柿ノ木通り物語[スレＨ・雑談] Part.2 [無断転載禁止]©bbspink.com
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柿ノ木通り物語[スレＨ・雑談]
http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/sureh/1467455314/ く、は、あっ、ああっ…
（爆発寸前のペニスを激しく扱きたてられ、言葉も発することができない）
（襲いくる快感に、荒い息を吐き、呻き声を上げるのがやっとだった）
（出してはいけない、いや、出せ、と心の中で葛藤が続く）
（しかし、それも長くは続かなかった）
うお、おおっ…き、きたやま、くんっ
は、あっ、あああっ…
（部下の名前を叫び、大きな唸り声を上げた瞬間）
どくっ、どくどくっ、どくんっ…
（目を見開き、理紗を見たかと思ったら、カリ先から勢いよく精液が吐き出されていた）
（身をずらして、直接体にかからないようにしていた理紗には、幸いにもかからなかった）
はあはあ、はあっ…
（荒い息を吐き、体を痙攣させ、ペニスが脈動しながら、残った精液をどくどくと吐き出している）
（残った精液を絞り出そうと扱く理紗の手に、白濁し、泡立った精液が絡み付いていく）
（大量の精液を吐き出したこともあり、むっとしたオスの臭いが立ち込める）
（理紗に扱かれて吐き出してしまった、と、理紗の顔を見ながら戸惑った表情を浮かべる）
（しかし、ペニスを扱き続ける理紗と、そのむしゃぶりつきたくなる体を見ていることもあり、ペニスは一向に鎮まらない）
（それどころか、さらに硬さを増したよう感じた…まだまだこれから、と）
【続きます】 す、すまない、きたやまくんっ…
（荒い息を吐きながら、理紗に詫びを入れる）
こ、こんなこと、するつもりじゃなかったんだ
（ああ、と後悔しながら、理紗の顔をまともに見れず、目を伏せる）
て、手を、離してくれないか…
（握られて、鎮まる様子も見せないペニス…部下にイかされてしまった恥ずかしさと気持ちよさ）
（背徳感と昂揚感）
（やめてほしいという気持ちと、まだ続けてほしいという欲求）
（相反する気持ちが、せめぎ合っていた）
（今は手で扱かれたが、これが口でされたら…と、思ってしまい、理紗に頭に置いた手に力がこもる）
（しかし、イったことで落ち着きも少しは戻り、理性が働き、それを制していた）
（そうは言うものの、理紗にフェラをしてもらいたい、という情欲が沸々と湧いていた）
（後悔の表情をしているものの、目の奥にはギラッとしたものが宿っていた）
【ありがとう、理紗 遠慮なくイかせてもらいました】 あぁっ//
（孝之さんの唸り声と同時にペニスが大きく弾けておびただしい精液が放物線を描いて飛び散っていく）
（その勢いの良い射精を目の当たりにしながら強い雄の匂いを感じて身体を疼かせる）
あぁ…//
（手に伝わる射精の脈動にドキドキしながら、握ったペニスをうっとりとした表情で見つめる）
（顔を赤らめて陶酔した表情をしながら、残った精液をすべて絞り出すように優しく扱き続ける）
（ペニスを握った手に汚らしい濃い精液が絡みついても、気にする様子も見せず、
むしろ、愛する人の欲望の結晶を感じてぞくぞくと震えてしまう）
うん…//
いっぱい出たね
（理紗の傍で孝之さんが吐き出した精液の大きな水たまりができている）
（狭い部屋に強烈な雄の匂いが立ち込めているが、それも良い匂いだと思ってしまう）
気持ち良かった？
（ペニスを宥めるように優しく扱きながら、荒い息をする孝之さんを上目遣いで見つめて尋ねる）
え？
（戸惑いながら謝罪しだす孝之さんに困惑する）
（まともにこちらを見ることもできずに目を伏せる孝之さんを見つめる）
……
（孝之さんの反応を見て、射精した後に冷静になっちゃう賢者モードってやつかと理解する）
…//
（そんな孝之さんとは正反対に、射精を終えたばかりのペニスは萎える様子を見せないどころか、
理紗の手の中でビクビクと脈動を繰り返してまた硬さと大きさを増していくように感じる）
まだ、物足りないんじゃないの？
こっちは元気なままだよ？
（孝之さんに少し頭を押されて、絶倫だからまだまだ物足りないんだろうなって思い、
少し刺激するように握ったペニスを扱きながら、意地悪く孝之さんに尋ねる）
【続けます】 ……はぃ
（動揺を隠すように冷静を装う孝之さんに手を離すように言われて、
ちょっと残念そうにしながら素直に従ってペニスから手を離す）
でも、こんなに汚しちゃって…
（精液にまみれた手を妖艶な表情でうっとりと見つめながら言う）
ここから綺麗にしないと…
ちゅっ//
（孝之さんの方を向くと、反り返ったままのペニスの亀頭に何の躊躇いもなくキスする）
（あなたの女ですよと従順な証を立てるように）
んっ// れろ れろれろ…
（強い雄の匂いと濃い精液の味に少し顔をしかめるが、精液にまみれた亀頭を綺麗にするように
舌を這わしてぺろぺろと舐め回し始める）
あぅん// んんっ れろっ れろっ…
（そっと、また竿を握って固定しながら、精液を溢れさせる割れ目に舌を這わせて、丁寧に何度も舐め回す）
あん// ちゅっ ちゅっ
れろっ れろれろっ
（優しく握った竿を扱きながら、亀頭を撫でるように舌を這わせて舐め回し、キスして吸い付いて汚れを啜る）
（特に汚れているカリの部分に舌をなぞる様に這わせて、刺激しながら舐めまくる） ふ、ふ、う…すまなかった、北山君
（ペニスから手を離すように言うと、素直に従う理紗）
（猛りまくっていたペニスに、快楽を与えていた手が離れると、少し残念に思う）
（もう少し握っていてほしかった、扱いてほしかった、と）
（それに、あの口でされたら、と邪な考えがよぎる…唇を重ねたあの口で、絡ませた舌で）
（どんなに気持ちがいいんだろう、と）
（そう思う心に気付き、いやいや、と頭を振り雑念を払おうとする）
ん、何か言ったかい、北山君…？
（呟いた理紗に、怪訝そうに声を掛ける）
（ふっと、理紗の表情を見ると、精液で汚れた手を見つめ、妖艶な表情を浮かべていた）
（その顔を見て、どきっとする）
（そして、ペニスも反応し、ぎゅっと血流が集まり、硬くなるのを感じた）
は？あ？え、お、おいっ、きたやまくんっ…？！
（背を向けていた理紗が突然振り返り、亀頭にキスをする）
や、はっ？
（体を引こうにも突然のことで、何が起こっているのか理解できなかった）
（そして、イったばかりの敏感な亀頭に、理紗の柔らかな唇が当たり、びくっと脈動する）
（そこで飛びかけていた意識が戻り、理紗がフェラをしていることに気付いた）
お、お、おいっ…きたやま、くんっ…な、なに、を、うっ！？
（亀頭に舌を這わせ、丁寧に舐められ、その気持ちよさに言葉を続けられずに呻く）
（精液を吐き出し、汚れた亀頭を丁寧に舐める理紗）
（視線を落とすと、亀頭を舌が這いずりまわっている…ぴちゃぴちゃと、亀頭を舐める音が異様なまでに耳に響く）
（妖艶な表情を浮かべ、亀頭を舐める理紗に見入ってしまう）
【続きます】 は、あ、ああっ…き、きた、やま、くっ、んっ
（ペニスを握られ、腰を引くこともできなくったところを、丁寧に舐められていく）
（こびりついた精液を、舐めとられていく）
（少し塊になっているところは、キスして吸い付かれ、ちゅるっと啜られ、吸い取られる）
（精液とともに、亀頭も啜られ、強烈な快感が襲ってくる）
（口でして欲しい、と願ってはいたが、まさか…内心戸惑うものの、襲いくる快感に理性も吹き飛んでいた）
（ペニスを女性に舐められる、フェラをされるのなんてどのくらいぶりなのだろうか）
（忘れていた快感に、身も心も委ねてしまっている自分がいた）
はあ、あっ…
（亀頭の先を舐められ、啜られ、理紗の頭を両手で掴んでしまう）
（知らず知らずに、自分の股間の方へと押し付けようとしていた）
（根元までしゃぶってほしい、舌を絡めてほしい、強烈に啜ってほしい、男としての欲情が沸き立っていた）
（また、部下に恥部を舐められている、責められているという背徳感が、ぞくぞくさせた）
（ふっと目を開けて理紗を見下ろすと、唇から伸びた舌が亀頭を舐め、啜っていた）
（乳房を揺らし、手を動かし…その刺激で、絞り出されたはずのカリ先から、また汁が溢れ出てきていた） 今日はここまでだね、もう０時近いし
すごく興奮しています
そそるレスをありがとう、理紗
