なんとか用を足し、包茎が縮んだところで、食事が運ばれてきた。
トレイ型の容器に何ヵ所かのヘコミがあり、ゼリーのようなモノが乗っている。それを鉄格子の下の隙間から滑らせるように入れてくれるのだが、手は拘束されたままだし、スプーンのようなものもない。
…犬のように口で食えというのだろうか?
だが、後ろ手に拘束されていては手を着くことも出来ず、床に近いところにあるゼリーに着くまで頭を下げたら、転倒してしまう…男は困った。
その様子を見かねたのか、下がっていたもう一人の女性警察官が鉄格子越しに手を伸ばしてトレイを持ち上げてくれる。
「そこまでしなくていい。」マゾ嫌いの女性警察官が声を掛けるが、「食べられませんから…」とトレイを支えてくれる。
優しい。嬉しい。「ありがとうございます!」と欲情が戻ってきた男は礼をいい、包茎を立ち上げながら口をゼリーに近づける。その途中、嬉しすぎて、感謝の意も込めて支えてくれる女性の手にキスをした。
「きゃ!」と女性が手を離してしまい、トイレが下へと落ちてゼリーが床に飛び散った。
「こら!」マゾ嫌いの女性警察官は小さく叫ぶと、檻の外側にあるスイッチを押す。
グンッと首輪を引かれ、男はズルズルと部屋の中央へと引き上げられる。首輪に繋がっているベルトが機械の力で引き上げられていたのだった。
男が爪先立ちになったところで機械が止められた。
首を吊らされるのかと、男は恐怖に身体をガタガタと震えさせていた。
「コイツまだ野良なんだから!ヘタに優しくしちゃダメ!」檻の扉を開けながら、マゾ嫌いの女性警察官がもう一人の女性を叱責する。
しょんぼりする女性を置いて檻の中に入った女性警察官は腰のベルトから鞭を取り出すと大きく振り上げた。