、アマゾネス国や友好国に滅ぼされた国の王族・貴族・軍人は惨めな奴隷に落ちるわけです。
アマゾネスといえども女性の心理として、戦争に負けるような国の王族・貴族・軍人の種は欲しくないでしょう、いくら有能でイケメンでも。それに国を滅ぼされた恨みを持つ者の子を子孫にすることになりますし。
それから友好国の国内でも派閥争いみたいな者があって、讒言によって降格されるものがでてきます。
今までアマゾネス国で養子として王族の種馬になっていたイケメン王子が、反逆罪に問われ、一夜にして奴隷に転落などというのも面白いかも。
投下あったのにほったらかしで自分の妄想ばっか語ってる自己中読者たちww 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第8章 開戦(6)
ラオディキアを陥落させたアマゾネスの軍勢を率いるのは、どうやら女王ユリナではなく、アンティオキアの『死の天使』アンジェリーカであった。
第一次十字軍でテオドリック大王の軍勢を散々手こずらせたアンジェリーカが、今、大軍を擁して挑戦してきたのだ。
しかし、ジキスムントはそのことにつらつら思いを巡らせ、愕然とせずにはいられなかった。
というのは・・・。
昨年の第一次十字軍当時、この規模の軍勢を出すことは、アマゾネスにとってはそれは総力戦に他ならなかった。
すなわち、その軍勢を率いるのは女王ユリナ以外には考え得なかった。
だが、たとえアマゾネス『6人の魔女』の一人といわれるアンジェリーカとはいえ、このような大軍勢を配下の将に委ね、
女王自らは他方面の大戦に備える力を残しつつ情勢を見ている・・・
いつしか、アマゾネス女王国は金毛人諸国の北東に偏する取るに足らぬ一小国から、三十万もの大軍を動員して各方面での戦を展開しうる大国へと変貌していたのである。
ジキスムントはようやく、アマゾネスの恐ろしさの片鱗に気づこうとしていたのだったが・・・。
「コンラートよ、トリポリ公国からは何と・・・!?」
「はっ、大公ヴァルデマール殿下は、エルサレム王国と共同作戦をとるつもりはない、アマゾネスとの戦は独自に行う、と・・・」
以前からの因縁が未だに糸を尾を引いているのか、トリポリ公国はエルサレム王国との共同作戦を拒絶してきた・・・。 ジキスムントはオルムとタメを張るぐらいの力を身につけていくと思っていたのだが
ちょっとまずい状況だね。しかもあの顔騎の女王アンジェリーカに負けてしまったら
屈辱的な最後が待っている 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第8章 開戦(7)
アルプスを越えたハーゲンの軍勢8万は、各地の皇帝派(ギベリン)諸侯の軍勢をも糾合しつつ、ロンバルディア平原を席巻、ローマ教主領へと侵入した。
フィレンツェ共和国など、未だローマでの政変を知らぬ各地の教主派(ゲルフ)諸侯らは当初は抗戦する気勢をみせたものの、帝国軍の勢威に恐れをなしてしまい、
矛を伏せて恭順の意を表すものばかりとなってしまった。
「・・・将軍!!ローマで異変が起こったようですぞ・・・!」
「戦場で油断は禁物・・・ローマの市内の情勢を念入りに調べて参れ!!」
やがて、事の次第をようやく掴み始めたハーゲンらの前に現れたのは、レオンの使者であった。
「・・・大帝陛下にお伝え頂きたい・・・我ら教主庁の心ある者らが、かねてからのペトルの背信と横暴に耐えかね、ついにここに決起したるものであります!!
新教主レオンは、大帝陛下を王の王たる皇帝として永久に祝福し、その覇業を支えてこの世に神の平和をもたらさんと祈念しておられます・・・!!
正しく、大帝陛下こそはこの乱世を剣にて斬り伏せ給い、全世界を主なる神の御稜威の光の元に統治されるべき英雄であられます!!!