ぞくぞくしながら、レスを書いていました 残念ですけど、今日はここまでですね
ありがとうございました
続きはまた次回に ＾＾ 私もドキドキしましたよ
今度は一所懸命しゃぶってイカせてあげるね// はい、そうですね
続きも楽しみにしています
理紗もドキドキしていたんだ
そんな一生懸命しゃぶられたら、もう理性は吹き飛ぶね
簡単にイってしまいそう
火が点いて、何度も求めそうだよ そういうの期待しちゃいます//
それじゃ、また
１週間頑張ってください
水曜に伝言しますね
おやすみなさい 孝之さん ちゅっ//
先に落ちます ﾉｼ はい、期待に応えます
理紗も無理のないようにね
年度末、乗り切りましょう
今夜もありがとう、理紗
一緒の時間が過ごせて幸せでした
水曜日の伝言も、楽しみに待っていますね
おやすみなさい 大好きな理紗 ちゅっ
【以下空き室です】 着きました
こんばんは、理紗
今夜は理紗に会えて嬉しいです
よろしくね、理紗
明日休みだから、もしかしたら伝言あるかなって、待ってました
理紗の伝言見つけたとき、理紗に会えるって、嬉しかったよ こんばんは 孝之さん
今夜もお会いできて嬉しいです＾＾
よろしくお願いしますね
良かった
休みが取れるかどうか微妙だったけど
休みになったので伝言しちゃいました＾＾；
また急に呼び出しちゃってごめんなさい
だけど、明日休みだから土曜が出勤です
金曜は会えないかもしれません＞＜ 年度末だからね、カレンダー通りに、っていうワケにはいかないだろうし
イレギュラーな休出もあるから
いえいえ、理紗の呼び出しは嬉しいのです
休みになったからって、会いに来てくれる理紗が愛おしい
気にしないでね
そうか、その分土曜日出勤なんだ
金曜の夜は、ムリしないでね
理紗の体の方が大事だし、そこで体調崩したら悲しいし
その分、今日会えたから大丈夫だよ
ありがとう、理紗 うぅん
私の方こそワガママばかり言ってるから
いつもこちらの都合に合わせてもらって感謝しています＾＾
えと、今夜はどうしましょう
前の続きは全然書けていません
ごめんなさい＾＾；
エッチにもなるかどうかわからないシチュしても良いですか？ 理紗のわがままは聞きます
感謝するのは自分もだし、お互い様だよ、理紗
気にしないでね、それも大丈夫だから
忙しいのは分かっているし
ムリの無いように行きましょう
はい、ＯＫです
エッチがすべてじゃないし
理紗とのシチュは、どれも楽しいからね ありがとうございます
無理はしてませんよ
ちゃんと眠い時は正直に言ってますし＾＾；
孝之さんも無理しないでね
今夜は大丈夫ですか？
明日お仕事とかないの？
１時か２時ぐらいまではしようかなって思ってますけど…
シチュは思いつきというか
とりあえず書き出してみますね ありがとう、理紗
そう、正直に言ってくれるからね、理紗は
それが、大切なことだから
大丈夫だよ
明日は、今のところ休出はなし
持ち帰りがあるから、少しはするかもだけど
理紗が眠たくなるまで、お付き合いしますね
はい、了解です
よろしくね、理紗 分かりました
眠くなったら言ってくださいね
じゃ、書き出します （平日の昼下がりの広報課）
（オフィスには、二宮と内藤と香里奈、布施さんと孝之さんが事務処理をしていた）
『…戻りました』
（暗い顔をした大野がオフィスに戻ってくる）
『ハァ…』
（大きくため息をついて席に着く大野）
『どうしたんだい？』
（大野と向かい側の席になっている二宮が尋ねる）
『いえ… さっき、カフェで北山さんと村井さんがいて…』
（カフェで優雅にお茶をしている２人を見たせいで、がっかりした様子でぽつぽつ話しだす大野）
『…やっぱり付き合ってるのかなぁ』
（大野は天を仰ぐようにしてぼやく）
『あぁ… ふ〜ん』
（その話を聞いた二宮も平静を装いながらも面白くなさそうな顔をする）
『で？ 何の話してんだ？』
（興味津々に内藤が大野を問い質す）
『え？ そんな… 盗み聞きなんかしてませんよ』
『ウソつけ！ 気になって仕方なかったんだろ！？ 吐け！』
（しどろもどろになる大野の首を絞めるようにして追及する内藤）
『あー こいつら、いつも北山ちゃんのことばかりだな
課長からもガツンと言ってやれよ』
（若い連中の様子を見て呆れる布施さんは、孝之さんに同意を求めるように言う）
（香里奈は面白そうに事の成り行きを見守っている） ん〜、まあ、そういう話で盛り上がっててもいいじゃないか
（たまには息抜きも必要だろう、と）
（若い男女が集まれば、そんな話にも花が咲くさ、と、布施に返す）
（内心は、村井と、か、と穏やかではない）
（理紗は、村井に気がある…ただ、恋愛感情まで入ってないみたいだが）
（でも、それは理紗の側からであって、村井はそうでもないだろう）
（布施と話しながら、ふう、とため息をつく）
…
（布施が、まだオフィス内の〜、とか話し掛けてくるが、大野の話が気になっている）
（話半分に、布施を聞き流し、大野の言葉を聞き逃すまい、と、そちらに神経を集中させる）
（ああ、わかったわかった、と、話し掛けてくる布施を適当にいなし、事務処理に集中しているかのように見せる）
実際、何の話をしていたんだ？
（まさか、村井から理紗への告白？）
（どんどん自分の中で、理紗と村井への妄想がエスカレートしていく）
（今にもオフィスを抜け出して、カフェに向かいたいところだが…）
（あからまさな態度は、あらぬ誤解を生む、と、自分に言い聞かせ、必死に平静を装っている）
ほら、早く続きを大野に言わせろよ、内藤っ
（言葉には出さないものの、心の中では、怒り口調で呟いていた） 『えらく寛大だねぇ』
（達観したような態度を見せる孝之さんに布施さんは首をすくめる）
『ま、サボりの常習犯である俺が言えた義理でもないか』
（とぼやきながら、事務処理をする布施さん）
（時々、孝之さんに話しかける布施さんだけど、孝之さんが上の空の返事をしているのが分かって…）
『おい？大丈夫か？』
（仕事で疲れているかと思って声をかける）
『ちょ、ちょっとだけですよ 本当にたまたま聞こえただけですから…』
『いいから言え！』
『その…村井さんが… 『理紗の好みのタイプってどんな男なんだ？』って聞いてて…』
（内藤に執拗に責められて、大野が白状しだした）
『フッ な〜んだ それなら付き合ってるカップルの会話じゃないよね 名前を呼び捨てなのは気に入らないけど…』
『そんなの分からないだろ！ で、北山はなんて答えてたんだ？』
（大野の返事を聞いて安心した二宮は嫌味っぽく言うが、内藤は心中穏やかではないようにさらに追及する）
『いや…その… 芸能人だったら竹内力とか言ってて…
思わず噴き出しそうになって、慌てて離れたんですよ』
（仕方なさそうに理紗の返答をそのまま言う大野）
（予想外の返事に驚いてひっくり返った大野は、慌てて逃げ帰るように戻って来たらしい）
『え？ おかしいな 僕が前に聞いた時はジャニーズ系のイケメンが良いって言ってたのに… 趣味変わったのかな？』
（大野の返事を聞いた二宮が、俺も聞いたことあるんだぜという感じで自慢気に言う）
【続けます】 『なんでお前そんなこと聞いてるんだよ！？』
『同期ですから、そりゃそういう会話もしますよ』
（二宮がそんな会話を理紗としていたのかと嫉妬交じりに食って掛かろうとする内藤をいなす二宮）
『でも、村井さんとはあんなに仲良くしてるし… それに課長とも仲良いみたいだし…
自分、結構、北山さんのこと分かってるつもりだったのに、ますます分からなくなって…』
（理紗の言ってることとやっていることが違うんじゃないかと思う大野は、
孝之さんと一緒に帰っているのも目撃しているので、孝之さんをチラッと見ながら、
理紗が容姿と相反してめちゃくちゃな性格しているとぼやく）
『それ、なんとなく分かるよ』
（でも、二宮はそんな大野の気持ちが分かるという感じで頷く）
『お前ら、何知ったようなこと言ってんだよ！』
（なんだか、２人とも理紗のことが分かったような感じなっているのが面白くない内藤）
『まぁいい 二宮！ちょっと来い！』
『え？ 僕ですか？ どこに？ あっ ちょっと…』
（内藤は、二宮の腕を掴んでどこかに連れて行ってしまう）
『そういや、お前さんも北山ちゃんと妙に仲良いよな
確か、家が隣同士だっけ？ 変な間違い起こすなよ
あの手の女は、ほんと何考えてるか分からないからなぁ
しかし、村井だと会社中の噂になっちゃうのに、やっぱりお前さんとは何の噂にもならないよな ははっ』
