魔法・超能力などの非現実的能力でエロ妄想 その9
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0001名無しさん@ピンキー2011/04/05(火) 21:36:23.53ID:WHeYlpuH
魔法・超能力・奇術・手品・超魔術・イリュージョン・超科学・呪術・不思議アイテムなどといった
非現実的能力を使ってイタズラや陵辱をする、
そういったシチュエーションに萌えるスレです。
SSの投下は一次・二次を問わず大歓迎。

(過去スレ)
魔法・超能力でエロ妄想
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1083837007/
魔法・超能力でエロ妄想 その2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1093667653/
魔法・超能力でエロ妄想 その3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1145518730/
魔法・超能力などの非現実的能力でエロ妄想 その4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1172923757/
魔法・超能力などの非現実的能力でエロ妄想 その5
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1187957540/
魔法・超能力などの非現実的能力でエロ妄想 その6
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1200565700/
魔法・超能力などの非現実的能力でエロ妄想 その7
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1220010667/
魔法・超能力などの非現実的能力でエロ妄想 その8
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1249035881/

(これまでに投下されたSSの保管場所)
2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/

(関連スレ?)
ドラ○もんの道具を悪用してエロ小説 10
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1245697976/
【職人】MC・催眠系総合スレ その6【求む】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1239192912/
世界や学校がエロくなる話
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1218197879/
0772名無しさん@ピンキー2019/03/03(日) 05:32:57.14ID:JJ2jOKCA
主人公に悪意ありなしってどこまでセーフなんだろう
ある日突然異能に目覚めて透視できるようになったりしたとして
悪いと思いつつ気になるあの子のパンツとか見てしまうのは悪意?
能力の制御が思うようにできないとかならセーフかな

アポーツで着用中のパンツ取り寄せが好きだったから
主人公が意図せずに不特定多数の女子のパンツを代わる代わる手元に〜なんてネタも見てみたい
アニメやってる上野さんのパンツ転送ガチャみたいなの
0773名無しさん@ピンキー2019/03/03(日) 05:43:34.21ID:3fp0qCTM
>>771
これ、もう僕がか書かなくてもいいんじゃないかな?って、ぐらい良いアイデアだと思うのですが
0775名無しさん@ピンキー2019/03/03(日) 16:05:42.80ID:Qk38I7lt
自分で望んでやってしまった時点で悪意アリだと
あの子のパンツ欲しいなー⇒手元引き寄せとか

女の子に話しかけられると緊張しちゃって
能力発動⇒そのまま手に持ったパンツで顔を拭いてしまい女の子にバレる
とかはセーフかな
0776名無しさん@ピンキー2019/03/03(日) 18:17:02.00ID:3fp0qCTM
>>775
パンツが見えそうだから首を傾けて見ようとする
みたいなのいいんですが、

裸がみたいから欲望のままに脱がして犯す
みたいなのは駄目ですね

書いているときは自分が主人公になって文章に起こすので自分が出来ないことは書けないです
0779名無しさん@ピンキー2019/03/03(日) 21:48:56.86ID:+qe9iqwm
自分の能力の暴発で役得に預かるパターン…
くしゃみをする度に魔力が暴発して女の子をエッチな目に遭わせてしまうショタ魔法使いだな!

こう、最初のうちは近くにいる女の子のスカートがめくれる程度で済むけど、
くしゃみする度にどんどんエスカレートして最後にはクラスの女子全員の(略)
0780名無しさん@ピンキー2019/03/03(日) 22:01:10.36ID:JJ2jOKCA
ネギまのアレも結局ラブひなと同じくいつもの面子だと慣れちゃうのとネギに甘いのとで羞恥よりギャグ
0781名無しさん@ピンキー2019/03/03(日) 22:03:22.31ID:JJ2jOKCA
ギャグが強くなっちゃってなぁ
一番興奮出来るのが初期やゲスト、敵対勢力の女脱がせてまともな恥じらいがあった時だけという

ハプエロ羞恥はシチュへの免疫の無さや脱衣の稀少度が重要と個人的には思うから
長く続くエロコメ系はどうしてもオカズ度落ちるよね
0782名無しさん@ピンキー2019/03/04(月) 12:52:04.37ID:85iHj0Si
くしゃみするたびに自分にエロハプニングが起こる女の子シチュってのを
以前にここかどこかで見かけてツボった覚え
周りを巻き込んだりしたらもっといいかも
0784名無しさん@ピンキー2019/03/04(月) 17:31:53.12ID:wkCPXYbU
ふしぎ工房、ティーカさんの「超能力少女と花粉症」ですね
0785名無しさん@ピンキー2019/03/04(月) 20:00:00.71ID:9fTYYEfV
もうスレ無いけどエロパロ板だと女の子をHなゲームで〜とかも好きだったな
最初にエロすごろくネタとか見たのはあそこだったっけ
0786名無しさん@ピンキー2019/03/04(月) 20:12:53.84ID:1yOCe4P+
ん?あるよ…?
mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1309338358/
【遊び】女の子をHなゲームで…パヤパヤ☆part.2
0787名無しさん@ピンキー2019/03/04(月) 20:21:34.64ID:9fTYYEfV
>>786
あるにはあるけど、もう書き込めなくね?
俺の環境から見てアレなだけか
07907852019/03/06(水) 06:44:52.03ID:2ZH8u5g5
>>788
07917852019/03/06(水) 06:50:30.12ID:2ZH8u5g5
確認したわ
こっちの勘違いかな
0794名無しさん@ピンキー2019/03/07(木) 20:15:51.48ID:TP82PC/l
つまり何が言いたかったかというと
「黒魔術とかで、強制的にエッチな光景を目撃してしまう呪いをかけられる男の子の話が読みたい」ってことなので誰か書いてくれると嬉しいです
0795名無しさん@ピンキー2019/03/07(木) 21:44:10.07ID:LTONomNa
>>794
役得です
771のリクエストというか、アイデアがよかったので、
自分なりに落とし込めて書いてます。
期待せずに2,3日お待ちください
0798名無しさん@ピンキー2019/03/08(金) 13:52:49.15ID:uXBoyAJs
月曜日は着替えに遭遇
火曜日はパンチラ激写
水曜日は二人で補習
木曜日に透け下着
金曜日に責任強請られ
土日にたっぷりドスケベ

女教師とのラキスケを願った週の生活である
0799名無しさん@ピンキー2019/03/09(土) 05:06:14.09ID:ZyHvI/0u
黒魔術部に呪われてしまいカメラのシャッターをきると必ず女性の下着か恥部が写り込むようになってしまった新聞部員の話書いて
0800名無しさん@ピンキー2019/03/09(土) 11:40:19.32ID:LSvUNjdB
発情した男の精液を好きな女の子宮に自在に瞬間移動させる魔法モノとかどうだろうって思ったけど、使い手が男か女かでぜんぜんルートが変わってくる
男だとエロコメなノリで済みそうだけど、女だと気に入らない女友達に気軽に復讐とかしそうで怖い。
0801名無しさん@ピンキー2019/03/09(土) 20:45:49.06ID:f2gJWBqQ
昔、ドラゴンボールの元気玉のイメージで

「オラにみんなの尿意を分けてくれ!!」
で集めた尿意玉を電車に乗っている女に与えて
膀胱に尿はたいして貯まってないのに死ぬほどの尿意に苦しまされるみたいな話考えたけど

「オラにみんなの尿意を分けてくれ!!」
考えた時点で十分満足して書くの止めたな
0803名無しさん@ピンキー2019/03/10(日) 01:03:27.86ID:44+3Xx0h
羞恥系と相性いいのとそれ系の投稿が多い(多いよな?)から
スレのテーマ的には>>800みたいに能力悪用したレイプとかも対象だったというのを忘れそうになる

まぁでも辱める方が好きです、はい
0804名無しさん@ピンキー2019/03/10(日) 09:04:10.02ID:J5YHpKsq
尿意だけかよ…
膀胱内の尿を増やす「超尿力」…あれ?昔そんなエロゲあったような覚えが…
0805名無しさん@ピンキー2019/03/10(日) 16:03:33.08ID:JGnQajYQ
>>803
生意気生徒会長の登壇中に集会にいる全男子の精液ぶち込んで精液ボテェとかしたら羞恥系になる? ギャグ感強いけど
0806名無しさん@ピンキー2019/03/10(日) 16:42:36.63ID:FXFBg0qY
役得です

771のアイデアを自分なりに落とし込んで書いたので晒します。
たぶん711の希望通りにはなってないとおもうので、やっぱり期待はしないでください。
0807名無しさん@ピンキー2019/03/10(日) 16:43:03.87ID:FXFBg0qY
朝方、扉の前に立ち居住まいを正す。
部活棟の文芸エリアの奥にひっそりとあるその扉には「せんせいぶ」となぜかひらがなで書かれている。

「せんせい」

先制、先生、宣誓…いろいろあるけれど、ここに書かれているのは「占星」。
つまり簡単にいうと星占いの事だ。
僕はドアノブを回し扉を開こうとする。

がちゃり、

半分ほど回ってからの手ごたえ。
鍵がかかっている。

「はぁ…」

僕は溜息を吐きながら、扉をどんどんとノックする。
しばしして何も起きず、扉に耳をあて気配を探る。
ごそごそと何かが動く音がして僕はもう一度どんどんとノックを繰り返した。

「おい、いるんだろ!鍵を開けろ!!」

今度は声をあげて中にいるソイツを呼ぶ。
どんどん、どんどん、どんどんー
いい加減手が痛くなってきた。

「さっさと出てこい!!星見!!」

内部でごそごそと動く気配がして、
かちゃり、と鍵が開いた。

「はぁ、君も飽きないねぇ…」

「その言葉そっくりそのまま返すぞ」

扉をあけ、のっそりと顔を覗かせたのは、
真っ白な犬のような髪、日本人離れした整った顔つき、アニメかと思うぐらいのデカい真ん丸眼鏡。
日本とどこそこの国のハーフの美少女。
僕の幼馴染で、この占星部の部長、星見アステル、その人である。
0808名無しさん@ピンキー2019/03/10(日) 16:43:49.43ID:FXFBg0qY
「星見、お前また家に帰らなかったんだろう?」

