喋ってくれるといいかもしれません。お願いできますか?





(威嚇でしかない声にも気圧されるが、息を詰まらせるも一歩前に出る)
(思わず剣を構えそうになり、すんでの所で自制し、ゆっくりと近づいていく)

ええと、俺はシャル! 騎士になりたいんだ、それで竜と契約しないと…くそ、えーと…
とりあえず、俺と仲良くしよう! 
……く、食わないよな?

(恐る恐る、敵意が無い事を示すように剣を置き、ドラゴンの肌に触れる)
(一層強まる甘い匂いに一瞬頭がクラクラして、ついもたれかかるようにドラゴンに触れてしまう)
(歩き回ったせいで掻いた汗が、シャルの体臭をまき散らしていく)