（内藤と連れ出される二宮を見ながら、布施さんは孝之さんにまた忠告しながらも、
おじさんだから変な噂も立てられることもないかと、少し孝之さんを小馬鹿にするように言う） まあ、多少のことは大目に見ないとな…きっちり締め上げても、息苦しいだけだろう
（達観したような言い草をするものの、心中穏やかではない）
あ？ああ、疲れているのも確かにあるだろうな
（布施に突っ込まれ、はぐらかしながら言い返す）
タイプだ？理紗の？
（好みの男を聞いていたわけか、村井は…しかも、理紗を呼び捨てだと？）
（馴れ馴れしいヤツだな、と、呼び捨てにして良いのは俺だけだ、と、怒りながらムッとした表情を一瞬見せる）
（隣に布施がいるし、様子を見ている香里奈もいる…そんなそぶりを見せたら、勘繰られてしまう）
（イライラしながら、会話に入ることのできないもどかしさや、カフェに行くことのできない葛藤）
（それらが入り混じっていた）
た、竹内力？
（いやいやいや、そんなの初めて聞いたが…それとも、村井を追い払う口実か？）
（理紗の発言の真意を量りきれず、間の抜けた表情を見せる）
（俺、竹内力に似ているか？そんなこともないだろう）
（大野の言葉を聞きながら、１人でぶつぶつ考える）
あ〜、やっぱり理紗の周りには男が集まるなあ
（本人が意識してもしていなくても、それが理紗の魅力なんだろうが）
（そうは思っていても、理紗に男が近付くのを快く思わない）
（特に村井、コンプレックスがあるからこそ、理紗にその気がなくてもついつい嫉妬してしまう）
ん〜、そうか？上司と部下だから、それなりの会話はするだろう
（じゃないと、課が回らないよ、と布施に言い返す）
（理紗と一緒に帰っていることを目撃している大野が、ちらっとこちらを見たのが分かる）
（能面のまま、その視線をやり過ごす）
【続きます】 変な間違いが起こるか、布施？
（相手はあの北山くんだぞ、と、付け加える）
（村井とは、まあ、噂になるだろう…営業部のイケメンエリートだからな、それが理紗と一緒にいれば、噂もたつさ）
（面白くない、といった表情で、そう言い返す）
（自分と理紗の関係を、変に勘繰られないようにするために、わざと話の内容をずらした）
（小馬鹿にされるように言われながらも、本当は理紗と俺は付き合ってるんだよ、と、心の中で叫んでいた）
そう言えば、二宮君と内藤君はどこに行ったんだ？
もしかして、北山君と村井君の様子を見にいったのか？
（オフィスを見回しながら、布施に尋ねる）
（もし戻らないようなら、俺も探しに出てみるか、と思う） 『そりゃそうだ でも、お前さんが北山ちゃんを見る目を見てると… いや、なんでもない』
（孝之さんの返事に何の疑いも持ってない布施さんだけど、
昔、女で失敗した事を思い出すと言いかけて止める）
『さぁ？ 何考えてるのやら？
だから、こういう時は注意した方が良いぞ
あんまり好き放題させると、舐められちまうからな』
（孝之さんに尋ねられても、返事に困る布施さんは、時には部下を締めることも大事だと言う）
ただいま
（そうこうしていると、休憩を終えた理紗がオフィスに入ってくる）
…何？
（ぼーっと理紗を見ている大野の視線に気づいて尋ねる）
『い、いえ なんでも…』
（慌てて視線をそらしてパソコンに向かって仕事をしているふりをする大野）
（その後、外回りをしていた美咲と遥もオフィスに戻って来た）
（そして、理紗と美咲と遥かと後から輪に入ってくる香里奈が他愛のない会話をしている最中だった）
『……』
（リーゼント頭にサングラスをかけてノーネクタイになった内藤がオフィスに戻って来た）
（そんな内藤の後ろには、憔悴しきった表情の二宮がいた）
【続けます】 ………
『なにあれ？』
（あまりに場違いな内藤の姿を見て唖然となる女性陣）
（周囲の冷たい視線もお構いなしに内藤は肩を怒らせて蟹股で歩きながら理紗に近づいていく）
……
（怪訝な表情で目の前に迫る内藤を見つめる理紗）
『おうおう 北山よ アベンジャーズの新しい映画見に行く…行かへんか？ チケットはあるんやで』
（下手な関西弁で、また映画に誘おうとする内藤）
…結構です
（呆気にとられつつも、即答で断る）
『あ？ お前の好きな格好して…したったんやで
なんか… こう…くるもんがあるやろう？』
（どこから来る自信なのか、断られるなんて思ってなかった内藤は動揺しながらも、必死にアピールしようとする）
うっざ
あなたの存在そのものに興味が無いから、どうでも良いです
早く消えてください
（びしっと容赦なく切り捨てるように毒づきながら、ＰＣの画面に視線を向けて仕事を始める）
『あ… お、俺に興味を持てよ！』
（相手にしてくれない理紗に訴える内藤）
（だけど、理紗は無視して、ファイルを抱えて立ち上がり、足早にオフィスから出て行く）
『ぎゃはははっ！』
（すぐそばで見てて我慢できなくなった美咲が大笑いする）
『ぷっ…』
（遥も噴き出して口を押さえる）
（香里奈も笑いながら、ＳＮＳに何かを書き込んでいる） あ？言い掛けたんなら、最後まで言えよ？
（布施の言いたいことは何か想像はつく…昔のことだろう）
（まあ、布施は俺の過去を知っているからな、と、ため息をつく）
（心配されるのはありがたいが、理紗とはその時との状況が違う、と口には出さずに呟く）
そうだな、業務に支障が出るのなら、止めさせないとダメだろう
（上司らしくしないと、マネジメントできないからな、と…とりあえず、布施には感謝の言葉で締めくくる）
…
（ただいま、と言いながら、理紗がオフィスに入ってくるのをちらりと見やる）
（村井と一緒に居たとはいえ、結局ここに戻ってきているなら、いいだろう）
（２人だけで会話していたのは、少々やきもきするところではあるが…）
（あれ？内藤と二宮はどこに行ったんだ？理紗を探しに行ったんじゃあ、と、首をひねる）
…っ？なんだその恰好は？！
（オフィスに戻ってきた内奥の姿を見て、思わず叫ぶ）
（おいおいおい、まさかさっきの竹内力が好き、とかいう会話を聞いてじゃないだろうな）
（呆れた表情で、内藤を見やる）
（見回すと、理紗が無視して仕事を始めたり、美咲が大笑いしていたり、遥も笑いをこらえていたり、香里奈がＳＮＳに書き込んでいたりする）
（カオスだな、おい、と布施に苦笑しながら話し掛ける）
あ、おい、内藤君…今は勤務時間内だ、社内ではそれに似合った格好で頼むよ
ここはお客様との窓口だ、そんな恰好をしているのが外に分かったら、信用問題だぞ？
（なるべく刺激をしないように、それでもきちんと上司らしく語気を強めて内藤に話しかける）
やれやれ…
（椅子に座りなおすと、仕事を再開する）
（ちらっと理紗を見やり、元はと言えば、理紗が村井と話しているからこうなるんだぞ、と、ちょっとムッとした表情を見せる）
（真意が伝わったかどうか分からない）
（いつまでも理紗を見ることはできないので、すぐに真顔に戻る）
（ついでに、香里奈にＳＮＳにアップするなよ、とか、香里奈たちもいつまでも笑っているんじゃない、と諭したり）
（まあ、村井との会話は後で理紗から聞こう、と、イライラした気持ちを紛らわせる） 『あーあ… なんだここは 会社だろ？』
（孝之さんと目を合わせた布施さんも呆れて苦笑するしかなかった）
…？
（孝之さんが、ちょっとムッとした表情をしたのに気が付いて、チラッと見つめ返す）
……
（訳の分からないことを言って喚いている内藤を無視して、何か言いたいことがあるなら言ってよと
孝之さんにアイコンタクトしながら、ファイルを抱えてオフィスを出て行く）
『は、はぁ… すみません』
（すっかり落ち込んでいる内藤は、孝之さんに怒られても、心ここにあらずといった様子で
うなだれたまま謝罪するばかりで、トボトボとオフィスから出ていく）
（服装を直すならいいけど、また理紗を追いかけていかないかと孝之さんを心配させる）
（内藤の突飛な行動に課の全員が気を取られていて、孝之さんが自然に抜け出しても、誰も気にしない様子だった）
（パンプスをカツカツいわせながら、孝之さんが追いかけてくるのを見越して人気のないフロアに向かう）
……
（廊下の隅の給湯室に入って、孝之さんがやって来るのを待つ）
ちょっと何があったの？
なにあれ キモッ
鳥肌立った
（孝之さんが現れると、心底気持ち悪かったと、自分で両腕をさするようにしながら言う）
孝之さんも上司なんだから、ビシッと言ってよ！
