成田良悟作品エロパロ5 デュラ酒橋血針
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ttp://green.ribbon.to/~naritass/ >>434 下手したら学園ラブコメになるとこだったけど
こんな感じですかね
「…泊まっていきませんか?私の家…」
「 ふぇ は !? 」
細く囁かれたその言葉に、帝人はおかしな声をあげる。
「いや、あの、僕は…」
平日の人通り少ない道、午後三時、彼女の家の前で。
「今日、事情があって、その…一人じゃ心細いんです、お願いだから…」
その目は、助けを求めるというよりその先に起こそうとしている事をみているようで、否が応にもといった決意の色すらうかがえる。
もし断れば、杏里は手にしている罪歌ですぐにも意識を乗っ取って…。
「わかった、行く、から」
ひきつった顔でそう答えると、杏里は柔らかくほほえんだ。
「ありがとう、帝人君」
その笑顔に、かつて自分が言われてきた様々な言葉を思い出す。
《どうしたんだ最近》《告白もできねぇいくじなし》《帝君は、いい…友達だから》
(セルティさん、正臣…この前までの、園原さん…)
あの事件でダラーズが抗争を起こした後の杏里は、別人のようになった。
おそらくは、あの情報屋への復讐心からだろう…
(僕も、セルティさんにはこう見えていたのかな。) 自分にとって、当然のことをしただけ。
そういって行動して結局、本当に自分のためにしかならなかった。
(罪歌の話には驚いたけど…)
(あの話の時から、ずっと園原さんの様子がおかしかった。)
また三人、笑いあえる日が来て欲しかっただけなのに、と自分の愚かさを憎む。
(園原さんの気持ち、今度はしっかり受け取らなきゃな。)
「おじゃましまーす…」
「いらっしゃい、帝人君!」
入るとすぐに、杏里は笑顔にエプロン姿で玄関に立っていて驚いた。
(あれ?いい香りがする…ハチミツかな?)
「さ、あがって?帝人君」
「最近料理にこってて、みて!たくさん作ったの…!」
そういって食卓に皿を並べる。
季節野菜のサラダ、酢豚、キュウリと茄子の漬け物…など。
「わざわざこんなに作ってくれたんだ?ありがとう!」
「ふふっ、どういたしまして!…ささ、どうぞ召し上がれ…」
食後のデザートは、ハチミツのクッキーとミルクプリンだった。
(さっきのハチミツの香りはこれか…!)
「おいしい?」
「うん、とっても。」
「そう。…ありがとう」
笑顔で言われてちょっと照れくさくなり、新しく話題をふってみる。
「…園原さんは、いつも家でなにしてる?」 「…ちょっと、耳貸して。」
「?」
言われて、立ち上がり杏里の方へ耳を近づけた。
だが杏里は何かを話そうとはせず、その耳をやさしく噛んだ。
「!」
「……例えば、こういうことする想像…」
「そそそ、園原さん?」
「帝人君、…腕、細いよね…。…………たいくらい」
「え!?今なんて…」
杏里は答えず、彼の手をとる。
そのまま抱きしめられたみかどは、テンパって抵抗できずにソファの方へ押し倒される。
(なんで、こんなことになっちゃってる!?)
