あの夏で待ってるでエロパロ
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0001名無しさん@ピンキー2012/02/04(土) 00:20:27.44ID:ecTtTsqs
柑菜が1番かわいくてすごい
0039その132012/04/28(土) 01:40:51.80ID:7Ep/kg5Q
「やだ、海くん…。変だよ」
「あ…ごめん。フェロモンって奴なのかなあ」
「そう、かもよ。だってさ、昨日。」
「そうだよね。柑奈と居ると楽しいな」
「そう? うふふ」
 くっついていると宿題が出来ないので反対側に戻り、作業再開。
 時折、目線が合うとなんかニコニコしちゃうな、あはは。

「そろそろ、お昼だね。冷やし中華でも作るよ」
「あたしも手伝う!」
「じゃあ、柑奈は具を作ってよ」
「うん!」
 俺は、冷やし中華の麺をゆでて、柑奈は卵焼き作って、キュウリやハム、出来た卵焼きを
短冊に切ったりして、出来上がった。
 テーブルに並べて、テレビを点けて昼のニュースを見た。
「「いたただきまーす」」
 ずるずると食べているといい風が通り抜けた。


 それにしても気がかりなあの風景は、どこにあるのかしら。
 しばらく歩いていると、哲朗君が居た。
「こんにちは、哲朗君」
「あ、イチカさんじゃないですか。こんなところで何してるんですか?」
「ちょっと、記憶の風景の場所を探してて」
「前もそんな事、言ってましたよね。俺もヒマなんでつきあいますよ」
「ほんとですか?助かります〜。なんか、大きな湖と木が見えたような気がするんです。
そんなところがありますか?」
「大きいというと、木崎湖かな。行くとなると電車ですが」
「行ってみたいです」
「じゃあ、駅まで行ってみますか」
「ええ、ぜひ!」
 駅まで歩いて電車に乗ったけど、どのくらいかかるのかしら。
 電車は空いていて、二人で並んで座れた。
「哲朗君、木崎湖って遠いの?」
「乗換が多いし、だいたい4時間かかりますよ。降りる駅は、海ノ口って無人駅ですね」
「そうなんですか。けっこう、遠いんですね」
 窓の外の流れる風景にヒントがないか、しばらく見ていたけど、哲朗君が話しかけてくれた。
「こんな時になんですが、イチカさんは年上だから、ちょっと聞いてもいいですか?」
「どんな事ですか?」
 まじめな顔だわ。どんな悩みなの?
「…柑菜の事なんですが、あいつ、ちっとも俺の事を向いてくれなくて」
 柑菜ちゃんか。この間、海人君とデートしてたっけ。これは見込み無さそうよね…。
「確か、二人とも幼なじみだったよね。そういうのって兄妹みたいになって
恋心にならなくなりやすい、かな」
「見込み無い、ですか…。」
 やば、マジで落ち込ませてしまった。
「そ、そんな事無いわ。柑菜ちゃんにとって、哲朗君が魅力的な男性に見えるように
努力すればいいんじゃないかな?」
「魅力…ですか。身体を鍛えて、とか?」
「哲朗君はがっしりしているから、そうね、時々、がさつに思える事があるから、恋愛物の
映画を見たり、本を読んで女心を学ぶとか?」
「ああ、内面ですね。そういうのが大事ですか」
「だと思うな。気の利いた台詞を言わなくても、自分の事を判ってくれる人って惹かれるし」
「ふーん、そうですか。参考になります」
0040その142012/04/28(土) 01:41:38.24ID:7Ep/kg5Q
 哲朗君が考え込んでいる間に乗換駅に着き、別の路線へ。
 おしりが痛くなるころに寂れた海ノ口駅に着いて、駅から出た。
「いやーけっこうかかりましたね」
「ほんと。おしりが痛くなっちゃいました」
「あはは、俺もですよ。もう、お昼ですがなんか食っていきますか?」
「そうですね、あ、ちょっとおしゃれっぽい店が」
「"ビストロ みぃーや"か。行ってみましょう」
 山小屋みたいで、ステキな感じ。
「いらっしゃいませ。お二人ですか?」
「はい」
「窓際の席へ、どうぞ」
 メニューを見てるけど、地球の食事ってまだよくわからないわ。
「昼だから、パスタなんかどうですか?」
「あ、はい。いいですね」
「俺は、カルボナーラでいいかな。イチカさんは?」
「そうね、このチキン?ポアレ・キノコかな」
「じゃあ、決まりましたね。すいませーん」
 哲朗君って、案外、女の子慣れしてるのかしら。てきぱきと決めてくれて助かった。
「すいません、急がせてしまって。姉がメニューを決めるのに時間かかるから、つい」
「あ、そうだったの。でも、よくわからなかったから助かりました」
「そうですか? あはは」
 哲朗君、笑顔が爽やかで素敵。肩肘張らなくて済むというか。
 空いていたせいか、あまり待たずに料理が運ばれてきた。
「おいしそー!」
「ですね。いただきまーす」
「いただきます」
 長時間電車に乗っていて疲れていただけにとてもおいしく、あっという間に平らげてしまった。
 会計を済ませて、店を出ると目的の木崎湖は、すぐだった。
「これが木崎湖なんですが、どうですか?」
「うーん、もっと木が生い茂っていたような?…。」
「まだ日が高いし、歩いて探しましょうか」
「そうですね、ええ」


 冷やし中華を食べて、のんびりした後、宿題の消化を再開だ。
 ちょっと眠かったけど、3時までがんばった。
「ふーっ、疲れた。スイカでも食べようか?」
「いいね! 冷蔵庫にあるの?」
「ああ」
「切ってあげる」
 柑菜がさっと立ち上がり、冷蔵庫からスイカを出して切り分けた。
「はい、どうぞ!」
「ありがとう」
 縁側に座り、涼しい風を受けながらスイカを食うのは最高だな。
 柑菜もニコニコしてるし。
 食べ終える頃、眠くなってきたなーと思っていると柑菜はすでに横になって昼寝してた。
 タオルケット持ってきて、掛けてやるついでに俺もちょっと昼寝しちゃうか。


0041その152012/04/28(土) 01:42:24.61ID:7Ep/kg5Q
 湖畔をぐるっと回っていく事になったけど、思ったより木崎湖は大きくて、途中で疲れてしまった。
「イチカさん、しんどそうですね」
「ええ、もう、疲れてしまいました…」
「日も落ちてきましたし、帰りますか」
「そうします、とほほ…。」
 とぼとぼ歩いている私を見かねて、哲朗君は手を引いてくれた。
 薄暗い道なのに大きくてがっしりとした手を握っているせいか、すごく安心する。
「やっと駅が見えてきましたよ」
「ほんとだ。はーっ、今日はがんばりすぎでした」
 駅に入り、ベンチに座っているとうとうとしてしまう。
 気付くと哲朗君にもたれかかって寝てしまったようだ。
「イチカさん、そろそろ電車が来ますよ」
「えっ?! ああ、すいません、もたれかかって」
「いえいえ、イチカさんなら、ご褒美みたいな物ですよ」
 そんな事言われて、真っ赤になってしまった。
 空いている電車に乗り、寄り添って座っていたら、何となくさっきみたいに手を握っていた。
 手の温もりが心地よかったから。
 夕日の差込む車内は二人だけの空間のようで、胸が高鳴ってしまう。
 乗り換えするときも手を繋いだままだから、恋人同士みたい。


