団鬼六 作品について語るスレ 第2巻
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なぜか急に落ちてしまったので立て直します。
花と蛇、夕顔夫人、鬼ゆり峠などに代表される団氏のSM官能小説の
だけでなく、映画化・コミック化作品、神崎氏などによる続編のこと
など、幅広く語り合いましょう。 団先生って、責めで鼻をつまむのがお気に入りだったのかな
映画だと、五本くらい見たな。
小説も結構ある? 作品のヒロインが誰が良いとかなんてあれこれ妄想していたんですけれども
本仮屋ユイカ 普通にいそうな清楚な女性が乱れたらと妄想していたら
AV女優に、北原多香子と言う良く似た色香溢れる女性がいましたが引退したらしいです
高橋真麻アナ スラリとして豊乳な感じを妄想していたら
AV女優に、白坂百合と言うちょっと老けた感じの色香溢れる垂れ巨乳の女性がいます
色んな女優やタレントに少し似ているとか名前もじりとかAVでは以前から色々とやってるんですね
ちょっと笑ってしまいましたが妄想がはかどり過ぎてオナ回数が知る以前より増えてしまいました 肉の顔役キャストは
母親;北川景子
娘:沢尻エリカ(10代の頃) Kindleで販売中の春日章の鬼六作品画集、
DMMでも発売しないかなぁ。 鬼ゆり峠再読中。
「気弱で甘えん坊の菊之助をビシビシ教育するスパルタ姉さん浪路」萌え。
仇討ちに旅立つ前の、この姉弟の平和な日常を書いた小説も読んでみたい。
どんなに陵辱されても菊之助のために自害できないことから、
ふと菊之助を疎ましく思う浪路のシーンも深い。
千津の浪路への秘めた恋もいい。
この千津の秘めた思いが、この小説を鬼六先生の最高傑作にならしめてると思う。 初めに読んだ時はエロシーンばかり印象に残ったけど、
数年ぶりに再読するとエロ以外の部分の方が印象的で、
改めて名作だと思った。鬼ゆり。 「鬼ゆり峠」はもちろん傑作ですが、やっぱり「花と蛇」の方が興奮します。
時代劇だと、褌を解かれてなんてところで実感が出ない。
「花と蛇」でも、奥様よりも美津子と文夫に興奮する。
18歳の処女と童貞でも、現代ならば肉体は十分に成熟している。
ともにギリシャ彫刻のような完璧な肉体を持ちながら、性的には初心だ。
文夫は学習院の水泳部とのことだから、完璧な水泳体型で巨根を競泳パンツに押し込めている。
それを開放され、屹立して股間臭を放つ逸物をスケバン達が思い切りいたぶる。
たまらず放出した大量の精液を始末し、口で清拭するのが美津子の仕事だ。 小夜子と文夫が登場したのは、
奇譚クラブの読者からの「令嬢と美少年を登場させてほしい」という
リクエストに答えたから、らしいね。
その読者に感謝。 「花と蛇」は未完成感がね
魅力的な登場人物の創出に成功して時間をかけただけに、名残惜しい
例えば、小夜子を徹底的に犯してどこの愚連隊だかヤクザだか白痴だか
わからん奴の子供を妊娠させて欲しいと思うじゃん?
いちど年若い不良少年たちの部屋に放り込まれそうになったのにな・・・残念
華道のお嬢様にしてもそーだわ
ヤクザ専門の接待要員にでも成り下がる描写が欲しかった
鬼源だっけ?の調教とかぶっちゃけつまんねーんだわw
バナナなんか切らせたり卵産ませてる場合じゃねーだろ? 静子さまたちにねちねちと珍芸仕込む展開楽しいよ?
