(何食わぬ顔で夕食と風呂を済ませ、母親に「おやすみ」を言った後で自室に戻る)
(夜も老けた頃に音を立てぬように昼間着ていた制服にもう一度袖を通し、そっと部屋を抜け出して義父の寝室のドアを開ける)


(無言で部屋に入ると泣きそうな顔で義父の方を見つめ、入口に立ち尽くしている)