(港の片隅、夜ともなれば人気の無い、今はもう使われて居ない大きな倉庫。そこで、ある少女が複数の人影を相手に剣を振るっていた)

ふう、今日も下っ端の戦闘員ばっかり。怪人はしばらく姿を見せてないし……
(最後の一人に向かって、剣先からエネルギー波を飛ばし、その姿がチリとなったのを確認し)

平和なのは良いことだけど……嵐の前の静けさ、って言うのかな。なんだかちょっと気味が悪い、かも。
(そう言いつつ、倉庫を離れようとしたところで、背後から忍び寄る気配に気がついて)
(下級の戦闘員であればそれだけで両断されているであろう、高速の一振りを浴びせようと構える)