(不幸な事に参考書コーナーは本屋さんの隅にあり、
   七海さんは自由に逃げることが出来ない)

(玲は七海さんの斜め後ろから、そっと追い込むような形で接近し、ほぼ密着する)

お嬢さん、参考書を探しているの?これなんかお勧めだと思うけど。
(と玲は医療系大学生向けの参考書を抜き取り、手慣れた手つきでページを手繰る)
(そのページには男性器と女性器の写真と、矢印線で各部位の名称が書かれており)。

こう言う勉強も大事じゃないかな?
(と玲は七海さんの目の前に当該ページをみせつける)