(紗友と手を繋いで玄関の中に入り)
おじゃましまーす…じゃなくて、ただいまでいいんだよね?
(部屋に着いた安心感でほっとしていると)
ん?なに?なに?
(いきなり迫ってくる紗友に驚いたのも束の間、すぐにキスをされ唖然とした表情で)
う…うん。紗友に会えた嬉しさに浮かれすぎててすっかり油断してたかも。
(靴を脱いで紗友が用意してくれたスリッパに履き替えながら)
ただいま…。
うん。俺もすごく嬉しいんだけど。
(すっかり紗友にペースを握られてしまった感覚と先ほどのキスの余韻が頭の中で混在していて、少し戸惑いながら中に入っていく)