 ちょっと冷えてきたので目が覚めたら、もう真っ暗だった。
「柑菜、起きろよ。もう、7時だぞ?」
「んー…、すっかり寝ちゃったね。じゃあ、ちょっと電話しようかな」
 柑菜は携帯でどこかに電話し始めた。
「あ、お母さん? 今日、友達のところに泊まるから。 うん、大丈夫。じゃあね」
 泊まるって?えぇーっ!
「あのさ、柑菜? 聞いてないというか…。」
「夏休みだから、いいじゃん。 イチカさんもまだ戻ってこないし」
「そういえば、遅いなあ。 何してるんだろう?イチカさん、携帯持ってないし」
「そうなんだ。じゃあ、問題ないよね、ね?」
 柑菜にニコニコしながら、そう言われると断れないよ。
「まあ、いいか。じゃあ、夕飯作ろうよ」
「うん!」
 二人だけだと危ない気がするけど、イチカさんが帰ってくれば、問題ないよな。
 冷蔵庫を漁るとキャベツとか豚肉が出てきたので、野菜炒めにすることにした。
 俺が豚肉を炒めている間、柑菜が野菜を切って、それを一緒に混ぜて更に炒めて、
味付けして、出来た!
 TVを点けるとニュースがやっていたので何となく気になってチェックしてみたが
特に地元に事故とか無いようなので一安心だ。
「じゃあ、いただきます」
「いただきます」
 二人とも腹が減っていたのであっという間に平らげた。
 さて、この後どうしようか?と思っていたら、テレビで映画が始まったので、
柑菜も見たそうだったら、それを見ながらイチカさんの帰りを待つ事にした。


0042その162012/04/28(土) 01:42:59.95ID:7Ep/kg5Q
 ほとんど寝ていたけど、小諸駅に着いた頃には11時半くらいで、夜中になって
しまった。
「おしりも足も痛くて、歩けないです…。」
「しょうがないな、カイの家まで遠いから、うちに泊まりますか?」
「お願いします、出来れば、おんぶで」
「じゃあ、カイに電話しておきますよ」
 あたしが泊まるって言ったら、海くん、どう言うかな。
「ああ、カイ? 今日はイチカさんと風景探しにつきあっててさ…通りがかりにイチカさんが居て…で、
遅くなったからうちに泊めようと思うんだけど、どうかな?…ああ…かまわないか?じゃあな、おやすみ!」
「どうでした?」
「問題ないようですよ。では、よいしょっと!」
 大きな背中に揺られながら、てくてくと。途中のコンビニに寄って、遅くなった晩ご飯を買って、
哲朗君のマンションに着いた。
「着きましたよ、散らかってるけど、どうぞ」
「おじゃましまーす」
 けっこう広くて、整頓されてるじゃない。
「その辺に座って下さい」
 ソファーに座って、コンビニ弁当とお茶をテーブルに広げた。
「とりあえず、食いますか。いただきます」
「いただきまーす」
 テレビを付けると深夜番組がやっていた。もぐもぐと弁当を食べ、お茶を飲んだらすっかり落ち着いた。
「イチカさんの風景って、きれいなところなんですか?」
「うん。すごく印象に残っているの。だから、是非見たくて」
「ロマンチックですね。あ、シャワーとか先にどうぞ」
「そういえば、すっかり汗臭くなっちゃってた」
 哲朗君、さりげないじゃない。
「着替えは、俺のスウェットでも着て下さい。用意しときますから」
「何から何まで済みません。では、お先に」
「ごゆっくりどうぞ」


「ふー、この映画、案外、面白かった」
「だよねー。海くん、落ち着かないけど、やっぱりイチカさん?」
「うん。もう、11時半近いよ。あ、俺の携帯が鳴ってる!」
 慌てて俺の携帯を取って、開いてみると哲朗からだよ。
「え? 今日はイチカさんと一緒だったの? ああ、うん、そうか、そんなに。
まあ、じゃあそうしてくれよ。じゃあな」
「どうだったの?」
「哲朗からだったよ。あいつ、イチカさんと今日、一緒に思い出の風景探ししていて、帰るのが遅く
なってさ、ぐったり疲れちゃったので哲朗のところに泊まるって」
「えーっ!それってヤバくない?もしかして、イチカさんのタイプって哲朗?」
「哲朗なら、大丈夫じゃないかな?」
「どうかな。あ、それより、そろそろお風呂に入ろうよ」
「ああ、そうするか」
「今日は二人っきりなんだよね。一緒に入ろう?」
 柑菜は小首をかしげながら、こっちを見つめてる。哲朗とイチカさん、俺より似合いな気がする。
 そんなこをと思っているとムカムカしてきた。
「そうだな。もしかしたら、哲朗とイチカさんもそうするかもしれないし!」
「あ、妬いてるの?うふふ。じゃあ、いこいこ!」
 腕につかまってる柑菜と微妙な気持ちで脱衣所に向かった。
 柑菜は、さっさと服を脱いで下着をかごに入れて、浴室へ行ってしまった。
「海くんとこのお風呂、広いんだね〜」
 慌てて、俺も服を脱いで浴室へ急いだ。
 柑菜のはだかは、日焼けしていて健康的だった。グラマーなイチカさんとは
違うなーと思っていたら、ムクムクと自分のが元気に。
0043その172012/04/28(土) 01:43:58.88ID:7Ep/kg5Q
「あたしのはだかで興奮したの? すごーい、初めて見た。へーっ」
「そ、そうだよ、悪いかよ。とりあえず、シャワー浴びようぜ」
 シャワーの温度を調節して、恥ずかし紛れに柑菜に浴びせた。
「きゃっ! もう、あたしにも貸してよっ!」
 しばらくシャワーの浴びせっこで盛り上がってしまった。
「浴槽に入ろうぜ?」
「そうだね」
 二人で入っても余裕のある檜の浴槽。向かい合わせに座って、こうしてはだかで居るとなんか
リラックスするな。
「柑菜は、俺にはだかを見られても大丈夫なの?」
「平気だよ。だって、海くん、好きだし。でもさ…」
 赤くなってる。
「なに?」
「誰でもって訳じゃないのよ。特別なんだから」
「うん」
 いい雰囲気の沈黙。柑菜は、ぱしゃっと立ち上がって、こっちに背を向けて、座り、くっついてきた。
 柑菜の張りのある柔らかな肌が心地よくて、つい、後ろから抱きしめてしまう。
「あたしの事、どう思ってるの?」
「柑菜と居ると居心地いいよ。今日も宿題とかしてたけど、ずっと一緒でも平気な感じだった。
それが柑菜の良さなのかな」
「あたしも海くんと居ると落ち着く。でも、海くんの気持ちは?」
 お湯の温度が体温に近くなって、不思議な感じだ。柑菜とくっついているので寒くないし。
「恋愛とかいろんな形があるんだろう、と思う。こうしてはだかで抱き合えるなんて縁があると思うな」
「はぐらかさないで。イチカさんともこういう関係なの?」
「偶然、シャワーとか一緒になる事はあるよ。でも、恋愛じゃないと思うんだ。遠い感じがする」
「あたしは、近い?海くんの彼女になれそう?」
「同い年だし。いや、俺がしっかりすれば…柑菜は俺の彼女になるの?」
「うん。しっかりあたしを見て、捕まえてて」
 振り向いた柑菜とキスした。それでわだかまりが解けたような感じだ。

