>>103
(舌の動きを止めるために力強く握ったつもりだった)
(でもそれは逆効果だったみたいで……)
ぃや、止まってって、この……
やぁっ、あぁ……! んっ、んんん……っ
ぁ、くぅ……やだやだ……っ
ホントやめてって……ぇっ、なんか、キちゃう……ひぁっ!
(動きが激しくなった舌にアソコを舐められてムズムズが大きくなる)
(イヤなだけじゃなくて、なんでか気持ち良いって感覚が来て)
(自分でもビックリするくらい大きな声が出てきて、慌てて口を結んでみる、けど)
(すぐに抑えられなくなって声を館の中に響かせていく)
(腰とか膝が震えて、立ってるのもつらくなって)
(とにかく何かが来るって予感だけはある)
(その内頭が真っ白になって……)
あっ、あっ……ぁあああああ……っ!!!
(足の先から頭のてっぺんまでビリビリって感覚が突き抜けていく)
(身体を震わせながら、ショーツがぐっしょり濡れていく)
(11歳にもなって、私お漏らししちゃったみたい……)
ひぅ……っ、ぁ、はぁ……はぁ……
(まだビクつく足を折って床に膝と手をつく)
(少しずつ冷静さを取り戻しながら今のが「イク」ってことだと、私は理解し始めていた)
(自分でアソコを弄ったことある(オナニー……だっけ?)友達が言ってたヤツ)
(私自身は初めてだったし、すぐにはわからなかったけど)

あれ……?
(息を整えてから、いつの間にか消えていた舌を調べようと鹿の首を見る)
(でもそんな物は見当たらなかったし、カメラも無さそうだった)
(頭の中にクエスチョンマークをいっぱい浮かべながら、立ち上がってロッカーに向かった)

うわ、すっごい服の数……
これとかイイ感じ……っ……あー……サイズ合わないか
(ロッカーを開けると、まずは色んな服が入ってることに驚く)
(どれも女性用みたいでオシャレ好きとしてはテンションが上がった、けど)
(取り出してみた服のサイズを確認してすぐに落胆)
(子供用が1つくらいあるかもともう少し調べてみたけど、どうやら無さそうだった)
(できれば濡れたショーツを替えたかったけど、無いなら仕方ない)
(濡れた下着もイヤだけど、サイズ違いの下着はもっとイヤだから……って、あれ?)
……下着だけじゃ、ない?
(水分を吸った布地がずしりと重くなった感覚)
(下着から感じていたソレがいつの間にか、服全体から感じるようになっていた)
(それに何だか寒気がして、思わず身体を震わせてしまう)
(試しにパーカーを摘んでみると、感触としては普段通りだからさらに不思議だった)
うーん……???
(まったく理解できない状況に首を傾げるしかない)
(服の重さを無視して二階に行くという手もあったけど)
(そうやって鹿の首を無視した結果、さっきの舌による攻撃に繋がっている)
(不思議なことは調べた方が良さそうに思えた)
だ、誰も見てないよね……?
よいしょっと……
(床に靴と靴下を置いて、辺りを見回してから、パーカーを思い切って脱いでみる)
手に持ってみたら、やっぱり普段通り……ね
(謎が深まるばかり)
(でも一つ収穫なのはキャミソールには不自然な重さが無いことだった)
(そうする間に重くなっていくスカートも脱いだ方がいいかも……)
(そう思ったのも一瞬で、すぐに濡れたショーツ一枚で歩く恥ずかしさを考えて取り消した)
(取り敢えずパーカーは脱いだままでいることにする)
(床に置いていた靴を取って……そこで私は床が濡れていることに気付く)
(水が多い……だから服が重いのかも? でもそれなら今持ってる重さは違うよね)
(ややこしくなってきたので一度考えをやめて、荷物を拾い上げることに集中)
(そしてパーカーと靴、靴下を持った状態で階段に向かおうとした)