ええ、男物ですけれども^^
わたしの姿を見たいんでしょ?
まだ、もう少しよ。

(客席から目配せする別の中年風男性に目がいき)

あら、あの人もわたしに挨拶してくださって。
嬉しいわ。

(まゆみ、衣装姿のまま相手を舞台中央に招き、お互いに向かい合って腰を降ろす。

用意したバスケットからウイットティッシュを取り出して、互いの手をよく拭く。
そうして相手を抱き寄せる。)

さぁ、こうして大事な体験が始まるのよ。
わたしが誰かって?
それは今は秘密、わたしと一緒に・・・

(相手に抱き締められて、その身体の柔らかさと香水の香りで女性である事は判った。
それも年上の。

まゆみは衣装姿のまま、相手の感じる部分をまさぐって手で愛撫してズボンを脱がしてしまう。
男性物の割には可愛らしい綺麗な下着を、衣装を着たままの姿で愛撫してしごき始める。)

感じるでしょ?
こうして衣装で身を隠した格好の相手に愛されるのって。
もっと悶えていいのよ、快感と不安を自分の中で戦わせながら。