しかし、自分にも責任はあるのだ、こうなったからには仕方ない…
「園原さん…」
「帝人君…」
静かに見つめあい、互いの呼吸を感じ取る。
流れる空気は二人の世界を包だ。
そして… 「気持ちいい?帝人…君」「…ひゃ!イク、よっ!」「じゃ私も…ああっ!」「ああああああっ!」
そんな様子を、ただ一人観察するものがいた。
平日の人通りの少ない裏路地、午後5時、彼女の家の裏で。
罪歌。
人間への愛を叫び続ける、意識のある刀。
ただ人間と触れ合いたい。愛したい。子が欲しい。
その愛は、まさに呪いのようなものであり、ほっておけば人の世を狂わすまでにもなるだろう。
それほどやっかいなものを、身に宿している園原杏里。彼女は、まさに怪物と言えよう。
そんな彼女が情報屋の勝手さに対して、ここまで手を尽くすとは誰が予想しただろう…
そう、予想できないくらい。
情報屋にとって、最悪となることをしてやろう。
帝人君を、あんな人の手のひらの上にはのせておけないもの。私の心を壊そうとしたもの。
みんなを大変な目にあわせていたもの…。
と、情報屋は杏里ら怪物達への警戒も強めるようにした。
もちろん愛している人間達にも。
つまり、この状況までは彼は予想できていたのだった。しかも他に自分の正体を知る少女をどうにか自分の元へ引き寄せることもできた。
しかし駒は彼の予想を裏切り、逆の展開へと運んでいった… >>439
臨也ははりま美佳の録音したカセットテープをとりだし、再生した。
「ちゃんちゃらちゃあ〜」
アタ〜ラシーイーア〜サガキタ〜
「何これ、ラジオ体操の歌しかはいってないんだけど…」
「臨也さんに杏里ちゃんのことなんて、おしえるわけないじゃないですか☆誠二からのたのみでもないかぎりね!」
「はぁ…きみも本当に面白い子だねぇ」 ちょっと疲れたから休憩
あー原作読みたい早く新刊でないかな、そしたら住人戻ってくるよね >>443
yes!てか日記のラストはそれつもり
ただね輪姦のために男用意しなきゃな…というのがつらい
臨也が分裂してくれればいいのに…臨也ほどうざいキャラは泉井しか思い出せぬ
誰がいいかな >>444
泉井や矢霧製薬の元部下達や893がいいですぅ ふむ、ただ女食いそうなのは粟楠にはあまりいない気もしたりするから下っ端とかを適当に事務所へ送り出す的な
えーと元矢霧の連中、もいいね。こき使われてストレス溜まってたんだよ!…うーむちょい違うか?
あっやべえラジオ体操を後先考えずにやったから美佳が事務所に来てるじゃん→誠二も輪姦に参加? 臨「にしても波江さんどうしたのさ?そんな格好で」
波「うるさいわね…成り行きよ。あなたこそ娘二人もどっから連れて…?あら?盗人猫…?」
「はは、そうだよこの子は張間美佳ちゃんさ」
波「泥棒猫にこんな姿晒す羽目になるなんて…」
「波江さんも本当に面白い人だよねぇ…ま、でもここに美佳ちゃんがいれば矢霧君がくるかも知れないよ?」
「!…なら待つわ」
美「あはっ☆誠二にその格好でせまる気ですね!たしかに驚くと思いますよッ☆いろんな意味で☆」
「黙りなさい!この泥棒ストーキング猫!」
臨「…………プw」
「イラッ)あなたも、気持ち悪いわ…。で、その娘はなんなの?」
「俺の娘、のはずなんだけどなんか違うみたい」
波「?」
「俺が連れだそうとしていた娘と、鯨木さんのとこの怪物が入れ替わっていたみたいでね。これは彼女の戦線布告と捉えていいかもね」
波「全く話がみえないわ。というかさっさと誠二を呼びなさい」
「依頼料に、俺と…」
波「かわりにコイツラ献上するから、さっさと呼びなさい」
「いや、贄川さんも化け物だし…その要求には」
「早く!」
美「大丈夫ですよぅ!誠二は優しいからすぐきますよ☆」波「だまりなさい!!」 臨也はスネて粟楠の連中と矢霧の連中を引っ張りだしたようです
「そんなに俺のことがきらいなのかい?」
「ええ、大っ嫌いよ」
