「エロい格好しやがって そうやって男を誘ってんだろ」
前を歩く紗耶香に情欲を漲らせながら卑猥なことをつぶやく

やがて、紗耶香が自宅のマンションに着いた
「あ!?」
とんでもない高級マンションに唖然とする
平然とオートロックを解除してマンションの中に入ってしまう紗耶香
「チッ・・・」
このまま押し入ってやろうと思ったのに思わぬ障害だった
面が割れているから下手に近づいて一緒に入ることもできない
かといって、このまま逃せばどこの部屋かも分からない

「・・・」
だが、百戦練磨の強姦魔はこういうことには慣れていた
マンションの監視カメラの死角になり、オートロックを解除せずとも
建物の隙間からマンションの中に入り込む
「フッ 922号室か」
体型に似合わない素早い動きでエントランスまでやってきた重田は
物陰から紗耶香が郵便物を取るのを確認して部屋番号を割り出した

「・・・ここか」
わざとエレベーターに乗った紗耶香を見送り、もう一基のエレベーターで9階に向かい、
紗耶香の部屋である922号室に辿り着いた
すでに紗耶香は部屋の中だろう
「・・・」
慎重にゆっくりとドアノブを動かすがドアは開かない
「そりゃそうだな」
自虐的に笑うと、針金のようなものを鍵穴に突っ込み器用に動かす
ガチャ
鍵が開く音がして重田の口元は卑猥に歪む

【長くなったのでもう少し続けさせてください】