>>655
(牢の外を歩く足音が止み、自分のところで止まったのを感じると少しだけ顔を上げて男の姿を確認する)
(淡々と購入に向けての手続きが進められていく会話を聞きながら、小さく拳を握りしめて)
(この生活から開放されるかもしれないチャンスを逃さまいと決意する)

(男が離れた後、牢の扉が開けられると売人の一人が入って来て腕を取られると後ろ手に手錠をかけられてから壁の鎖を外される)
…そんなことしなくても逃げないっての
(ぼそっと吐き捨てた言葉も無視され、そのまま鎖を引かれて歩かされ)
(見たことのない部屋へ連れて行かれると開いた扉の奥に先程の男を見つける)

美優です
(ここから出るにはこの男に気に入られる必要があると思うと、笑顔を見せて)
(パーマのかかった金色の髪揺らし、長いまつ毛とカラコンの入った大きな瞳で)
こう見えて家事もできるし、お買い得だよ?
ご奉仕だってそこらの17よりは経験あるから、満足させてあげられるし
(媚を売っている間に連れてきた売人は手錠と首輪の鍵を男に渡す)