>>33>>34>>35
キッチンに立つ冬司くんから、グラスの水を受け取ると、涙で失った水分を一気に補給する
そういえば先刻自分でも飲んだけど
「美味しっ」
そう言いながら笑顔を向けると、冬司くんの顔も一瞬弛んで、またすぐに元に戻った
そしてまた頭を下げてもぞもぞ言う冬司くんに被せるようにもう一度言う
「ね、服買いに行こ?コレも悪くないんだけど、、脚がちょっとね」
さすがにシャツワンピと言うには少し短い
迷って履いてこなかったレギンスがちょっと悔やまれるけど…
アレ履いてたとしたらでも裂かれちゃったかな
そんなことを思いながら、シャツを少しだけめくってみる
そこに視線を向けたかはともかく、とりあえず冬司くんの同意を得て買い物に向かうことになる
シャツの下には冬司くんのハーフパンツを拝借する
さっきまで履いてた冬司くんの家着でもいいよーと言うわたしの申し出は一蹴された