【絶望先生】久米田康治エロパロ総合 Part25.5【改蔵】
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001名無しさん@ピンキー2012/06/16(土) 20:30:16.00ID:TXd/1uhd
前スレ
【絶望先生】久米田康治エロパロ総合 Part25【改蔵】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1281192383/

これまでに投下されたSSの保管場所
2chエロパロ板SS保管庫
ttp://sslibrary.gozaru.jp/

あぷろだ(SS保管庫付属)
http://www.degitalscope.com/~mbspro/userfiles_res/sslibrary/index.html

===スレに投下する際の注意===

・SSの最後には、投下が終わったことが分かるようにEND等をつけるか
 後書き的なレスを入れてください。
・書きながら投下はルール違反です。書き終えてからの投下をお願いします。
・前書きに主要登場キャラ、話の傾向を軽く書いておいてください。
・鬱ネタ(死にネタなど)、エロなし、鬼畜系、キャラ崩壊、百合801要素などは
 注意書きをお願いします。
・ただし、完全に女×女や男×男のネタなら百合板、801板の該当スレで。
・過度な謙遜、自虐は荒れる原因になるので控えてください。

書き手にもルールがあるからといって必要以上に
気負わずにみんなと楽しくやっていきましょう。
0204名無しさん@ピンキー2013/04/02(火) 02:11:44.85ID:v3CzJdeR
久しぶりに覗いたら投下来てたー

木野は報われないけど、余韻がいいですね
そうか加賀ちゃんお礼言ってなかったんだ、と自分もラストで気付かされました

水ぶっかけてごまかす話は
江戸時代まで元ネタを遡れるとか何とか
02051972013/04/02(火) 08:59:58.96ID:V8uU9ptj
感想ありがとうございます
エロパロに投下すること自体初めてだったので今でもドキドキしています
02061972013/04/02(火) 22:04:37.16ID:V8uU9ptj
今気付いたんですが「知ってるのは木野君だけと本人が思っている」と
最後の千里ちゃんのくだりが思いっきり矛盾してます。
「千里ちゃん以外は」誰も知らないと木野君が思ってる、ということにしておいてください
今まで気づかないとかどれだけあほなんだ私、と思います。すみませんでした。色々悔やまれます。
次の投下に期待しています
0207名無しさん@ピンキー2013/05/19(日) 21:35:20.36ID:jhB+8yyh
久米田殿の新作出たら、
「久米田康治作品で百合」レス立ててみようかな
0211名無しさん@ピンキー2013/08/29(木) NY:AN:NY.ANID:MyzOuBCC
保守
かふかちゃんが違う意味で昇天するSSが見たい・・・
0212名無しさん@ピンキー2013/09/25(水) 20:36:55.79ID:3Q7Q1ffb
新連載age
0214名無しさん@ピンキー2013/12/13(金) 10:10:33.01ID:Ed52tDUK
まだ連載始まったばかりだからね
話せるような話題がないんでせう
0215名無しさん@ピンキー2014/01/09(木) 22:58:00.38ID:fpgPl+E4
せっかち伯爵はストレートな下ネタ過ぎてエロ妄想の余地がないw
0216名無しさん@ピンキー2014/01/17(金) 01:20:18.98ID:qmulSZoq
普通人類の性交は上人類にとってものすごいスローセックスになるわけだな