花と蛇は未完成ゆえに永遠性を獲得したと思うわけ
人間は歳を取るし永遠に閉じ込めて性奴隷として客をとらせるなんて不可能
そういうところがファンタジーだし、未完結だからこそ女たちのその後に想像の余地がある 確かに花と蛇は、未完成ゆえに夢があるよね。
鬼ゆりとか、処刑までしっかり書かれてるから救いがない。
花と蛇が何度も映画化されてるのに、
同じ代表作の鬼ゆりが1度も映画化されないのは残酷すぎるからかも。
団先生も発行から20年後に「恐ろしくて再読できない」と書いてたし。 鬼ゆり峠が映像化されないのは、
そこらのBL顔負けの濃厚なホモレイプ描写が原因じゃないか?
導入部の駆け落ちカップルの陵辱でも、
お小夜が雲助に犯される場面は描写しないのに、
連れの女形が雲助に犯される場面は描写するし(しかも2回も!)
主役の姉弟にしてもそう。
浪路が熊造に犯される場面、肝心のインサートからの初レイプは描写せず、
最後の方しか描写しないから肩すかしを食らう。
そのくせ、菊之助が熊造に犯される場面はインサートも含めて全シーン描写。
この作者はノーマルを装った隠れホモかと勘ぐりたくなる(笑) 真咲乱主演の日活ロマンポルノ「蛇と鞭」って、
団鬼六が原作となってるけど、なんていう小説?
現代もので、実の姉弟の近親相姦がある小説ってちょっと思い当たらない。 >>684
BL元祖の竹宮惠子の話だと
昔の少女漫画は男女のベッドシーン規制が異常に厳しくてどうしようもなかったので
男男で描いたんだと
SM誌も特に取り締まりがきつかったらしいから
男女シーンが書けなかったってことはないのかな >686
でも「鬼ゆり峠」より前に書かれた、同じ仇討ちものの「無残花物語」だと、
ヒロインが親の仇に陵辱されるシーンをインサート含めて丁寧に書き込んでるんだよね。
なのになぜ「鬼ゆり峠」はそこを省略したのかなあ。
「無残花物語」とそっくりそのままな展開を避けたかったからかも。 花と蛇のパロディみたいな紙芝居(画像+小説)をはじめました。ご興味のある方は以下にアクセス頂ければ幸いです。
サイト名: 非公認-昭和的郷愁SM画廊掲示板(別館)
ttp://showanostalgicannex.blog.fc2.com
(先頭にhを加えて下さい) >>688
芙美子の回想 (その5) このページが抜け飛んでいるようですよ >>689
ご指摘有難うございます。その5は修正中です。しばらくお時間頂戴したく御容赦下さい。 七四式さんの地下画廊は数々の傑作があり好きだった
特に花と蛇の新旧差分を比較した一連の絵物語は秀逸
復活してほしいな 小夜子ファンの俺としては宝石店令嬢失踪事件が一番良かった
あれ最高のところで中断しちゃったんだよなあ
小夜子といえば、花と蛇で不良たちの部屋に放り込まれるのを
静子が身を挺して止めさせちゃうけど、あれが実行されていたらと思うとムラムラするわ
結局のところ、小夜子って不良少年たちと寝たのかな
それを暗示する文章があったような気もするが、どこだったか思い出せない Mockingbirdさんのサイトも素晴らしかった。 スケール感という意味では後継者が出てこないな
影響下にある人はたくさんいるだろうけど、皆こじんまりとしてる
もう長いことシーンが停滞してる気がする
そろそろパワフルな新星が出てこないものかな 小説くらいでしかエロを楽しむ手段がなかった昔と違い、
今はネットでいくらでも無料でエロ動画が楽しめるし。
官能小説というジャンル自体の需要がなくなりつつあるように思う。 俺はエロ動画みたいなものが感性的なインフレを起こして
活字エロが見直される時がくるよーな気がするな 「続・肉の顔役」を読んでます
由美子が最高っす
小夜子や美沙江などの処女として登場する清純系キャラが好みですが
同系統のキャラとしてはこれまで読んできたなかでは
抜きん出たやられっぷりでした
やられ描写が赤裸々で具体的なのがイイ!
黒人が母親よりもどちらかといえば娘の方を好んでいるという設定も素晴らしい 無残花物語の雪路ってどーですか?
