グ…グ…グ…!
【雌は侵入者の存在に歓喜した。彼女にとっては、いかなる種類の雄も餌にすぎないからだ】
【手にした何かを目の前の雄は構えるが、数度左右に身体を揺らしながら接近し、一気に肩を抑えるように押し倒すと、相手は容易に仰向けになった】
グ…グ…グ…いい、オスのニオイ…
(男を押さえつけたまま、雌は片言の言葉で紡ぐ)
(力づくと命がけのやり取りの一方で、雌の体温は高まっており、全身にしっとりと汗を滲ませている)