・・・焦らしプレイが捗りそうだ
0217名無しさん@ピンキー2014/02/15(土) 21:07:02.70ID:wL03RH3i
もうちょっとで話ができそうなんだ
保守
0218名無しさん@ピンキー2014/02/21(金) 18:50:14.07ID:oIPrjNd7
投下します。
絶望先生の丸井さんで何か書けないかと思ってたらなぜかできてしまったものを今発掘。
2のへ女子ズが丸井を襲います。丸井兄×丸井要素もあります。
当然百合要素なので苦手な方は「某ネズミの嫁入り」でNGお願いします。
0219某ネズミの嫁入り2014/02/21(金) 18:51:35.73ID:oIPrjNd7
みんなで先生に嫁入りに行く。
「委員長」千里の提案、いや決定を聞かされた時、皆が首肯した。
ただ一人、某ネズミの会社に訴えられてしまいそうな危うい二つのお団子ヘアーが特徴の少女、出席番号29番、丸井円を除いては。
円曰く、彼女には美大に通うという夢がありそのための勉強もしてきた、ディズニーランドでバイトもしてみたい、先生より同年代のイケメンと結ばれたい、とのこと。確かに彼女はクラスの大半の女子のように元担任の糸色望を
クラスメートたちはこぞって反対した。その中でもクラスの委員長ポジションであり、企画者である木津千里の反対は最も大きかった。
「一人だけ来ないなんて、きっちりしてないわ!許さない!」
千里は円の所属する(仮入部だが)茶道部の部長である。円は千里をかねてから極端に恐れており、頭が上がらなかった。それゆえ円がこの言葉に反発したのは、千里にとって思いがけない事だった。
「いまさら何言ってるんですか部長。私なんて、ずっといてもいなくても同じような扱いだったでしょう」

・OPで一人だけ名前が省かれる
・単行本表紙にも裏表紙にも登場せず
・フルネーム判明後も29集では実質出番なし
・読者のイラストに対しての作者コメント「誰だっけ」

「絶望した!臼井影郎以上の影の薄さに絶望した!」
彼女は実際クラスに馴染めていた方ではなく、友達はいたがその殆どが別のクラスの生徒だった。キャラ付けも薄く、それゆえ出番は女子の中では一番と言っていいほど少ない。フルネームが判明したのも最後であった。その結果が上記の扱いである。
結局自分などいてもいなくても変わらないのだろう、そんなクラスになぜ義理立てしなければいけないのかわからなかった。
「私は先生じゃない人と結婚したいの!」
その途端、皆の目の色が変わった。
「どうする?」
「千里、凶器沙汰は駄目だよ」
「仕方ないわね…。」
「なっ何?」
じりじりと寄ってくるクラスメートたちに円は尻込みした。三珠真夜がマリアに何か耳打ちする。マリアはうなずき、跳躍した。
「スキアリっ」
「あっ」
マリアは自身の運動神経を利用して、取り外し可能である円のお団子を掻っ攫った。
「ま、待って…!」
「今よ!」
クラスメートたちは次々円の体に襲い掛かり、押し倒す。
「な、何するのはなしてっ」
円は抵抗するが、大勢対一人ではかなうわけもない。あの加賀愛までも「すみませんすみません!」と言いながらのしかかってくるのだ。
「丸井ちゃんは先生じゃない人のところにお嫁に行きたいんですか。だったら…」
ぞくりとした。それは聞こえるはずのない、忘れかけていた人の声。
「先生以外にはお嫁にいけない体にしちゃえばいいんですよ」
「ふ、風浦さん、どこに…」
辺りを見回そうとした円の言葉は途切れた。唇が千里のそれによって塞がれたからだ。
「……んむっ!?」
千里の舌が口内を蹂躙し、舌がからめとられる。何とか振りほどこうとするが、大勢で押さえつけられていてかなわない。
初めてのキス。まさか同性に奪われるとは思わなかった。
「…ぷはっ」
唇を離した時、円は涙目になっていた。唾液の橋が二人の唇をつなぐ。
「うなっ!」
円が何か言う暇もなく、千里が円の服を引きちぎった。あっという間に覗いたブラも無残にはぎとられた。
「いやああああああああああああっ」
「すごーい。丸井ちゃんって胸も丸いんだ」
日塔奈美が感想…というか普通に滑った駄洒落を飛ばす。だがそれも無理ない事だった。そこには千里でさえ息をのむほど正確な2つの半球があったのだから。
0220某ネズミの嫁入り2014/02/21(金) 18:54:43.55ID:oIPrjNd7
「見ないでっ、やめてえ…」
クラスメートたちに胸を凝視される屈辱に、円は耐えた。
『半モブのくせしてんな胸してんじゃねーよ』
携帯画面にそんな文章を書いて見せたのは音無芽留。彼女のコンプレックスがそうさせたのだろう。千里も同じ顔をしている。
『だから、こんな胸オレがムチャクチャにする権利がある!』
次の瞬間、芽留はそんなおかしな論理を展開させて円の胸を鷲掴みにした。
「ふぁっ!?」
そのまま芽留が大胆にこね回すたびに、半球が滑らかに形を変える。
「ひゃううううっ、な、何を…」
さらに芽留は右の乳首に吸いついた。初めてとは思えぬ舌使いでそれを舐め、転がし、舌鼓を打つ。その間も芽留の手は左胸をもみ、乳首を弄っていた。
「はぁぁっ、ぁああああんっ」
『いっちょ前に感じてんなよネズミ女』
芽留が携帯画面にそんな文章を書いて見せてくるが、嬌声を上げる円はその意味を理解する余裕もない。目はトロンとして、口元はだらしなく涎が垂れる。

