なっ、……ん、もうっ、何言ってるの。
(翔真くんの言葉に一瞬で耳まで赤くなると、困ったような顔で目線を彷徨わせて)
(ダメ出しする言葉に拗ねたように唇を尖らせ)
むう…セクシーさだってあるでしょ。黒だもん。
白よりセクシーな気がするでしょー?
えっ、ちょ……んんっ。
(手首を滑る紐の感覚はゾクッとして、きつく締められると体の自由を奪われることにキュンとお腹の奥が甘く疼く)
や、っ……スイッチなんか、ない……もん。
あっ、ん…待って、ま……っ。
(梁を通した紐が両手を吊り上げるように動くと、無防備に体を晒すことしかできなくて)
(翔真くんに見られていることを意識すれば、それだけで下着をとろりとした液体が濡らす)
足っ?だ、だめ。手だけでいいっ。
(今の格好だけでも恥ずかしいのに、足の自由まで奪われることを思うとドキドキして)
(ふるふると泣きそうな顔で首を振り、太ももをもぞもぞと擦り合わせる)
っ、ん……今は、恥ずかしいだけだから。喜んでたりは、しない……もん。
(被虐の快感に情けなく緩みそうになる顔をなんとか堪えると、消えそうな声で答えて)