 風呂から上がって、脱衣所のタオルでお互いの身体を拭いた。
「これ、持ってきたんだ」
 柑菜がホットパンツのポケットからコンドームを出して口に咥えてた。
 なんか、スゴイ淫らな感じがして、どきーんとした。
「わーっ、初めて見たよ。じゃあ今夜、するの?」
「…そのつもりよ、海くん」
 はだかのまま、2階の寝室に来て、布団を1組出して、敷いた。
「柑奈…。」
「海くん…。」
 抱き合って、ディープキスをした。すとんと柑奈の腰が落ちて、布団の上に折り重なった。
 耳の裏とか首筋にキスして、乳房にもキス。やわやわと乳房を揉んで、乳首を舐めて。
「柑奈って、柔らかいな」
「恥ずかしいよ…」
 乳房をやさしく揉みつつ、乳首を捏ねたり、指先でくりくりしたり。
 すべすべしたおなか、脇腹、へそと撫でてきて、淡い茂みの奥をそっと手の平を当てると熱く、
湿っている。そこを撫でつつ、乳房を揉んで。
「柑奈、どうかな?気持ちいい?」
「うん…。なんか、すごく」
 月明かりに照らされた柑奈の横顔。熱い吐息が漏れる唇にキス。
 両足を広げて、そこに頭を割り込ませて、茂みの奥にもキスした。
「あっ…。そこは」
 丁寧にひだを舐めて行くと、柑奈の身体がびくりびくりとしている。
「いや、かな?」
「ううん」
 膣口からとろりと愛液が漏れてきたのでそれを吸う。
 何だろ、この気持ち。そこに舌を入れて見ると柔らかでぬるぬるした肉壁が奥まで続いている。
 どこまで入るかな、と入れたり出したりしていると柑奈の腰が浮いて来たのでにゅるにゅると
舐め続けた。
0044その182012/04/28(土) 01:44:46.16ID:7Ep/kg5Q
 柑奈の息が荒くなってくる。頭をもたげたクリトリスを撫で撫でしつつ、夢中になって愛液が
出続けるそこをなめ回していると、
「あっ、ダメ、来ちゃう!」
 と柑奈は背中を反らして息を詰めて、いってしまった。
「はぁはぁ…そろそろ、入れて?」
「うん」
 柑奈がくれたコンドームパッケージを破り、興奮しておぼつかない手つきで何とか、コンドームを
根元まで装着した。
 そして、陰茎を暖かな膣口に当てて、ゆっくり挿入していった。
 柑奈を痛くしないように、さぐりさぐり、熱くてぬるぬるした膣を押し開いていって、奥まで入ると、
柑奈はため息を漏らした。
「柑奈、ひとつになれたね」
「海くん、あたし、うれしいよ」
 やさしくキス。ゆっくりゆっくりと腰を使い、柑奈の中を体験していく。
 体温が溶け合い、いつまでもいつまでもこうしていたいような至極の時間。
「ねぇ、こんなに気持ちがいい物なの?」
「俺と柑奈って、相性がいいんだね。幸せな気持ちだよ」
 身体が馴染むにつれ、もっと大きく、速く動けるようになってきて、乳房を揉んだり、つんと立った
乳首を舐めたり、汗の流れる首筋を舐めたりしていると柑奈がいろんな喘ぎ方をして面白い。
 身体を起こして、柑奈の両足を持って、腰を使ってぱんぱんとしたり、なんかアダルトビデオみたいだ。
 柑奈はシーツをつかんで快感に耐えている。
 俺も柑奈も汗だくだ。でも、全然不快じゃ無い。
 やがて、柑奈の息が荒くなってくる。奥から誘われるように俺は射精したくなってきて、無我夢中で
腰を使って行くと、
「あーなんかだめ、海くん、あたし、あたし」
「柑奈、そろそろ、行くよ」
「わかんない、でも、あたしもいく、いく〜!」
 どうにもならない衝動が陰茎を走り、柑奈の奥で何度も弾けた。
 何だろう、この爽やかな感じ。イチカさんとは違う、満たされるような気分。
「柑奈…」
 やさしくキスをすると柑奈の目から涙が流れた。
「海くん、あたし、一生忘れないよ」
 抱き合って名残を味わった。
 しばらくしてから、柑奈の手を引いて起き上がり、シャワーを浴びて、身体を拭いて寝室まで戻り、
すっかり眠くなったので一緒に寝た。