あれってセクハラになるんじゃないの？
あんなこと毎日されたら仕事できなくなるから止めるように言ってよ
（孝之さんにすり寄って、いつものクールぶりを崩して少し甘えるように訴える） （ちらっと理紗を見たとき、目が合って、アイコンタクトをとる）
（理紗がファイルを抱えて、オフィスを出ていくのを見やる）
（内藤が、うなだれて服装を直しに行く隙を見計らって、オフィスをすっと出ていく）
内藤のおかげで助かった、自然に抜けられたな
（まあ、あそこで注意もできたし、とりあえず面目躍如、か）
（先に出ていった理紗のパンプスの音を聞きながら、給湯室へと向かう）
（理紗の姿を見ると、周りをさっとみやり、誰もいないことを確かめ、給湯室へと入る）
ああ、あれか？あれは、大野が理紗と村井の会話を聞いていてだな…
竹内力、とか言っただろう…真似れば理紗の気を引けると思ったらしいよ
（尋ねてきた理紗に、そう答える）
ん、あ、ああ…さっきオフィスを出てくるときに、内藤には注意したよ
うなだれて着替えに行ったから、もうしないだろう
（すり寄って、甘えてきた理紗に、優しく答える…そして、右手を肩に回し、抱き寄せる）
あ、ちょっといいか、理紗…村井とは何を話していたんだ？
好みの男性を質問されて答えていたとかどうとか…
（村井と話をしていたことを出し、ちょっとむっとした表情を浮かべ、理紗に尋ねる）
（言い終わると、肩を抱く手に少し力を入れ、さらに抱き寄せる） は？ なにそれ？
大野め… あいつはストーカーか？
（孝之さんの返事を聞いて、大野がじっと見ていた理由も分かって毒づく）
うん//
（肩を抱き寄せられ、孝之さんに寄り添いながら、安心したという感じで頷く）
え？ あぁ… 別に大した話じゃないよ
（孝之さんの顔を見ながら、大したことではないと答える）
あん//
……
（強く抱き寄せられ、ちょっと孝之さんがムッとしているのが分かって、
ちゃんと答えないと納得してもらえないなと思う）
はぁ… もうヤキモチさんなんだから
（孝之さんに笑顔を見せて、人差し指で孝之さんの唇を押さえる）
【続けます】 紅茶を買いに行ったら、村井さんがいて…
『休憩なら、一緒にどう？』って言われたから一緒に休憩しただけよ
（わざと村井の口真似を織り交ぜつつ説明する）
あとは、『最近調子はどう？』とか話しただけ
ほんの１０分ぐらいよ
彼が気を遣ってくれてるから心身共に充実してますって言ったら
『そういえば、彼氏ってどんな人なんだい？』て聞かれて
想像にお任せしますって言ったの
そうしたら、『好みのタイプの男性って』って聞かれたから、
なんとなく竹内力って答えたかな
哀川翔の方が良かった？
私は男らしい人が好きって言ったじゃない
だから、見た目で男らしそうな人を分かり易く言っただけ
それとも、私の好きな人は課長ですって言って欲しかった？
（事の顛末を孝之さんが納得するように細かく説明しながら、わざと孝之さんをからかうように言う）
そんな話をしてたら、大野君がこけて逃げるように走って行ったから…
…休憩を終わらせて戻って来たんですが？
何か問題でもありますか？ 課長？
（何かに感付いたように抱き寄せる孝之さんの腕からすり抜け、少し離れて他人行儀に孝之さんに言う） ああ、そうだったのか、なら良かったよ
誰に見られているか分からないしな、気を付けないと
（理紗から、事の顛末を聞き、納得する）
（人差し指を当てられ、説明してくる理紗に、ホッとする）
それから、ヤキモチするのは当たり前だろう
理紗が他の男と話していると、気になってしまうからな
（と、少し顔を赤らめ、ばつが悪そうに理紗から視線を外す）
（相手が村井だから、いつも以上に嫉妬をしてしまっていた）
いや、それも…
（恋人だと、答えていいかと問う理紗に、口ごもる）
（言ってもらいたい、と口には出さないが、そんな表情を浮かべる）
（本当は公にしたいが、それはそれでまずいこともある）
（からかうような口ビリで言われ、戸惑いの表情を見せる）
（２人でいる時は、クールな表情を見せず、甘えてくる）
…っ
いや、それで問題はない…きちんと説明してくれたからな
じゃあ、北山君、業務に戻ってくれ
（理紗が腕からすり抜け、他人行儀に言ってきた態度に合わせ、上司口調で答える）
（それから、オフィスに戻ったら、次のイベントの企画書を用意しておいてくれ、と、語気を強めて話しかける）
（よろしく、と、理紗に背を向けて、その場を立ち去ろうとする）
（周りから見れば、上司と部下の立ち振る舞いであることを、自然に演じきった） ごめんなさい
眠くなってきました＞＜
ほんと日常会話だけですみません もう１時半だね
疲れている中をありがとう、理紗
はい、今日はここまでにしましょう
大丈夫です、日常会話も大切です
会話がないと、すれ違いが起きるからね
何気ない会話も楽しみましょう ありがとうございます
でも、楽しかったですよ
明日の夜もお会いできると思います
夜の７時ぐらいに伝言しますね
今日もお付き合いありがとうございました
また、明日
おやすみなさい ちゅっ//
先に落ちます いえいえ、こちらこそありがとう
楽しい、って言葉が嬉しいね
明日の夜も理紗に会えるんだ
はい、伝言待ってますね
今夜も理紗に会えて嬉しかったです
ほんと、ありがとう、理紗
また明日
おやすみなさい 大好きな理紗 ちゅっ
【以下空き室です】 着きました
こんばんは、理紗
昨夜はありがとうでした
今夜もよろしくね、理紗
ちょっと春らしからぬ天気になったね
まさか雪が降るとは
こっちは今も風がすごいけど
理紗のところは大丈夫だった？ こんばんは 孝之さん
今夜もお会いできて嬉しいです＾＾
よろしくお願いしますね
そうですね
私の所は大雨でした
寒いし
ちょっと濡れたけど大丈夫でしたよ
えと、まだこの前の返レスが完成してなくてすみません＞＜
昨日の続きか
また違うのにするか
どちらが良いですか？
エッチできないのもアレなんで
そろそろ何かしてあげないととも思っているんですが＾＾； ありがとう、理紗
大雨ね、しかも寒かったし
濡れたみたいだけど、風邪ひかないようにね
明日はまた暖かくなるみたいだけど
レスは気にしなくていいよ、焦らなくても大丈夫だから
そうだね、昨日の続きでもいいし、違うシチュでもいいよ
理紗に合わせます
でも、違うシチュ考え付いていなかったら、昨日の続きにしようか
エッチなくても構わないよ
理紗との何気ないやり取りだで楽しいから
それに、エッチは余裕のある時にたっぷりしましょう ありがとうございます
そう言ってもらえると嬉しいです
昨日の続きだと
エッチできそうでできなくてモヤモヤしてたところに中嶋主任迫られてって展開を考えてましたけど
孝之さんを虐め過ぎかなって＾＾；
違うシチュだと
変な人に追いかけ回されて、孝之さんに助けてもらうとか
同じマンションの住人に孝之さんとの関係を怪しまれて迫られたところで助けてもらうとか
パッと思いついてるのはこんなシチュですけど いえいえ、こちらこそ
肩肘張らずに行きましょう、気楽に、ね
おー、そうなんだ
いや、理紗に虐められるのも楽しいけど
Ｍっ気、ないわけではないから笑
理紗を助ける系ね
それもいいね、盛り上がるな
助けた後は、一気に求めちゃうと思うけど
理紗はどれがやりやすい？ そうなんだ＾＾
虐めるなら、前みたいにお預けさせて
息を荒げる孝之さんを従順に脚に頬ずりさせるとか…
なんかそれがしたくなってきたなぁw
助ける系も好きですよ
孝之さんの男らしさを感じられるから
一気に求められると素直になっちゃう//
うーん
じゃ、適当www
ちょっと書き出しますね
待っててください いじめっこ理紗が登場？！
理紗に虐められるなら、それも楽しいなあ
助ける系は、自分も燃えるから
危機を脱した後に、理紗を求める
それも萌えます
いいんだよ、適当で
考えすぎるとできなくなるから
はい、待ってますね （その日は、孝之さんは布施さんと飲みに行ったので、理紗は早く家に帰っていた）
（布施さんと別れた後、電車に乗って駅から出た孝之さんは暗い夜道を歩いている）
（何か所か人気のない所や公園があったり建設中の工事現場があったりして、何度か未遂事件もあったし、
こんなところを理紗を一人で歩かせたくないななんて思いながら家路を急ぐ孝之さん）
（ひょっとしたら、レイプ魔が家に押し入って理紗を襲ってるかもしれないと思うと、自然と早足になってしまう）