扉をくぐり、部室内をみて僕は口を開く。
ぐしゃぐしゃにほったらかされた毛布に、脱ぎ捨てられたローファー。
開けっ放しのおかしの袋と、放り出されたスクールカバン。
どう見ても星見がここで一夜を過ごした証であった。

「部室棟の宿泊は校則違反ではなかったのでは?」

「お前が部員で、この部が正式な部であったならな?」

僕は溜息と共に何度目かになる忠告を告げる。

「星見、何度も何度も言っているが、この『占星部』は正式に見とめられた部ではない。よって君はこの部室を違法占拠しており、これは立派な校則違反だ」

「君は何度も何度もあきないねぇ」

お決まりの言葉に、「仕事だからな」と返す。
僕はこの学校の生徒会役員、書記を務めている。
本来ならば違法部活動退去勧告などは僕の仕事ではないのだが、面倒臭がりの会長が星見の幼馴染というだけで僕に丸投げしてきた。
しかたなく僕は甲斐甲斐しく足を運び、忠告を続けているというわけである。

「このままだと強制退去もままならないぞ?」

「そうわいうがねえ、君。君はそんなことを言って強硬手段に出たことなど一度もないじゃないか」

カラカラと笑いながら指摘する星見。
僕はもはや何度目かになる溜息を吐く。

「星見、今は僕が対応しているからいいが、生徒会や風紀委員が本格的に動くと廃部や撤去だけでなく星見が停学や、下手すれば退学になるかもしれないんだぞ?」

「そうかい」

星見は僕の心配をよそに電子ケトルからお湯を注ぎコーヒーなんぞを飲み始めやがった。

「廃部が嫌なら部員を集めるとか、せめて活動内容をだな…」

「部員なら10人もいるじゃないか」

「全員幽霊部員だろうが!!」

この占星部の部員は星見含め11人。
しかし、そのうち10人は名ばかりの幽霊部員で、活動らしい活動を行っているのは星見ただ一人と言う現状。
あげくその活動は部室棟の一室を占拠し、夜を明かすという外部からは何をしているかわからないものだ。
0809名無しさん@ピンキー2019/03/10(日) 16:45:46.29ID:FXFBg0qY
「ふむ、部員増加と活動内容の掲示か…」

そうだ、と星見が声をあげ、にんまりと僕を見る。
嫌な予感がした僕は苦虫を噛み潰したような顔で星見を見やる。

「君がこの部に入ればいいんだよ、そうすれば万事解決じゃないか」

なぜに占星部などという訳のわからん部に入らんといかんのだ。

「あのねぇ、君、『なぜに占星部などという訳のわからん部に入らんといかんのだ』とか思ったでしょう?」

「なぜわかる?」

「君の顔をみればわかるよ」

そんなに分かりやすい顔をしていただろうか?
星見は閉まっていたカーテンを開けながら口を開く。

「占星、または占星術、占星学その意味はわかる?」

「星占いのことだろう?」

「簡単にいうとそうだね、占星とは太陽系や天文の位置から社会や、未来を読み解くものだ。だけどね、その占星の中には『星詠み』と呼ばれる者たちがいる。その『星詠み』と呼ばれる者たちは、星から未来が読み解けるなら、星を動かすことで未来を操れるのではと考えた」

「はぁ?」

「その考えから生まれたのが『占星術』、まぁ『魔術』と呼ばれる類いのものだよ」

「お前頭大丈夫か?」

「失敬な、君より学力は上だぞ?」

星見は学年2位、僕は11位の成績である。

「つまりなんだ、お前はその『魔術』やらが使えると?」

「まあね、『魔術』と言っていも万能なもんじゃない、ぜいぜい君の枝わかれた可能性を継ぎとめて、とある現象を発生させることぐらいさ」

星見がいうには今という現象から可能性の枝が伸びている。
欠伸をした僕、学校を休んだ僕、星見と話をしている僕、あったかも知れない可能性、所謂パラレルワールドだ。
そのパラレルワールドの未来は星見のいう『占星術』とやらで見ることができるらしい。
そしてその未来を固定することで枝わかれる前に引っ張ってくることが可能なのだそうだ。

「ふむ意味がわからん」

書いてる方も意味が解らん。

「よし、なら君に『占星術』をつかってあげようじゃないか」

そういうと星見は朝にも関わらず望遠鏡をのぞき始めた。
ふむふむと頷き、くふふふと笑うとこちらを振り向く。

「君、今日は窓を開けない方がいいよ」

「はぁ?何言ってんだ?」

「不幸な、いや幸福で不幸な目にあうからね」

言っている意味が解らない僕は、着替えるから出て行けと星見に追い出され占星部を後にした。
0810名無しさん@ピンキー2019/03/10(日) 16:46:18.16ID:FXFBg0qY
――――――――――
放課後
生徒会室に向い、日課の業務報告書を書く。
面倒くさがりの会長はそうそう来ないし、同級生の会計の子は掛け持ちの運動部が忙しくて行事ごとじゃないと出てこない。
生徒会室で一人黙々と作業していると、ガチャリと扉が開いた。

「む?書記君じゃないか」

「ん?ああ、副会長おつかれさまです」

入ってきたのは副会長の先輩。
少し強めの目つきに、まっすぐの黒髪、つんと上を向いた鼻。
たしか僕のクラスの委員長の姉だったはずだ。
よくよく見ればよく似ている、美人で気の強そうなところとかそっくりだ。

「業務報告書かい?」

「ええ、また『占星部』は進展なしですよ」

そういいながら報告書をまとめる。

「副会長は運動部の視察でしたっけ?」

「ああ、この暑い中皆青春を謳歌していたぞ」

しかし暑いなと呟き胸元をばさばさと仰ぐ。
運動部の熱気に当てられたのかじっとりと汗をかいている副会長は、

「すまないが窓を開けてくれないか?」

「え、ああ、はい」

―――君、今日は窓を開けない方がいいよ

   不幸な、いや幸福で不幸な目にあうからね

ふと、星見の言葉がよぎったが僕はそのまま窓をあけた。
じっとりとした生ぬるい風が入ってくるが、締めきっていた部屋には風が吹くだけでも涼しいと感じる。
そんななか窓からぷーんと入ってきた黄色と黒の虫。

「書記君、動くな、伏せろ、危ないぞ」

「え?」
0811名無しさん@ピンキー2019/03/10(日) 16:46:37.44ID:FXFBg0qY
迷い込むように入ってきたのは蜂。
しかも大きい蜂。おそらくスズメバチだろう。
吃驚した僕は固まり、視線を副会長に向ける。
副会長は尚も動くなと目で訴えかけてくる。
僕は小さくうなずいて、ゆっくりと身体を伏せた。
ゆらゆらと彷徨う蜂は、僕の頭上を通り抜けて副会長の周囲を回り始めた。

「…っ!」

身動きが取れず仁王立ちしたままの副会長に緊張が走る。
なおも副会長の周囲を回りまわる蜂はあろうことか“中”へと入ったのである。

スカートの中へである。

「あっ!!」

やましい心があったわけではない。
とっさに、本当にとっさに僕は危険を感じめくりあげていた。
ばさりと音を立て捲れあがる黒い布。
その下にいた蜂は驚いたのか、そそくさと入ってきた窓から逃げ出していった。

「はぁ…よかった」

なわともあれ副会長が蜂に刺されずに済んだ。
ふぅと安堵する僕。

「書記君?君のとっさの行動は良かったかもしれないが、そろそろ手を離してくれないか?」

「え?」

目を向けると、スカートをめくりあげ掴んだままの僕の腕。
そのひらひらの下から目前にさらされるのは黒の二―ハイソックスに包まれた肉付きのよい足。
ゆっくりと視線を上に向けると、これは以外シンプルな桃色の幸せな三角の布が、副会長を覆っていた。
よくよくみると細かな花柄の刺繍がなされており、女の子らしさの中に女らしさが見え隠れする代物だ。
腰には蝶々結びが揺れており、この下着が紐パンティーであることを証明していた。

「えっとあの…」

たっぷり10秒。
僕は副会長の桃色紐パンティーを堪能していた。

「す、すいません!!」

あわてて手を離す。
僕は頭をさげて副会長に謝罪した。
なんなら土下座も辞さない勢いである。

「私を助けるためのとっさの行動だったわけだが、書記君。君も男であるならばけじめというものが必要だろう」

恥ずかしいのか、怒っているのか、そのどちらもか、
副会長は顔を赤くしながら、それでも勤めていつもと同じ口調で言う。

「歯を食い縛れ」

「はっ…」

ばちーんっ
言うが早いが食いしばる暇もなく僕は渾身のビンタを喰らった。
グーでなくパーであっただけ、副会長も加減してくれたのだろうが、
僕の視界はブラックアウトした。
0812名無しさん@ピンキー2019/03/10(日) 16:47:17.42ID:FXFBg0qY
「ははっはははっはっ、この年になってスカートめくりだなんて君はスケベェだね」

「笑い事じゃないよ」

翌日、占星部でいつもと同じように星見に部活勧告を行っていると、
昨日の占星術の結果を聞きたいと言ってきたので聞かせる。
まだひりひりと痛む気のする頬を撫でながら僕は星見に文句をいう。

「そもそも星見がああいうことを言わなければ僕は意識しなかったし、やらなかったよ」

「んー?分かってないねぇ、昨日君が副会長さんにスカート捲りを行ったのは占星によって未来を固定したからだよ」

蜂が入ってくる未来、その蜂が副会長のスカートの中に入り込む未来、僕がそのスカートをめくり上げる未来、そして僕がビンタされる未来。
その未来を選び取り固定してしまった以上、これは起こってしかるべき現象である。
星見はそう続ける。

