(熱心にペニスの隅々までを舌と唇の裏側を使って擦り上げていると、より一層張り詰めてくるのを感じた。すると、頬に優しく手を添えられて、腰が離れる)
(彼が達する寸前で思いとどまったのが分かった。膝をつきながら見上げると、昂りと衝動を湛えた瞳で、熱っぽくわたしに想いを伝えてくれる。わたしはふっと微笑みを見せると、手を引いてもらって立ち上がる)
んは……ごちそうさまでした
耕司くん、すごく可愛かったよ
またしたいな
(愛する人の心だけではなく身体を愛することがこんなにも幸せなことを、私は知らなかった。彼が教えてくれた、満たされるセックスというものを)
あっん……ちゅ、ちゅっ…ん、ん……っ
(愛おしくて、心がじんわりと温かくなるような口づけを長く交わすと、突然だがふんわりと脚を持たれた。少しよろけそうになるが、すぐに彼の胸に身体を預けバランスを取る)
あ、耕司くん、あっ…あ、ああ……っ、入っちゃう……っ
(彼への愛撫で潤み溶け切っていた秘部は、容易に彼のペニスを咥え込む。大きくて硬くて熱くて、ゆっくりと挿入されることで膣内を支配するような存在感を感じる)
んはあ…っ、耕司くんのだって、熱いよ……
大きくて、私の中で溶けちゃってるみたい……私たち…今ひとつになれてる……ちゅっ、ん、んんっ……私も大好きだよ…
(彼のペニスがぴたっと沿って、ずるりと引き抜かれてはまた奥まで。高梨はそのつもりなのかどうなのか、焦ったり激しく突き上げるようなことはしなかった。そのうちに我慢ができなくなってきたのは、私のほうだった)
あっん、ああ、耕司くん…っ、ね、ん、もっと……っ
(ねだるように膣内をきゅっと閉じて腰を揺らし、彼を確かめる。私と同じ顔をしていた。切羽詰まった、余裕がなく、限界を告げる表情だった)
あんっ…耕司くんっ…動いて、あ……もっと突いて…っ