 哲朗君と一日中、風景探してて疲れた身体に熱いシャワーが気持ちいい。ボディシャンプーで
身体を洗って、シャンプー、コンディショナーまでしたら、よみがえったような気分。
 バスタオルに身体を包んでバスルームから出るとスウェット上下が畳んでおいてあった。
 哲朗君のだからサイズが大きい。そして、彼の匂いがする。
「お待たせしました。では、哲朗君もどうぞ」
「あ、はい…。弁当、腹が減ってたから先に食っちまって、あはは。イチカさんもどうぞ」
 なんか、哲朗君が真っ赤だわ。こっちまでドキドキしちゃうな。
「そうします」
 ばたばたと哲朗君がバスルームへ行っている間に、コンビニ弁当を食べたら、
あたしもおなかが空いていたせいで、あっという間に食べきってしまった。
 ペットボトルのお茶を飲んで一息ついたけど、海人君としたことを哲朗君ともしてみたい、
そんな思いが心を占めていった。
「いやー、さっぱりした。さて、今日はもう疲れましたから、寝ましょう。
イチカさんは、アネキが使っていた部屋で寝て下さい。こっちです」
「はい…。」
 哲朗君の後に付いていって、別の部屋を案内された。
0045その192012/04/28(土) 01:45:20.62ID:7Ep/kg5Q
「ここです。では、おやすみなさい」
 哲朗君の手をつい、つかんでしまっていた。
「一緒に、寝ませんか?」
「えっ?! なんで…。」
 戸惑う哲朗君にキスしてしまった。
「今日、一日過ごしていて、あなたの事に惹かれてしまって…嫌ですか?」
「そんな目で見つめないで下さい。あは、イヤだな、勘違いしちゃいますよ」
 スウェットを脱いで、はだかになってしまった。これなら、判るわよね。
「勘違いだなんて…あっ!」
「イチカさんっ!」
 ベッドに押し倒されてしまった。海くんと違って荒々しくて逞しい。
 貪るようにキスされて、大きな手が乳房を暴力的に揉まれて、電撃のような刺激に心臓が
飛び出しちゃいそう。
「あぅ…哲朗君、もう少しやさしく」
「あ…つい、すみません」
 手のひらのこわばりが無くなり、やわやわとした感じになって、ほっとした。
 さっきの刺激が残っていてズキズキとした感じがあたしを変な気持ちにさせていく。
 右の乳首が吸われ、舐められ、左の乳首も指先でこねられ、摘ままれていると、どんどん
淫らな気持ちが溢れてきて、止まらず、声が漏れてしまう。
 あそこが熱くなってきて太ももをもじもじとしていたら、哲朗君の手がそこに割り込んできて、
手のひらですっかり濡れているところを弄られてしまってもう、どうしようもなく感じてしまい、
声が高くなってしまう。
 付け根が熱くほてった太ももを広げられ、哲朗君の顔がそこに降りてきて、舐められると熱い
ものが溢れて舌がそれを舐めとり、膣に侵入してきておかしくなるくらい感じてしまう。
「イチカさん、俺、もう我慢できないです」
「私も…入れてください」
 敏感になったそこ熱く張り詰めた物が押し当てられて、ぐりぐりともどかしく膣口を探し当てられ、
やがてぐっと海人君より大きな陰茎が侵入してきた。
 体中に快楽の痺れが走り、やがて根元までそれが挿入されてしまった。
「あぁっ…、いぃ」
「イチカさん!」
 乱暴な腰使いで自分の膣を哲朗君の陰茎がかき回し、持って行かれるような力強さにもう、
我を忘れてよがってしまう。
 でも、興奮しすぎたのか、あっという間に哲朗君はうっうっと唸り、熱い精液をぶちまけてしまった。
「すいません、保ちませんでした…。」
「いいのよ。まだ、出来るよね?」
 げんなりしている哲朗君に熱いキスをすると中でしぼみかけていた陰茎がぐっと力を取り戻し、
「はい、もちろんですよ!」
 軽々と哲朗君に裏返されて、四つん這いにされてしまった。そして、後ろから、さっきより逞しく
なった陰茎に貫かれてしまい、思わず背筋に震えが走ってしまう。
 一度、出してしまった哲朗君は余裕を取り戻し、お尻を掴まれながらリズミカルに腰を使い、乳房を
下から揉まれたり、乳首を摘ままれたりしつつ、ずんずんとされているうちにもう、堪らなくなって、
「もう、ダメ、いっちゃう」
「イチカさん、僕も行きます!」
 猛然とペースを上げる腰の動きに翻弄され、息が出来なくなるくらい高まって、奥まで突かれた時、
哲朗君のうなり声と共に熱い精液が何度も何度も吐き出され、その度に身体が震えて頭が真っ白になって
意識が遠くなってしまった。
「はぁはぁ、どうでしたか?イチカさん」
「…ふぅ、あんまりすごくて意識が遠くなってしまいましたよ。うふふ」
 二人で横になりながら、甘くキスをした。
「今日はもう、疲れたし、シャワー浴びて寝ますか?」
「そうですね…でも、腰が抜けちゃったので抱っこして?」
「お安いご用ですよ!」
 ふわっとお姫様抱っこされて、バスルームに行き、汗とか流して、身体を拭いて、
ベッドに戻ってきたら、泥のように寝てしまった。


0046その202012/04/28(土) 01:46:12.27ID:7Ep/kg5Q
 そんなこんなで気がつくと朝だった。柑菜はまだ横で寝ている。
 明け方に掛けて冷えるので柑菜にくっつかれたような格好だ。温もりが心地よい。
「…柑菜、おはよう」
「…ん、もう朝なの? もう少し寝かせてよ…」
「しょうがないな…」
 そっと起き上がり、毛布をちゃんと柑菜に掛けてあげる。
 階段を下りて、台所に向かって朝飯の支度だ。
 味噌汁が出来上がった頃、柑菜が降りて、
「おいしそうな匂いだね、海くん」
 と、後ろから抱きついてきた。
「わっ!危ないよ、柑菜。味噌汁をお椀によそってくれ」
 朝まで一緒だった体温が心地よいな。
「はいはい」
 俺は、ご飯とおかずをテーブルに運んだ。
「じゃ、いただきます」
「いただきます」
 さて、と朝食だな。ニコニコしている柑菜がなんかまぶしいくらいだ。
 テレビのニュースも大した事件もないけど、俺と柑菜は、進展したなとか思っていると、

「ただいまー」
「お、朝飯食ってるじゃんって、何で柑菜が居るんだ?」
「哲朗には関係ないでしょ。ね、海くん?」
「あ、ああ、そうだよ。 哲朗もなんか、イチカさんと仲よさそうじゃないか?」
「や、やあだ、そんなことないわよね?哲朗君」
「あ、あったりまえじゃないですか!」

 この場の全員が、お互いを疑いの目で見ていた。

「まあ、朝食食ってないんだったら、食うか?」
「ええ、そうさせてもらいます」
「俺も俺も!」
 二人分の茶碗とお椀を用意して、おかずも並べて。
 空気が変な感じのまま、黙々と朝飯を食べ終えた。
 後片付けと洗い物をしていると、
「じゃあ、海くん、あたし、帰るね」
「じゃあな、かんな」
 柑菜が手を振って帰った。
「俺も帰るよ。じゃ!」
「哲朗君、お世話様でした」