「君に助言をしたのは私が優しくて“いじわる”だからだよ」

にひにひと笑いながら自分が意地悪であることを宣言する。

「注意すべきことが分かっているのに、気にしてもその現象はおこる、まじめな君は大変だろうね」

まあ、スケベェな君にはある意味幸福なんじゃないか?
ほら、漫画でいうラッキースケベというやつさ
そういいながら星見はまた望遠鏡を覗く。
相変わらずくひくひ笑いながら、頷くと僕に向って助言をしてくる。

「暗い所では足元に気を付けてね。ああ、あとライトは上に向け無い方がいいよ」

「はぁ?」

またも着替えるから出て行けと星見に追い出され占星部を後にした。

―――――――

「また、占星術とやらを受けて来たのか?」

その日の放課後。
運動場端にある運動部総合倉庫に僕と副会長は来ていた。
月に一度の内部整理と、備品確認の為だ。
僕は副会長にまた占星部に行ってきたことを話していた。

「ええ、まあ、星見が適当に言っている事ですから」

「君はその魔術とやらを信じていないのか?」

ぶっちゃけ信じていない。
僕が星見に再三言ってきた活動実績とは斯様な怪しげな活動のことではないのだ。
もっと健全でまともな活動をしてくれないと、認めるわけにはいかない。

「ふむ」

何かを感じたように副会長は頷く。
僕は総合倉庫のライトスイッチを入れるがつかない。
0813名無しさん@ピンキー2019/03/10(日) 16:47:38.88ID:FXFBg0qY
「書記君、総合倉庫は配線が切れていて電気はつかないぞ」

「え、そうなんですか?」

「業者依頼をしているのだが、教師連中が渋って後回しになっている」

ほら、と副会長が手渡してきたのは懐中電灯。
二、三度ぱちぱちとON、OFFを繰り返し電池が切れていないことを確認する。

「とりあえず内部整理だ。このまえ運動部がごちゃごちゃにしてしまったようでそこらへんにモノが転がってるようだ。棚の上にも備品が山積みだから気を付けるように」

「はい」

返事をして懐中電灯片手に倉庫の中へ入っていく。
足元を照らすと、ネット、何かの金具、立て看板などさまざまなモノが転がっている。

「これは…、骨が折れますね」

「しかたないな、今日はできるとこまでやって、後日応援を呼ぼう」

僕は副会長と黙々と整理を続ける。
懐中電灯で照らしながらの作業である。
思った以上に大変で、かつなかなか進まない。

「書記君、そろそろ切り上げよう」

「あ、…はい」

気付くともう3時間も作業していた。
そろそろ最終下校の時間が近い。
奥の方で作業していた僕は、入口近くで作業していた副会長の元に向う。

「そこらへん、棚の上にものが山積みだったから気を付けるように」

副会長に言われライトを上方へ向ける。
たしかに段ボールに詰め込まれた備品が多い。

―――暗い所では足元に気を付けてね。

   ああ、あとライトは上に向け無い方がいいよ

星見の言葉がフラッシュバックする。
あっと思ったら僕は何かに躓いていた。
正面に向かって倒れ込む僕。
やばいっ!と思いとっさに何かを掴んだ。
0814名無しさん@ピンキー2019/03/10(日) 16:48:01.49ID:FXFBg0qY
「ちょ、書記君!!」

副会長の声とがしっと何かを掴む僕の手。
ずるり、と何かがずり落ちる間隔がして、僕は倉庫のコンクリート床にキスをした。

「いてててて…」

額を強く打った僕は、ちかちかする目を振り視界を確保しようとする。
顔を起こしライトを正面に向けた。

「やめろ書記君!上を向くな!」

切羽詰まった副会長の声がする。
ライトに照らされた正面を見ると副会長の美しいおみ足があった。

「は・・・?」

しかし何かがおかしい。
副会長の足首にはなにかが絡まっていた。

ぱんつだ

もういちどいう、ぱんつだ

どうやら転んだ拍子に僕が掴んだのは副会長のスカートを下着だったらしい。
ふわりと落ちたスカートは足元にあり、ずり下げられたパンツは足首まで下げられ絡まっていた。
下げられた副会長のパンツは昨日とは違い黒のフルバックだった。
正面に白いフリルとリボンがついており、アダルティーな印象の中に清楚な部分を秘めている。
絡まったおパンツは副会長自身の足で広げられており、クロッチが僕の目前に晒されている。

ごくりっ

思わず生唾を飲み込んだ。
その部分だけ白い面になっており、「ここに彼女のアソコが当たっています」と否が応にも思い起こされる。
何度も穿いているのか真ん中に筋のようなものが出来ており、そこだけ明らかに色が違う。
よく見ると端には縮れた細い毛が引っ付いており、つまりこれは…

――――ああ、あとライトは上に向け無い方がいいよ

もう一度星見の言葉がフラッシュバックする。
副会長のスカートとパンツは今(事故であるが)僕の手によってずり落とされている。
つまりライトを上に向けると…

ぎぎぎぎぎ、と油の切れたロボットのようにライトと首をゆっくり上に向けていく。

「上を向くなといっているんだ!!」

とたん、怒った副会長の声と共に顔面に靴先を叩きこまれ僕の視界はブラックアウトした。
0815名無しさん@ピンキー2019/03/10(日) 16:48:21.22ID:FXFBg0qY
以降、毎日のように星見の占星術による助言は続いた。

―――どんなに焦っていても扉を確認した方がいいよ。
ある時は間違って女子更衣室へ入り、着替え中に遭遇。ヘアアイロンを投げつけられ気絶。

―――曲がり角には気を付けてね。
ある時はずっこけて女の子を押し倒し胸を揉む。思いっきり股間を蹴られ悶絶して気絶。

―――前も言ったけど君は焦ると周りが見えなくなるのかな?
ある時は間違えて女子トイレに突入、下着を下した女子と遭遇し殴られる。

ある時は、ある時は…

「はぁ…」

生徒会室でぶっ倒れる僕。
理由は言うまでもない、星見の助言だ。
毎朝星見から助言をもらうたび大変な目にあってばかりの僕は、心身ともに疲労していた。
最初は一人だけ(副会長)に発生していたが、最近はその範囲や度合いが大きくなってきているような気がする。

「今日もまたかい?」

「そうですよ」

距離をとって話しかけてくる副会長。
最近のラッキースケベで僕には女子が寄り付かなくなってしまった。
ふむ、と頷き副会長が口を開く。

「つねづね思っていたのだがね、斯様な目にあっても君は強制廃部にはしないのはなぜだい?」

「なぜって…」

質問の返答に困る。
よくよく考えれば意地になっているような気もする。
断じて僕がスケベェだからこのラッキースケベが終わるのが嫌とではない。いや本当に

「君がスケベェであるのは事実として、」

「事実にしないでください」

「君がなぜ彼女に“甘いのか”つねづね思っていたことがある」

「はぁ」

「君はもしや…」
0816名無しさん@ピンキー2019/03/10(日) 16:48:46.95ID:FXFBg0qY
翌日
僕は昨日副会長に言われたことを反芻しながら占星部の部室(仮)前にいた。
いつものように中で眠っていた星見を起こし、部室の中に入る。

「今日も来たんだねぇ、君も毎日毎日飽きないね」

「…」

シーツを身体に巻き付けた星見はいつもの日課のように望遠鏡に向かう。
何気なしに星見がベッドに使っているソファに目をやると脱ぎ捨てられた制服が目に入った。
そのぐしゃぐしゃになった制服に白い布が混ざっている。
あれは…

「今日はすごいね」

「すごい?」

カーテンを広げ望遠鏡をのぞいていた星見がこちらを向く。
その顔はニヤニヤとしており、

「君は今日、“好きな女の子”の全てを目撃するみたいだよ」

「好きな女の子…」

昨日、副会長に言われたことを思い出した。


『君はもしや…彼女のことが好きなのではないか?』
『そう考えると君の意地になっている行動も合点がいく』
『つまりかまってほしいのだよ』
『書記君も単純な男の子だったというわけさ』


好きな女の子の全てを目撃する。
それはつまり星見の…

「あっ…」

はっ、としたら星見の身体にまかれていたシーツがしゅるりとほどけた。
窓から指す朝日が彼女の生まれたままの姿を照らし出す。
星見は何も身に着けていなかった。
そのおもったより大きな胸とその先についているピンクの乳首。
目線を下げるとむっちりとしたほどほどに括れたお腹。
臍の下には髪と同じ白い陰毛が日に晒されて輝いていた。
ぼうぼうに生えており、整えていないのか伸び放題のおけけちゃんはしかしながら割れ目を覆うまでに至らず、
その彼女の“おんなのこ”たるクレバスはきゅっとしまっているのが見て取れる。

僕は思わず息を飲んだ。

「好きだ星見、僕の彼女になってほしい」

「・・・は?」

とっさに出た僕の告白に驚いたのもつかの間。
星見は自分の姿に気がついて赤くなり、蒼くなり、そしてまた赤くなり、
まっすぐな目で彼女を見る僕の顔面に笑顔で拳を叩きこんだ。

のちに『占星部』は『天体観測部』と名をかえ美人部長とそれを支える副部長により、数十人の部員を抱える大部活となるのだが、まだまだ先の話である。
0817名無しさん@ピンキー2019/03/10(日) 16:49:32.21ID:FXFBg0qY
おわりです

タイトルは『とある部活が廃部にならない理由』とかにしとこう
0818名無しさん@ピンキー2019/03/10(日) 16:51:24.99ID:FXFBg0qY
もともと星見ちゃんは男だったのですが、
書いてるうちに「こいつ男だとはらたつな」と思い立って女の子にしました。
で、せっかく女の子にしたのでトリを飾ってもらおうと全裸に剥きました。
0820名無しさん@ピンキー2019/03/11(月) 04:53:01.36ID:WehnyoYn
>>806-818
役得さん乙、仕事が速い
本当に週末に投げてもらえるとは
最初星見ちゃんが狂言回しで副会長が好きな子=ヒロインかと思ったら>>818そういうことか