『あの〜 すみません』
（そんな時、不意に後ろから男に声をかけられた）
【たまにはノープランの行き当たりばったりでやってみましょう＾＾】 ふう、すっかり遅くなってしまったな…理紗も待っているし、早く帰ろう
（会社を引けた後、布施と一緒にのみに出掛けた）
（久しぶりだったので、予想以上に盛り上がってしまい、帰りが遅くなった）
（まあ、改めて歩いてみると、この夜道は暗くて危ないな…）
（今までよく１人で帰っていたな、何もなくてよかったな、と思う）
（ここのところは、理紗と一緒に帰っているから、そこまで大きなことはないが…）
（ただ、７階ｊのベランダまで登ってきたレイプ間のこともあり、理紗を１人で待たせていることが気掛かりになる）
（自然と早足になっていた）
え、はい？
（後ろから声を掛けられ、振り向いてそちらを向く）
自分ですか？
（周りを見渡すも他に誰もいない）
（こんな夜道で声を掛けられる知り合いなんていないぞ）
（警戒感を強め、男の方を見やった）
【はい、それも楽しいね よろしくね 理紗】 （孝之さんが振り返ると、自転車から降りた警官が近づいてきた）
『駅前の派出所の者ですが』
（警察手帳を孝之さんに見せながら話しかけてくる）
『この辺で不審者の出没が相次いでましてね』
（ちょっと酔っているからスーツを着崩しているとはいえ、
孝之さんを見る警官の目は不審者を疑うような感じだった）
『ところで、ここで何を？ ご帰宅の途中でしょうか？』
（怪訝な顔をする孝之さんの表情を伺った警官は、愛想笑いを浮かべながら形式的なことを聞く） は、あ…まあ、見ての通り、帰宅の途中ですが
会社の帰りに、飲んできたので…何か疑うようでしたら、そのお店や一緒に呑んでいた連れに連絡取りますけど？
（声を掛けられた男を見やると、警察官だった）
（不審者と疑うような視線が見て取れたため、先にそうではないと、釘を刺す）
暗い夜道ですからね、何かあっては大変ですからね
巡回ですか？ご苦労様です
（警官の気分を損ねると、面倒になるな、と）
（機嫌を取るわけではないが、大人の対応をする）
…
（それにそてもこの男、警官と言え何か胡散臭い）
（愛想笑いを浮かべ、聞いてくるこの男に警戒心を怠らない）
（とはいえ、手を出したり逆らったりすれば、公務執行妨害とかでっちあげられるんだろうな、と思う）
（そんなことを考え、悟られないようにスマホのレコーダーアプリを立ち上げ、録音を始める） 『まぁまぁ お気を悪くしないように
あくまで任意で協力していただきたいだけなので』
（不機嫌になる孝之さんを宥めるように言う警官）
（孝之さんの察した通り、どこか胡散臭さのある中年男だった）
『そうなんですよ この辺は特に暗いですからね
いや、綺麗な若い女性がスーツ姿の中年男に追いかけ回れているとか
そこの公園に連れ込まれたとか… そんな通報がありましてね』
（なんで疑われないといけないんだという感じの孝之さんに、職質の理由を言う警官）
（そう言われると、確かに孝之さんには身に覚えのあるようなことが…）
（我慢できずに、帰りの夜道で理紗を公園の茂みに連れ込んでやってしまったことなんかもあったし）
（それが、誰かに見られていたとなると、孝之さんや理紗にとっては都合の悪いことだ）
『それで、申し訳ないのですが、お声をかけさせてもらったわけでして…
任意で結構ですが、免許証なんかお持ちでしたら拝見させてもらって良いですか？』
（あくまで低姿勢な感じで孝之さんに身分証明になるものを見せるように言う）
（孝之さんがスマホで録音をしていることには気づいていないようだった） そんなことがあったんですか、それはそれは…
（警官から話を聞き、いや、これは参ったな、と思う）
（帰り道、理紗を公園に連れ込んで、やってしまったことが何度かある）
（激しく後ろから突き、中に出してそのまま帰らせたこともある）
（喘ぎ声やよがり声も、もしかして聞かれていたのかもしれない）
（それに、マンションまでの道中でも、お尻や胸を触っていた）
（誰かに見られていて、もしかしたら通報されていたのかも…）
（それで巡回に来ているのか、と思った）
そういうことがあったんでは、安心して夜道は歩けませんからね
ご苦労様です
（説明されても、胡散臭さはどうしても消えない）
（本当のことをそのまま言うのは危険だ、と感じた）
あ、ああ、構いませんよ…ただ、普段電車通勤だから、免許証を持ち歩いていないんですよ
社員証でもいいですかね？なんなら、会社に問い合わせてもらってもいいですが
（免許を見せてはいけない、と思い、咄嗟に別の理由が口を突く）
（鞄の中から、社員証を取り出して、ちらっと見せる）
（任意なら、ここまででいいはずだが、と、警戒心を見せず普通に対応する） 『いやぁ 恋人同士のきちゃつきかもしれないんですが
どうも通報からすると、強姦事件なのかとも思えまして…
あ、被害者らしき女性からの告発とかは無いのですが、何度か同じような通報がありましてねぇ』
（平静を装う孝之さんに、警官は思わせぶり感じで言う）
（笑顔を見せながらも、その目は笑っていなくて、孝之さんを疑っている）
『そうですか 社員証ですか… 構いませんよ』
（警戒する孝之さんが機転を効かせたつもりだったけど、警官はほくそ笑む）
『ふむ 中村孝之さんですね
ほぉ あのユナイテッド通商にお勤めですか？
広報部の課長さんですか これは立派な肩書だ』
（孝之さんの社員証を懐中電灯で照らして見ながら確認する警官は、どことなく嫌味っぽく言う）
『ユナイテッドといば、美人の女性が多いと聞きましたが、本当ですか？
採用の条件は容姿も重視されるんでしょうかねぇ？
いや、うちの姪が大学生でして、卒業したらユナイテッドで働きたいって言ってましてね』
（なんでそんなことを聞くのか、たまたまなのか、孝之さんには判断できないような対応をする警官）
（でも、社員証を出したことを後悔させるような感じだった）
『すみませんが 中村さん
ご住所だけ、確認させてもらえますか？
免許が無くても、住んでいる家の住所は言えますよね？』
（そして、しつこく住所の確認を迫る警官）
（確かに、こんな夜更けに全く違う住所に住んでいる人間がここいるとなると怪しまれても仕方がない感じで） そうなんですか、まあ、世の中物騒ですからね
何かについて、気を付けるに越したことはないですね
（この警官、何かあるな…何を探っている？）
（平静を装って対応しているものの、警官に対する警戒心はどんどん上がってきている）
…
（社員証を見せた瞬間、警官が笑みを浮かべるのを見逃さなかった）
（これはしまったか？…選択を間違えた？！）
（嫌味を含んだ口調で言われ、内心ムッとするが表情には出さない）
さあ、それは知りませんが…会社のことはどうでもいいでしょう
自分が採用しているわけでもないし、組織の中の１人ですから
知りかねる部分もたくさんありますよ
（この男、自分の娘ではなく、姪と言ったな？）
（結婚していないのか、この警官？まあ、人のことは言えないないが…）
（何かある、という警戒感が渦巻いている）
え、ああ、この先の○○区××町だが…
（詳細までは言わずに、警官の質問に答える）
（何か言われたら、次は任意だろう、と答えるつもりでいた）
（それで同行を求められるのなら、こちらも本当に警官かどうか確認させてもらおう、と） 『そうですよね 失礼しました
姪には頑張るように伝えます』
（ムッとする孝之さんの反応を警官は笑って誤魔化すようにしていなす）
『なるほど…
正確な住所は…言えませんか？』
（詳細を言わずにはぐらかそうとする孝之さんに目を光らせる警官）
『何か知られてはいけないようなことでも？
確かにこの辺りの住所ですが… それなら誰でも言えますよ
本当に免許お持ちじゃないんですかね？』
（警官は怪しんでいる素振を見せて孝之さんを追及するような口調になる）
『中村さん 協力してもらえませんかね？
私も穏便に済ませたいんですよ
任意と言っても、拒否されるとこちら側の心象も悪くなりますから』
（とはいえ、まだ温和な口調で警官は孝之さんに協力を求める）
（ちょっと脅し文句も入れてはくるが）
『あっ、もしかして、私のことをお疑いですか？
なら、派出所までご同行願っても良いのですが』
（警戒している孝之さんの心を逆手に取るように言う）
（その態度は偽物の警官ではないように思える）