ばっちりやられますか? 昔読んだきりなのでよく覚えてないけど、雪路はばっちりやられてたはず。
だが作品そのものが「肉の顔役」よりだいぶ短いので、
由美子と比べると責められ描写がボリューム不足と感じるかも。
個人的に、雪路は、その性格にちょっと難あり。
敵役が「父の仇」になる前から、彼からの恋文をさぞ嫌そうに指でつまんで、
父に告げ口したり。
読みながら敵役に同情したわ。
その点、お蘭は敵役からの恋文にもきちんと剣で応えてて、好感が持てる。
雪路の許嫁の男が、実は雪路より姉のお蘭に惚れていた、という設定にも納得(笑)。
身動きできないお蘭を強引に犯そうとするシーンは情けなさすぎだが。 >>700
早速のレスをありがとうございます
アドバイス、とても参考になります
個人的には、少々カマトトぶった小生意気なお嬢様が
犯られるってのもそれはそれで面白そーだなと思いました >>688
なかなか読み応えありますね。次の投稿を楽しみに待ってます。。 >>703
芙美子の回想(13)をアップしました。ご興味のある方は以下にアクセスして下さい。
トップページ-非公認-昭和的郷愁SM画廊掲示板(別館)
ttp://showanostalgicannex.blog.fc2.com
(先頭にhを加えて下さい) 前に読んだやつで、最後にパトカーのサイレンが聞こえてきて終わる長編って、何てタイトルだったっけ。
あれは結構良かった。 「鬼ゆり峠」の連載当時のノーカット版読んだけど、今の版よりずっと趣があっていいな。
これぞ残酷時代絵巻って感じで素晴らしい。
なんで太田版であんなにごっそりカットしてしまったのか。
しかも元の文章ではなかった誤字があちこちにあるし。太田版の編集部も校正も糞。
という訳で連載当時のノーカット版の復刻希望。 >>703
芙美子の回想(14)をアップしました。ご興味のある方は以下にアクセスして下さい。
トップページ-非公認-昭和的郷愁SM画廊掲示板(別館)
ttp://showanostalgicannex.blog.fc2.com 団鬼六 作品で、初めて読んだのが「肉の顔役」シリーズ。
母親のクリを吊っている横で、由美子が初めて犯される。のが強烈だった
次は「鬼より峠」でこれも強烈。
「花と蛇」は1冊読んだけど、前置きがあまりにも長すぎて、
しかも何度も同じような話が繰り返されるので、飽きてしまって、それっきり。 花と蛇の不満点は小夜子の決定的なシーンがないところ
肉の顔役の由美子なんて黒人に背面騎乗位でイカされながら膣内に大量に射精されて
性器から精液をダラダラと滴らせつつディープキスを強制される描写まであって
挙句、きっちり妊娠までさせられるというのに
小夜子は盛り上げておきながら、その度にオブラートに包んだような緩い描写で
肩すかしを喰らわされる感じが否めない それはどのようなシーンなのでしょうか?
