昔の歌舞伎町薬漬け女が管理されていたマンション [無断転載禁止]©bbspink.com
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まあどの時代にもどの場所でもあることだよね、歌舞伎町に限らず
(雑居ビルに囲まれた築30年のマンション。エントランス内には管理室とその脇では干からびた観葉木の鉢植えが横倒れになっている。
管理室から人の気配は一切せず、電話番号の書かれた紙切れが薄汚れた窓口に貼られているだけだった。)
エレベーター……いや、階段で行くか
(さすがに故障はしていないだろうが、管理されていないであろう古びたエレベーターに乗る気はおきず、その横に薄暗く続く非常階段を上っていく。
非常階段は外へと繋がっており、とはいえ景色といえば、隣のビルの壁が間近にあるだけで、そこら中に取り付けられた室外機の騒音とダクトから漏れる生臭い臭いには顔を覆わずには入られない。)
…っ、いつ来ても歌舞伎町は臭せえなあ…
(建物の隙間からほんの僅かに見える道路のど真ん中で、泥酔する飲み屋の男と客らしき女が取っ組み合う姿が目の端に見える。
だがそんな光景などこの歓楽街では日常茶飯事な出来事で、平和であるほうが小気味の悪いはなしだ。
とくに気にとめることもなくようやく階段を上りきると、徹夜明けの重い体を引きずりながら、ある人物から預かった鍵で
『505号室』の扉を開ける…) (2Kの間取り。一人で暮らすには十分な広さだ
ユニットバスと申し訳程度に取り付けられたキッチンを横目に、玄関から奥の部屋へとつづく廊下を進んでいく。
部屋のドアを開けると6畳ほどの部屋が横並びに扉でしきられている。
もぬけの殻となり、女物の香水の匂いだけが微かに残る部屋を見渡しながら…)
…何人の女がここで生活してたんだろうな
入れ替わり立ち代わりだろうけど
綺麗には使ってたん、あ、カーテン取り付けないとなあ…向かいのビルから丸見えだ。
(キッチンに戻ると、シンクの下にこじんまりと取り付けられた冷蔵庫の中に、途中で買い出した飲み物やら酒やら一通りのものを中に詰め込み)
PINK板に疲れた女の子が寄り添う場所になればいいなあ…さて
新大久保のドンキーでカーテンと布団を調達してくるか
ついでに猫缶も (鍵、扉の入口横、傘立ての下にあります)
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