（だが、それが危険人物かどうかは別問題だけど） まあね、ありていに言えばそうです
あからまさに、個人情報を聞き出そうとしているように見えますから
ああ、それなら派出所まで行きましょう…その方が面倒ないでしょう
他の警官がいるなら、こちらとしても安心できる
それに、この時間は１人で行動することはないでしょう、２人１組のはずだし
（夜間は何があるか分からないから、それが基本でしょう、と）
（じゃあ、駅前の派出所まで行きましょうか、と警官に声を掛ける）
それから、社員証が返してもらえませんか？
別に逃げも隠れもしませんよ、勤務先が分かった以上、どうすることもできませんし
（嫌疑をかけるのなら構いませんが、度を過ぎるならこちらもしかるべき手を打つぞ、と匂わせる）
（叩かれても痛くはない、こともなくもないが…理紗との公園での行為を考えると）
押し問答をしていてもらちが明かないし、どうします？
任意でしょっ引くことはできないし、無実の人間を拘留すれば問題にもなりますし
（ちょっと煽り過ぎかな、と思いつつ、この男の真意を測るためにはこのくらいしないといけないか、と）
（もしかしたら、この男も理紗を狙っているストーカーの１人かもしれない）
（釘をさすことはできるだろう、と） 『そうですか それは失礼しました』
（孝之さんの言い分ももっともだという感じで非礼を詫びる警官）
（持っていた社員証も孝之さんに返す）
『ははっ まさか何もしてない人を拘留はできませんよ
それとも、何か身に覚えでも？
とりあえず、派出所でご住所だけ確認させてもらいます
もう１人いれば、話していただけるんですよね？』
（孝之さんの対応に一本取られたという感じだが、煽りにも動じずに慣れた感じで職務に当たっているように見せる警官）
『構いませんか？なら、行きましょう』
（孝之さんが同意したとみなして、警官は孝之さんを促して派出所へ向かおうとする）
（またこの道を戻るのは少々面倒だし、遅くなったら理紗が心配するだろうなというのが孝之さんの脳裏に過る）
『確かに、そうなんですがね
それは、テレビのドラマや報道で認知させたことであって、我々派出所勤務は１人での行動が多いんですよ
警察署勤務の者は２人一組が決められてるんですが…
まぁ、我々のような末端は１人で何もかもしないといけない時があります
一般企業にお勤めなら、そういうことも分かるでしょう？ わははっ』
（孝之さんの疑念を晴らすかのように、笑いながら答える警官）
『随分と度胸が据わっているようですが、何度かこういう目に遭われたのですか？
警官にそんなふて腐れた態度はなかなか取れませんよ』
（孝之さんと歩きながら、警官は褒めているのか貶しているのか分からないようなことを尋ねる） そろそろ０時だし、今日はここまでだね
明日は仕事もあるからね
なんかサスペンスっぽくて、どう展開していくのかなって
ここで止めるのは残念だけど はい
あははっ
つい調子に乗ってしまいました
住所言わないから、なんとか吐かせようとあれこれ考えちゃいました
すみません
理紗が全然出れないのが残念でしたけど＾＾；
またいつか機会があれば続きをお願いします そう来るかっ、と思いながら返してました
頭脳戦、って感じだったね笑
いいです、楽しかったですよ
スピンアウトみたいなシチュになっちゃったね
理紗が理紗を演じれない、ってところにストレスもあっただろうけど
はい、また機会があれば続きをよろしくね 孝之さんの読み通りこの警官はまともじゃないですよ
普段は真面目なサイコパス系かな＾＾；
ちょっとその片鱗を見せたかったというか
もう少し理紗のことを探っているように見せたくて
住所を聞いてから、ちょっと怪しいとことを出していこうかと＾＾；
なかなかうまく誘導できなくてすみません
まさか、社員証出されるとは思いませんでした
凄い機転だなって感心しちゃいましたよ
負けん気出して、なんとかして追い詰めてやろうと思ったんだけど…＾＾；
良い頭脳戦でしたね
はい、またお願いしちゃいます だろうね、歳取ってると、まっすぐに物事を見れないね
疑っちゃうし、警戒感はもつからなあ
相当考えていたんだね
ごめんね、理紗の思う方向に行かせられなくて
気にすることないですよ、字面から感じ取るのは難しいし
どこまで読み取るか、何を求められているかって、のも同じだね
ん、まあ、それなりの年齢を重ねているってことで
頭フル回転状態でした笑
理紗の負けん気を感じたから、こっちも抵抗しちゃいました笑
こういうのも楽しいよ
ありがとう、理紗
いつでもどうぞ 面白かったです＾＾
もし金曜の夜が空いたら伝言します
あまり期待はしないでください
土曜の夜は確実に伝言しますね
それじゃ、今日もお付き合いありがとうございました
おやすみなさい ちゅっ//
先に落ちます そう言ってもらえると、自分も嬉しいね
ほんと、面白かったよ
はい、了解です
年度末、何かと忙しいだろうし、無理しなくていいからね
土曜日の夜の伝言、待ってますね
ただ、土曜日は自分が遅くなります
２３時、超えると思う
自分からも伝言しますね
会えそうだったら、理紗に会いたいけど
こちらこそ、お付き合いありがとう、理紗
理紗に会えて嬉しかったです
おやすみなさい 理紗 ちゅっ
【以下空き室です】 ありがとうございます
朝からなんとなく布団の中で触ってたらなんだか本気になっちゃって…
お願いします こちらこそ
何だかいらやしい匂いがします
布団の中でどこを触っているんですか？ ショーツの脇から中を触ってました
指を曲げて中まで入れたりして… いやらしいですね
こんな朝からオナニーですか
それに本気って事は、ゆり子のまんこが疼いてるって事ですよね
ショーツ脱いでゆり子のまんこ見せて下さい 朝から暇なんですね
仕事はしてないんですか
家事はしないんですか
旦那に相手にされてないんですか
暇なんですね 着きました
こんばんは、理紗
１週間、お疲れ様でした
会えないかも、って言ってたのに、会えて嬉しいよ、理紗
伝言チェックしててよかった
よろしくね、理紗 こんばんは 孝之さん
孝之さんもお疲れさまでした
でも、明日もお仕事でしたっけ？
この前、曖昧な言い方したので
伝言は届かないかもと思ったんですが、見てくれてて良かった＾＾
ともかく、今夜もお会いできて嬉しいです
よろしくお願いしますね
さっき、いつものところと書いちゃいました
書いた後に、しまったと思ったんですが、分かってもらって良かったです
えと、この前の職務質問の続きで良いですか？ ありがとう、理紗
仕事、というか、夜仲間内で送別会があってね
それで、明日は遅くなります
２３時は過ぎると思うけど、それでも良ければ理紗に会いたい
いえいえ、理紗の伝言はチェックしています
会えないかも、って言われてても、理紗の伝言がないか探しちゃうんだよ
はい、こちらこそよろしくです
大丈夫大丈夫、そこはきちんと分かってます
そのシチュでいいですよ
よろしくね、理紗
自分からだけど、まだ書けていないので少し待ってもらってもよい？ あぁ そうなんですか
送別会の季節ですものね
23時でも全然構いませんよ
明日は23時にアンシャンテに行くようにします
何かあれば伝言するようにしますね
なんか、いつも探してもらってすみません
私が急に会いたいとか言うから＾＾；
でも、私も孝之さんに会いたくてたまらなくなっちゃう時があるの//
はい じゃ、待ってますね
お願いします そうなのです、自分も絡んでいるからね
ありがとう、もう少し遅くなるかもだけど
遅くなるようだったら、伝言しますね
いえいえ、自然と理紗を探してしまうのです
その、急に会いたいって言ってくれるのが、嬉しいんだよね
会いたくてたまらなくなっちゃう理紗に会えないんじゃ、悲しいからね
はい、じゃあ少し待っててね ああ、すいません、ありがとうございます
（社員証を返され、ホッとする）
（警官の心象を損ねないよう、お礼の言葉を述べる）
捕まるようなことはしていませんよ
しているんであれば、社員証も見せません、それに黙秘するでしょうね
（内心は、公共の場でエッチしているからなあ、罪にはなるなあ…）
（表情には出さないものの、心の中では冷や汗が垂れる）
はい、それでは行きましょう
（警官に声を掛けられ、それに従う）
（理紗に、遅くなることを連絡しないとな…さて、でもどこでしたものか）
（誰かに連絡を入れようとすれば、たちどころに怪しんでくるだろう）
（この警官、油断はできないな）