縁結び神社と世界観繋がってるっぽい描写いいね
委員長と副会長は姉妹揃ってキツめの美人で下着の趣味がアダルトとかたまらん
面倒くさがりの会長とか掛け持ちの運動部が忙しい同級生の会計の子とか
今後に繋がりそうな要素もワクワクする

体育倉庫は最初紐パンの紐掴んで解かれるシチュが来ると思ったら
あえて黒のフルバックで足の間で広げられたクロッチ視姦とは意表を突かれた
副会長がメインヒロインだったら懐中電灯を上に向ける未来でオチがつきそうだけど
アソコを直接描写せず縦すじとちぢれたおま毛見られる羞恥もいい

パンツと、色とか生え方とか陰毛にも情熱注がれてるのが凄いよく分かって好き
気が向いたら是非とも
またお願いします!
0821名無しさん@ピンキー2019/03/11(月) 16:27:39.10ID:z1BW+Umq
パンツの裏側って汚れ方とか偏執的にこだわるのがいるよな
個人的にはありだけど
0822名無しさん@ピンキー2019/03/11(月) 20:55:10.76ID:A35ylHjB
>>806
やばい超興奮する
占いとかで恥ずかしい目に遭ってしまうことを運命付けられて、
どんなに気をつけても予告通りになってしまうってシチュエーション大好きですありがとうございます
0823名無しさん@ピンキー2019/03/13(水) 06:37:11.37ID:Vdm2nVgE
地の分で出てる他キャラも気になるところ
いいアイデア投下すればそのうち書いてもらえるか・・・?
0824名無しさん@ピンキー2019/03/13(水) 12:21:20.56ID:H6q1OTMu
>>823
リクエストは随時受付中です
0825名無しさん@ピンキー2019/03/17(日) 18:50:07.04ID:1GJfN7xF
これ幸いとリクしたいんだがオカルトシチュが有能だったのもあって
中々提案できそうなのが思いつかねぇ
読み返してアイデア出そうにもまたヌきたくなるし
0826名無しさん@ピンキー2019/03/19(火) 07:19:24.06ID:zGnDvSV1
言ってたら浮かんだネタをプロット的に
主人公に悪意が無ければ…ということで

■設定
・「僕」にはテレパシーやサイコメトリー、離れた相手の五感の共有など精神感応系の超能力があり、
 集中すると使えるがあまり都合よくコントロールは出来ない(という都合のよさ)
・持ち前の正義感もあって能力のことを隠しつつ(コントロール出来ないし)
 時折力を使って人探しや物探しを解決したり、軽犯罪を未然に防いで警察に表彰されたりと
 周囲からちょっとだけ一目置かれ、頼られことがある(あるいは学生探偵?的な扱いでもよし)

■導入
・最近学園内で覗きや盗撮に下着の盗難、
 ネットへの画像・動画のアップや使用済み下着の顔写真付き売買などの被害が増えている
 今は知る人ぞ知る裏サイトなど水面下で広まっているだけだが、今のうちになんとかしなければならない
 
・主人公は事件を大事にしたくないという女子=ヒロインの一人から解決の為協力を求められる
 今までに経験のないタイプの事件であり、女子絡みでデリケートな問題なのもあって
 真面目でムッツリな「僕」は協力に尻込みするが、依頼者の押しが強く承諾してしまう
・断れない理由として、依頼者=ヒロインが「僕」の好きな子だから、あるいは好きな子も被害の遭っていると聞かされたから、等
 (依頼者ポジションに能力のことを知ってて頭の上がらない幼なじみとかをサブヒロインとしてを置いてもよい
  アステルさんみたいなノリ?能力のことは知っていても知らなくてもよい)
0827名無しさん@ピンキー2019/03/19(火) 07:21:17.15ID:zGnDvSV1
経過
・実は犯人もまた超能力者であり、透明化や念写、物品取り寄せや念動力にすり抜けなど
 能力をエロ目的に使うことに情熱を注ぐ男子達が結託して暴走していた
 (完全犯罪が出来ちゃいそうな強い能力は「エロの為でないとまともに使えない」とかでひとつ…)

・「僕」は能力を使って捜査を試みるが、その度に
 透明化して部活女子のシャワーを覗く視界を共有してしまったり
 念写で真下からスカートの中と女子の顔を同時に写す様子が目の前に浮かんだり
 透視でお堅い美人女教師がアダルトな下着を着けていることを見抜く視界を共有(ry
 犯人が盗んでから落としていった使用済みパンツをサイコメトリーで読み取ったらヒロインの物だと分かってしまったり
 
 ・・・等々、毎回犯人に繋がる情報と共にイロイロと刺激的な情報を読み取ってしまいドギマギする
・無論、それらの映像の中には依頼者の物も含まれるが、依頼者は戸惑う主人公の横で不思議がる
 (能力のことを知っている設定の場合、そこでひと悶着あってもよい、依頼者の羞恥心の度合いはお任せする)
・犯人の特定や追い詰めたり捕まえるところは本筋ではないのでダイジェスト気味に簡略化してもよいかも

オチ
 〆方はおまかせしますが、主人公が犯人と誤解されるようなのよりは
 捜査の途中で主人公がナニを見てきたかが絶妙なタイミングでヒロインにバレて顔真っ赤にして怒られるとか
 犯人を捕まえる決め手になる捜査あるいはクライマックスのゴタゴタで
 ヒロインの決定的瞬間を見てしまい……みたいなのはどうかなーと

 以上、役得さんの処女作みたく隠れた超能力持ちがいる世界観ならこういうのもどうかなーと深夜テンションで書いてました
 少しでも琴線に触れられたら嬉しい
0828名無しさん@ピンキー2019/03/19(火) 08:51:16.21ID:xusLF62F
この前の占いといいここまで書けるなら自分で書けるだろって奴がちらほら居そうなんだが、実際に本文書くのはやっぱ違うのか
0829名無しさん@ピンキー2019/03/19(火) 12:28:59.34ID:yD562rVp
>>827
ここまでプロット書いてると手を加えるのに尻込みしますが、少し考えてみます。
0830名無しさん@ピンキー2019/03/19(火) 22:46:51.55ID:zGnDvSV1
>>829
本当勢いでやったのでリクエストと言うには重たくて申し訳ない…
参考程度でも構わないのでお好きに弄ってくだされば
0831名無しさん@ピンキー2019/03/20(水) 23:39:34.50ID:E0ruPva6
NPC姦の構想を練っているが難しい
ステータスの改変や常識・認識の操作は超能力的だと思うんだが
0833名無しさん@ピンキー2019/03/21(木) 13:39:05.72ID:AQ7zQgtQ
>>828
>ここまで書けるなら自分で書けるだろって奴がちらほら居そう
だよなぁ

微妙に勘違いし始めてる住民が(ここに限った話じゃ無いが)多いような気もする
そも書き手というのは「たまたま書く気になった住民」なのであって、本質的には皆同等であり無制限に甘えて良い相手じゃ無い
人によっては僅かにモチベーションが下がっただけで簡単に消えたり、他所へ行ってしまう可能性だって否定出来ない

ましてや無償奉仕のボランティアだから「充実感」や「楽しさ」が伴わないオリジナル創作がそれだけ余分な時間と労力を消費し、
精神的な負担を与えるかは誰でも容易に想像出来ると思う

だから、というのは少し安直な結論に見えるかも知れないが、アイデアがある人は先ず自分でトライしてみるべき
ここは(少なくても建前は)素人が好き勝手に創作して良い場所だし、投稿の敷居も最も低い筈
少なくても「上手い下手」を論じる場所じゃないことだけは間違いない

あと一般論だけど、書き手のモチベーションを上げる方法としては、
是非書きたい、と思えるアイデア
一緒に頑張って場(スレ)を盛り上げてくれる他の書き手
が非常に有効だと思うし
0834名無しさん@ピンキー2019/03/21(木) 15:09:38.13ID:yY5B+LiK
>>833
いくつか言わせてもらうんですが、リクエストは僕が募集したんですよ?
それを書くかどうかも僕が決めてるんですよ?
強制されるようになったら僕は何も言わずにこの場を去りますよ?
だってここはそもそもそういう場所でしょ?

僕は書きたい物しか書かない
0835名無しさん@ピンキー2019/03/21(木) 17:14:46.19ID:4J34Qfw4
>>833
言い分も分かるがここで求められてるのは
不思議パワーでエロいことする文章やそういうシチュのエロ談義であって
そんな投稿者の代弁面した長文じゃあないんだよ
0836名無しさん@ピンキー2019/03/24(日) 16:39:32.87ID:9DJGWavR
ところで、現実世界に非現実能力とか魔法があるってシチュが一般的みたいだけど、はなっからファンタジー世界が舞台でエロ魔法・エロ能力ってこのスレでは扱うんだろうか
0837名無しさん@ピンキー2019/03/24(日) 18:29:26.57ID:zUQ0xipV
スレタイ的に不思議パワーを使うシチュが前提であって世界観は問わないんじゃない?
過去の投稿もファンタジーあるし
0838名無しさん@ピンキー2019/03/25(月) 23:46:56.22ID:Lr3SQCwn
エロい能力を持った妖怪とか
エロい都市伝説とか
恥ずかしい目に遭ってしまう不幸の手紙とかとか
男子の抑圧された性欲が顕現してエロいハプニングが頻発するようになった学校とか
エロい呪いがかかっている宝石を盗もうとしたせいで恥ずかしい目に遭ってしまう女怪盗とか
御神体を壊してしまったせいで恥ずかしい目に遭ってしまう神罰をくだされるとか
そんなのが実在する世の中ならいいのに
0839名無しさん@ピンキー2019/03/26(火) 07:43:04.92ID:0jArGidg
一匹目がパンツの紐を斬り
二匹目がパンツを奪い去り
三匹目が転ばせる