 あっという間に二人っきりになってしまった。

0047その212012/04/28(土) 01:46:52.21ID:7Ep/kg5Q
「柑菜ちゃん、なんでいたの?」
「昨日は、夏休みの宿題を一緒にやって居てさ。イチカさんが遅くなるのを
気にしてたら帰りそびれて、泊まっていったんだ」
「あ、あらそうだったの。仲のよろしい事」
「イチカさんは、哲朗と一日一緒だったの?」
「ええ。哲朗君、いい人だわ…。」
 イチカさんが、何か思い出しているのかほわんとしている。ちょっと胸に
モヤモヤしたものが立ち上がってきた。
「イチカさんは、俺としたけど、哲朗ともしたの?」
「したって?性交の事なら、そうなりますね。どちらも気持ちよかったですよ?」
 やっぱり、宇宙人なんだな。地球人とはモラルが違うんだ。
「海人君は、柑菜ちゃんとしたんですか?」
「…ああ、したよ」
「それなら、おあいこですよね」
 無邪気に微笑んでるよ。何だろう、この肩すかし感。
 柑菜は俺の事を好きだと言ってくれて、抱き合ったけど、イチカさんは、
その、恋愛じゃないんだろうな。
「昨日の疲れがまだ取れないので、寝てきます」
「うん。俺は夏休みの宿題を進めるよ」
 とんとんとイチカさんは階段を上がっていったので、俺はまじめに宿題を消化
していった。
 昼頃、あくびをしながらイチカさんは階段から下りてきて、台所に向かった。
 なにやら切ったり炒めたりする音がしているので昼ご飯作ってくれてるようだが、
また不思議な匂いが流れてきて、不吉だ。
「お昼ご飯が出来ましたよー。テーブルを片付けて下さい」
「はーい」
 大皿にキャベツと豚肉、梨、ナゼだ!?野菜炒めに
果物入れるなよ。ご飯を茶碗に盛って、お茶の用意も出来たところで、
「「いただきます」」
 甘辛いような微妙な味だったけど、食えなくは無かった。
「おいしー!」
 宇宙人の味覚にはついて行けない。それにしても、変なことになってしまった。
 成り行きで哲朗から柑奈を取ってしまったことになるし、イチカさんは哲朗を
気に入ったようだし、どうなるんだコレ?

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
つづく…はずなんですが、テレビ放映も終わってしまったし、気になるところを
直していくと果てしない労力になるので、出来たとこまで上げました。
0048名無しさん@ピンキー2012/04/28(土) 02:15:27.69ID:VKXNEDJB
哲朗xイチカなんで読んでないけど、乙
このスレはもう駄目だと思ってたー
0049472012/04/29(日) 18:09:22.01ID:4F/JYo5L
>>48
反応があるだけ、うれしいです。
正直、まとまりが無いというか表記揺れがいくつもあるし、誰も読んでないかな?w
となれば、続きを書く必要は無いかな。
0051名無しさん@ピンキー2012/05/01(火) 23:06:31.28ID:9iMv0q74
>>50
要望があるとやる気になります(^^)
次回は、哲朗x美桜、海人x檸檬を予定しておりますので気長にお待ちください。
0052その12012/05/02(水) 01:28:46.52ID:Ok2YsXY+
「あの夏は、これでいいわけがないか」の続きです。

・哲朗x美桜、海人x檸檬
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 食事を終えたところで聞いてみなくては。
「あのさ、イチカさん。恋愛のことなんだけど、俺もイチカさんも違う相手と
仲良くなってしまったわけだよね?」
「ええ、そうなりますね。何か問題があるんですか?」
「俺だけなのかもしれないけど、イチカさんが哲朗と仲良くなるとモヤモヤしてくるんだよ。
イチカさんは俺と柑奈が仲良くしてて何も思わない?」
「相手を独占したいって気持ちかな、それは。何人も仲良くすると大事な物が壊れてしまうのかしら?」
「俺は…不器用だからだと思うけど、何人も本気で好きになれないな」
「あたしは、海人君も哲朗君もどっちも好きだわ。それじゃダメなのね?」
「うん。不純かな。いや、俺には出来ないという意味でイチカさんがその…」

 あ、また視界が暗くなり、狭まってくるというか。

「判るから、大丈夫よ。ナノマシンがまた不安定になってきたみたいね」

 イチカさんに抱き留められていると安定してくる。

「海人君は、柑奈ちゃんに絞ればいいのよ。あたしはこの星の人じゃ無いから、あの風景が確かめられた時、
たぶん、ここから居なくなるわ」
「そうだったよね。僕は、それでいいのかな」
「あたしは、両方とも好き。海人君は柑奈ちゃんが好き。それでいいわ」

 すーっと頭が冴え渡り、気分が良くなってきた。

「こんにちわー。海くん、どうしたの?!」
「あ、柑奈。言ってなかったけど、ちょっと前に事故に巻き込まれて、時々、具合が悪くなるんだ」
「それには、私が関わっているんです」
「え?! どういうことですか?イチカさん」

 柑奈がびっくりして、怖い顔で問い詰めてる。俺は柑奈に大事に思われてるんだとぼんやり感じた。

「信じてもらえるか判りませんが、聞いてください。私の乗った宇宙船が故障して地上に落下した時、
運悪く、海人君がそこに居たのです」
「え、イチカさん、宇宙人なの?信じられない…。」
「海人君の身体は大変なことになっていたので、宇宙船内で治療して、ほぼ元通りになっています。
でも、時折、不安定になってしまうことがあって」
「柑奈、イチカさんの言っていることは、本当なんだ。俺の身体は宇宙人の手が入ってるんだけど、
その、俺は変になってるかな?」
「海くん…、何を言ってるのよ。あなたは、あなたじゃない。イチカさん、どいて!」

 イチカさんにもたれかかっている俺に飛びかかってきて、奪うように抱き締められた。
 柑奈の温もりから伝わってくる物は俺の心を満たし、落ち着かせる。

「わたしは、ここに居ない方が良かったかな。海人君に何かあったら判るようになってますから、
宇宙船に戻ります。りのん、転送をお願い」
「なあっ!」

 目の前でイチカさんの姿が消えた。
0053その22012/05/02(水) 01:29:39.07ID:Ok2YsXY+
「あ、イチカさん!」
「海くん、あたしを見てよ! 本当はイチカさんが好きなんじゃ無いの?」
「そんなこと無い…無いよ。あ、ダメだ…」
「海くん! 海くん!」
 
 気がついたら、布団で寝ていた。寄り添うように柑奈が寝ていた。看病してくれてたんだなあ。
 柑奈の髪の毛を撫でながら、寝顔を見ていたら、
「あ、気がついたんだ。やだ、くすぐったいよ」
「あ、もう夜だよ。連日だと家の人に心配されるから」

 俺は布団から立ち上がった。もう、大丈夫っぽいな。

「そうだね。でも、また具合悪くなったら、すぐに呼んでね」
「うん、頼むよ」

 柑奈も立ち上がって、連れだって下に降りた。
 帰り際にキスして、柑奈が去って行った。急に家が広くなったような寂しさだな。


 あれから、イチカさんのことが気になって居るのにカイに聞いたら、イチカさんは用事が出来て、
こっちに居ないって言うし、どうしたらいいんだろうと落ち着かなくて、もしかしたらその辺で、
あの場所探ししてるんじゃ無いか?とウロウロしてた。
「…哲朗君、何しているの?」
「ああ、美桜か。何というか、散歩かな?」
「誰かを探してたみたいにも見えたけど…柑奈ちゃん?」
「柑奈じゃ無いよ。まあ、せっかくだから、散歩に付き合ってくれないか?」
「はい!」

