>>926
(抱きしめられながら彼女の頭を撫でてしばらく甘い空間に包まれた余韻に浸り)
(やがてどちらともなく、背徳感のせいか互いに黙ったまま後処理や着替えを済ませ)
(二人並んでベッドに腰掛けると、肩を抱き寄せ耳元で)
…このまま、私の匂いを纏ったまま帰られるんですね
貴女の雌の匂いも一緒に…
(想いを伝えた後とは思えないような言葉を囁き)
また診察に来てください、いつでもお待ちしてますから…
それとも佳澄さんのお宅へ往診でも構いません

(肩に置いた手を外すと、何かを言いたそうな彼女に口づけをして)

それでは、喘息のお薬出しておきますね…
お大事に
(さっきまでの妖しい微笑みではなく、普段患者に向けるような笑顔に戻り、出口まで誘導して)