（切り替えしてやり過ごそうとしても、立ちふさがるからな、と）
そこは、仕えるものの定めですかね
民間も同じものですよ、建前と本音は違いますから
（この男、存外に面白いな…職質した相手に、こんなことを言って返せるなんて、と感心する）
あ、ああ、そうですね…いろいろありますよ、人生は
（それなりに人生経験を積んでいることを、思わせる）
それこそ、あなたも相当経験を積まれていますよね
（腹の探り合いになるかな、と思いながら、警官に返す）
【お待たせしました よろしくね 理紗】 いえいえ ありがとうございます
返レスしますね＾＾ 『それなら良いんですがね 何しろ最近は巧妙化して、犯人を自白させるのも一苦労ですよ』
（孝之さんの返事に対して、なんとなく意味深な事を言う警官）
『そうですか それじゃ…』
（警官は自転車を押しながら、素直に従う孝之さんと共に駅前に向かって坂道を下っていく）
（理紗は今頃…
きっとお菓子でもつまみながら、借りてきた「宇宙戦艦ヤマト2202」の続きを夢中で見ているんだろうなと孝之さんの脳裏に過る）
（理紗は女の子なのに、ロボットものやＳＦものとかやたら男の子向けのアニメが好きなところがある）
（孝之さんが子供の頃にやってたヤマトはどんな展開になったのかとかやたら聞いてきたり、
煮え切らない主人公の古代進にイライラしたり、タンクトップとショートパンツの格好で眼鏡をかけて必死に見てる姿は、
傍から見てると、オタクっ娘全開で、いつも颯爽としている美人ＯＬの時とのギャップが凄い）
『どうかされましたか？』
（理紗にどうやって連絡しようかと思案している孝之さんに声をかける警官）
『ところで、中村さんはご結婚は？奥様が心配されませんか？
すみませんね ご足労かけまして…
何でしたら、ご連絡してもらっても良いんですよ』
（孝之さんが結婚していてもおかしくない年齢に見えたのか、警官は気を遣うようなことを言う）
『そうですね どこも一緒ですか
大企業のユナイテッドさんでも、やはりそういうことは多いんですかね？
女性の方でも残業で夜遅くなることがあると聞きましたが…』
（孝之さんに受け答えしながら、時折探るようなことを言ってくる警官）
『はははっ この仕事してると、どうしてもいろんな人と出会ってしまいますのでね
普通ではありえないようなことを色々と経験できますよ』
（腹を探ろうとする孝之さんに、警官は受けて立つぞ言う感じで返してくる） 巧妙化、ですか…世の中も、いろいろ変わっていますからね
流れに乗っていかないとダメですね
（意味深だな、と感じつつも、しれっと返す）
（自転車を押しながら、歩き始めた警官の後についていく）
（警官の動きや言動を見逃がしたり、聞き逃したりしないように）
…
（理紗は、部屋でくつろいでいるんだろう、邪魔する相手がいないからな）
（アニメ好きな理紗、意外な一面だと最初は思ったが、そういう人間らしさがとても可愛いい）
（颯爽と、凛としている会社での姿とのギャップに萌えてしまう）
（あんな姿、知っているのは俺だけだろう、と悦に入る）
（思わずにやけそうになるところに気付き、何事もなかったかのごとくふるまう）
は、はあ、どうですね
ありがとうございます、それではちょっと連絡をさせてもらいます
（これ幸いに、と、理紗に、遅くなる、とメールを送る）
（先に寝てて構わないから、と…）
（表情に出さずに、普通にメールを入れる）
どこも一緒でしょう
最近は、女性の管理職も増えていますからね…警察官もそうでしょう
官民ともに、それは変わらないと思いますけど？
（探りを入れてくる警官に、警察も同じでしょう、と返す）
（女性が上司であっても、男性のしている仕事と変わらないことをしているんじゃないですか？、と）
でしょうね、職種ごとに違うでしょうが…最近は、何が起こってもあんまり動じなくなりましたよ
（今、こうやって交番に向かっていることもね、と内心思う）
（警官だからって、正しいとは限らないし…と、警戒心は怠らない）
（お互い様々な人生経験を積んでいるかのように、探り合いが続く） （孝之さんの想像通り、アニメ鑑賞を楽しんでいた理紗）
……
（スマホのバイブに気づいて、手に取って黙ってメール見つめる）
【飲みすぎ注意 ＞＜】
（そっけない返事のメールを送ると、またテレビの方に視線を向ける）
『まったくです
この前、配属された上司が女性でしてね
これがまた気のきついこと
ちょっとしたことでも叱り飛ばされて大変ですよ
気の強い女性は好きな方なんですが、あれはないよなぁって はははっ』
（孝之さんの返事に頷きながら、上司への愚痴をこぼす警官）
『ほう それはそれは…
広報という仕事も大変なんですね
是非ともどんなことがあったのかお聞きしたいです』
（探り合っている内に、孝之さんの言葉尻を捕らえてくる）
『ところで、どちらに連絡されたんですか？
奥様ですか？ それとも…』
（急に目が鋭くなった警官は、孝之さんがこれ幸いにメールを送ってしまったことを追及しだす） …
（またそっけない返事だな…確実にアニメ鑑賞してるな、理紗）
（表情に出さないようにため息をつき、返信された文に目を通ししまう）
でしょうねえ、女性の管理職登用はどこでも増えていますし
同性の方が、まだやりやすいのかもしれませんね
（どこでもあることだ、警官は気が強くないと務まらないだろう、と）
（男社会の中でやりあっていくし、犯罪者にも向き合わなきゃいけないし、と思う）
外に向けての仕事です
あなた方と同じように、相手への印象の持たせ方で全く違う方向へ行くこともあります
業務の内容は、社内規定で守秘義務が生じますので
警察官も、公務員だから、当然守秘義務があるでしょう
（言葉尻をとらえてくる警官に、お互い迂闊に話せないことが少なくないでしょう、と）
（いちいち正当性を突き、付け入る隙を見せない）
先ほどまで飲んでいた連れに、ですよ…親しき仲にも礼儀あり、です
分かってくれているだろう、と思っていても、通じていないことがままありますから
（ちょっとした気遣いで、お互い気持ちの良い関係が続けられます、あなたも同じでしょう、と）
（さも当たり前のことで切り返す） 『あ、はぁ こんな時間に仕事…ですか？』
（まくしたてるように答える孝之さんに圧倒されながらも、素朴な疑問をぶつける警官）
『まぁ…確かにそうですが…』
（守秘義務とかまで言われて、警官はタジタジになりながらも、何もそんなにムキならなくても良いじゃないかと苦笑いをする）
『あぁ なるほど… 会社のお連れさんにですか？
よほど緊急のことだったのでしょうね』
（どことなく辻褄が合うようで合わないような返事だと警官は感じながらも、孝之さんが少し酔っているのだと思い、
機嫌を伺うように言う）
（そんなやり取りをしている２人の前に白バイが走ってくる）
『おぅ どうした？』
（ヘルメットを被ったままの警官が話しかけてきた）
（年齢も自転車の警官と同じぐらいに中年男だった）
『いやぁ 職質したら…』
『あぁ なるほど』
（警官同士の会話は、明らかに任意を断った孝之さんを悪者扱いにしている）
『派出署まで行って第三者がいたら話すって言ってくれたんでね
それで向かってる最中なんだけど』
『ほぅ』
（自転車の警官の説明を聞いていた白バイの警官は孝之さんをじろじろと見ながら頷く）
（どことなく、このガラの悪い警官は偉そうで高圧的に感じさせた）
【続けます】 『なら、ここに第三者がいるじゃないか
拒否する理由にはならないよな？』
（白バイの警官は孝之さんを威圧するように睨みながら言う）
『まぁまぁ そんな言い方すると…
それに、派出署まで来てくれるって言うんだし』
（自転車の警官は事を大きくしないようにと白バイ警官を窘める）
『何ゴネてるんだよ？
自分の住所が言えないっていうのは十分怪しいだろ さっさと言えよ！』
『すみませんねぇ そういう訳で言ってもらえると助かるんですが…
これ以上事が大きくならない方がお互いに良いと思いますので』
（白バイ警官が威圧をかけて迫って来るが、自転車の警官がとりなすようにして、
孝之さんに住所を言うように促してくる）
【１時ぐらいまでなら大丈夫です＾＾】 まあ、そういうこともありますよ…年度末ですから、日を跨ぐことも
（少し捲し立てながら、こちらのペースに引き込もうとする）
…
（また１人増えた…ふう、と、心の中でため息をつく）
（犯罪者扱いか、この感じは…やれやれ、と）
