耕司さん、あのね、今日は耕司さんに渡したいものがあるんです
これ、なんですけど…
(そう言って細い縦長の黒い箱を差し出し、丁寧な手つきでそっと蓋を開ける)
(中にはカラフルなミサンガが一本、真っ直ぐ綺麗に並べられていて、それは一見すると青、白、淡いレンガ色の3色がブロック調で編み込まれている)

これね、耕司さんが好きって言ってた納戸茶の色とわたしの好きな白
それからこの薄茶っぽいのは丁子色っていって、二人が出会った日のカラーなんですって
耕司さんサッカー好きだし、あなたにも身につけてもらえるものがいいなって…
(自身の胸元のシルバーのチェーンに触れて微笑む)
足首につけられるように長めにしました
初めて編んだから少し不格好だけどw、よかったら何かお願いごとして、巻いてください

それからもうひとつ
ロイズのピュアチョコレートのガーナスイートをどうぞ
(あなたの手を取って、個包装になっている円形のチョコレートが袋に詰め合わされた包みをちょこんと乗せる)

手作りかこの季節限定の可愛いものにするか迷ったけど、こちらのほうがいつか共有できるかもと思って定番品にしました
わたしの好きなチョコレートです

長くなってしまいましたが、素敵な帽子のお礼と、いつも笑顔にしてくれてありがとうと、大好きな気持ちを込めて…です

耕司さんみたいに粋な渡し方ができなくて、少し恥ずかしいのですが…w