興味津々です >>708
これです。ありがとうございました。
>>712
ないと思う。小夜子は結構早めに出番がなくなる。静子夫人に浣腸させられ、出たものを手でうけとるシーンがラスト。
静子夫人とのレズで、最初先にいってしまってもう一度やり直しさせられるとこか? そもそも義雄が意外にも淡白過ぎる
せっかく念願がかなったんだから、もっとガツガツいけっての
独占欲の希薄なスマートな奴だなw
そんならそれで男キャラ(シスターボーイ含む)と一通りご挨拶セックスをさせてから
客人ヤクザ衆向けの接待係にして誰の種だかわからん子供を孕ませるとか・・・
準ヒロイン級の存在なんだから静子級の奈落まで行っても良いと思うわ
素人さんでもプロでもいいけど、もー少しハードな小夜子編を書いてくれんかなあ 小夜子のような令嬢タイプのヒロインは、鬼六作品では冷遇されがち。
肉の顔役の由美子は特殊。 すべてが調教イベントに収束してしまうようなところがあるよな
例えば、調教イベントの担当が静子なら、公衆便所化みたいな担当が別にいても良かった
その役回りが小夜子でも京子でも美沙江でも良いけれど、作品にメリハリが出たはず
個人的には接待で処女を散らした美沙江に期待したんだがな・・・ 掲載誌が奇譚クラブなのでな
御大以前のSM小説はほぼ調教オンリーで
そこに性行為シーンをプラスしてより広い層に読まれる作品を作ったのが御大
でも読者は基本調教を求めてた、と
ただ、その作品の出来が大変良かったため、御大の影響を受けた作家が大量に出現して
一種メインストリームになっちゃった 奇譚クラブの各掲載小説に対する
読者の感想や要望の葉書や手紙は毎月多数届けられていたと言うから
意見の多いプレイや展開を取り込みながら書いていたら
色んな登場人物のプレイへと移ってしまい
連載は長く続いたものの本来の小説の物語としては破たんしてしまった
そう言った内輪の話が対談形式で雑誌に載っていた記憶がある じゃあやっぱり奇譚クラブの読者は調教プレイが好みで、
それを作者に要求してたってことか。
団先生の筆力で好みの調教を書いてほしい、という当時の読者の気持ちは分かるが。
団先生が読者の意見に左右されず、自分の書きたいものを書いたのは花蛇以降の作品かな。 まあ調教は作者の真骨頂ではあったろう
ただ調教一辺倒になるとマンネリに陥るという物語作家としての認識も
あったということなんだろな
花と蛇は読者の熱い要望との狭間で苦しんだのだろう
結果的に読者から逃げられず、締まりのない作品になってしまったと
サービス精神が旺盛な人だったんだろね
後年、この作品からは逃げたがっていたフシがあるのもうなづける
これは妄想だけど、もしかしたら美沙江というのは状況を打開するために
投入されたキャラだったんじゃないかという気がする
身体が弱いという設定、珍しくセックスシーンが具体的に描かれている等
この作品のなかでは異質な登場の仕方をする
身体が弱く調教には耐えられないというアリバイを用意しておいて
接待地獄だか性処理地獄だか、セックス主体の新しい要素を考えていたのだけれど
この娘にはこんな調教を!みたいな熱烈な要望が早速寄せられてしまったのではないかと 晩年、筑紫哲也や宮本輝といった「花と蛇」のファンと対談した時、
彼らから「花と蛇は完結してないですよね」と言われて、
その度に先生は「もうよう書けんようになった。ケツわったんですわ」と答えてたな。
どうやって収集つけるか、先生もお手上げだったんだろうな。
先生が「自分の最高傑作は肉の顔役」と言ってたのも、この作品は書きたいものが書けたからでは。 当時の作者として究極のマゾ女の願望とは人工授精による妊娠とされていたから
花と蛇に関してはヒロイン静子が妊娠した所までは何とか書き終えて一応の完結としたのだろうね 団鬼六作品に現代のAVみたいな即物的なSEXを求めるほうが野暮というもの
そういう直接描写が好きなら他の作家の作品を読めとしか >>722
美沙江についての考察、面白い。
つまりそれだけ奇譚クラブの読者はマニアックで、彼らの要望が色濃く反映された「花と蛇」は、
奇譚クラブの読者ほどマニアックじゃない読者からはワンパターンに感じると。 団先生が一番書きたいものを書いたのは「花と蛇」だろう
処女作にはその作家の全てが詰まっている
読者からの反響が大きい人気作だったが故に、休載をはさみながらも何度も復活して長期連載になり、
その結果、新ヒロインも増えて調教を繰り返すことになった 「花と蛇」でわからないものの一つに、「酒樽ごっこ」がある。
柱に縛られた靜子の足を開かせ、川田が酒樽用の木の栓を膣に差し込む。
これを抜いたら尿をしぶかせ、差し込んだら止めるというもの。
実際は抜いたら出したのだが、差し込んだ時は止められず流してしまう。
しかしそもそも女性は膣から尿をするのではない。
団氏はこれを書いた時、わかっていたのだろうか?