ノーパン鎌鼬三兄弟はよ
0840名無しさん@ピンキー2019/03/26(火) 22:07:53.33ID:L4xuF3Qo
三匹目はあえて転ばせたりしないで股間一撫でだけして相手にノーパンなのと下半身に意識集中させてほしい
0841不幸の手紙と、もっと不幸な生徒会室2019/03/26(火) 23:04:46.87ID:9Hvy53RE
>>838
「恥ずかしい目に遭ってしまう不幸の手紙とかとか」という一文を見て、思い立って書いただけのものを投げたいと思います。
2時間ほどで書き上げただけのモノのため、ゆるくご覧ください。
次レスから投下します。
0842不幸の手紙と、もっと不幸な生徒会室2019/03/26(火) 23:05:50.16ID:9Hvy53RE
【これは不幸の手紙です。これと同じ内容の手紙を3日以内に5人の知り合いに出さないと、あなたにHな災いが降りかかります。P.S.この手紙を無視して捨てたりしても、Hな災いが降りかかるよ!】


「なんですか、これは」
「なにって、不幸の手紙ってやつでしょう」
 生徒会室の会議机を埋め尽くす手紙の山。これが全部、学園中で出回った不幸の手紙というのだから驚きだ。
 俺たち生徒会役員がせっせと回収したその数、なんと200通あまり。俺や他の生徒会役員たちの中にも、これを受け取った被害者がいる。
 不幸の手紙なんてもう何十年も前に流行った遊びだろうに、まだこんなものが大流行してしまうのか。しかも、文面もずいぶんふざけている。
 
 生徒会長の梨生奈は、酷くご立腹の様子だった。
 梨生奈は一言でいえば才色兼備な奴で、校内でも指折りの美人でありながら、性格はトゲトゲとして高飛車。
 高嶺の花ともいえる彼女にこの手紙を送る命知らずはさすがにいなかったようだが、潔癖症の梨生奈は怒髪天といった様子だった。

「こんなふざけた遊びでこの学園の風紀を乱すことは許しません。すぐに処分しましょう。来月の朝会でもよく注意しないと」
「いやいや、生徒会長」
 そんな梨生奈に待ったをかけるのが、副生徒会長の真智。真智は梨生奈と違い、生徒たちの噂話などを広く集めてこの件を警戒していた。
「生徒会長、まんざらふざけ半分でもないみたいなんですよ。生徒の中には、この手紙を放っておいて実際に酷い目に遭ったなんて子もいるみたいで」
「貴方までそんなバカげたことを?」
「いや、あくまで噂ですけどね……海水浴で海に入っていたら突然水着がなくなって海から出られなくなったとか、温泉で確かに女湯ののれんをくぐったはずなのに男湯に入っちゃったとか、ダンス部では近隣の小学校での公演中にいきなりズボンがずり落ちた子もいたり……」
「くだらない。どれもただの浮ついた噂話。本人の気の緩みからくる失敗でしょう。そんなものを信じるなんて、まさにぼんやりしている証拠です」
 真智が噂を持ちかけようと、梨生奈はやはり手紙および被害者を全否定だった。
 実際のところ、にわかには信じがたい話であり、梨生奈の反応も当たり前ではあるのだが……それにしても、梨生奈は容赦がなかった。
 梨生奈は呪いの話を一蹴し、生徒会の皆が見ている前で、生徒たちから回収した手紙を一枚残らずシュレッダーにかけてしまったのだ。

 と、その時……
「イヤーッ!!」
 廊下の方から、耳を劈くような悲鳴が聞こえた。
 俺たちが慌てて生徒会室から飛び出すと、さっそく目に飛び込んできた光景は
「うおっ!?」
 俺のクラスメートの春奈がいた。ブラウスもブラジャーも脱ぎ捨てて、胸を抑えた状態でその場にかがみこんでいる。
 彼女に服を着るよう促しつつ話を聞いてみたところ、どうやら、服の中に虫が入り込んでしまい、虫が大嫌いな春奈はパニックになって、気が付いたら服を脱ぎ捨ててしまったのだという。
 ……そういえば、春奈からもこの手紙を押収したはずだ。
「ま、まさか、生徒会長が手紙を処分してしまったからでしょうか?」
「いや、そんなわけないだろ、春奈、もとから変なとこあるし……って、おわぁっ!? 瑠衣!」
 生徒会役員の一人で、自身が受け取った手紙を梨生奈に提出した後輩の瑠衣。彼女のスカートがきれいに裂けてパンティが丸出しの状態になってしまっている。
 さっき生徒会室から飛び出した拍子に、ドアにスカートが引っ掛かって破けてしまったようだ。瑠衣は黄色い悲鳴を上げて、裂けたスカートを抑えてその場にうずくまってしまった。
 
「いやぁぁっ!」
「なんだ、こんどは校庭か!」
 生徒会室の窓から校庭をみると、フェンスに腰かけてだべっていたと思われる女子生徒が、バランスを崩してフェンスに宙づり状態になってしまっていた。幸い、首が絞まったりはしていないようだが、逆さまになってスカートは全めくれ、身動きが取れない様子だ。
 その横でうずくまって倒れている別の男子生徒。どうやら彼は宙づりになった子を助けようとして、足を踏み外して股間を打ってしまったらしい。
0843不幸の手紙と、もっと不幸な生徒会室2019/03/26(火) 23:06:27.96ID:9Hvy53RE
「ちょっと、どうしたの? よく見えない!」
「うわっ! 千秋、あぶないぞっ!」
 俺に続いて窓の外を見ようと駆け寄ってきた書記の千秋が、足元に散らばっていたプリントで滑ってバランスを崩し、倒れそうになる。
 このままでは窓の縁にぶつかってしまう。俺は反射的に、倒れそうな彼女を支えようとして……
 手元が狂って彼女の胸をおもいっきり鷲掴んでしまった。
「いやぁぁぁぁっ! なにやっとんじゃこの変態野郎がぁぁぁ!」
「うぶぉあっ!?」
 刹那、千秋が放った殺人キックが俺の股間にダイレクトヒットする。掛け持ちしている剣道部で精神を鍛えていなければ俺は死んでいただろう。ちなみに、千秋も俺も、手紙を受け取ってしまい、生徒会長にそれを押収された被害者だ。
 
「キャーッ!」
「うわぁぁっ!」
「いやぁぁぁんっ!」
 ほどなくして、校舎のいたる所から大勢の悲鳴が聞こえてきた。ちょうど現在は下校時刻。学生はみな学園中に散らばっている。
 もちろん、騒動の根源(と思われる)、生徒会室も大混乱。
「一体どうなってるんだ! こんなエロハプニングが学園中で一斉に起こるなんて、偶然ではありえないぞ! やっぱりあの手紙だ!」
「いやぁっ! 私、手紙は処分されちゃったけど、まだハプニングに遭ってません!」
「由紀先輩、言いにくいですけど、汗でブラウス透けてます……」
「ひゃぁぁっ!」
「もぉーっ! 生徒会長、どうしてくれるんですか!」
 混乱の最中、被害に遭った生徒会役員たちが、一斉に梨生奈に詰め寄った。
 
「貴方たち、馬鹿なことを言うのはやめなさい」
 梨生奈、一刀両断。
「魔法や呪いなんてふざけたものはこの21世紀に存在しません。この学園の、日々の弛みです」
「だ、だって梨生奈も見ただろ? 俺が股間蹴り食らったの」
「それは自業自得でしょう」
 股間の激痛に耐えながらの訴えさえ、聞き入れてなど貰えなかった。梨生奈はあたふたする役員たちを見回し、あきれ顔でため息をつく。
「校舎内に虫がいたのは学園の清掃が行き届いていないから。スカートを履きながらフェンスによじ登るなど、注意も行儀もなっていません。スカートが破けたり、誤って女子生徒の胸を触れたりしたのは、貴方たちの不注意ではありませんか。すべて身から出た錆です」
 お、鬼だ。鬼がいる。魔法も呪いもないこの21世紀に鬼がいた。確かに一理ありとも言えるが、いくらなんでも、そんなになんでもかんでも突っぱねなくてもよくないか!?
 結局梨生奈は、手紙を処分した件については、微塵も悪かったとは思っていないようだ……。
 と、ともあれ、これで手紙は一通残らず処分されちゃったわけだし、これで事態解決、なのか?
 
 
 その数日後……
「生徒会長、これはどういうことなんだ」
 またも机に積み上げられた、不幸の手紙の山。
 だが、問題はその宛先だった。全部が生徒会に直接届けられたもので、しかも一通残らず梨生奈宛なのだ。
 
 どうやら、生徒会役員の誰かが、梨生奈の所業に腹を立て、手紙を処分した件について噂を流してしまったらしい。(俺じゃないよ)
 被害に遭った生徒たちは皆、手紙の呪いがかかったのを梨生奈のせいだと確信したのだろう。腹いせか、これ以上呪いが降りかかるのを防ぐためか、みんなで梨生奈に手紙を出したようだ。
「まったく、呆れたものですね」
 これでも涼しい顔をしている梨生奈の心臓はどうなってるんだろう。呪いが怖くないというのは本当のようだが、そもそも、これだけ呪いの手紙を集めてしまう自身の性格についても気にしてほしいもんだが。
 鬼、じゃなくて梨生奈は数日前と同じように、ためらうことなく手紙をシュレッダーに運んでしまった。
「おい梨生奈、大丈夫なのか?」
「なにがです?」
「お前の性格……じゃなくて、手紙を処分したりして、危ないんじゃないのか」
 正直、不安だった。先日のエロハプニングパラダイスのことを考えると、まんざらその手紙に効力がないとも言い切れないじゃないか。その手紙の危険性はいまだ痛みの引かない俺の股間が物語っている。
 しかし、梨生奈はつんとした表情で
「何を言っているのか分かりません。先日も言ったはずです、呪いなんてものは存在しません、と」
 意にも介さず、手紙を一通残らず廃棄してしまった。
 さて、何も起きないといいんだが……。いや、別に梨生奈がエロい目に遭うのはいいけど、その不機嫌で俺たちがとばっちりを食らうのは、ごめんだ。
 
 
 その考えをもって、この時、本気で止めておくべきだったのか……。
0844不幸の手紙と、もっと不幸な生徒会室2019/03/26(火) 23:07:52.80ID:9Hvy53RE
「この件はこれでおしまいです。そんなことより、生徒会便りの製作は進んでいるのですか?」
「いやぁ、だってこの呪いの手紙の件の記事、NGなんですよね? また書き直しですよ?」
「まったく、生徒会がこんなに浮ついているから、学園全体が……」
 梨生奈がいつもの自席に腰掛けようとして、「キャッ!」と悲鳴をあげて立ち上がった。
「どうした、梨生奈」
 梨生奈が可愛い声を上げたことにみんな心配して駆けよるが、梨生奈は酷く怒って、自分の椅子を指さしている。
「誰ですか、こんないたずらをしたのは!」
 見ると、梨生奈の椅子には、マーカーペン(太)が直立した状態で置かれていた。どうやら梨生奈はこれの上に腰掛けようとしてしまい、尻にペンを突き刺してしまったようだ。
 役員はみな顔を見合わせた。今日になってから、梨生奈の席に近づいた役員は一人もいない。第一、梨生奈はいま、椅子を引いて座ろうとしたはずだ。それなのに、直立したままペンが置かれているなんて現実的にあり得ないんじゃないか。
「偶然生徒会長の椅子の上にペンが落ちて、それが奇跡的に直立した状態でそこに? ……呪い、でしょうか」
 後輩の淳がぼそりと呟いたが、梨生奈に睨まれて怖気づいてしまった。

「なんですか、みなさん。そんな変な目で私を見て」
 梨生奈の機嫌が悪い。まぁ、あんなことがあった後だからな。
 だから、みんな口に出すのは躊躇った。だが、言わないわけにもいかない……とうとう、由紀がおそるおそると挙手をして、この深刻な事態の全容を告げた。
「生徒会長、あの、大変申し上げにくいんですが……椅子の背もたれにスカートが引っ掛かってますよ」
「えっ!?」
 あるある。パイプ椅子の背もたれの金具にスカートが引っ掛かって、尻丸出しになってるやつ。梨生奈がまさにその状態になっていた。まぁ、梨生奈がこんなミステイクをするのは普段ならあり得ないことなのだが。
 梨生奈は真っ赤になってスカートを正した。
「こういうことは早く言いなさい」
 まぁ、早く言うべきだったとは思っている。梨生奈の席はちょうど廊下側の窓に背を向けていて、通りがかった生徒からパンツが見えていただろうから。
 
「真智さん、そこにある修正ペン、とっていただけますか」
「はいはいー」
 てきぱきと仕事を進める梨生奈の頼みに応え、ペン修正液を梨生奈めがけてぽんと投げる真智。
「ちょ、ちょっと真智さん!」
 梨生奈は急なパスに応えられず、慌てて修正ペンを受け取ろうとして……
 キャップのところを受け止めたせいでキャップが外れてしまい、手から修正ペンが滑り落ち、おまけにペン先からスカートめがけて、修正液をぶちまけてしまった。
 白く汚れる制服。なんというか、非常によろしくない有様だ。
 梨生奈は立ち上がり、カンカンになって真智を怒鳴りつける。
「真智さん! 文具を投げるなんて、どういう教育を受けているんですか!」
「教育はこの学園で……じゃなくて、いやいや、そのくらいキャッチしてくださいよ! 八つ当たりでしょう!」
「零れる危険がある液体の入った容器を投げるなんて、正気ではありません!」
「いや、だって……まさか、そんなにしっかり止まったキャップが外れるなんて……」
 狼狽する真智。まぁ、取り落とすくらいはあり得るが、まさかこうなるとは思わなかっただろうな。修正ペンからこんなに液が漏れだすなんて普通はないし、第一、キャップは一回捻らないと開かないようになっているはずなんだから。
 やっぱり、何かがおかしいな……。
 
 
 梨生奈はかなり不機嫌だ。何を思っているのかは知らないが、呪いのことや、数々のエッチな目に遭ったことがさぞ気に入らないのだろう。
 こういうときに梨生奈に話しかけるとまずろくな目に遭わない。
 だから、みんな彼女に触れずに黙々と生徒会便り作りにあたっていた。
0845不幸の手紙と、もっと不幸な生徒会室2019/03/26(火) 23:09:07.39ID:9Hvy53RE
 しかし、皆がなにもしなくても……
「なぁ、今日、やたら校内に人が残ってないか」
 ふと思うと、時刻の割にはやけに生徒たちの帰宅が遅い。生徒会室の窓から駐輪場を見てみると、だいぶ自転車が停まっているようだった。
 ……もしかして、呪いの話を聞いている生徒たちが、何か起きないかとそわそわして帰らずにいるのだろうか。
「校内放送で呼びかけます」
 梨生奈は、生徒会室備え付けのピンマイクを胸につけ、校内放送に繋いで、下校を促すアナウンスをはじめた。
 隣で聞いていると、下校を促すだけでなく、口内の風紀についての説教まで始まった。本当にイライラしているようだ。
「なぁ、梨生奈。気持ちはわかるけど、校内放送を私物化するのはやめろよなぁ」
 梨生奈が淡々とした放送(説教)を続けながら、こちらをキッと睨む。もう、こういう梨生奈は放っておいた方が安全か。
 
 …w……w……
「……ん? 何の音だ?」
 スマートフォンのバイブ音。どうやら、梨生奈のポケットの中からのようだ。
 梨生奈は校内放送(説教)を続けながら器用にスマートフォンを取り出し、着信の内容を確認し始めた。
 と、その時、梨生奈が手を滑らせ、スマートフォンを取り落としてしまう。慌ててキャッチしようとする梨生奈。しかし、不運にもスマートフォンは梨生奈の手から跳ね上がり
「あっ!」
「!?」
 なんという偶然、梨生奈の胸元にスマートフォンが滑り込んでしまった。
「あっ……ちょ……」
 梨生奈が一瞬動揺するが、校内放送の真っ最中。話を途中で中断できず、梨生奈は放送を続けながらも、服の中に入ってしまったスマートフォンを取り出そうと四苦八苦しはじめる。
 話内容にはブレがないし、まったく、なんて器用なんだ。下手に手出しをすると後が怖いので、俺たちは心配しつつも、彼女を見守っていた。
 と、服の中に入ってしまったスマートフォンが、服の中でさらにずり落ちて、ブラウスの下、スカートの中あたりにまで落ちてしまったようだ。そしてその直後
 ……www……www……
 またバイブ音だ。梨生奈のちょうど股間のあたりから響き渡る、大きなバイブ音。スカートに引っ掛かる場所はないはずだし、まさか、パンティの中に滑り落ちた? いや、そんな、下着の構造的にあり得ないんじゃぁ……
 ……wwwwwwwww……
「あっ……!」
 全員の視線が梨生奈に向く。いまの声、ただ驚いた悲鳴ではない。明らかに、露骨な色気を含んだ喘ぎ声だった。
 まさか、パンティに潜り込んだスマートフォンの振動で……
 そして、不幸にもその声は、校内放送を通じて全校に響き渡ってしまった。生徒会室からも聞き取れる、校内がざわつく声。

 …………。
 校内放送(説教)は滞りなく、それはもう滞りなく終わり、マイクが切られる。
 生徒会便りの作業に戻った梨生奈はとうとう何も言わなくなった。
 まぁ、いまのはここにいる誰も手を出していない、自業自得だから仕方がないはずだ。本人もそれはわかっているはず。
 しかし、なんで俺たちがこんな気まずくならなきゃならないんだ。
0846不幸の手紙と、もっと不幸な生徒会室2019/03/26(火) 23:09:45.61ID:9Hvy53RE
 それからまたしばらくして、イライラしながら作業をしていた梨生奈が、不意に席を立ち、生徒会室を出ていってしまった。
 不機嫌極まって帰ったか? いや、アイツはそんな無責任なことはしない。大した用事じゃないだろうし、すぐ戻ってくるだろ。
 
「ん、いま誰かドア開けた?」
「いや?」
 ドアが開いた音が聞こえたような気がした。だが、生徒会室の戸は梨生奈がきっちり閉めていったままだ。
 はじめは空耳かと思ったが……
「あれ、また聞こえた」
 今度は確かに聞こえた。木製のドアが軋む音。ガチャンと鍵がかかる音。
「これ、放送から流れてません?」
「本当だ。放送部め、ついに生徒会に無断で環境音を流し始めたか」
「いや、放送部は生徒会長に叱られて、今月は放送自粛のはずじゃぁ」
「あぁ、そういや無断で音楽流して注意されてたんだっけな、曲はなんだっけ、あれだ」
「「「20センチュリー・ボーイ」」」
 鬼の居ぬ間に馬鹿な話をしていると、また校内放送から妙な音が聞こえてきた。
「……ん、なんだ……?」
 水が滴るような音。まるで水たまりにホースで水を流しているような、それでいてなんだか勢いがある水音のような?
  
「…………!!!」
「えっ、ちょっと、これは!!」
「由紀、早く伝えてこい!!」
 そうだ、梨生奈、ピンマイクをつけたままだったんじゃないか? あれ、でもスイッチは切っていたような?
 とにかく、音の正体が分かった。生徒会室はまたも騒然となり、由紀に命じて直ちに女子トイレへと向かわせた。

 ほどなく、校内放送に交じるノック音。
『生徒会長ッ! マイク、マイク入ってます!』
『えっ!?』
『校内に響いちゃってますよ! オシッコ止めて!』
『なっ!』
 由紀のバカめ!!!
 ……慌ててマイクが切られる音がするが、後の祭りだ。校内放送で響き渡る、音の主の名前と、音の正体。さらにざわつく校内。生徒会室にいる俺たちはというと、もう、俯いて梨生奈の帰りを待つことしかできなかった。
  
 数分後、怒りと羞恥の表情で、耳まで真っ赤っかになった生徒会長が戻って来た。
 この生徒会室に帰ってくるまでの間も、生徒たちにひそひそ噂でもされただろう。もう俺たちがなんと声をかけても無駄だ。目を合わせてはいけない。殺されるか、石にされる。
「せっ、生徒会長……あの、続きは僕らでやっとくんで、今日は……」
 よくぞ言った淳。こんな不機嫌特売セールな梨生奈とこれ以上一緒に仕事なんて、賽の河原の石積が可愛く見える苦行だ。

 梨生奈も、さすがに居心地が悪かったようで。顔を赤くして、表情が固まったまま
「……ありがとう。それじゃぁ、よろしくお願いします」
 鞄を持ってそそくさと帰ってしまった。俺達には顔も合わせない。そりゃそうだ。合わせようがないだろう。

 ……だめだ、俺達には勇気がない。背負ったカバンに引っ掛かってスカートがまくれ上がっていることを指摘する勇気なんて……
 
 FIN?
0849名無しさん@ピンキー2019/03/27(水) 06:54:14.17ID:TH7Ivzem
>>841-847
役得さん乙です

平日にゲリラ投稿とはこのリハクの目にも(ry
全校に放尿音大公開とかいい羞恥シチュだ
0850名無しさん@ピンキー2019/03/27(水) 12:26:35.46ID:jwpx7E3q
>>849
役得です
これは僕じゃないです
0851名無しさん@ピンキー2019/03/27(水) 12:54:22.38ID:Ox3kTI45
そらメール欄にさげ入ってるし別人やろな
何にせよ乙です!
0852名無しさん@ピンキー2019/03/27(水) 13:09:12.74ID:mUkeKQUR
エロの文体違うしパンツへの拘り描写が無いから別の人だろうなと
名前欄に最初からタイトル入れるのも手法が違うしね
0853841-8472019/03/27(水) 19:16:42.81ID:qV7kHAPQ
あんま寄せたつもりなかったですが変に似てたらスイマセン、生徒会長は辱めたい
0854名無しさん@ピンキー2019/03/27(水) 19:26:00.51ID:TH7Ivzem
そういえば生徒会とかのキャラ設定も色々違ったね・・・両方の作者さん失礼しました
0855名無しさん@ピンキー2019/03/27(水) 22:46:24.57ID:OnwqNCJc
役得です。
僕以外の人が書いてくれてうれしかったので新しいのを晒します。
仕事中に思いついただけなので期待はしないでください。
0856名無しさん@ピンキー2019/03/27(水) 22:46:50.25ID:OnwqNCJc
空中を舞う砂埃で息が詰まる。
強く打ちつけた背中が痛み、僕は薄く目を開いた。
暗い。
なぜこんなことになっているのか、半覚醒の脳がゆっくりと目を覚ましだす。

――――――

「お前、まだあの部活行ってんの?」

帰宅部の友人にカラオケに誘われ断ったら言われた言葉だ。
うちの学校は中高一貫校の多くの学生が学ぶ、マンモス校だ。
そのため学業だけでなく、部活動にもそれなりの力を入れている。
学校側が強く力を入れているのが運動部で、生徒会から頻繁に視察が入るほどである。
反対に文化部に関しては自主性を重んじる傾向にあり、生徒が望めばある程度の条件を満たせば部を発足させることが容易となっている。

「そんなこと言うなよ、あれでも由緒正しき部活なんだぞ」

そんな生徒も部活も多い学校で、僕が入っているのはオカルト研究部。通称オカ研と呼ばれる部活であった。
このオカ研。なかなかの歴史のある部活であり、歴代の部員や部長なんかはその道に進み功績なんかを残しちゃってるらしい。
が、そんな栄光も今は昔、現在は数名の幽霊部員と僕を含む2人の活動部員で成り立っている。
なぜこんなにもこの歴史あるオカ研が廃れてしまったのか…

僕は帰宅部友人に手を振り部活棟へ向かう。
途中、生徒会の書記を担当している男子生徒とすれ違った。
また文化部の視察と、廃部勧告だろうか、なんにせよお疲れ様です。
トンタンと階段を上り、二階にある部室へ向かう。

「おつかれさまでーす、先輩いますか?」

ガチャリと扉をあけると部室内で本を読む女の子が一人。
僕を除くと唯一の活動部員、オカ研部長、信子先輩その人である。
0857名無しさん@ピンキー2019/03/27(水) 22:47:16.52ID:OnwqNCJc
「あ、いましたね、おつかれさまです」

「あ、あああ、お、おつかれさま!!」

本を読んでいた信子先輩は入ってきた僕に気付き、慌てて駆け寄ってきた。
信子先輩、一つ年上のはずなのにどう見ても年下にしか見えない。
その身体の大きさは145少しぐらい、小学生12歳の平均身長が150なので圧倒的小ささである。

「あ、とととと…」

とてとて近づいてきた信子先輩は何もないところで躓いた。
来たっ!!
オカ研が廃れてしまった理由。
率直にいってその理由はこの信子先輩になる。

「あわ、あわわわわわっ!!!」

バランスを崩した信子先輩は腕をぶんぶん振りながら僕に突進。
そのまま鳩尾に頭突きを喰らわせたのである。

「うごっ…」

一瞬息が出来ず呻く。
僕に受け止められた(ぶつかってきた)信子先輩は慌ててその身を離す。

「ご、ごめん!ごめんね!!」

「だ、大丈夫っす、いつものことですから…」

腹を抱えてうずくまる僕は、ひきつった笑みで答えた。
オカ研部長、信子先輩は不幸体質である。
歩けば何もないところでこけ、座れば椅子が壊れる。とにかくついていないのだ。
また彼女の見た目は少し不気味だ。
圧倒的小さいその身長は前述したとおりであるが、不幸が続き人と顔を合わせるのが怖いのか市松人形のように長い髪で顔を隠してしまっているのだ。
そんな彼女の近くに居るとろくな目に合わない。
オカ研の部長を押し付けられてから、部員たちは彼女を避け初め、どんくさいその動きと合わせて呪いの子、ノロ子というあだ名で噂が広まってしまった。
そんな信子先輩。
未だにしつこく付きまとっているのは僕ぐらいのものである。
鳥の糞に当たっても、財布を無くそうとも、信子先輩に関わるのは、
時々笑うコロコロとした笑え声だとか、思いのほか大きい胸だとか、風が吹いたときに見えた髪の隙間のきれいな瞳だとか、
いろいろ言い訳はあるけれど、単純に僕が彼女にイッちまってるからにほかならないのだ。

「あの、ね。今日の夜、旧校舎に行きます」

「…、旧校舎っすか?」

腹の痛さも収まってきたころ、信子先輩は宣言した。
オカ研の主な活動内容は廃屋探索と称した清掃活動である。
破棄された廃屋に不法投棄などが絶えないので、学校や市などに許可を取って廃屋などに侵入、記録を取ってから清掃するのだ。
少なくともオカ研はこうやって活動実績を積み重ねている。
0858名無しさん@ピンキー2019/03/27(水) 22:47:53.25ID:OnwqNCJc
「学校から、旧校舎を取り壊すかどうかの議題がでたらしいの」

信子先輩の話をまとめるとこうだ。
学校の敷地内にある旧校舎を取り壊すかどうかの議題が上がっているらしい。
一部では旧校舎を取り壊し運動部の活動範囲を広げたいというのが意見にあるらしい。
しかし取り壊すとなると膨大な費用がかかる、そのまま利用できるのであれば特別授業などに利用してはどうかという意見もあるらしい。
なんにせよ旧校舎が今どのような状況であるかというのを把握しなくてはならない。

「で、白羽の矢がたったのが僕たちってことですか」

「うん」

うむ、もはやオカ研関係ない。
便宜上夜に行くことで体制を保っているけれど、ただの旧校舎の調査である。
しかし・・・

(信子先輩と夜デート(?)…)

「な、なにか用があったら私一人でも…」

「おともします!!」

間髪入れず即答した。

――――――
「思い出した…、確か旧校舎の調査にきて…」

校門前で待ち合わせた僕と信子先輩。
真っ白なワンピースできた信子先輩は、夜に見るとある意味心臓が止まるかと思ったぐらいだった。
あらかじめ用意しておいた懐中電灯片手に借りてきた鍵で扉を開け侵入、そして・・・

「底が抜けて落ちたんだったな…」

しょっぱなの不幸。
流石ノロ子クオリティ。
まあ、覚悟していたことだし、これぐらいであればまだ軽い。

「と、いうか信子先輩は?」

軽く見渡す限りには見当たらない。
あわてて懐中電灯をつけ(幸い問題なくついた)周囲を照らすと…

「は?」

天井から女体が生えていた。
0859名無しさん@ピンキー2019/03/27(水) 22:48:22.86ID:OnwqNCJc
―――――――
天井からぶら下がる女の子の身体。
時折ぶらんぶらんと足を振るが身動きが取れないのかしばらくして動かなくなる。
生えているのは脇から下、胸の上からつま先まででその身体には下着以外(靴と靴下は履いている)何もつけていない。
たゆんとした大きな胸は黒いブラジャーに包まれている。
大きな胸を無理やり押し込めたのかぎゅうぎゅう詰めのおっぱいは今にはちきれそうだ。
脇から下の括れはなだらかで、大きな胸を更に強調している。
さらに下に目をやると、小ぶりな臀部と脚の付け根のデルタゾーン。
女の子の秘密を隠すその三角の布は胸を包むそれと同じで黒だったが、正面には猫の顔のマーク、おしりにはしっぽのマークが白でプリントされたかわいらしいものだった。

「猫パンツ…」

僕はその肢体をじっくりと眺める。
さて、なぜこんなところに女の子の身体(下着姿)が生えているのか。
少し考えてから思い至る。

「信子先輩か!!」

旧校舎に入ったのは僕と信子先輩だけだ。
底が抜け僕は下に落ちたが、信子先輩は床に嵌ったのだろう。
信子先輩はワンピースだった、穴の下には身体だけが嵌ってしまい、服と腕と頭は上に残したまま、その肢体を僕の目前に晒しているのだろう。

「の、信子先輩!!無事ですか!!」

下から声をかける。
もごもごと小さい声が聞こえるが何を言っているのか聞こえない。

「なんですか?聞こえないです!!」

聞こえやすいように信子先輩の身体に身を寄せる。
あくまで聞こえやすいようであって、下心はない。
ないったらない。

「〜〜――――〜〜〜っ!!」

「なんですって?」

聞こえない。
更に顔を近づけるとじたばたと信子先輩の身体が暴れた。
0860名無しさん@ピンキー2019/03/27(水) 22:49:39.84ID:OnwqNCJc
ぶんぶんと振られた信子先輩の足先が僕の鼻先にヒットっ!!

「うごっ!!」

鼻血を吹き僕は後ずさった。
尚も信子先輩の身体は暴れている。

「だめだ、こっちの声も聞こえてないみたいだな」

下からコンタクトを取るのは無理みたいだ。
取り合えず上に上がって信子先輩を助けよう。
しばらく散策し上へとつながる階段を発見した。
急いで信子先輩の元へ向かうと、髪を振り乱しきゃーきゃー騒いでいる信子先輩を発見。
見てみると床に嵌った信子先輩の周りをちょろちょろとネズミが走っている。

「あれは確かに騒ぐな…」

目の前で、至近距離でネズミなんかに走り回られたらたまったもんじゃない。
僕でさえそうなのだから女の子な信子先輩はもっとだろう。
僕はいそいで信子先輩の元へ向かう。

「先輩!!大丈夫ですか?」

「ふぇ、ふぇ、ふぇえええ」

現われた僕に安心したのか振り乱した髪の中で涙目になる信子先輩。
僕に被虐趣味はないが、ぶっちゃけ超かわいい。
変な扉が開きそうである。

「先輩引き上げるから腕伸ばして」

「ん」

素直に腕をまっすぐ伸ばす信子先輩。
僕は脇に手を突っ込み、お父さんが娘を抱き上げるがごとく信子先輩を持ち上げた。

ずぼっ、ずるり

がぼっと信子先輩の身体が抜け、僕の目線まで持ち上がる。
胸の上まで上がっていたワンピースは、舞台の暗幕のように先ほどまで僕の目前に晒していた肢体を隠した。
信子先輩ははっとした顔になり、顔を赤く染める。
うん、かわいい。

「先輩」

「?、な、なに?」

「こういう時になんですけども、やっぱり髪切った方がいいですよ」

僕は信子先輩顔をみながら言う。
このかわいらしい顔を隠してしまうのはやっぱり勿体ない。
いや、しかしそうなると多くの男たちに僕(だけが知っているハズ)の信子先輩が見られてしまうことになるのか…
0861名無しさん@ピンキー2019/03/27(水) 22:50:49.96ID:OnwqNCJc
「うむむむむ・・・」

「いや、あの、お、おろして…」

抱き上げたまま唸る僕に、信子先輩がか細くいう。
すいませんでした。と謝り床におろす。

「どうします、もう一回帰って後日にします?」

「いや、あの…」

なんだか歯切れが悪い先輩。
ワンピースのスカートを抑えもじもじとしている。
あ?トイレか?

「先輩、お手洗いなら外に出てからの方が…」

「ち、ちがうよ!!」

「違うんですか?」

「いや、違わないけど、そうじゃないよ!!」

そうじゃない?
いや、トイレに行きたいのはそうなのか。
でも、それ以外になにかあると…
信子先輩は自分の嵌っていた穴をちらちらと覗いている。
僕はそちらに目をやり、懐中電灯を照らす。

「ちょっと、だめぇ…」

「…」

穴の下には先ほどみた猫さんパンツが落ちていた。
ふむ、どうやら先ほど穴から引き上げるときに脱げ落ちてしまったらしい。

「すいません」

「うう、もう死にたい…」

顔を真っ赤にしてうずくまる信子先輩。
流石ノロ子クオリティ。どんどん不幸が起こるな。

(というか、つまり信子先輩は今ノーパンなのか)

気にしだすと止まらない。
そのふわふわしている白いワンピースの下にはあの猫さんパンツに包まれていた筈の先輩の女の子が…

「め、目が怖いよ」

「すいません」

謝りながらも目線は変わらず。
怖がる信子先輩が後ずさりする。
いやいや、僕が先輩を怖がらせてどうすんだ。
0862名無しさん@ピンキー2019/03/27(水) 22:51:20.15ID:OnwqNCJc
「どうします?取りに行きます?諦めて帰ります?」

「う〜…」

顔を真っ赤にしたまま信子先輩は唸る。
落としたパンツを取りに行きたいが、怖い。
羞恥と恐怖がせめぎ合い信子先輩は、

「いく」

「分かりました、お供しましょう」

僕は信子先輩を引き連れて上ってきた階段へ向かう。

「急いで行って、急いで外に出ましょうか」

ぶんぶんと首を縦にふる信子先輩は飼い犬のように僕のあとをついてくる。
下りの階段は結構遠い場所にある。
ずんずんと進み、それでも階段は見えてこない。

「ねぇ…」

「ん?どうしました?」

僕の服を掴み先輩が足を止める。
足を内股にし強く手を押し付ける。

「お、おトイレぇ…いきたい…」

「ええ、もう無理なんですか?」

ぶんぶんと首を縦に振る信子先輩。
羞恥で顔を真っ赤に染め、目じりには涙がたまっている。
ああ、可愛い。

「もう、無理ぃ…」

がくがくと足を震わせながら座り込みそうになる信子先輩。
僕はあわてて周囲を見渡すがトイレどころか水回り、洗面台すら見つからない。
先輩はもう限界が近い。

「先輩!!もうここでしてください!!」

「え、ええ!?」

「大丈夫です、向こう向いてますし、音も聞きませんから!!」

そういって僕は耳をふさぎ後ろを振り向いた。
信子先輩はしばらくもじもじしていたようだが、どうやら意を決したようでもぞもぞと音が聞こえてきた。
0863名無しさん@ピンキー2019/03/27(水) 22:51:42.41ID:OnwqNCJc
「き、聞かないでね?」

耳をしっかり塞いでいても聞こえるものは聞こえるものらしい。
ぐもった水音が抑えた手のひらを通り抜け鼓膜を震わせる。
しばらくして水音が消え、またもぞもぞと動く気配がして、背中をちょんちょんと突かれた。

「も、もういいよ」

「大丈夫でしたか?」

真っ赤な顔をこくんと頷く。
先ほどまで先輩がいたであろう場所に水溜りが出来ていたのは言うまでもない。

それからしばらく。
下に降りるまでの階段へとたどり着いた。
わりとボロボロの階段で注意して下りないと崩れてしまいそうだ。

「僕が先におります、先輩は後から来てください」

「う、うん」

ゆっくりと階段を下り、下の階へ降りる。
懐中電灯で周囲に不備がないか確認してから信子先輩に声をかける。

「大丈夫です!慎重に降りてきてください!」

階段の上の信子先輩が頷き手すりに捕まりながら下りてくる。
慎重に、慎重に、慎重に…、あっ!!

「先輩!!」

「あっ!!」

流石ノロ子クオリティ。
階段で足を滑らせた信子先輩は手すりを手放して身体を宙に踊らせていた。
さすがに危ない。
僕は信子先輩を助けるために腕を伸ばし受け止めようとする。
0864名無しさん@ピンキー2019/03/27(水) 22:55:13.89ID:OnwqNCJc
「うぐっ!!うごっぉ!!」

がしゃん、ごだん、ぐご、むぐっ!!
受け止めた僕に信子先輩がまたがる。
むにゅ、っとした感触が顔面に広がりすこし酸っぱい臭いがする。

「う、うう…、先輩、大丈夫です…っ!!!」

思わず瞑った目を開き、その眼前に広がる光景に言葉を失った。
目の前には信子先輩の、先ほどまで猫パンツに隠されていた筈の女の子が晒されていた。
年相応に生えそろった黒い陰毛とその中に潜むピンク色の割れ目。
先ほどのお小水タイムのせいか湿ったおけけとひくつく彼女のクレバスは濡れて艶めかしい。

(ああ、先輩もちゃんと女性なんだなぁ…)

なんてことを思いながら、僕は鼻血を吹いて気絶した。



―――――――
しばらくして、気絶から目を覚ました僕と、僕の横で泣きじゃくっていた先輩は早々に旧校舎から脱出することにした。
学校には旧校舎は老朽化が進んでおり、生徒の立ち入りは禁止した方がいいと報告しておいた。
のちにこの旧校舎は取り壊されることになるのだが、その作業中に一枚の女性ものパンツが発見され話題になるのだった。
0865名無しさん@ピンキー2019/03/27(水) 22:56:12.51ID:OnwqNCJc
終わりです。
タイトルは「オカ研ノロ子の逢わないロクな目」です。
0866名無しさん@ピンキー2019/03/27(水) 23:00:36.00ID:OnwqNCJc
ノリで書いたから最後ぐだってますね、もっとちゃんと書けばよかった。
0867名無しさん@ピンキー2019/03/28(木) 01:58:46.75ID:imh1kE2W
>>855
乙乙
放尿シチュが放尿シチュを呼んだか……
まさかこのスレがまたこんなに活気付くなんてな
0868名無しさん@ピンキー2019/03/28(木) 08:23:21.35ID:o9pWhOE2
おしっこ拭いてないToLOVEる顔騎とかご褒美ですやん・・・
0871名無しさん@ピンキー2019/04/06(土) 10:23:15.89ID:Vm0/0yXY
アレは別に役得さんが書いてくれると決まった訳じゃないぞ
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