反則は、圭吾さんも一緒ですよ。
…浴衣がこんなに似合うって聞いてないですもん。
(静まり返ってゆっくり時間が流れる室内にまるで自分の心臓の音がすぐそこにいる圭吾さんまで聞こえてしまうのではというくらいで)

えっ、わ…っ
んんっ…け、圭吾さん…あの…っ
(急に抱き寄せられて圭吾さんの胸に飛び込むと、それと同時に首筋に熱い唇が触れると、それだけで気持ちよくて体をぴくっと震わせて圭吾さんの浴衣の袖をきゅっと掴み)