我らローマ教主領軍は、大帝陛下の軍勢の前にその軍門を開き、その覇業をともに支え奉らんとするものであります!!!・・・」
ハーゲンは莞爾として笑った。
「戦士よ、大帝陛下は汝らの主君たるレオンを、正統なるローマ教主として認めるであろう!!!・・・我らの前途に、神の祝福があらんことを!!!」
かくして、バルガス率いるローマ教主領軍は以降、帝国軍の一角を担うものとしてこれに編入され、ローマの守備を引き続き委ねられることとなったのだ。 歴史の動きパートを楽しめない人用に
定期的にあらましをまとめてあったほうがいいのかな 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第9章 フィレンツェ(1)
「ハーゲンの軍勢は既にローマに入城、ギベリンの旗手たるナポリ・シチリア王ルッジェーロもローマに参内し、改めて皇帝への忠誠を誓っておる模様であります!!・・・」
使者の報告に面白くなさそうなのは、ゲルフの代表格たるフィレンツェ共和国の統領、ルドヴィーコである。
「元老院どもの決定になど縛られておっては、我がフィレンツェはいつまでもオルムめに膝を屈しておらねばならぬ・・・」
「戦況は一進一退してはおりますが、フラン王国勢は総体に押され気味・・・今ここで統領が一大決心をなされれば・・・統領の御名は史書に残る事となりましょう!!・・・」
ルドヴィーコは傍らの妾の美少女の肩に手を回した。
「・・・俺は心を決めたぞ!!お前にこの国を捧げてくれる!! お前はこの国の女王として君臨するのだ!!!」
「まあ、嬉しいわ・・・統領閣下・・!!」
美少女は、無論、エリナである。
「・・・さっきの言葉、忘れるんじゃないわよ〜 ふふふ、失敗したらた〜っぷりお仕置きするわよ!!」
「ああ、エリナ様・・もっと飲ませて下さい・・・」
寝室に戻ったフィレンツェ共和国統領、ルドヴィーコは、エリナの聖水をむさぼるように飲んでいたのだった・・・
彼の頭の中にあるのは、かねてからの計画、クーデタにより元老院を解散し、自らの腹心のみによる『13人委員会』を設置、フィレンツェの独裁者となることである。
それはギベリン(皇帝派)が中心となっている元老院を壊滅させ、ゲルフ(教主派)たるルドヴィーコの元にフィレンツェを一枚岩としてオルムに対決することでもあった。
目下戦を優勢に進める帝国軍に、一筋の暗雲が垂れ込めようとしていた・・・ erinaの行動力と実行力はすさまじい
6人の魔女の中でも群を抜いている 何故、アマゾネスが・・というか女が台頭してきたのか理由が気になる
なんらかのキッカケがあったのだろうけれど、それが大いなる災いなのかな
何せ急に台頭してきた経緯が物凄く知りたい 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第9章 フィレンツェ(2)
「・・・近頃のルドヴィーコめの動き、なかなか掴めぬな!!」
フィレンツェ共和国元老院議員らは、秘密裏に会合し、統領の動きを注視していた。
「それにしても、リカルドが行方不明になって数ヶ月にもなる・・・あれから様々な事があった・・・ついに帝国とフラン王国は戦端を開いたというのに、
あのローマのコロッセオでのルドヴィーコ暗殺失敗より、その消息は杳として知れぬままだ・・・」
「議長閣下・・・彼は果たして存命なのでしょうか・・・」
「 一体何故彼は姿を消したのか・・・しかし、気になるのは・・・汝らも気づいておろう・・・ちょうどそのコロッセオでの出来事があったころより、
ルドヴィーコはどこの馬の骨とも知れぬ若く美しい女を宮殿に引き入れ、妾としておる様子・・・」
「 はあ、知っておりますが・・・特段、その女が何か・・・」
「あの女はどうも気になる・・・近頃はルドヴィーコめ、あの女の色香に溺れ、国政について万事諮っておるようではないか・・・」
「まさか、あの怜悧な男が・・・確かになかなかの美女ではありますが、まだ小娘ではありませぬか・・・!!」
「ヴィットーリオよ、あの小娘は何者か、調べるのだ・・・何やら妙な、嫌な予感がする・・・」
元老院議長フェデリーコはつぶやくように言いながら、傍らの紙片を何気なく、ひょいとつまみ上げた・・・。
そこには666・・・JULINAと記されていた。 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第9章 フィレンツェ(3)
その日、フィレンツェはいつもの如く穏やかな晴天だった。
元老院議会が開かれるため、議場へと向かっていた議員らは、何やらただならぬ気配を感じた。
「どうも怪しい・・・今、軍勢が通りを駆けていったぞ・・・重武装してな・・」
「嫌な気配だ・・・!!供の者に様子を見に行かせよう!!何かあったのかも知れぬ!!!」
予感は的中した。供の者は青くなって戻ってくると、報告した。
「元老院議場が共和国軍によって襲撃されています!!・・・兵士らは口々に、偉大なる統領ルドヴィーコ閣下の名において、
腐った元老院を滅ぼし、フィレンツェを変革するのだ、と叫んでおります!!!」
「・・・な、何だと!!!ルドヴィーコめが、ついにやりおったか・・・ああ、神よ・・・
何故あなたはこの世に悪が跳梁跋扈するのを黙って見ておられるのですか・・・!!!・・・」
元老院議員らは天を仰いで口々に訴えた。
「・・・フェデリーコ様はご無事であろうか・・・!!?」
「ともかく、ここはもはや危険だ・・早く逃げねば!!!」
人相を隠し、徒歩で国境を越えようと急ぐ彼らの目に、彼方を行軍する軍勢が見えた。
「!!・・・!!!・・・」
その陣頭に騎乗して駆けるのは、一人の美少女だった。
「・・・おお・・バビロン・・・緋色の淫婦よ・・・!!!!」
男たちの目には、エリナがふとこちらを向き、不気味に笑ったように思われた・・・。
フェデリーコらを中心とするフィレンツェ共和国元老院議員らは、この日、統領ルドヴィーコによるクーデタにより、故国を追われ、ローマ教主領に亡命した。
全イタリアが帝国の前に膝を屈したかに見えた矢先、ここにフィレンツェは有力な反皇帝派の一国として、その支配に風穴を開けようとしていた。
しかし、そのルドヴィーコを陰で操る者こそ、エリナ・・・ひいてはアマゾネス女王国であることは、ほとんど気づいている者はいない・・・!! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています