っ、そ……そんなの、知らないっ。覚えてなくてもいいしっ。
(耳をくすぐる声と言葉に頬が一瞬で染まると、もうっという表情で見つめ)
やっ、あ……違う、もん。
くすぐったのは、スキンシップみたいなものだし…。
声だって、塞がなくても我慢くらいできますー。
(顔が逸らせなくなるとドキドキして、困ったように瞳が揺れ)
(せめて言葉だけはすぐに負けちゃわないようにと強気に返す)
時間も遅いし、今日は寝かしつけです。
手、離してお布団行こ?
(赤い顔を見られ続けるのが恥ずかしくて、顎に添えられた方の腕を両手でそっと掴む)