「俺はこんなにも愛しているというのにねぇ」
クツクツとわらう臨也。携帯のメールには『すぐ行く』との返信が。
「誠二君は来るかわからないけど、まあ自分の姉が輪姦されてるのを見てどんな反応をするのか、興味があるね」
「輪姦…?」
「……あ、あなた本当に気色悪いわね!」
コンコン。
「ほら、どうやら君の部下が来たみたいだよ」
ドアをあけると、何人もの男が入ってきた。
そして、やっと意識を取り戻した玲奈に、そっと耳打ちをする。
『波江さんを、軽く縛ってやってくれ。』
すると、玲奈は立ち上がり近くに置いてあった何かを取って波江の方へつめ寄る。
「何?あなた」
「ああ、彼女はSMが得意みたいでさ、俺もちょっと危なくなったぐらい素晴らしい女王様だ。」
部屋には既に大勢の男共の目が。
「あの、最初のうちは痛いかもしれませんけど、すぐ慣れますからね」
そういって、半裸の波江の服を脱がしていき、手足を縛り上げる。
「なっちょっと、はなしなさいよッ…あっ痛っああっんッ」
一人の男が、波江の乳房をなめる。 それを合図に、男共は波江に群がる。
「ちょっと、何よアンタ達!そんな変なとこなめないで…あっやッふふっくすぐったいわ…」
全身をなめられ、もはや抵抗することさえ忘れているようだ。
波江の尻のあたりをなめていた一人の男が、彼女の膣に挿入した。
「!いっ…」ズコッズコッ
「っ…」ズブズブッゴンッゴンゴンッ
「…痛い…ぅん…ヒャッ…あっあっああああんっ…ああああああぁぁぁッッッ!」
そのまま体を痙攣させる波江。
しかしおかまい無しに、次の男はアナルに巨根をぶちこんだ。
「ふぐっ…うそ、…でしょ、今イッたばっか、よ?アッ…」ズブッ
「しかもっ、そんなとこにっ…イヤっ…痛い…」ズズズッ
「…あ、あ、そうでもないんっかも知れな…いいいぁぁぁぁぁぁぁあああああああっ!」
「ダメェッ…ああんっァァアンッ…!!」
「…キャア!りょ、両方同時になんて…ヒッ…今度は何?…なんでこの娘鞭なんてもって…!イタッ!痛いわよやめなさい!…やめ、やめ…ああんっ……」
ドンドン落ちていく波江を、一人でただ楽しそうに眺める臨也。
「誠二君は、果たして来るのかねぇ…」
ストーカー娘には別件を調査させている。
贄川達は何処かへ消えた。 ニヤニヤ笑いながらその光景を眺める。
ひとりで。
「ああっ…んっ…っもう、何なのよっ臨也…あいつ…ンッ…」
「んふぁっ…ずっとこっち見てニヤニヤして…!きゃっ…ぁぁ…ん…う…」
「もっと…ンンンンッ!」
「見て…ウアアッ、あああああああ!!」
「あ、ハァッ…うああっんっっんっソコっ…いいわ…」
首筋をなめられ、ゾクゾクと背筋を震わせる。
「玲奈…強く叩いてちょうだい…」
「首、ですね。わかりました」
「…ちょっとまって、ロウソクなんて聞いてないわっキャッ!」
「あ…ハァァァッ……」
目を覚ますと、誠二に抱き抱えられた。
「姉さん…」
「せ、誠二!?」
「これも全部、折原臨也のせいなんだろ?あの人をもて遊んだ上、姉さんにまでこんなこと…」
「ああ、それは大丈夫よ。それに、首も姉さんが取り返してあげるから…」
「姉さん…ありがとう」 ちょっと無理矢理過ぎたかな
後は新羅と鯨木がどうなるかっていうあたりかな
原作早く来てほしいどう進めればいいかわからん んぁ・・・あぁん////おっぱい、揉んじゃらめぇえっ・・//// ふと思ったんだけど
臨也と波江って全裸で同じ部屋に放り込んでも
お互い隠そうともせず淡々と日常会話してそう 秋、もう冬が来るのか嫌だなぁこの部屋寒いし
波江姉さんあたためて欲しいです >>458
波江「そう・・なら、脚を舐めなさい。」 >>460
波江「ちゅっ!ちゅっ!ぶちゅうううう!」 リーザ「エニスさん。フィーロさんとはもうやってるんですか?」
エニス「…何の話です?」
リーザ「クス。なーんだ、まだ未経験ですか。なら私の方が格上だって、教えてあげます。ちゅっw」 誰か血のドロシーとゲルハルト子爵の絡みSS下せぇ
レリックとドロシーでも良くってよ
何で血はそんな人気無いんだよ! 暇つぶしにやってみたが、、一人だけ凄い奴がいた、想定外の奇跡だゎ・・
お前も超本命ならできる確立高いな
▲をnn2に変える
s▲ch.net/s11/078momo.jpg 狩沢絵理華がレイプされたらどんな反応するんだろうな。
すげー気になる。泣くのかな? そもそもワゴン組は自分たちを狂ってると言うが、本当にサイコパスなんかな? >>473
すまん、頑張って想像してみたが、そもそもレイプされてる姿が浮かばなかった。
下手なピンチはどうにかしそうだわ、ヤバそうでもドタチンがいいタイミングで乱入しそうだわ。
唯一、罪歌で操られて那須烏にって浮かんだが、狩沢さんメインにならなそうで。 投稿します。
デュラララ!!で、イザナミ(?)を一つ。 「とっとと食べちゃってくれる? もしくは野たれ死んでくれない」
「酷い二択を言うね波江さんは」
二十代半ば程の女性――矢霧波江は、フローリングの床に正座している青年に冷淡に言った。
まさにできる女、といった外見の波江は、エプロンを外しながらテーブルの上の鍋を指差す。
なかなか趣味のいいインテリアな感じのテーブルだが、鍋のすぐ横に細長い穴が空いていた。まるで包丁を刺した様な。
「ああ今日も鍋なのか、頭から灯油をかけられて冷えてたところなんだ、嬉しいねぇ」
そう言って立ち上がった青年――折原臨也の足下には、何故か麻袋が落ちていた。
「貴方は、そこのコンビニで買ってきたお弁当を温めただけでもそう言いそうなものだけど」
「まさか」
臨也は心外だと首を横に振る。
「俺はこの波江さんの味って感じの料理が好きなんだ、あんな誰が作っても変わらない大量生産品なんかとは比べること自体がおこがましいね」
「まさか、口説いてるつもり?」
「口説いてほしいのかい? 思えば色々無茶をさせているからね、俺が渡せる報酬ならなんでも渡すよ、それで愛の言葉を囁けと言うなら、あの闇医者の様に囁こうじゃないか」
「馬鹿なこと言ってないで食べなさい。そして口を閉じなさい永遠に」
一見すると恋人のじゃれあいにも見えるやり取りだが、もしそれを口にしたら命が危ういだろう。霧江の手によって。
「私は誠二以外の誰の愛の言葉もいらないわ」
クールな外見に反して、可愛らしく頬を染める波江。
彼女に思われる男が羨ましく思えるだろう…………実の弟を病的に愛していると知らなければ。
♂♀
折原臨也は人間を愛している。
そう、誰か個人ではなく人間全体を。
情報屋という荒唐無稽な職業を生業にしているのも、人間を愛しているからだ。
校舎裏で頬を染めてラブレターを渡されるのも、拉致されて焼殺されそうになるのも等しく愛すべき人間の所業だ。
人ラブ!
俺は全人類を愛してる。
そう公言している臨也に「それは誰も愛していないのと同じだ」と言ったところで何の意味もない。
彼は最初から人間『しか』愛していないのだから、目の前の料理を作ったのが波江以外でも、紀田正臣でも泉井蘭でも変わらずに喜ぶのだろう。
誰もがそう思っていた、そしてその誰かの筆頭は折原臨也だろう。
「報酬ってなんでもいいのかしら」
「ん?」
肉と魚ばかり食べる臨也の器に、強引に野菜を突っ込みながら波江が問う。
「ああ、誠二君だっけ? 彼に君を愛するように仕向けるてのは無理だが、少々の無理くらいなら構わないよ」
「馬鹿にしないでくれる? 私が貴方を誠二に近付けさせると思っていて」
「なるほど確かに。で、じゃあ何を要求してくれるのかな? 女の子らしく服や宝石とかかい?」
そう語る合間に白菜を口に運ぶ。臨也好みの味だ。
「別に興味ないし、貴方から贈られたくないわね」
「本当に酷いなぁ、学生の頃とか結構モテたんだぜ?」
「私を頭の悪い尻軽女て一緒にしないでくれる? ふぅ、単に食事を作る時間がズレても困るから門限を守ってほしいだけよ」
何せ、前にも帰ってくるのが遅かったどころか、遥か遠方で刺されていたのだから。
「悪い、ちょっと確約出来ないかな」
臨也は黒幕気質だが、決して万能の最強キャラクターではない。どんな結果になろうと、それが人間の選択ならば愛おしげに尊重する。それ故全てを掌の上で転がしている様に見える。
見えるだけだ。 「チッ!」
「舌打ち!?」
「ああもう、飲みたい気分だわ」
苛立たしげにダシとポン酢を白米にかけてかっこむ波江だった。
「悪い悪い、せめて酒は提供させてもらうよ。貰い物だけどいいやつが結構貯まってるから」
そう言って臨也は部屋の外から段ボールを抱えてくる。中にはいくつものボトルが詰まっていた。
「もうちょっと保管方法を考えたら?」
「そうは言ってもね、俺はあまり飲まないのに取引先とかがくれたりするから困ってたんだよ」
場所も取るしね。と笑って互いの前にグラスを置く臨也。
「まあ、お酒に罪はないか」
注がれる液体を見つめ、知らず知らず喉が鳴る。
「それじゃ、乾杯といきますか」
チン。とグラスを軽くぶつけた後、一気に流し込む。
雇い主と助手。そう呼ぶには剣呑な二人の酒盛りが始まるのだった。
なお、ボトルの値段を知っていたら、波江はこんな飲み方はしなかっただろう、ということは明記しておく。
♂♀
「う……」
気が付けば臨也は自室のベッドで横になっていた。
――珍しいな、こんなぐっすり眠るなんて。
敵の多い臨也の眠りは浅い。普段ならば物音一つで起きられる様気を付けている。
「久しぶりに飲んだせいかな」
らしくなさに苦笑が漏れる。
――今なら帝人君にも殺されるかもね。
顔でも洗おうかと身を起こそうとして……無理だった。身体の上に何かが乗っていたからだ。
「チッ!」
――おいおい、本当にらしくないな俺。澱切の配下か?
アルコールのせいか、全体的にぼんやりとしている五感を総動員させて周囲を探ろうとした瞬間。
チュッ。
何か柔らかい物が口に押し当てられる。
――!? なんだ?
一瞬の混乱の隙を突いて熱く蠢く何かが口内に侵入してきた。
――毒? 拷問用具? まさか、あの麻薬じゃないだろうな。
ともかく排除しようと舌で異物を押しながら顔をよじる。死亡まで数秒しか変わらないかもしれないが、ともかく今は情報が欲しい。
情報屋の意地で状況を見極めようとした瞬間『何か』と臨也の舌が絡み合った。
――これはまさか……。
そのまま『何か』は容赦なく歯や口内に触れていく、まるで愛撫の様に。
――俺ひょっとして、キスされてる?
「ぷはぁ」
臨也がそう確信したのを察知したのか、ようやく口が自由になった。
――もしかして舞流の悪ふざけか? いや、あいつはそんなブラコンキモウトキャラじゃないな。
もしそうだったら今までの所業を全部棚上げして、兄として説教しようと思いながら、定まった視界で襲撃者を見た。
「………………は?」
例えアルコールが入っていなくても、現在の臨也なら簡単に殺せただろう。そう思えるほど大きな隙が生まれた。
そこに、臨也の腰の上に座っていたのは。意外なほど豊満な乳房を晒し、顔を赤らめて口から互いの唾液の混合液の糸を垂らした。
「波江……さん?」
であった。
「あによぉ」
明らかに正気では無さそうな顔……有体に言って酔った姿で、こちらを睨み付けて来た。
と言うかボトルをまだ握っていた。半裸で男の上に跨りながららっぱ飲みしている。クールビューティー台無しである。
「えーと、何をしているのかな?」
「べちゅにぃ〜」
呂律が回っていない状態で波江は、スカートの中に手を突っ込んだ。
――もしや、ここで自慰を? 流石の俺でもドン引きだよ波江さん。今度本当にゆっくり休ませてあげよう。
何が何だか分からないが、とりあえず苦労を掛けた結果がこれだとよく分かった。それだけは分かった。
そして、それ以外のことは分からなかった。 スカートの中から、既に立ち上がっていた臨也の肉棒が顕になったことも。
それに波江が手に持ったボトルの中身をぶっかけたことも。
浮かせた腰には既に下着が身に付けられておらず、直接粘膜に叩き込まれたアルコールで堅くなったモノと女陰が軽く触れ合った。
「あのさ、俺は誠二君じゃないんだよ? 落ち着いて波江さん。ね?」
珍しく本気で慌てた臨也は、酒の魔力で生まれた凌辱者を必死に説得する。
――そもそもなんでこんな事をしようす……。
「うっさい、わかってるわよ、ばーか!」
一本でそこらの車くらいなら帰る酒をローション代わりに、腰が降ろされた。
「っ!」
一瞬の異物感の後、臨也は暖かく湿った柔肉を感じる事となった。
「あんたが誠二のわけないでしょ! かわいい誠二とは似ても似つかないわよれいけつかん!」
「だからなんでその冷血漢を相手に腰振ってんのさ! 処女まで捨てて」
臨也が性交経験があるかはここでは問うまい。ありそうでもあるし、無さそうでもある。仮に百戦錬磨だろうが、アルコールを吸収した男根にこの快楽は凶器だ。
「仕事はおおいわ、せいかく悪いし、人のことおちょくって」
愚痴りながら波江は、処女喪失の直後とは思えないほど激しく腰を動かしている。
その度に豊満な白い胸がぷるんぷるんと揺れる。
「ネカマだわ、一人ふた役とかかにゃしくなることやるし、人にご飯つくらせるし」
「それがこれに繋がるとかわけが分からないよ!」
普段なら、これだから人間が大好きだ。とでも言うところだが、今は事情が違う。
敏感になった逸物が、妖しく蠢く名器に包まれ、しかもロデオみたいな動きで翻弄されているのだ。すぐに射精してもおかしくない。
避妊具も無しで直接。
「俺への不満は後でちゃんと聞くから、早く抜けって。誠二君をおじさんにするつもりか?」
誠二の名前を出せば正気に(あれも狂気だが)戻る可能性に期待して、臨也は説得を試みる。
「誠二は今かんけーらいでしょ!」
ある種、波江を知る人間なら驚愕する発言をして。
「ほんとうにむかつくのよあなたは……何もいわないで帰ってこないこともあるし」
腰を挿入が解けるギリギリまで浮かせ……躊躇いなく打ち下ろし、叫んだ。
「心配かけさせんじゃないわよ馬鹿っ!」
そのまま波江は臨也にしなだれかかって寝息を立て始めた。危険日の子宮に子種を流し込まれ絶頂しながら。
「…………」
言いたい事を言って満足している波江を見つめながら、臨也は逆に無言を貫く。
去来する様々な想いが言葉にならず霧消していく。
その中で一つ思考に引っ掛かる物があったが、結局何も言わなかった。
自分が熟睡した理由が、一緒にいたのが波江だったから。等という荒唐無稽な妄想なのだから。
「……ふぅ」
ただため息を吐いて、助手の髪を優しく撫でながら、再び睡魔に身を委ねるのだった。
♂♀
「それにしても、あなた、本当に生きてたのね」
あれから約二年。臨也と波江は久方ぶりに声を交わしていた。
と言っても電話でだが。
池袋を巡る様々な思惑は多くの人間に変化を与えた。
臨也は生死不明の行方不明となり、波江は日本から遠く離れた地で働いている。
「晩節を穢したんじゃない?」
かつての雇い主に皮肉を言いながら口の端を歪める。それがどういう感情によるものかは電話の先の情報屋も流石に分からないだろう。
次はどんな皮肉を言ってやろうか考えていると、隣の部屋から波江を呼ぶ声がした。
「あら、悪いけど切るわよ」
臨也にもその呼び声は聞こえたのだろう、特に問題なく会話は終わり、隣室へと向かう。
「はいはい、待っててね。ミルク? それともおむつかしら」
そう呟く波江は。
無意識にスキップしていたのだった。 以上になります。
現状デュラララ!!しか読んでませんが、他にも書いてみたいですね。成田作品面白い。 プレラーティーって、召喚の後メチャクチャセックスしてそう。
ベッドもあることだし。 なんか無理矢理なシチュ無いかなって思う時あるんだけど女性陣強すぎる。