私のことを人間の屑みたいに言わないでほしいね。これでも俺は栞里のことを愛してるよ。俺なりに、だけどね。
そしてそれを栞里も受け入れた。だから俺たち夫婦は対等だと思ってるよ。

(勃起したそれをまじまじと見る空。今まで「姉の治療費」として手や口、時には胸で奉仕させてきた。射精する時に
栞里の名を呼ぶのが、我ながら倒錯してるとは思うが。それも妻への「愛情」だと思ってる。だからこそ)
そうさ。栞里が入ってる病院には「貸し」がある。栞里が治療を受けつつ妊娠し、出産したとデータを改竄させることだって
できる。そう、空「ちゃん」と栞里が黙っていれば、誰にも迷惑はかからないんだ。

(やる、という呟きを確かに聞いた。それが「契約成立」の合図。今度はベッドの端に座り、脚を大きく開いて股間を誇示し)
心配しなくていい。少なくとも金銭面の問題はしなくていい。栞里も、空ちゃんもね。さ、いつものように挨拶してもらおうか。
空「ちゃん」を「大人の女」にしてくれる大切なものなんだから。