>>776 続き

 「じゃあ、早速、奴隷の挨拶を始めようか」
 「はい、メーサ様」
  アンドレイからメーサ様と呼ばれた美少女の親衛隊の上官は、
  他のふたりに向かってあごをしゃくった。
  即座にふたりは反応して、高くあがったアンドレイの尻に数回鞭を打った。
  これはアンドレイが奴隷としての行動を始める際の合図でもある。
  本気で打っているわけではない。
  鞭の種類も痛みよりも音が大きく出るようなものである。
  それでもアンドレイのプライドを傷つけるには十分である。
  祖国では勇者として尊敬され崇められていたアンドレイが、
  全裸にされ若い女性に鞭を打たれているのである。
  しかも衆人環視の中で、女性ばかりが見守る中で、神聖なる法廷の場である。