怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第6夜
レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
0001名無しさん@ピンキー2011/10/25(火) 00:09:51.22ID:pEeklbii
タイトル通り怪盗が警察などに捕まってあんな事こんな事に遭う作品はここに投下してください。
長編短編バッドエンドグッドエンド一次二次どちらでもOK。
とにかく住人たちの心を盗む怪盗求む。

【前スレ】
怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第5夜
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1239186929/


【注意事項】
○sage進行でお願いします。
○職人さんは特殊嗜好の作品の場合は投下前に注意書きをお願いします。
○職人さんが投下しづらい雰囲気はやめましょう。供給があってこそのエロパロ板です。
○好みに合わない作品や意見はスルー(読み飛ばし)を推奨します。
○荒らし、煽り、広告はスルーしましょう。
0821名無しさん@ピンキー2021/11/17(水) 15:52:45.75ID:87peUrIc
釣れたって言われたのが悔しかったのか何度も繰り返してワンパだよねー
いやそんなに効いてたのかよ、とw
0826名無しさん@ピンキー2021/12/15(水) 02:26:48.42ID:o5fV0z2k
自演じゃ何をやっても盛り上がらないね
分かってたけど
0828名無しさん@ピンキー2021/12/17(金) 11:56:38.92ID:LJZG+4+Q
需要のないものをこれ見よがしに餌として出されてもなあ
そもそも魚の住んでいない水溜まりだろ
釣りをやれって方が無料だわ
0831名無しさん@ピンキー2021/12/18(土) 01:09:30.48ID:acIwKphG
釣られたら悔し紛れの「爆釣!」とか鸚鵡返ししてたのに>>821で指摘されてから言わなくなったな
気にしてるのバレバレでかわいいやん
0832名無しさん@ピンキー2021/12/18(土) 02:41:07.00ID:TVOWFZNL
釣れた釣れた、ってさぁ……
わざわざここに書き込み、他人に見て貰うような価値ある書き込みとは思えないなw(キリッ
0834名無しさん@ピンキー2021/12/19(日) 00:38:30.04ID:gh8AgMSx
>>824
シーフイントラップずっと探してたわ
感謝
0835名無しさん@ピンキー2021/12/19(日) 07:55:25.20ID:A5luHxYO
取って付けたようなレスは逆効果だろ
もしかして笑わそうとしてやってる?
0836名無しさん@ピンキー2021/12/20(月) 10:06:17.95ID:R5VSrgah
シーフイントラップあるやん
ちゃんと保管してくれてた人がいるんだな
0838名無しさん@ピンキー2021/12/20(月) 16:35:45.32ID:x3HfJPSh
商業でもかまわんからおすすめあったら教えてくれ
ナイトミーナとか良かった
0840名無しさん@ピンキー2021/12/20(月) 19:23:44.32ID:aR8zH9t+
>>838
『Ziggurat』の作者が書いてた
『the midnight heart』って成人漫画が良かったよ
0841名無しさん@ピンキー2021/12/20(月) 22:10:59.28ID:8ZgTi9kU
急に住民が増えたなあw
これでまた投下がドッカンドッカンくるなあww
0842名無しさん@ピンキー2022/01/18(火) 21:34:52.69ID:e7BWE0pV
新年怪盗期待age!
0844名無しさん@ピンキー2022/01/19(水) 21:09:59.61ID:5bzuqGSr
伝説の女怪盗と老人

腕利きの女怪盗であるミネコは悪の組織の屋敷に忍び込んだが、廊下に設置された催眠ガスのトラップによって敢えなく捕らえられてしまった。
「ここはどこ……?」
用意周到な組織の幹部達の罠に誘い込まれた彼女は、目覚めると拘束台に磔にされていたのだ。
「さて、今夜の目玉商品のご登場であります!」
目の前には高級スーツを着た中年男達がワイングラスを片手に持って立ち、ミネコを見上げていた。
彼女の隣では若い男がマイクを持ち、女怪盗ミネコの漆黒のラバースーツにバラムチを打ちつけた。
太ももにじんわりと広がる痛み、それによって意識がはっきりとしてくる。
「それでは入札開始!」
信じられないような金額が次々と叫ばれ、ミネコの表情は次第に青ざめていく。
それもそのはずだ、今、目の前にいるのは自分に対して直接の恨みを持つ闇の世界の有力者達なのだ。
彼らは全財産費やしてもミネコに復讐し、屈服させて、その身を滅ぼすまで陵辱したいと願っている。
世界的に有名な女怪盗なのだ、彼女を落札し、うまく利用すれば容易に元は取れるだろう。
男達はそれぞれの思惑と欲望に身を奮わせた。
舌舐めずりをしながら彼女を睨みつける小太りの男、周りからの視線など構うこともなく股を膨らませる男。
変態どもの眼差しを浴びるうちにミネコは怪盗となったことをはじめて後悔し、絶望した。
だが彼女を落札したのは、もはや彼女との性行など満足に行えないであろう老人だった。
0845名無しさん@ピンキー2022/01/19(水) 21:14:28.94ID:5bzuqGSr
「いやあああああぁっ!」
どことなく喜びを感じさせる悩ましい悲鳴が地下牢の中で反響していた。
見事にミネコを落札した老人が、屋敷の特別室で彼女を弄んでいた。
自分自身で犯す体力などないその老人は、部下である若く屈強な外国人達にミネコを犯させ、その様子を食い入るように眺めていた。
その有様はまるで野獣の性行為のようで、男達は狂ったようにミネコの豊満な肉体を貪り喰らっていた。
「ワシの悲願を果たすことができたわい、もはや金などいらぬわ!」
文字通り全財産を注ぎ込んだ老人は散々に犯されて汗と体液に濡れたミネコの乳房や尻の肉を舐めるように覗き込んだ。
腕利きの女怪盗というプライドを奪われ、終わりの見えない陵辱によって既にその心は砕かれている。
ミネコの髪は乱れ、口元は黄ばんで泡立つ精液と唾液で汚れていた。
今までの自信に満ちた高飛車な表情は快楽に侵蝕され、許容範囲を超える媚薬のせいで限界まで破壊されている。
「おっほおおおおおぉ!!」
男達が交代で休む隙もなくミネコに射精を繰り返すたび、彼女は野太い喘ぎ声を上げて豚のように鼻の穴を膨らませて無様な顔を披露した。
既にこの有様では、今後、怪盗としても肉奴隷としても利用価値は限りなく低いだろう。
だがこの老人は、美しい伝説の女怪盗を砕くことができればそれで満足だったのだ。
優れた女の価値を地の底に引きずり落とし、家畜以下の存在になるまで全てを奪い尽くす。
鼻の曲がりそうな異臭と奇声同然の喘ぎ声に満たされた快楽と破壊の牢獄の中で、老人の満足そうで静かな笑い声は絶え間なく続いていたのである。
その後、ミネコの行方を知る者はいなかったが、落札した老人は本人曰く人生の絶頂の中で亡くなったという。
遺品にはミネコの全盛期の写真や監視カメラのビデオテープ、そして不運にも捕らえられて堕落してからの姿を収めた記録などが大量に残されていたという。
それらは遺言により、表の世界にまで流出させられた。
ミネコのその後の消息は不明だが、闇の組織が牛耳る危険地帯の小国で、彼女と良く似た女が媚薬欲しさからチンピラ相手に腰を振っているのだという。
0846名無しさん@ピンキー2022/01/19(水) 21:17:30.57ID:5bzuqGSr
終わりです。
もうちょっと長いのやりたいけど、実力足りないと思うので。
誰か喜んでくれたら嬉しい、さようなら。
0852名無しさん@ピンキー2022/02/10(木) 22:39:15.18ID:OL6lKg/F
0853名無しさん@ピンキー2022/02/20(日) 00:54:35.70ID:tFTe6mDN
はぁと💕
0854名無しさん@ピンキー2022/02/22(火) 23:22:36.56ID:eO0zxF9W
君に幸あれ💕
0866名無しさん@ピンキー2022/07/22(金) 16:59:42.25ID:bBZY69Qo
君以外はみんな捕まっちゃって、ここには来れないみたいだねw
0868名無しさん@ピンキー2022/07/24(日) 06:22:37.05ID:X+A7O2wi
みんなクスリを打たれてヘロヘロになってるよ
もう海外の好事家に売られた頃なんじゃないかな

君以外はね
0869名無しさん@ピンキー2022/07/28(木) 02:32:21.45ID:yVj4spZC
それでも怪盗は負けたりしません
牢も手錠も鮮やかに抜け出して、夜の街へ翔び立つよ
何人たりとも、月下にきらめく自由な翼を縛ることは叶わないわ
0870名無しさん@ピンキー2022/07/28(木) 08:27:05.61ID:Il8IraO7
もうみんな色々垂れ流しながらアヘ顔晒してるよ
死ぬまで奴隷にして欲しいって哀願されたよ
殺すつもりだったけど、オークションにでも掛けるかな
恨みを持ってる悪徳社長も多いことだしな
0871名無しさん@ピンキー2022/07/28(木) 15:54:57.59ID:Il8IraO7
怪盗なんて勇ましいこと言っても、所詮は女の子だからな。
裸にひん剥いて、天井から鎖で吊るしてやったら、アイマスクの奥で涙ぐんでやがったよ。
無論、アイマスクを残してやったのは慈悲の心からなんかじゃなく、ビデオ撮影のためで、
有名な女怪盗を拷問してるってことを、ビデオの視聴者に分かるようにするためなんだけどな。
女怪盗にしても、ウチに侵入したのは急に思い立った急ぎの仕事だったせいか、準備が完璧には整っていなかったようで、
必死で抵抗するのを数人がかりで押さえつけ、やっとこさでパンツ脱がしてやると、純白の布地にくっきりウン筋がついてやがった。
学校帰りの途中で時間がなく、いつものコスチュームに着替えるのがやっとだったんだろうな。
まあ、奴が行方を追っていた父親の形見の最後の一つ「水無月の真珠」がウチに運び込まれると知っちゃ、心穏やかではいられなかったろうけど。
しかし、いくら急ぎの仕事だからといっても、若い娘がジョリ腋やパンツにウン筋は恥ずかし過ぎるだろう。
こりゃ抵抗したくもなるってもんだと、皆でゲラゲラ笑ってやったら怖い目でキッと睨み付けられてしまったよ。
全部が女怪盗を捕らえるために仕組まれた巧妙な罠だったんだけどな。
最初は恨みがましく悪態をついていた女怪盗だったけど、子飼いのヤクザがクスリと電磁パルスで責めたら勝手に盛り上がっちまって、
散々のたうち回った挙げ句、最後はチンポに勝てなかったよ。
まあ、素人娘をソープに沈めまくってる、現役のプロが相手だから無理もないがね。
近いうちに裏ルートでその時の拷問調教シーンを撮影したDVDが出回るから、君も彼女のシンパとして興味があるのなら、是非調べてくれたまえ。
0872名無しさん@ピンキー2022/07/28(木) 17:32:44.60ID:kcypXLkm
買う
0873名無しさん@ピンキー2022/07/28(木) 19:38:46.96ID:p9HKT9FL
本当にそれでいいのか?
女怪盗のアンチが彼女を侮辱するために作ったビデオだぞ
助けにいくのがファンとしての筋じゃないのか?
早く正気に戻してやらないと妊娠してしまい、そのまま堕胎も不可能になるんだぞ
0874名無しさん@ピンキー2022/07/28(木) 20:08:56.22ID:Z0SEBG9X
>>873
それサイコー
0875名無しさん@ピンキー2022/07/28(木) 20:11:56.35ID:Z0SEBG9X
いや 堕胎もできなくなる、じゃなくて堕胎の為にスプーンでコリコリされて喘ぐのがいいかな
0877名無しさん@ピンキー2022/08/20(土) 12:38:09.73ID:+bIMRmcE
怪盗はおっさん共にそういう幻覚見せてクスクス笑ってるんだけどね
「オジサンたちってエッチなコトに必死すぎだよねw」
「同感w 私たちを捕まえたときの妄想が現実化したとでも思ってるのかな? ずっと特殊催眠音波で幻見せられてるとも知らずにw」
てな具合に手玉に取って悠々と逃げながら術中にハマった哀れな男たちを見て嘲笑するのが華麗な美少女怪盗の手際の良さってもんよ
0878名無しさん@ピンキー2022/08/20(土) 21:49:50.40ID:C8M+txu4
 少女怪盗は眠りについたまま、弛緩させた裸体を時折ビクビクっと痙攣させている。
 股間の二穴には怪しげな形をした張形が挿入されており、それぞれの尾部から伸びた色とりどりのリード線がラップトップPCの端子に繋がっている。
 キーボードを叩くたび、梁型の表面にビッシリ埋め込まれた鋲に電気信号が送られ、少女怪盗に快楽を与え続けている。
 2本の張形がギュウギュウと締め付けられ、ときおり間欠泉のように小水が迸る。
 黒目は完全にまぶたの裏に潜り込んでおり、彼女の目には何も映っていない。
 おかしな形につり上がった口元からは涎が垂れ流しになり、「ヒヒッ……フヒヒヒツ……」と呻きとも笑いともつかない声が漏れ出している。
 頭部にも何本もの電極が貼り付けられており、リード線でデスクトップパソコンと繋がっている。
 デスクトップからは脳波に作用する電気信号が送られており、少女怪盗に好きなように淫夢を見せることができるのだ。
 いま、彼女が脳内で見ているのは、女怪盗マニアの悪徳富豪を懲らしめている夢である。
 夢の中の彼女は特殊催眠音波で悪徳富豪に淫夢を見せ、ぶざまに夢精を繰り返す姿を嘲笑しているのだ。
 だが、事実は真逆であり、実際には囚われの身となった彼女が、私の前で痴態をさらしている。
 見事に仕事を終えたと安堵した瞬間に強制覚醒させ、厳しい現実を知らしめることで強烈な絶望感を与える。
 何回繰り返してもたまらない、一向に飽きの来ない見世物だよ。
0879名無しさん@ピンキー2022/08/21(日) 03:43:09.52ID:JEV9afuc
そう嘯く変態を通気ダクトの中から覗いていた彼女は、決意を新たにする。

