可愛い……鳴き声だな。
(今まさに噛み付こうとしていた鬼が、こちらの触り方によってその動きを止める)
(険しい獣の目つきが不思議そうな表情に変わったのに気付くと)
(攻撃ではない別の意図であることを伝えんとするため、男の手つきは優しく、
ちょうど指の間にはまった毛並みの突起を指の間に挟み)
(くりくりと指の間で転がしたり突起を縦に扱いたりしてみる)
人間にはない手触り……お前は不思議な魅力があるな。
俺も少々変わってはいるが……
(鬼とは違う言語ながら気持ちが伝わればよいと思って、もう片方の手で獣の足を撫で始め)
(お尻や尻尾を撫でたいけど手が届かないかもしれないので)
(気に入ったらこちらの装備を剥がすなり腰をぺったりつけるなりしてもらっても構いません)