少しずつだけど、琴吹さんのクレパスは壁と壁の圧力を弱めていく。そして、その隙間に琴吹さんの蜜がゆっくりと入り込んでいく。
「こ、心葉・・・、あ、・・・・、あたし・・・、ふ、ふぁん・・・・あーーーー」
ぬちゃ。ちゅーる、ぬちゃ。
「・・・あ、・・はぁっ・・・はぁー・・・・」
琴吹さんの口からいやらしい声が、クレパスから淫靡な音が、響いてくる
「あ、あん。くぅ・・・、ふぅ〜な、ああ、・・な、なんか・・・、なんか・・・」
ただ、痛みに耐えていた琴吹さんの顔にとろりとした瞳が映りだす。
「あ、あたし・・・・な・・・なんか・・・・はぁっ・・・あぁんーー、あんっーーーー!」
「な、ななせの中、すごく、・・・はぁあ、はあ、き、気持ちいよ」
「あ、あたしもへ、変なの・・・・変なのがくるよ・・・あんっあっ〜〜っ、な、なんか、・・・・こ・・・心葉・・・・・」
ぼくが打ち付ける毎に、琴吹さんの媚声は大きくなっていく。
「ふぁっ!!・・・・あ、あん、あっん・・・ふーーああ〜〜〜んーー、す、すごく、あ、あっ、ふあーーーぁーーー・・・!」
「ななせ、ぼ、ぼく、も、もう・・・」
「あん、あんっ!ふぁあ〜〜〜〜〜!あ、あああっっぁーーー!」
何度も何度も琴吹さんの腰を打ち付ける。その度にぼくの快感は増していき。
「き、来て・・・・こ、心葉ぁーーー、あ、あたしも・・・もう・・・き。来てーーーー」
ぼくは思い切り腰を琴吹さんに打ち付ける。ぼくのモノが琴吹さんの最奥に届いたとき、琴吹さんクレパスは壁と壁でぼくのモノを締め付ける。
その、瞬間ぼくのモノから何かがあふれ出る。
「な、ななせーーー」
「あ、あーー、あついよーーー、こ、心葉のがーーーーーーー!!・・・・・・・・・・」
ぼくは力尽き、琴吹さんにゆっくりと倒れ込んだ・・・。
「はぁー、はぁーーー、・・・・・あ、あ、あたしの中、こ、心葉のあついのが・・・・い、いっぱい・・・・・、いっぱい。ひろがってくーーー。」
琴吹さんの声を聞きながら、頭の中が真っ白になった。

音はお互いの吐息だけだった。それと、胸を通して琴吹さんの鼓動が響いてくる。どくん、どくん。と、
「・・・、ななせ、ゴメンね、重いよね。今、どくね」
ぼくは体を起こそうと、腕に力を入れる。すると、その腕を琴吹さんの手が掴み。
「こ、心葉。このままでいて。・・・もっと、心葉を感じていたいの・・・」
ぼくの中で何かがはじけた。そして、再びぼくは琴吹さんの体に倒れ込んだ。


夕方。

畳んでいた服を着ると、琴吹さんは携帯電話を開く。
「森ちゃんからメールだ」
ぼくも自分の携帯電話を開く。
芥川君からメールが入っていた。
内容はただ一言『すまん。』と。
ふと、琴吹さんの方を見る、後ろ姿からも分かる様に首筋と耳が真っ赤になっている。
そーっと、琴吹さんに後ろに近づき、肩に顔を乗せる。
「ひゃん!!」
琴吹さんが飛び跳ねる。ぼくは携帯電話を持った琴吹さんの手をつかむ。
「ちょ、ちょっと、心葉、み、見ちゃダメ。ダメなんだから。」
そこには森さんからのメールが書いてあった。
『女の子なんだから、ちゃんとしなきゃダメだよ!!』
・・・・・、えーと、森さんあなたは何者ですか。ぼくはふと朝の事を思い出す。琴吹さんとぼくの家に向かう途中、お互い、友達にメールをした。
琴吹さんは森さんに、ぼくは芥川君に。
そして、芥川君からのメールを思い出す。
『すまん。』その一言だけ。

ああ、同じ時間にメールを打ったからか、そして、ぼくが芥川君に送ったメールを森さんがどうにかしてみて。
ぼくは琴吹さんの腕を握りながら、次に会った時に森さんに何を言われるのかを想像しながら、琴吹さんを抱えてベットに倒れ込んだ。
その間も琴吹さんは真っ赤な顔で抗議の声を上げる。
「ち、ちょっと、心葉。あ、服皺できちゃ・・・・」
ぼくは琴吹さんを後ろから抱き直して耳元に囁いた。
「ななせ、愛してる」
「ば、・・・・ばかぁ・・・・」