>>944
(とある川猟師の男が、妙な噂を聞きつけた)
(川沿いのある池に、妙な獺が住み付いているという)
(なんでも、その獺というのは、そこに遊びに来た童のチンポをしゃぶり、童たちもまた、その獺目当てに池に通っている…という話だ)
(そんな珍妙な話があるか。と思ったものの、ふとそのあたりを通りかかった時に思い出し、葦の隙間からその一部始終を覗いていたのだった)
(なんと噂は真実であった。男はそろそろ40にもさしかかろうといった働き盛りであったが嫁には縁遠く)
(商売女を引っかけるだけの金もなかった)
(この風変わりな獺を、おのれの欲を晴らすために捕まえようと思い立つまでに、そう時間はかからなかった…)

(とはいえ、相手は人間の肉棒を旨そうにしゃぶる、変わった得物である)
(しばし悩んだすえに、猟師は、己の穿き古した下着と、イチモツをなすりつけたチリ紙を罠の中にぶち込んだ)
(我ながらふざけた案だったが、これでかかれば儲けもの、と。その罠を湖畔の葦かげに置いたのだった…)