ちなみに、太田出版版では、この部分は削除されている。 >>729
それも読者リクエストを採用したんじゃないかな
責めも流行り廃りがあって
奇譚クラブ誌上ではポピュラーだった鼻責めは
今はあまり聞かなくなった
奇譚クラブを何冊か所有してるが、その誌上リクエストで、刺青を希望する人がいたなあ
でも団氏は刺青は嫌いだったのか、「花と蛇」には採用されてないね。 刺青は、新妻蟻地獄だったかでも
背中一面に彫るとの宣告が最後の下りに出て来て
その後の描写は未来形になっていたりした そういや「鬼ゆり峠」連載中のSMセレクトの読者ページにも、
読者から「菊之助への責めが甘い」という投稿があって、
「例えば菊之助が女彫物師から刺青を彫られたり」という要望があったけど採用されなかったな。
同じ読者からの「どれだけ分銅を吊り下げられるか、性能テストをしてほしい」という要望は
採用されたようだけど。
かと思えば他の読者から「ホモシーンが多くてうんざり。もっと浪路を責めてほしい」
という苦情があったりw
読者というのはわがままなものだ。 太田出版版以降の「花と蛇」は一般小説の体裁を整えようと調教シーンを大幅に削除したり書き直したり
改悪されている部分も多い
「肉の顔役」は敗戦後の日本を舞台にして歴史的背景を描いている点が一般小説路線に適って
団先生のお気に入りだったのかもしれないが、「肉の顔役」が最高傑作云々は幻冬舎の宣伝
軍人だったヒロインの父親を逆恨みする奴が父親を卑怯者呼ばわりさせたりと、反吐が出る場面がある まあ、「花と蛇」は、作者、編集者、読者のアイデアを頂戴し、作者がまとめて文章化した物語と言わざるをえない。
だから、再版のたびに改悪されてしまう。
初期の奇譚クラブ増刊でまとめた二冊が一番マシだが、その時その時の合作が入っているので、矛盾している箇所がたくさんある。
永遠の自転車操業的読み物だ。
酒樽の箇所にこだわるが、酒樽栓は木製で、それを膣に差し込むと、尿道が圧迫されるのだろう。
抜けば解放されるので排尿しやすくなるが、止めるために差し込もうとしても、
上の尿道口から注がれているので、そもそも膣に差し込みにくい。
こんなプレイやった奴はいるのだろうか? 調教うんぬんというよりも、監禁モノであることがマンネリの最大の原因
団さんの作品に限らないが、ヒロインが監禁されている長編作品は大概息切れする >>733
鬼六ブログの過去ログを調べてみたら、確かに、
「私が自分の官能作品の中で特に気に入っている作品を上げるとすれば
「肉の顔役」(幻冬舎)である。」と書いてるだけで、
最高傑作とは一言も言ってなかったわ。 再版で改悪されるのは花と蛇だけじゃないと思う。夕顔夫人とか特に惨い 初回刊行版まで蒐集するのは、かなりの手間なんですけれども
団鬼六作品のフリークに成ってしまうと致し方無いものなんですよね
本日は収穫無しでしたから、また来週末に出掛けます >>733
なんだかんだで団氏の代表作は既存小説の枠組を借用した二次創作的なものが多い
最初の花と蛇も一応一般小説の流れを汲んでるし
枠組まで自分で作った小説は復活後の「美少年」ほか、数冊くらい?
一般小説誌に掲載ということで、そこは気合を入れたんだろうね 連載中の花と蛇は、一般小説の枠組みなんか無視した、
ヌキどころだけを並べた純然たる「勃起小説」では?
