え?
(あれからというもの、少し不自然になりながらも平然としていた後輩からの不意な声かけに驚いて)
(一瞬、言葉に詰まりながらも断るわけにもいかずに頷く)
…はい、分かりました。

(時間をずらすために少し病室を見回ってから、前回の空き部屋へと足を運び)
(軽くドアをノックしてから中へ入ると、暗さにたじろぎ)
っ…保先生?
いるん、ですよね?
(後ろ手でドアを閉めながら、暗がりの中人の気配を探す)