（２人の警官の話に聞き耳を立てる）
拒否しているわけじゃないですがね、交番に行ったら、と言っているじゃないですか
社員証もしてしているんだし
現行犯なら分かりますが、嫌疑だけで犯人扱いされてはね
それに、任意でしょうが、これは…突然現れて、自分の身分も示さずに
大体、なんでそんなにしつこく住所を聞いてくるんです？
（わざとことを大きくするように挑発してみる）
（レコーダーはオンのままで、会話は当然録音されている）
（口裏を合わせられたら現状は不利だけど、弁護士立てれば立場は入れ替わるだろう）
（そこまでする必要がなければいいが）
さあ、交番まで行きましょうよ
自分は逃げも隠れもしませんよ
（わざとため息をつき、先を促す）
【分かりました ありがとう 理紗】 『あぁ 面倒な奴だな これでいいか？』
（反抗的な孝之さんの態度に苛立ちながらも、警察手帳を見せる白バイ警官）
『なんなら、写真撮っても録音、録画しても構わないんだぜ
こっちも、あくまで職務でやっていることだ
任意を盾にするのは結構だが、捜査協力拒否って言葉もあること忘れるなよ』
（逆に挑発してくる孝之さんに、白バイ警官はこういうことにも慣れているという感じで、
いかにも体育会系のガラの悪そうな雰囲気なのに、そういう法律関係にも詳しいことを匂わせるように言う）
『中村さん 住所の確認は基本的な事なのですよ
ですから、それを答えられないとなると、こちらとしても疑いを持たざるを得ません
さっきお伺いした時も、大まかにこの辺りの住所しか言われませんでしたし
不審者が出没しているということで、我々もこうやって巡回していた訳でして…
この辺にお住まいでしたら、間違いなく帰宅の途中でしたと判断できるのですが、
そうじゃない場合は、こんな時間でここで何をしていたのですか？ということになります
それに、これ以上、拒否されるならお勤め先にも連絡しないといけません
そうなると、中村さんの会社での立場も良くなくなるでしょう？
どうか、ここは協力してもらえませんかね』
（自転車の警官は低姿勢のまま、孝之さんを説得するように言う）
（でも、半分脅しのような感じになっているけど）
『交番でもここでも、やることは同じことだと思うけどな
お前こそ、何に拘ってんだ？ あっ？
素直に言えば済む話だろ 違うのか？』
（開き直るように逃げも隠れもしないという孝之さんに、白バイ警官は呆れ気味に怒鳴るように言う） ありがとうございます
（律儀にも、警察手帳を見せてきた警官に、きちんとお礼を言う）
協力しないとは言ってませんが？
交番に行って、そこで話をしますって言ってるんです
非協力には当たらないと思いますけど？
それに、写真や録画も構いませんが、容疑もなくそういう行為をするのは違法ではないですか？
（法律をしっかり学んでいると思われる白バイ警官に、こちらも応える）
だから、それも構いません
ただ、電話で連絡したところで、社も個人情報を伝えることはないでしょう
きちんと手順を踏んだうえで、問い合わせてください
それをせずにすれば、越権行為やら違法捜査にもなりかねないと思いますが
当然そうなれば、社の顧問弁護士が対応することになります
（説得するように言ってくる自転車の警官に、冷静に応える）
こだわっているわけではありませんが
自分も広報として、外部との渉外に当たっています
利害が発生する話ですから、自然と慎重にならざるを得ません
一歩間違えば、裁判沙汰になります
そちらこそ、なんでここで話させることに拘っているんですか？交番で聞けばいいだけの話でしょう
（相手がヒートアップすればするほど、冷静になっていく）
（酒の酔いも、どこかに吹き飛んでしまっていた） 『…それが、協力してないって態度じゃないか？
ここだと誰かに聞かれるのが嫌なのかよ？
あのな… もう十分容疑はかかってるぞ
なんで、そんなに心象の悪いことばかりするんだよ』
（はっきりと言い返す孝之さんに舌を巻く白バイ警官は呆れ気味に言う）
『はぁ わかりました
そりゃ勿論です
こちらも、電話ではなく、捜査員を向かわせることになりますので…
だから、事が大きくなって立場が危うくなると言ってるんですが』
（自転車の警官は、孝之さんに理解してもらえなかったことを残念そうに答える）
『わかった わかった じゃ派出署に行こうか』
（根負けした白バイ警官が、バイクから降りて孝之さんを促しながら派出署に向かおうとする）
『ま、時間をかけてじっくり聞かせてもらうわ
今夜は帰れないかもな』
（孝之さんの耳元で録音されないような小声でボソッと脅し文句を囁く）
ガサッ
『ん！？ だれだ？』
（ようやく、公園から移動し始めた時だった）
（茂みから物音がして、自転車の警官が懐中電灯を向ける）
『おい！ なんだ！？ 待て！』
（人影がさっと現れたかと思うといきなり駆け出していく）
（自転車の警官は、大声を上げてその人影を追いかけていく）
『応援が必要なら呼んでくれ
俺は、こいつを派出署に連れて行くから』
（白バイ警官は、走って行く自転車の警官に大声で言う）
（自転車の警官は片手を上げて合図をしながら走り去っていった）
『さ、行こうか』
（白バイ警官は孝之さんを促して駅前の派出署に向かって歩き出す） 当然それもありますよ、こんなところでは誰が聞いているか分かりませんし
容疑と言いますが、どんなものなのか聞きたいところですね
公務執行妨害にも当たらないでしょう
（呆れ気味に聞いてくる警官に、最初から嫌疑有りで聞いてくれば自然とそうなるでしょう、と）
捜査令状も、どんな内容で申請するんですかね
嫌疑不十分、ということになれば、こちらもそれなりの対応をしますので
立場が危うくなる、と言われても、何もしていないのですから
（残念そうに答えられても、相手の目を見て言葉を返す）
はあ、そうですか
最初から交番に行くって、言っているのに…
（ぼそっと脅し文句を掛けてきた警官に対し、ため息交じりで答える）
（本当に犯罪者なら、こうなる前に騒ぎ立てて逃げようとしているでしょうに）
（結局、冤罪を受けるのか…）
…
（人影が駆け出していく方を見て、思い当たる節がある）
（理紗とかかわりがある自分を知っているストーカーだな、と）
（もしあそこで住所を言っていたら、聞かれていただろう）
（理紗は部屋の中だし、自分のところにいるし、大丈夫だろう）
（漠然とそんなことを考えながら、人影を追っていった警官を目で追っていた）
はい
（素直に返事をし、白バイ警官の後について歩き始める）
（長い夜になりそうだ、と、心の中で呟く） もう１時過ぎたし、今日はここまでだね
ありがとう、理紗
心理戦、なかなか消耗度激しいです笑 はい
まさか２日間粘られるとは…＾＾；
ちょっとは理紗が出れたけど
欲求不満になってきちゃうw
でも、攻防が面白かったです
孝之さんの返しに、エッチじゃないけどぞくっとしちゃいます
できる男って感じで
いつも、さえない変態扱いしてごめんなさい＞＜
ちょっと迷ったけど
何とか道筋は立てられましたよ
次回こそは理紗が活躍できますように＾＾
今夜もありがとうございました
明日があるので、今日はここで失礼します
明日の夜も遅くなっても良いからお会いしたいです//
それじゃ、一応23時に
おやすみなさい ちゅっ//
先に落ちます ﾉｼ ちょっと粘り過ぎだった？
ごめんね、理紗を欲求不満にしちゃって
欲求不満はまた解消させてあげますっ
さえない変態扱いで大丈夫です
たまには、こういう意外な一面が出てきても面白いでしょう
お、、それは楽しみだな
どんな感じで理紗が活躍するのか、楽しみにしていますね
自分も、そういう流れにもって行けるようにしますね
こちらこそありがとう、理紗
明日、用事があるのに遅くまで付き合ってくれて
はい、自分も理紗に会いたいから、なるべく早く帰って来られるようにします
何時くらいになるか、伝言しますね
では、また明日
おやすみなさい 理紗 ちゅっ
【以下空き室です】 着きました
こんばんは 孝之さん
今夜もお会いできて嬉しいです
疲れてない？＾＾； こんばんは、理紗
自分も理紗に会えて嬉しいです
疲れてはないけど
なかなか抜けられなくて、ちょっとイライラしてた
理紗に会えなかったら、どうしようって
待っていてくれてありがとう、理紗
嬉しいよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