だから画期的だったし、SM小説のパイオニアになった 「花と蛇」は同じジャンルの多くの作家に影響を与え、二次創作的な後追い類似作を生み出させた
そういう意味で、「花と蛇」は監禁調教のSM小説の枠組みを作り出した偉大な作品 >>740
「勃起小説」としてはたしかに画期的だよな
既存小説とかで言いたかったのはストーリーの枠組のほう
時代ものだと昔の時代小説
花と蛇だと一応は肉体の門とかの戦後小説の流れ、と 「肉の顔役」は戦後小説と呼べるだろうが、
「花と蛇」は長期間書き続けられた為に時代背景はよくわからん 「ガード下」とか「ズベ公」とか、今では聞きなれなくなった言葉もあるので戦後小説には違いはないが、
それより御大自身が語っているように、「より多くの読者の精液を絞り出す」のが最大の特色ではないか。
それは、欧州でのサドやマゾッホの著作がブルジョアや貴族の変態遊びの範疇だったものを、
日本では大衆レベルに引きずり下ろしてヒットしたと言える。
団氏は、上流階級の令夫人をヤクザの手で娼婦奴隷へ堕とす話が大好きだったようだ。
比べれば渋澤や三島などは、所詮貴族趣味。
サドは耽溺しても、カストリ雑誌などどれほど手にすることができたか。 本題から外れるけど、澁澤は若い頃カストリ雑誌の編集をやってたとか
三島は花と蛇を評価していて、ある文学賞に推薦しようとしたとか
三島とか澁澤と団センセは年齢が数歳離れているが
昭和一桁世代のこの数年の差は物凄く大きい
戦争との出会いかたが違ってくるし、旧制高校と新学制との差とかがあるしね
団センセは小松左京とか野坂昭如とか開高健とか、あのあたりの焼跡闇市世代の作家かな
小松左京の話だと、自分たちの世代は美意識が決壊してるところがあって、あと汚れ趣味がある、と
団氏の色気づいたちょうどその頃が戦争中から敗戦、闇市の時代だから
氏の思春期の性的夢想、ファンタジーが一番ストレートに出たのが肉の顔役なのかもしれないね
だから一番愛着がある 特攻隊で戦闘機で飛び立つ少年兵たちを
前夜に最初で最期の性の相手をする遊女の話などを綴った作品には泣かされます
戦艦で出陣して生き残って帰国した彼を待っていたのは焼け落ちた遊郭跡の廃墟
遊女たちも敵機の爆撃を受けて死んでいたり、一足先に遠くへ疎開していたりする悲話とか
晩年近くや逝去後に再編集され刊行された掌編の小説や随筆類が数冊ほどありましたね
長編のヒット作では無いが掌編の類に折々の心情が切々と描かれているのも別の魅力の1つ 良くも悪くも日本人から気取りがなくなった
華族制なんてものに全くピンとこない時代になったし
ブルジョアにしても昔のブルジョアは気取っていたと思う
今じゃそれは例えばホリエモンみたいになっちゃうわけで
ホリエモンの家の愛娘をどーのこーのなんて気にはならないw
良い家柄の娘だろーと大金持ちの娘だろーと
大学生にもなれば男とセックスしまくって悪びれるでもない
後継が出てこないのには深窓の令嬢だの貴婦人だのって話が
書きづらい世の中になったってのもあるかもね まあ「花と蛇」は、その月その月に練られて書き綴られた要素が強いので、読み物としては面白くても、
小説としての矛盾はいっぱいある。
静子夫人は、最初は単なる資産家の奥さんとして登場したが、まもなく遠山財閥のご令室様、に変わっていった。
そもそも発端が、「閑静な住宅地で、門から出てきた夫人がタクシーを拾う」とあるが、
お抱え運転手がいたのでは?と思ってしまう。
かりに運転手が休みを取っていたとしても、ハイヤーでも呼んで執事あたりが取り次ぐものだろう。
もっといえば、行き先の探偵社の所長を自宅に呼べばいいじゃないか。
つまり、話を盛り上げて行くには、ただの資産家夫人では困るのだ。
庶民には遠く及ばない生活をしていてもらわないと、「引きずり堕とす」甲斐がない。
それは、団氏が思春期を送った環境もあったろうが、次第に読者も含めたファンタジーとして形成されたと思う。
このファンタジーは、時代とともに薄れていった。今でもゼロではないが、リアリティがなさ過ぎる。
