(紗友を抱きしめたまま、ようやく落ち着いて、部屋の中をきょろきょろ見渡し始めながら)
そう?大人な紗友もすごく可愛いんだけどなあ。
特に玩具で遊んでる紗友の顔なんて可愛すぎて見せてあげたいくらい。今度、撮影して見せてあげようか?
(紗友の静かな笑い声が可愛くて、目線を紗友の顔に向けるとじーっと見つめて)
ほんとに?でも、その宅配便の人に口説かれるかもしれないから、やっぱり心配だなあ。
(腕の中からするりと抜けられると、少し哀しげに紗友の姿を目で追い)
やった。ありがとう。これでいつでも好きなときに来れて、紗友に会えるね。
ううん。そのほうがよかったりするから、むしろ不在なときやお風呂のときを留守電に入れといてほしいな。
(紗友から鍵を受けとると大切しうにポケットにしまって)
そうだね。せっかくだからリビングでのんびりしたいけど、時間が時間だし、ベッドに行こうか。
(紗友の肩を抱くとベッドルームへと一緒に歩いていく)