(渦巻く感情に飲まれしゃくりあげそうになった瞬間、敦の制止の声が降ってきて)
(身体を触っていた2人の手が離れるとその場にへたり込みそうになる)

(どうやら拓実たち4人の中では敦がグループの仕切り役でみんな彼に逆らえないようで、渋々ながら2人が敦に従うのを見て安堵からか肩に手を置かれても拒まずに受け入れる)

い、いえ、あの…っ…!?
(謝られて慰めるような言葉をかける敦に礼を言いかけ、ぴったりと背後にくっついた気配に再び息を呑む)

敦さん…ねぇ、嘘でしょ…?やめて…お願い…
(ドアの外に2人が消えると、ゆっくりと後ろを振り返って怖々と敦の顔を見上げる)