現在の主流は、恋人、婚約者、人妻を対象にした「寝取られ」か、
学校のいじめをエスカレートしたものになったのでは。 現代の陵辱小説の書き手は「引きずり堕とす」を書こうとしても
頭を悩ますんだろーね
どこから引きずり堕としたら良いものか、現代ではその場所が見つからない
芸能界のスターだって陰でバンバンやりまくってるとみんな思ってる
名家や資産家の娘だといっても友人たちとカラオケに行って酒を飲んで
時にはお持ち帰りされたとしても、いまどきショッキングな話じゃない
したがって、まずは「高貴」とゆー事態を自分で作り出さなきゃならない
それも限られた枚数で・・・これは大変なことだと思う
だから「引きずり堕とす」をやろーとしたら、架空世界の戦乙女だのお姫様
戦隊ヒロインだの女捜査官だのといった臆面もないファンタジーに行くしかない
例えればそれらは読者の共犯性が前提になる完全なるプロレスだ
そこへいくと団先生のあれは猪木の異種格闘技戦程度のリアリティーはあった
そんな営為を営んでいる高貴な女性が実際に存在しているのかもしれない
という空気を共有することがギリで可能だったかもしれない小説という意味で
それは時代小説だったという考え方ができるかもしれない 戦前は女性向け雑誌に華族の暮らしぶりが載るなんてことがごく当たり前だったから
変な言いかたになるが、一般人との距離感が今と全く違う
今は芸能人がメディア向けに自分の生活を発信するが、当時はそのポジションは華族とか、その周辺の人達が担ってたんだろうね
現代日本の金持ちは私生活をメディアに晒さないようになった
と、鬼六流ファンタジーも戦前のマスコミが作った「上流階級の奥様」イメージがあったからこそ、という仮説を唱えてみる >>709
久しぶりに覗いたらパス制になって閲覧できません。 >>752
極道ヤクザ(数字7桁)でアクセスできるよ 1枚だけ仲間由紀恵の画像を使ってたからか
他のAV女優のも拾い貼りだからではないかな 女教師を読んだけど、交接シーンの描写が具体的かつ執拗でエネルギッシュ
氏ならではの丹精な心理描写もあって、すごく良かった
行為が具体的に描かれている系統の作品でオススメを教えてください 長田要の漫画は面白いことは面白いんだが、ビジュアルがアレだという致命的問題があるね
で、何が面白いかというと、ヒロインたちだけじゃなくて、周囲のキャラをがっちり描いてあるのが面白い
まわりの人達が責められるヒロインをそれはそれは熱心に見てるんだよな
あのガン見してるキャラ達がいるから、凄くコアなSM感が出てる 長田要は、その場の空気感を乾いた筆致で描き切ってる感じは強いと思いましたね
講釈師見てきたような嘘をつきとか言いますが
見て来たから描けた感じは、鬼六さんと時代を一緒に生きて来た感じなのかも
生前から要さんの本の仕上がりを毎月待っていたらしい鬼六氏の話も某雑誌の記事になっていました そうか、あれは長田要がかつて実際に見たものを描いてるからああなってると。
あの漫画はセックスより見ることを優先してる感じがして、団氏の物語は根本的にはマニア向けに描かれてるんだなあというのが改めてわかるね。 「肉の顔役」の由美子はセーラー服が似合う上品で清楚で無垢で気品があった。
誰しも憧れるような美少女。
だから彼女が縛られて犯されたり種付けされたりする場面で、100回くらい抜いた。 その清楚で高貴な美少女が衆人環視の中、黒人脱走兵に犯されるシーンは
昂奮した。
昔は由美子で抜いてたけど、今は美紀夫人のシーンで抜いてます。 やっぱ、団鬼六作品出演者の中で1人選べと言われたら
高貴で清楚な美少女由美子だなあ。
作品も肉の顔役が一番好きです。 誰か一人なら花と蛇、永遠のヒロイン遠山静子さま
彼女が流す屈従の涙は至高の美しさ
S男にとってまさに理想の女 人気投票ならおれは肉体の賭けの立花久実子
妹のほう 金田さん、サイト見るの楽しみだったのに。
閉鎖が残念です。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています