いえ……私こそ、言ってからすごく実感してきて…恥ずかしいです。ごめんなさい。
時間いりますよね。大丈夫、待てます。
(赤くなって離れると頬を両手で押さえながら顔を背けて少し深呼吸する)
あ、っ……鏡?
(優しく抱かれる肩に促されて、鏡張りの壁の前に立つ)
(鏡には白地に茶色のラインの入った半袖ニットと、紺レースの膝丈スカート姿の自分が映り)
(背後から抱かれれば、鏡越しに翔真くんと視線が合ってドキッとする)
見ながらするのは……嫌いじゃ、ないですけど……恥ずかしいです。
んっ、や…あ、待って……だめ。
(服越しに胸を揉まれれば、翔真くんの手の中で形を変える姿がいやらしくて)
(恥ずかしさに手の甲を口に当てて顔を背ける)
(気持ち良くなってしまう顔を見られるのも、自分で自覚するのもまだ怖くて)