(ひどいコトするわね……待ってて! 必ず助け出すから!)

手首の先を油断し切った男の頭に向ける。
即効性の麻痺剤を塗り込んだ針を射出する暗器は、まさにこのときのために。
潜入活動の際にメイドや受付嬢になりすまし、好色な目で肢体を睨め回されるのを歯を食いしばって耐えた成果は、今実ろうとしている。
敵はまさか別に潜んでいた怪盗少女が反撃を画策しているとは思ってもいないだろう。

怪盗の逆襲を想定していなかった愚かな男に待っているのは、敗北と失脚の2つしか無い。
月下に華麗に舞う蝶を捕らえようとする無粋な蜘蛛は、毒牙を隠した蝶により地に墜ちることになるのであった。
0880名無しさん@ピンキー2022/08/21(日) 13:24:22.49ID:ZT2X+sRB
リューズを押すとパチンと音がして、グラスが45度の角度に跳ね上がる。
グラスに光の十字が浮かび、怪盗少女はその中心を悪徳富豪の首筋に重ね合わせる。
(さあ、おねむの時間よ)
少女はほくそ笑むと、トリガーリューズを押し込もうとした。
その瞬間、目の前にガラスの板が落ちてきた。
「気付かれたっ……そんなっ……」
慌てる怪盗少女の足側にも重い鉄板が落ち、彼女の退路を遮断してしまった。
「くっ!」
少女は目の前のガラス板を殴りつけるがビクともしない。
このダクトは彼女が通れるギリギリのサイズである。
身動きすらままならい狭い空間ではテイクバックも取れず、全力を振るうことは不可能だ。
「やめたまえ。そんなことをしても拳を痛めるだけだよ」
特殊ガラスの強度に自信があるのか、悪徳富豪は余裕綽々の態度でダクトを見上げる。
「ど、どうして……」
怪盗少女の青ざめた頬を嫌な汗が一筋流れ落ちる。
「メイドに化けて潜入するなど、バレないとでも思っていたのかね? 我が屋敷の使用人が着けている社員章にはビーコンが埋め込まれているのだよ」
少女は「ハッ」と襟元に付いた社員章に手をやる。
「周波数は決められた時間に2回、全員が手動で変えることになっている。一人だけ違う周波数の人間がいれば、怪しむのは当然ではないかね?」
悪徳富豪がこらえきれないように「クックック」と笑いを漏らした。
0881名無しさん@ピンキー2022/08/21(日) 13:25:07.29ID:ZT2X+sRB
それから数分後、怪盗少女は全裸に剥かれ、鉄パイプを組み合わせた拘束架にかけられていた。
メイド服と共に特殊装備一式は取り上げられ、まさに寸鉄帯びない状態であった。
ツインテールを縛っていたヘヤゴムまで取り外す念の入れようである。
大股開きになった股間は隠しようもなく、半開きになったアヌスからはドロリとした液体が垂れてきている。
穴という穴を検査された際、直腸は勿論のこと、S字結腸の奥まで徹底的に調べられたのだ。
ローションをタップリ使ってくれたのは、悪徳富豪の優しさではなく、彼女の「商品価値」を下げないようにとの嫌らしい計算によるものである。
前に視点を移すと、まだ生え揃っていなかった恥ずかしい毛は丁寧に剃り上げられている。
一度いにしえの忍術を使う怪盗少女を捕まえた際、痛い目に遭ったことがあったのだ。
鍛え上げた立毛筋を使い、恥毛を針のように飛ばしてくる忍法にやられた彼は、まんまと怪盗クノイチを逃がしてしまった。
若き日の彼のほろ苦い思い出である。
「さあ、これで逃げようにも逃げられなくなったわけだ。ちなみに手足の枷は鍵穴にリベットを打ち付けておいたから、得意の鍵開けも無効だよ」
少女は無駄だと知りつつ大の字になった手足をばたつかせるが、狩猟用の太い鎖はジャラジャラと堅い音を立てるだけであった。
「むぐぅぅぅ……」
自殺防止用に噛まされたボールギャグの穴から、怪盗少女の唸り声が漏れ出す。
声にならない声で罵られても、悪徳富豪は涼しい顔を崩さない。
0882名無しさん@ピンキー2022/08/21(日) 13:25:38.77ID:ZT2X+sRB
「これじゃお喋りも楽しめないから、猿轡だけは外してあげよう」
悪徳富豪が優しい言葉を掛けてくるときは、必ずろくでもないことを考えている。
それを知っている怪盗少女は身を固くした。
「そうそう、君の仲間だけどね、彼女も君と同じ格好で別室でくつろいでもらっているよ」
怪盗少女の身体に緊張が走る。
「君が反抗したり、自殺を試みない限りは、彼女の生命に別状はないと私が保証しよう」
悪徳富豪はそう言うと、怪盗少女の後頭部に手を回し、ボールギャグの結束を解いた。
酷い嘔吐感にえずきながら、怪盗少女はゴム製のボールを吐き出した。
ハアハア言っているうちにようやく息が整った怪盗少女は、キッと悪徳富豪をにらみつけた。
「殺すのなら早く殺しなさいっ。怪盗少女は生きている限り絶対に諦めないっ。どんなことをしても、必ずここから逃げ出してみせるわ!」
大見得を切られても、悪徳富豪はニヤニヤと笑っているだけ。
彼にとっては毎度おなじみの台詞であり、むしろ楽しみになっているのだ。
「そんなことを言ってるのも最初だけだよ。結局はみんな『死ぬまでこの屋敷で飼って欲しい』なんて哀願することになるから」
「だっ、誰がぁっ……」
怒りのあまり怪盗少女は言葉を失ってしまう。
「さてさて、何から始めようかなぁ」
あくまで余裕を崩さない悪徳富豪は、怪盗少女の装備品を点検し始めた。
無論、奪還防止を考えており、投げ縄程度では絶対に届かない距離まで離している。
0883名無しさん@ピンキー2022/08/21(日) 13:26:16.95ID:ZT2X+sRB
「ほう、これなんか面白そうだ。この腕時計から麻痺薬を塗った針が飛び出すんだな。くわばらくわばら」
悪徳富豪がトリガーリューズを押すと、ケースから針が飛び出した。
真上に打ち上げられた針は天井近くまで飛び上がり、やがて勢いを失い床に向かって落ちてくる。
それを人差し指と中指で挟み込む悪徳富豪。
「これって狙い次第で命に関わるんじゃないのかな? 延髄に深く刺さるとかすれば、呼吸中枢がやられちゃうじゃん」
針先の匂いを嗅ぎながら悪徳富豪が怪盗少女に近づいてくる。
「けどさ……浅くさしたら、薬の影響も違ったものになるのかなぁ? たとえば……こんな風に」
悪徳富豪はそう言うや、針先を無防備な怪盗処女の胸の突起に刺し、そして素早く抜いた。
「……はぁぁぁっ?」
即効性の劇薬の効果はてきめんだった。
右の乳首だけ小指の第一関節ほどにも腫れ上がり、独立した生き物みたいにビクンビクンと律動を始めた。
「いやぁぁぁーぁっっ!!」
強烈な麻痺作用を持つ薬品は、極微量を用いられることでとんでもない媚薬としての作用を発揮したのだった。
乳首が勃起するたび、狂おしいまでの感覚が電流となって怪盗処女の脳を掻き回す。
「おっと、これじゃ不公平だ。私も紳士失格だな。それっと」
左の乳首に走った刺激は、怪盗少女には痛みとして感じ取れなかった。
「ひぃやぁぁぁーぁぁっ!!」
怪盗少女の口から絶叫が迸る。
今や怪盗少女の思考は途切れ、乳首がうねうねと脈動を繰り返す。
まさに寄生虫ロイコクロリディウムに身体を乗っ取られたカタツムリそのものだった。
0884名無しさん@ピンキー2022/08/21(日) 22:22:54.41ID:mj2YCxlW
もっと
0885名無しさん@ピンキー2022/08/21(日) 23:08:05.75ID:cpqWcCyJ
フフフ
今度こそ脱出は不可能なようだな
怪盗少女なんてイキってみても、所詮は女だよ
0890名無しさん@ピンキー2022/08/24(水) 19:41:30.82ID:npTnd//9
ところでAIのべりすとはどう思います?
自分は新作がほとんど無いのでアクアメロディをコピペしてIF話をつくったりしてます。

まぁ、設定の著作権はAMさんに一言言えば陵辱編なんかもOKと言ってましたが、
ご本人見当たらないのでこれを上げたりはできないんですが。
0891名無しさん@ピンキー2022/08/24(水) 19:51:05.80ID:gPZe01I2
どう考えて本人だろ
自演でOK出すとか回りくどいことしなくてもいいよ
誰もいない荒野なんだし
0892名無しさん@ピンキー2022/08/25(木) 10:46:42.29ID:odXvJlcq
(フフッ♡)
0895名無しさん@ピンキー2022/08/26(金) 00:42:04.06ID:UnjQdcdG
(んっ……このままじゃっ……なんとかしないとっ……)

 ツインテールのメイド怪盗は−−−今はその2つとも失ってしまったが−−−快感と痛みに蹂躙されながらも、今なお瞳の輝きを保っている。
 顔が紅潮しているのは、衣装をひん剥かれて乙女のカラダを晒し、身体中の穴を弄られた羞恥心だけでなく、むしろ一層燃え上がった敵愾心と反骨心に由来する。
 怪盗としてのプライドと、自分が敗れて他の同志の少女たちに塁が及ぶことになってはならないという、気丈で高潔なシスターフッドが、かろうじて彼女を支えていた。

「あっ……♡ んっ……♡」
 甘いうめき声をあげる。
悪徳富豪は下卑たニヤニヤ笑いを浮かべているが、真の狙いには気付いていないようだ。
0896名無しさん@ピンキー2022/08/26(金) 00:42:58.94ID:UnjQdcdG
(よし……奥歯の裏側に仕込んだとっておきの気付け薬を飲めた。後は……)
 嬌声を発したのは薬の嚥下を誤魔化すため。
薬の組成が身体に即効で染み渡り、意識の眩みがなくなったのを感じ取ると、神経伝達抑制物質を「意図的に」胸からの刺激を減じるために生じさせる。
 この身体コントロール術は、世界最先端の特殊部隊に供される機密研究の成果をひょんなことから入手し、習得した成果である。

(私のおっぱい、こんなになっちゃって……)
 膨れ上がった乳首を恨めしく眺めつつも、頭では冷静に次の手を打ち続けている。
「よく耐えるじゃないか。この絶望的な状況でいくら粘っても無駄だと思うがね。ほれほれっ」
「あぅっ!?」
 鼻歌混じりに左右の乳首に針を打たれるものの、そのダメージは最初に食らったときほどではない。怪盗少女は快感に悦んでいるフリをしつつ、逆転の青写真を描くのを止めない。
0897名無しさん@ピンキー2022/08/26(金) 00:45:10.00ID:UnjQdcdG
 自身のフェロモンや呼気など体性放射物を操り、各部の筋肉を意図的に収縮させる。
そうすることで可憐な口からは絶えず本物同様の甘いあえぎ声を漏らし、おっぱいやお腹を浅い汗でうっすらとコーティングし艶かしく明かりを照り返させる。
相手の責め苦を逆に利用したため、この作業は難なく成功する。彼女のこれまでの怪盗稼業を支えてきた、他者を全身で騙くらかすサキュバス顔負けの演技術である。
 ダメ押しとばかりにこれまた扇状的にテカテカした太ももどうしをモジモジと擦り合わせ、秘部からの愛液をいやらしく見えるように垂れ流す。
 ゴクリ、と男が生唾を呑む音を聞いて、怪盗少女は心中で笑う。しかし演技とはいえ流石に恥ずかしい。一刻も早く脱出したい。

「はぁ、はぁ……はふぅ♡ ああっ♡ き、気持ちいよっ……♡」
「ふんふん、それそれ。 その反応が見たかったのだよ」
 胡乱に「潤ませた」目で、改めて敵を見定める。
 経験の豊富さ故の念の入れよう、警戒の強さは確かに感心に値する。
メイドの社員章の周波数を用いた防犯策などは、場数を踏んできた自分でさえ想像の外にあった狡猾な罠だった。強固な拘束にも苛烈な身体検査にも、浅くないダメージを刻み込まれてしまっている。
0898名無しさん@ピンキー2022/08/26(金) 00:51:58.70ID:UnjQdcdG
(ほんの一時とはいえ、私に敗北を予感させた手腕は褒めてあげるわ)

「もう少しで堕ちそうじゃないか。勇んで仲間を助けにきた癖にあっさり捕まって、怪盗は負けたりしないとか大言壮語していた割には無様な痴態を晒すだけかい?」
「くっ……!」
 無遠慮な言葉にカチンと来るのを必死に自制する。

「怒ったかね? そーらっ」
「ひゃうっ♡!?」
 まだまだ続く乳首責めに合わせ、甘く悩ましい吐息が漏れるも、いよいよ演技の範疇に収めるのが難しくなってくる。

(っ……こいつ、なんて責めが上手いのっ…!)
 認めたくないが女体イジメの手腕が優れている。
一本調子にならず、しばらく手を付けず期待させたかと思えば、意識の隙を突いて容赦無く新たに刺激を加えてくる。緩急も強弱も自在に変化させ、嬲られるばかりの乳首はもうノックアウト寸前だ。作戦の為にフェロモンを過剰放出し過ぎたのが仇になってしまっている。
「こ、この、ヘンタイオヤジ……!」
「変態なのは君だろうが。ん?」

ぎゅうッ!

「ひゃうっ!?♡ ど、同時に乳首つぶしゃにゃいでっ♡」
 神経伝達抑制物質の操作術を体得していなかったなら、とっくに堕とされていたことだろう。
なるほど、自らペット化を志願するようになるという男の言葉も、決して空言では無いらしい。
 しかし、雌伏のときは終わりを告げる。
止まない雨はないように、日はまた登るように……美少女怪盗には月が微笑むのだ。


「さあて、柄にも無く没頭してしまったね。いつまでも乳首ばかり責めていても仕方ないし、そろそろ趣向を変えて−−−」
「ま、ってぇ……♡」
0899名無しさん@ピンキー2022/08/26(金) 00:54:01.81ID:UnjQdcdG
「ん?」
「やめないでぇ♡ ちくび、もっとイジってくれてイイからぁ♡ 死ぬまで飼われても、か、構いませんからぁ♡」
 咳を切って溢れる、みっともない屈服宣言。
 必死さ満点の大きな声でそう言い放った少女の双眸は涙で潤み、ぷるぷる唇の小さな口からは、桜色の舌が涎まみれで物欲しそうに蠢いている。

剥き出しのまま晒された生意気怪盗えちちボディは全身余すことなく紅潮しきり、女の子として恥ずかしいほど噴き出た汗が下乳やへそ周りや太ももで扇状的に筋を作ってすぐ下の床に大きな滴り跡を残していく。
 身体情報全てで白旗宣言。
 調子こいたエロ尻エロ乳特級美少女ツインテ怪盗の、敗北確定&所有物化確定の無様恥ずかしい三文娼婦的おねだり。
おまけに少し漏らしているみっともなさ。
 濡れて小さな束になった髪が頬に張り付いて、屈服モードに突入した彼女の表情を情け無く彩るのであった。

「……ふーん。人にものを頼む態度も知らないのかね? 躾のなっていない雌豚め」
「はひゅっ♡ はひゅっ♡ ごひゅじんしゃまぁっ♡ さからってもうしわけありましぇんでたあっ♡ あやまりましゅから、もっと、イジめてぇ!!」
「はっ」
 男は鼻で笑い、軽蔑の目で怪盗を見る。
 堕ちた。今回の獲物もいつも通りのカモだった。グロッキーに顔を伏せ、浅く息を刻む女を見てそう確信を抱く。
 どこからか微かに聴こえてくる、ネズミの足音だけが僅かな沈黙を乱していた。
0900名無しさん@ピンキー2022/08/26(金) 00:56:52.20ID:UnjQdcdG
「ねえ、ごしゅじんしゃまっ……♡ おねがい、おねがいきいてぇ……」
「お願い? ちゃんと自分の口で具体的に言ってもらわないとねえ」
 そう言い捨ててると、負け確怪盗の乳首を親指で弾く。

ビシッ!

「んんっ!?♡」

ぷしゅっっっ♡♡♡

 まいりました♡とばかりに秘所からいろいろ混じった負け汁をしぶかせる。もはやケダモノと同レベル。場末のソープ嬢の方がまだ品がある。
「偉大な遺伝子が入ったお精子をどうかお恵みください♡ 心を尽くしてエロ肉総動員で奉仕する準備はできておりますのでどうぞ気軽にお子種を吐き捨てて使い潰してください♡」と、口よりも雄弁に物語っているようだ。

「あんっ♡ ひ、ひどいよぉ♡ ひどすぎりゅっ♡」
「ククク…」
 燃え上がる嗜虐心。込み上げる征服感。
今回の獲物はいつもにも増して色っぽく、興奮させられる。いくら着飾ろうが、いくら体を鍛えようが、メスとしての浅い悦びを知らせてやれば性交渉に疎い柔肌の園はあっけなく陥落する。
かつては名のある怪盗だったのだろうか。今では詮無いことだが。

「うぅ、うううぅぅぅ」
「今更恥ずかしがって俯かれてもねえ。ほら、もう負けを認めて『飼ってください』って言っちゃえよ。他の怪盗はちゃんと言えたよ?」
「か、か……」
 震える声でポツリポツリと述べる美少女怪盗。その様をニヤニヤと見つめる悪徳富豪。
目尻を垂れ下げて、いじらしく支配を乞う様は、完全敗北&完全屈服待った無しの駄肉奴隷という他無い。
紡がれる言葉は、今までの日常との訣別宣言だ。
 これだ。これだから怪盗狩りは辞められない。いくら気丈に振る舞っていても、少し虐めてやればすぐこれだ。所詮は女だ−−−

「『か』? 何かね?」
「か……」
「ほら、早く」
0901名無しさん@ピンキー2022/08/26(金) 01:00:50.37ID:UnjQdcdG
「……怪盗を舐めないことね♡」

 一瞬だった。
 かつてくらった怪盗クノイチの秘策忍術より、遥かに強い衝撃が悪徳富豪に襲いかかる。
 突然の高圧電流が、油断し切った男の全身を即座に駆け巡り、たまらずその場に転んでしまう。
「あっ、あっ……」
 あまりにも突然で、事態の把握は不可能だった。
 薄れゆく意識に登るのは、輝かせた瞳でイタズラっぽくウインクする怪盗の笑みだ。
−−−怪盗を舐めないことね♡
 最後に聞いたあの声は、とても先ほどまで浅ましく乳首責めに溺れていた女のものとは思えなかった。
 高潔な騎士のような、自信と正義に満ちた言葉。

「ホント手間掛けさせてくれるわ。手強かったわよ、貴方」
 肩に載せた小さなネズミを指で撫でながら、静かに呟く怪盗。あれにやられたのか?そういえばネズミの足音が聞こえた気もする。しかし思考が纏まらない……
「でも、ちょっとエッチなことに必死過ぎね。最初は手堅かったけど、詰めの終盤はスムーズに行って拍子抜けだったわ」
 目が霞む。口からは涎が漏れている気もするが、拭うための手も動かせない。
「最後の手向けよ!! ばーか!!!! 死んじゃえっ!!!!」
 いつの間にか鎖から逃れた少女が、思いっきり顔を踏み付けてくる。
 こんな危機的事態だが、片足を振り上げた汗みずく美少女の白く滑らかな尻を見て、不思議にも良い女だったな、などと呑気に思う。
 それが悪徳富豪の最後の景色だった。
「お尻の中まで弄ってくるとか最っ低!! 女の子なんだからちょっとは手加減しなさいよ!」
 ゲシゲシと何度も踏み付けまくり、はあはあと息を切らす。男にはもう何も聞こえていない。

「するつもりのなかったお漏らしとか、死ぬほど恥ずかしかったのは本当なんだからね……」
0902名無しさん@ピンキー2022/08/26(金) 01:04:10.17ID:UnjQdcdG
「救助後の脱出ルート確認、と」

 ヘアゴムでツインテールを纏め終えた少女は、ネズミ型多機能サポートメカが示すホログラフビジョンを確認する。

「ちゅちゅちゃんたちありがとね。今回も上手くいったわ」

 鳴き声の代わりに静かな駆動音を返すのは、巡回させていた機械仕掛けのネズミだ。
 屋根裏に潜んでいたときから一体をそばに付けておき、緊急事態に備え自分を追跡する様に設定していた個体である。
 声に含まれる高さと特定ワードの組み合わせで緊急指令コードを送り、他所に回していたネズミメカを召集。
 えっちな責めに苦しんでいる間に喘ぎ声に紛らわせて命令を出し、大声を上げたタイミングで天井に穴を開けて侵入させ、高圧スタンガン攻撃を実行させたのだ。
当然、余裕ぶっていても一皮剥けばそこいらにいるエロオヤジに過ぎない悪徳富豪は怪盗のぷっくり乳首に御執心で気付かない。
 それだけでほぼ作戦の成功は約束されたようなものだが、この美少女怪盗は自身のフェロモンをコントロールし相手に特定の感情反応を引き出すことなどお手のものなのだ。
 今回は相手が悪かったとしか言いようが無い。まさかやらしい呻き声や色っぽい悲鳴が自分を攻撃する命令だとは想像もつかないだろう。
 かくして、気絶して床に転がってる小汚いオッサンは、かつて怪盗を逃した失態をまた演じてしまったわけである。

「おっし。 そろそろ行こ」

 持ってきていた小さな濃縮栄養剤を飲み下して、アドレナリンなどの放出を意図的に増やして決意を新たにする。
 鎖を切断したミニ電動ノコ付きネズミメカによって枷も破壊し終わり、装備を奪還する。
 吐き気を催すほどの嫌悪感はあるが、男から剥ぎ取った高級スーツを取り敢えず身に付けて完全に怪盗として動けるコンディションを取り戻していた。長すぎる丈は適当にカットしたが何の罪悪感も無い。
0903名無しさん@ピンキー2022/08/26(金) 01:05:39.48ID:UnjQdcdG
「よし、この悪徳富豪を破滅させて、仲間を助けて……私もアレを頂きますか♡」

 ネズミたちを放ち、作戦行動に移る。
 剥ぎ取られた衣装の隠し場所は目星が付いている。見張りたちを電撃ネズミで無力化し奪還してささっと着替えを済ませ、屋敷の電気系統を攻撃する。
 停電させたところで装置に捕らえられていた怪盗仲間を手早く救助。パワーアシスト装具も用意してあったので運ぶのに苦労は無い。道中、干してあったのを拝借したメイド服を着せる。
 周到に安全確認しつつ、持ってきていた栄養剤や着付け薬を飲ませて、回復させたのち安全な脱出ルートを教える。

「……そう。分かったわ。その真珠はお父さんの大切な形見なのね。私がきっと取り返してあげる。3日後の夜12時に北の埠頭に来て。そのとき受け渡すわ」
別れ際に約束を交わす。
「あ、ありがとう……」
「礼はいいわよ。怪盗は助け合いなんだから。さて、電話の設定して、と」

 助けられた少女の感謝を背中で聞き、屋敷に舞い戻る。

「まさか助かるなんて。間違い無いわ、あの子こそあの怪盗−−−」
0904名無しさん@ピンキー2022/08/26(金) 01:06:52.73ID:UnjQdcdG
 悪徳富豪を無力化した今は、残された障害はものの数では無い。
 彼女に数少ない汚点を付けたガラス板のトラップを警戒し、人がいないときを見計らって廊下を進むことにした。その的確な高速移動は、警備に対応に余地を許さない。
 停電で混乱した屋敷内は、今や混乱の渦。
 あの富豪が倒れている部屋のドアも、瞬間的に硬化する特殊液体プラスチックで容易に入れないようにしてある。この機に乗じて駆け抜けるのが得策だ。

「旦那様! くそっ! ドアが開かない!」
「怪盗は逃げたのか!? 装置に捕まえてたヤツもいないぞ!」
「例の宝石はどうなったんだ!?」
「そ、それが隠してあった倉庫にはもう無くて! 見張りもやられていました!」
「あの女はどこだ!?怪盗は逃げたのか!?」
「逃げたからこうなってんだろうがバカ!!
「何だと!? その言い草はなんだ!!」
「おい肘が当たったぞ!」
「暗いから仕方ねえだろうが!!」
「まさかバックアップ電力まで完璧にやられているとは……導線がネズミに食われたみたいだ」
「おい! また誰かが気絶させられてるぞ! いつの間にやったんだ!?」
0905名無しさん@ピンキー2022/08/26(金) 01:09:40.09ID:UnjQdcdG
 小一時間後。

「くそっ……どうなってやがんだ……」
「お、おい! あれ!みんな見ろ!!」

 屋敷の外れにある塔の屋根に、月光を背に人影が立つ。
美しく夜風にたなびくツインテール。
薄い銀色に輝くヘソ出しレオタードと活動的なミニスカート。
可憐な笑みを星空に咲かせて、怪盗ルナグレイスは勝利宣言を高らかに告げる。

「ばいばーい! 皆さーん! 悪徳富豪さんのお宝は確かに頂きましたー♡」
 そう言って両手を掲げる。
 右手にはこの屋敷に運び込まれていた「水無月の真珠」が。
 左手には何かのディスクが月明かりを照らし返している。

「おい!あれってまさか!?」
「そう♡ 水無月の真珠と、今まであのオジサンがやってきたゴミクズ所業の証拠映像と不正取引の記録が入ったディスクでーす!」
 そういって後ろを向くと、
「欲しかったらここまでおーいで♡ ぺんぺん」
ミニスカート越しでもわかる巨尻を茶目っ気たっぷりに叩く。キュートでコミカル、ちょっとえっちな挑発。
「くそっ! あれが世に出ると終わりだ!! 捕まえろー!!」
そう言い出して駆け出して黒服だったが、足元が何かに引っ掛かり転んでしまう。
「いってぇ! なんだ!?」
 次の瞬間、派手な音を立てて夜空にカラフルな大輪の花が咲き、暗い屋敷と男たちの驚いた顔を俄に照らし出す。
「ビンゴォ♡」
 黒服が殺到することを見越してワイヤー線の罠を設置し、引っ掛かったマヌケがいると連動して花火が打ち上がるように細工してあったのだ。
 屋敷外れの塔までは手が回らないことを見抜いた美少女怪盗の、最後のサプライズである。
 遠隔操作ドローンによって密やかに調達された花火は、祝砲として美少女怪盗の鮮やかに勝利を演出する。
0906名無しさん@ピンキー2022/08/26(金) 01:11:49.03ID:UnjQdcdG
ぱーん! ぱんぱん! ぱんぱんぱんぱんぱーん!

「くそっ! 花火が何発も……」
「おい、ちょっ、パトカーのサイレンも聞こえるぞ!?」
「怪盗は!? ああっ! もういない!」

 匿名で通報していた警察が動き出したようだ。これで連中の追跡は当面牽制できる。
 この手の中にあるディスクも、絶対に出処が分からないようにして、告発文と共に警察に郵送するつもりだ。
 怪盗に敗れた悪徳富豪は、目覚めたら怒りと共にツインテール怪盗を追おうとするだろう。しかしそれは叶わない。
 元から黒い噂が出ていた身分だ、踏み込むための決定的な証拠を得た警察によって、即座にその復讐心は挫かれることになる。
(ま、ご愁傷様)

「さて、あの子も上手く逃げ切れたみたいね。助けるのも大変だから今度は捕まらないよう気をつけて欲しいわ」
 ステルス迷彩を起動し、素早く屋敷から離脱する。
 街行く人々の目は屋敷から打ち上がる花火とパトカーに向けられ、裏路地を行く彼女に気付くものは無い。陽動としての役割も申し分なく、彼女は自分の手際の良さにニヤリと笑う。
 今回の戦利品である真珠とマル秘ディスクもしっかりと彼女の胸に抱かれている。
0907名無しさん@ピンキー2022/08/26(金) 01:13:01.48ID:UnjQdcdG
「さてと、帰って熱いシャワー浴びて……次の獲物でも品定めしますか♡」

  怪盗ルナグレイス。それが彼女の名だ。
 月の恵みを意味する、摩天楼を駆ける正義の怪盗。
 完璧な作戦立案と救助の手際。富豪を倒して衣装を奪い返したあと、捕まっていた少女をリスクを顧みず真っ先に助けたのは、「人が第一」という彼女の信念からだ。
 互助精神に篤い彼女は、弱者に富を分け与えるだけでなく、これまで毒牙に掛かりそうになった他の怪盗たちを数多救い出してきた、最近の少女怪盗界の守護神とも言える存在である。
 金品財宝も狙いはするが、彼女の狩猟欲を特にくすぐるのはもっぱら奸物どもを破滅させる悪事の証拠だ。可憐なツインテールの義賊に潰され再起不能に陥った悪党は数知れず。
 「悪者を懲らしめて、人を救えるお宝があるのなら、それが最高の財宝でしょ?」とは彼女の言である。
0908名無しさん@ピンキー2022/08/26(金) 01:15:29.28ID:UnjQdcdG
「んぅっ……♡ にしても麻酔針の成分は見直しが必要ね……散々やってくれたわねあのオジサン」
 膨れ上がっていた乳首もだいぶ治まってきたが、まだ甘い痺れが残る。恨めしそうに指の腹で撫でてみると鋭い刺激が背筋を走る。
「ゃぁ♡ く、くそう……」
 症状を確認するため神経伝達抑制物質を流すのをやめてみたが、まだ早いようだ。
「もうっ。偉大な先輩怪盗たちはこんなヘマしなかったんだろうなぁ」

 目を閉じた怪盗の瞼の裏で、華麗に舞う少女怪盗たちの勇姿が鮮やかに繰り広げられる。
 タロットカードの魔力を悪用する能力者たちと一歩も引かず対峙してきたという、朧月の麗人。
 肥太った政治家や金持ちが巣食う、策謀渦巻く都市ミリオンを翻弄する三人組の戦士たち。
 そして−−−幾つもの希少な宝石を悪党共から取り戻してきた、清流に浮かぶ旋律の呼び名がふさわしい、怪盗の代名詞とも謳われた不屈の少女。
 憧れたのは見目麗しさからではない。ルナグレイスが特に心惹かれたのはその正義の意志と実行力こそだ。
 そして彼女たちは−−−いくらピンチに陥っても、最後には必ず勝つ。
 今この時も彼女たちはどこか違う街で戦っているはず。勝利しているはず。そう信じて、怪盗の末席を穢すものとして、せめてあの人たちに会っても恥ずかしくないように正義の道を進むのみ。
0909名無しさん@ピンキー2022/08/26(金) 01:18:22.73ID:UnjQdcdG
(ああいう風になりたいんだけどなあ)

 MacBookの画面だけが淡い灯りを放つ暗いアジトに帰還する。
 完璧な計画力を持つにも関わらず、部屋の中は脱ぎ捨てられたパンツやブラ、スイーツの容器で散らかっている。この私生活のズボラさじゃ彼女の数少ない欠点である。
 ドローンに乗せて先に帰していたネズミメカがバルコニーに届いているのを確認すると、机の中の大切にディスクと真珠を仕舞う。そしてぱぱっと衣装を放り出して、彼女は一糸まとわぬ姿で風呂場に向かうのだった。

「ルナグレイスに敵はなーし♡ あ、シャワーが乳首にっ……ぁん♡」

〜【美少女怪盗ルナグレイスが悪徳富豪をとっちめる話】完〜
0911名無しさん@ピンキー2022/08/26(金) 02:23:50.13ID:bs7x3ZpR
完にされたらリレーが終わってしまうじゃないか
けど流石はホームグラウンドの書き手だけあって割りかしよかったよ
支援メカの存在までは計算に入れてなかったな
まあまあ納得いく敗北だった
0912名無しさん@ピンキー2022/08/26(金) 03:10:58.15ID:8EKrIpUV
おつおつ。
懐かしい怪盗達に、スレが賑わってた頃を思い出せたわ
0914名無しさん@ピンキー2022/08/27(土) 00:07:50.53ID:rvTfYbHv
やはり猿ぐつわを外したのが敗因かな
ゴム製の特大張形でもディープスロートさせておけば気付け薬を飲ませることもなかったな
歯も全部抜いてやろうかとも思っていたのだが、四肢切断やら抜歯とか、そういうのは私の美学に反するからなあ
もう1レス行けてたなら、クリにも針を刺してやるつもりだったが、そうすりゃ勝てていたかもな
いずれにせよ後悔先に立たずか
どうやら詰めが甘かったようだ
0915名無しさん@ピンキー2022/08/27(土) 17:52:36.00ID:O1xlO4kY
捕まったのに口の減らない……
言っとくけどこっちも今回は使わなかった秘密兵器が2つほどあるのよ
小ネタ的にはポールギャグに付着した唾液に多機能ナノマシン類を潜ませてあったけども、ちゅちゅちゃんたちで十分で使うまでも無かったからね
0916名無しさん@ピンキー2022/08/27(土) 19:41:37.52ID:uckTOBoU
クックックッ……
この分では、わざと逃がしてもらったことにまだ気付いてないようで何よりだ
君は致命的な失敗をしているのだよ
これでまた、活きのイイ怪盗少女を捕らえる楽しみが味わえるというものだ
アハハハハ……はぁ〜あぁ……
0918名無しさん@ピンキー2022/08/29(月) 12:07:26.00ID:r4T011HD
そんな余裕かましてられるのも今だけだよ
近いうちに穴という穴から恥ずかしい液を垂れ流して、よがり狂うことになるからね
実のところ、君も楽しみに待ってるんじゃないかね?
フハハハハハ……
0919名無しさん@ピンキー2022/09/02(金) 11:32:56.44ID:bXe9jcf0
甘いんだよおっさん
ケツ穴に発信器仕込むくらいやっとけや
0920名無しさん@ピンキー2022/09/02(金) 12:31:43.36ID:SJJEy5yH
仕込まれたのは発信器ではないのだよ
もっと恐ろしくて面白いモノを仕込まれたのに、何も知らずに呑気なものだ
まあ近いうちに思い知ることになるよ
ワハハハハハ
レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。

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