 一緒に川沿いを歩いたり、あれこれ話していると何か、美桜がいい雰囲気だ。
 でも、今日は暑すぎる。

「暑いし、俺、そろそろ帰るわ」
「あの、ここからそんなに遠くないし、わたしのうちに来ませんか?」
「美桜の家? ヒマだからお邪魔しようかな?」
「歓迎します!」

 映研の中で一番女の子らしい子だからな。どんな部屋なんだろう?俺は軽く浮かれながら美桜の
家まで付いていって、しばらくしたら着いた。

「ただいまー」「おじゃましまーす」
 家の中はしーんとしている。誰も居ないのかな?美桜の後に続いて、2階の部屋に入った。

「ここがわたしの部屋です。飲み物とか取ってきますね」
「ああ、すまんな」
 甘くいい匂いがする。へーっ女の子の部屋って感じだなあ。ベッドカバーとか少女趣味だ。
「おまたせしました」

 美桜が麦茶のポットとお菓子を持ってきた。コップに入れてくれた麦茶を喉が渇いていたので
一気飲みしていたら、美桜が平然と服を脱ぎ始めて、思わず、吹いた!

「み、美桜?!」
「あの、家では裸族なんです。こうしないと落ち着かなくて。哲朗君も裸になりませんか?」

 すっかり全裸になってしまった美桜に度肝を抜かれつつも服を着ている俺がおかしい気分になってきた。
 見つめる美桜の目線に負けて、俺も服を脱いだ。美桜は脱いだ服をハンガーに掛けてくれた。

「まあ、何だ。今日は暑いし、この方が涼しくていいな」
「でしょう? 理解してくれた人は哲朗君が初めてです」
0054その32012/05/02(水) 01:30:25.97ID:Ok2YsXY+
 美桜もイチカさんに負けないくらいスタイルがいいな。そんなことを思っているとムクムクと危険な物が
頭をもたげそうになったので棚に見たこと無いタイトルのDVDがあったのでそれを取って、
「これ、見たこと無いから、見てもいいか?」
「いいですよ」

 ベッドに二人で腰掛けて、対面のテレビで見始める。これ、ラブストーリーなのか。
 時折、感想を入れつつ見ているうちに美桜の体温で包まれるような感じになってきて、二人の距離が
縮まってきた。肩をもたれている美桜の首筋あたりから何だろう、この香り。終盤になり画面の二人が
結ばれるころ、美桜は、急にベッドから降りて、思い詰めたような顔で俺の正面に立った。

「哲朗君、わたし、あなたのことが好きです。だから…」
 その熱い思いのままという感じでキスされた。甘く、熱い物が俺の心を動揺させた。

「美桜…、信じられない。何となく好かれてるとは思ってたけど」
「歓迎会の時に言ったけど、覚えてないですよね…。柑奈ちゃんなんて諦めて、わたしだけを見てください。
わたしなら、こんなことだって…」

 美桜は、すっと腰を落とし、俺のを咥えていた。未知の刺激に俺のはあっという間に勃起して、美桜の
口を一杯にしていた。柔らかな舌が俺のを丁寧に舐めあげ、吸われるとめまいがするほど気持ちよかった。

「美桜、本気なんだな。裸族というのも本当は?」
「いえ、それは本当です。今すぐ、答えを出さなくてもいいので…抱いてください」

 ここまでされて、俺は性欲に勝てるわけが無かった。すくっと立ち上がり、美桜を抱き締めて貪るように
キスをして、ベッドに寝かせた。

「哲朗君…うれしいです」
「美桜、俺はお前を抱きたい!」

 柔らかく、大きな乳房にむしゃぶりつき、やさしく揉みしだくと美桜はため息をついた。立ってきた乳首
をやさしく愛撫し、すべすべしたからだを撫でていくと肌が汗ばんでくる。太ももあたりまで撫で、そして、
その付け根を手の平で包んで見ると熱く湿っていた。

「気持ちいい…」
「可愛いよ、美桜」
 指をその淡い茂みに沿って割り込ませていき、とろりと蜜を垂らした膣口に指をそっと入れて動かす。
「あっ…」
 小さく喘ぐ美桜の中を探りながら、ゆるやかに乳房を愛撫していく。ほおを上気させている美桜が愛お
しくなり、キスをした。
 美桜の両足を大きく広げ、熱い性器を舐めていく。美桜はシーツをつかんで快感に耐えていた。
 そして、ベッドの上の引き出しから、美桜はコンドームを取り出した。

「哲朗君、あの、使って…」
「ああ、そうだな」
 目をそらせて、顔を赤らめている美桜を見つつ、パッケージを破り、もう先がぬるぬるになってる陰茎に
根元までしっかり装着した。
「じゃあ、入れるよ、美桜」
「来て、哲朗君」

 痛くならないよう、濡れそぼったそこに丁寧に馴染ませ、快感に腰をよじらせる美桜の中にぐぐっと挿入
して行くとみっしりときついくらいの柔らかな肉壁が俺のをしっかりと包み、奥まで飲み込んだら、美桜は
軽く達したのか身体を震わせていた。
0055その42012/05/02(水) 01:31:10.25ID:Ok2YsXY+
 ゆっくり出し入れしていくと美桜は細く長く喘ぎ声を漏らし、ぎこちなかった二人の動きがだんだん馴染
んでいく。
 美桜は足を俺の腰に絡め、しっかりと抱きついてくる。自分でも驚くほど漲った陰茎は美桜の中で溶け
たように馴染んで淫らな感覚が俺を夢中にさせる。俺は美桜の喘ぐ唇を貪り、つんと立った乳首をこねり、
とりつかれたように腰の動きを強めていくと美桜も堪らず、
「あぁ…いい…。哲朗君、もう、もうっ」
「はぁ、はぁ、美桜、そろそろ行けそうか?」
 美桜は、必死でうなずいたのでペースを速め、美桜の喘ぎ声が高まったところで中がぐっと絞まり、
俺は、一番奥で溜まりに貯まった物をびゅうびゅうと射精した。
 美桜は唸るように息を詰まらせ、達したようだ。

「美桜、すごく良かったよ」
 愛らしい唇にキスをした。
「哲朗君、わたし、幸せです。大好き!」

 そんな美桜を見ていたら、イチカさんのことなんてどうでも良くなってきた。
 いちゃいちゃしているうちに玄関のドアが開く音がしたので急いで着替えて、帰ることにした。
「じゃあな、美桜」
「哲朗君、わたし、返事をずっと待ってますから」
「ああ」
 さっきまで熱く抱き合っていた美桜を抱き締め、二人で階段を降り、親御さんに軽く挨拶して玄関から
出た。見送る美桜に手を振って、俺は帰った。


 夕飯を食って、ぼーっとテレビを見ていたら、携帯が鳴った。ディスプレイを見ると檸檬先輩?
「もしもし?」「海人君、今、ヒマかしら?」「ええ、一人っきりなので寂しいくらいで」
「じゃあ、今から行くから」「えっ?!」もう、切れてるよ。

 しばらくしたら、玄関のドアがノックされたので開けに行った。
「こんばんは、海人君。上がらせてもらうわよ」
「ええ、いいですけど」

 檸檬先輩の唐突な訪問に戸惑っていると、トートバッグからディスクを取り出した。
「面白いビデオがあるのよ。一緒に見ましょう?」
「いいですよ。お茶、入れますね」

 檸檬先輩はデッキにDVD-Rをセットして、待っていた。二人分のお茶をテーブルに置いて、
そのビデオを再生した。

「どんな内容なんですか?」
「生々しいわよ。ふふふふ」

 画面は暗かったが、え!?イチカさんと哲朗だ。見ている前でイチカさんが全裸になった。
 俺は頭を殴られたような衝撃と異常な興奮で今までに無いくらいカチカチに勃起した。

「あの…これは、どうして?」
「ちょっと仕掛けておいたのよ。そうしたら面白い映像が撮れたわ」

 イチカさんが野獣のようになった哲朗に抱かれていた。目が画面に釘付けになって離せない。
 程なくして、終わったのか?と思ったら、また始まっていた。呆然と見続けているとスウェットの
ズボンに後ろから手が入ってきて、ギンギンの陰茎を握られてしまった。
0056その52012/05/02(水) 01:32:28.36ID:Ok2YsXY+
「海人君のここ…、凄いことになってるわ」
「れ、檸檬先輩、何してるんですか!っていうか、全裸?」

 後ろを振り返ると檸檬先輩は、素っ裸だ。

「あら、気づかなかったかしら。ねぇ?」
 後ろから、檸檬先輩が前に回り込んできてテーブルに手をついて、檸檬先輩はぬらぬらする陰部を
さらけ出し、俺を幻惑する。

「これを見て、あなたのモノは治まりが付かなくなったでしょう?それは、あたしも同じなのよ。
だから、あたしたちもセックスしましょう?」

 濃いフェロモン臭が檸檬先輩から漂い、さっきまでの無修正の盗撮画像と目の前の発情した性器を
見て、俺は我を失って、そこにしゃぶりついた。もどかしく、ズボンとシャツを脱ぎ捨てて。

「…んんっ、正直ね、あたしはそういう男が大好きよ。もっと、もっといやらしいことして、海人君」

 無毛の檸檬先輩のそこをなめ回し、背中から手を滑らせ、控えめな乳房を手の平で弄ぶと思ったより
弾力があり、いい感じだ。乳首をこね回したり、引っ張ってみると低めの甘い声でよがり声をあげる
檸檬先輩が堪らない。
 クリトリスを弄りながら、膣に舌を入れてこぼれる愛液を舐め、吸っていると檸檬先輩の息が荒く
なってきて、俺の陰茎をしごきながら、

「海人君、生で入れていいわよ。あたしは出来にくいの」
「じゃあ、入れますよ?いいんですね?」
「遠慮しないで、ぶち込んでちょうだい」

 挑発するように尻を振る檸檬先輩の尻肉をわしづかみして、さっきからどうにもならなくなっていた
陰茎を熱い膣口に押し当て、ぐっと押し込んだ。みっちりとした柔らかい肉壁が蠢いて淫らな刺激を
根元に送り込んできて堪らず射精しそうになるが、我慢した。

「いい感じだわ。さあ、あたしのまんこを犯して」
「まんこなんて言わないでくださいよ!!」
「ふふふふ」
 檸檬先輩には、ほんと調子を狂わされる。小柄な先輩を翻弄するように腰を使い、あっあっと声を
漏らす先輩の中に馴染んできたので身体を起こし、後ろから乳房を揉んでいると檸檬先輩は身をよじ
って熱くキスしてきた。思いついて、クリトリスを弄りながら腰を使っていたら、息を詰めるように
なり、背中を反らせて軽くいったようだ。

 ぐったりした檸檬先輩は、テーブルに仰向けになり、こっちを誘うように両手を広げ、
「はぁはぁ…、さあ、きっちり行かせてちょうだい」
「わかりました」

 熱い陰部に入れ直し、体をかぶせると檸檬先輩が抱きついてきたので汗ばんだ肌を密着したまま、
激しく腰を使って行く。熱い声を上げながら、檸檬先輩の太ももが腰を締めてきてどんどん高まって
いき、やがてどうにもならない熱い塊が腰を抜けてわななく檸檬先輩の一番奥で弾けた。

 何度も何度も射精するたびに檸檬先輩が息を詰まらせ、喘ぐ。
「ふーっ、ビデオをネタに気持ちのいいえっちが出来て幸せだわ」
「檸檬先輩、このことは誰にも言わないでくださいよ? まったく騙された気分だ…」
「あなただって気持ちよかったでしょ? だから、それでいいのよ。ふふふふ。 さて、シャワーを
浴びたいわ。だっこして連れて行ってちょうだい」
「はいはい」
 檸檬先輩をお姫様だっこして、浴室まで連れて行き、シャワーで汗を流し、ボディシャンプーで
すっきりと洗い流し、気持ちを切り替えた。

0057その62012/05/02(水) 01:33:11.19ID:Ok2YsXY+
「このビデオは、あなたにあげるわ。寂しいときのオカズにしてちょうだい」
「そう、直接的に言われると気が引けますが、ああでも、もらっておきますよ!」
「何、キレてるのよ。まあ、気が向いたらまたえっちしましょう。では、おやすみなさい」
「おやすみなさい。はぁ」
「うふふ」
 やりたい放題のことをして檸檬先輩は去って行った。このDVD-R、どこに隠そうかなあ。
 それにしても、イチカ先輩が来てから一気に変なことになってしまったが、どうなってしまうの
やらと思ったけど、心地よい疲れで眠くなってきたので寝ることにした。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
つづく、かも?
0059名無しさん@ピンキー2012/05/03(木) 09:41:09.53ID:1/wnABV/
>>58
どもどもです。
てにをはがおかしいところがまだ残ってたり、海人君家は、ドアじゃ無くて引き戸だったとかいろいろアレですが、
最後まで書けたらいいなあと思ってます。
0060その12012/05/03(木) 15:50:15.24ID:1/wnABV/
「あの夏は、これでいいわけがないか」の最終回です。

・海人xイチカ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 それから、数日は映研の撮影やら柑奈と遊びに行ったり、あと哲朗がうちにあまり来なくなって
なんか怪しかったりしているくらいで平穏な日々だった。
 夕飯後、ぼーっとしながらテレビを見ていると、急にキーンと耳鳴りのような感じがして居ても立って
も居られない感じになってきた。そして、辺りが霞むように見えて、めまいがして意識が途切れた。

「目が覚めたようですね。無理に呼び出しして済みませんでした」
「え?!イチカさん。っていうか、ここはどこですか?」

 久しぶりに会ったイチカさんは目の前に居て、どんな素材か判らないけど、ぴったりとしたSFっぽい
服を着ていた。

「私たちの種では、生まれつき、生殖にベストな場所を記憶として持っていて、最適な相手とその場所
にたどり着くと、結界が解かれて、そこに入ることが出来るのです。そこで授かった子は、特別な子に
なると言われてます」

 目の前に見える湖は、一見、木崎湖に見えなくも無いけど辺りの風景は地球上じゃあり得ない木々や
風景だった。ぜひカメラに残しておきたかったけど、手元にそれが無いのが死ぬほど残念だ。
 それにしても、何だろう、この安心感と温かさ。まるでイチカさんの中に居るかのようだ。

「俺は、イチカさんの相手に選ばれたの? 哲朗じゃ無くて?」
「はい。哲朗さんとこの辺を歩いたとき、ここで間違いない!って直感があったんですが、そのときには
何も起きませんでした。ですが、あなたを呼び出したらこうなったわけです」
「それは…神秘的だね。でもさ、俺はもう柑奈と付き合っているから、イチカさんとするわけに行かな
いんだ」
「酷いことを言いますが、ここで生殖を終えたら、あなたとみなさんの記憶を操作してわたしの存在は、
無かったことにしてしまいます。ですから、今後の問題はありません」
「後腐れが無いってこと?」
「そんなこと言わないでください。あなたから授かった子は宇宙のどこかで大事に育てます。そして、
わたしの星と地球の交友が出来る段階になったら会いに来ることも出来るでしょう。」

「…初めの事故で僕が死んでいたら、イチカさんは永久にその機会を失った訳なのか…」
「そうです!あなたを助けられて、あの場所じゃ無くても性交できたなんてあり得ない奇跡なんです。
出来れば、最初にするのがこの場所だったら…。」
 イチカさんの真剣な表情、雰囲気は俺の心を動かすには十分だった。柑奈が告白する前にイチカさん
に感じた感情は特別だった。あれが恋だったのかな。
「ふぅ。一度で済むんだよね。神聖な儀式だと思えばいいのかな!」

 俺は覚悟を決めて、さっさと服を脱いで全裸になり、イチカさんは安堵して微笑み、一瞬で全裸に
なった。不思議な明るさに照らされたイチカさんは現実味が薄く、女神のようだ。

 吸い寄せられるように抱き合うと、ふれ合っているところが何とも心地よくて気持ちが満たされる。
 見つめ合い、キスをして、舌を絡め合い、自然と草むらに倒れ込んだイチカさんの体を愛撫する。

 もう、これでお別れなんだ。いろんな場所をキスして覚えておきたい。手の平で感触を覚えておきたい。
 イチカさんの頬は上気し、低く喘ぎながら俺の体を同じようにまさぐって居る。
 淡い茂みに手を当てると、もう、十分に濡れていた。俺のも棒のように堅くなり入れたくて堪らない。

「イチカさん…その、好きです」
「海人君、わたしも大好きよ」

 何故か、告白していた。そして、思いの丈を詰めた自分の物をあるべき所に挿入した。
 例えようのない快感が俺とイチカさんを結び、全身でお互いを感じ合った。
 何をしていたか判らないけど、ずっと気持ちよかった気がした。
 やがて、それが一点に集約されてきて、弾け、何かの向こう側が見えた気がした。

0061その22012/05/03(木) 15:51:44.44ID:1/wnABV/
 気がついたら、2階の寝室に寝ていた。
 何か、特別なことを成し遂げたような充実感があって、瑞々しい気分だった。

 ふと、見上げた窓の外を強烈な光る物体がよぎって部屋の中を明るくしていったのにびっくりしたが、
一瞬のことで何か、車のヘッドライトでも差し込んだのかな?とぼんやりとした頭で独りごちた。

 でも、自分の中にあった、何か頼りないところ、拠り所が無いような虚しさが埋められ、どこかで
誰かを支え、支えられているような安心感がしっかりと感じられた。
 それは何なのか判らなかったけど、いつか、誰かの待っている「あの夏」で逢える気がした。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
おわり。

今晩は出かけるので、あっさりですがこんな感じで終わらせてしまいました(^^;
一応、意味があるラストになったかな。
でわでわ。
0062名無しさん@ピンキー2012/05/10(木) 16:41:01.46ID:4FGOu08p
乙です。
蜜柑先輩ものさらに希望です!!
0063名無しさん@ピンキー2012/05/11(金) 14:05:49.34ID:zcdA2Vm2
>>62
どもです。蜜柑先輩って居たっけ?と思ったけど、檸檬先輩ですね?w
作品が終わってしまうと難しいですが、何か出来ましたら、また。
0066名無しさん@ピンキー2012/07/20(金) 16:25:23.58ID:5VS6ktEH
0068名無しさん@ピンキー2012/08/03(金) 03:07:15.33ID:faq+rOtv
いよいよ明日だーーーー!!!
0069名無しさん@ピンキー2012/08/05(日) 13:50:16.80ID:B0T2YDLo
0070名無しさん@ピンキー2012/08/16(木) 21:18:00.47ID:M/brMR+O
ももも
0072 忍法帖【Lv=3,xxxP】 2012/09/13(木) 17:15:37.05ID:LKbME/gV
!ninja
0073 忍法帖【Lv=2,xxxP】 2012/09/13(木) 17:49:26.19ID:XbuyZBVC
ほす !ninja
0074 忍法帖【Lv=7,xxxP】 2012/09/16(日) 22:31:01.77ID:H7BwTou7
ほも
0075 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 2012/10/02(火) 21:22:26.38ID:9/HL04Gz
!ninja
0076 忍法帖【Lv=27,xxxPT】 2012/10/07(日) 14:13:50.00ID:r9ezArqc
0079名無しさん@ピンキー2012/12/20(木) 12:45:48.03ID:haQjMzKT
0080名無しさん@ピンキー2012/12/26(水) 15:20:05.99ID:Rwff4XMX
0081 【大吉】 【957円】 2013/01/01(火) 14:38:11.47ID:Jn4X87CI
えいっ
0083名無しさん@ピンキー2013/02/14(木) 14:00:42.90ID:Kxgog6Iq
0084名無しさん@ピンキー2013/03/09(土) 01:05:56.25ID:sr1FTx5w
今また見返してるから期待上げ
0085名無しさん@ピンキー2013/03/19(火) 14:49:18.38ID:7fCD5+DL
やっぱ好きだわ
0086名無しさん@ピンキー2013/05/04(土) 12:06:17.71ID:5ZMH2YPn
0088名無しさん@ピンキー2013/12/07(土) 18:54:47.55ID:92Mn9bU/
ほす
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