そうだよね、ごめんね。
えっと、お風呂早めに切り上げるね。
(翔真くんの返事に心配そうに見上げて)
長風呂も好きだけど、翔真くん居るときは翔真くんと居られる方がいいから、一緒に出る。
(浴衣やポーチを抱えると笑顔を見せて、エスコートされるままに旅館内の廊下を歩く)
(大浴場よりも奥、少し灯りを落とした道の先にある入り口の一つに案内されると)
(促されるままに脱衣所へ入り、プライベートな雰囲気のある空間に喜んで)
すごーい。とっても特別な感じして素敵です。
うん。待ってね。
(翔真くんに置いていかれないようにと、慌てて服を脱ぎ濃い紫の下着姿になる)
(髪を簡単にアップにすると、タオルで体の前面を隠しながら、下着も全部外して)
わあ……思ってたより広いねっ。
ふふ。気持ちよさそうー。ね、掛け湯済ませて早く入ろう?
あ、でも、あっち向いててね。見ちゃだめだから。入ったら呼ぶから。
(露天へと続くドアを開けると、二人で使うには少し広めの温泉で嬉しそうな声を上げる)
(胸元や下をタオルで隠しながら、翔真くんに声をかけると、湯桶にお湯をためて掛け湯をして)
(少し白く濁ったお湯に胸元まで浸かると、気持ちよさそうなため息をついて)
はぁ……最高です。
ごめんね、もう見てくれて大丈夫。