その皺寄せのバタバタが続いて、来れるみたいな匂わせながら来れないのが続いてごめんなさい
…すー…
(こてんと真斗さんの胸元に頭を預けながら、その恋しい温もりを確かめるように深呼吸して)
真斗さんはお元気でしたか?
本当に、ごめんなさい
でも、真斗さんのことが嫌いになったとか、そういうのではないからそれだけは信じて
出来ることなら、優しいあなたをこんな形で手放すようなことはしたくなかった
わたしも…会えてよかったです
(頭の天辺に感じる唇の感触に、零れ落ちそうになる涙をぱちぱちとして誤魔化して)
(そのまま顔を上げると、首を伸ばして今度こそ唇と唇を触れ合わせる)