「うわー丸井ちゃんすごく気持ちよさそう」
そんな彼女を見て奈美は率直な感想を漏らした。
「奈美ちゃんもやる?」
「へっ?」
いきなり隣の小節あびるに振られ、奈美は面食らった。
あまり親しくない(ということはお土産を値踏みされたことで立証済みだ)クラスメートの胸を弄るなんて、普通の少女は決して経験しないものだ。
(ん、ということはこれで普通少女脱却ってこと!?)
常日頃から「普通は嫌だ、特別扱いされたい」と思ってきた彼女にとって、これは一世一代のチャンスに思えた。迷わずかがみこむ。芽留は空気を呼んで左胸から手をどけた。
「いただきまーす。はむっ」
「はぁん…いたっ」
悲鳴を上げたのは、奈美が強く歯を立てて左の乳首をかんだからだ。お土産の時の恨みがそこにはあった。
「いたいっ…ひゃ、ぁあん…」
自分の下で乱れる円は、奈美の嗜虐性を煽るには充分であった。
「丸井ちゃん?」
「ひ…とぉさ…助け…あんっ」
「単行本21集読んだんだけど、私へのお土産、値踏みどころかただでついてきたものを渡したんだってね」
「ご、ごめ…」
「許さないから」
「あうっ!」
言い放ってから、もう一度強く歯を立てて噛む。
自分が一方的に円を支配している。その優越感に奈美は酔っていた。
(すごい、私は神様かもしれない!)
0221某ネズミの嫁入り2014/02/21(金) 18:57:14.28ID:oIPrjNd7
「ひぁあああんっ…つっ…ぁああ…」
右胸からは快楽、左胸からは痛みを受け、円は混乱しながらも悶える。だがこれで終わりではなかった。
あびるの手がスカートの中にもぐりこむ。
「やだ、触ってもないのに濡れてる」
あびるによって下着が脱がされ、皆の間で回された。
「やめっ、返し…」
「うわ、ほんとにビショビショ!」
「胸だけでこんなに感じちゃったんだね。いつも一人でやってるの? まったくいやらしい子」
どこかで聞いたような台詞を薄ら笑いと共に吐くのは藤吉晴美。
「もしかして奈美ちゃんに噛まれるのも気持ちよかったとか? 丸井さんはマゾだったのね」
「ちっちが…ひぁっ」
丸裸になった尻に手を回したのは小節あびるだった。途端につまらなそうに言う。
「丸井さんにはネズミのしっぽが生えてるかもしれないと思ったのに」
「生えてるわけないで、しょっ…んぁっ」
断続的に与えられる苦痛と快楽。円の秘部からはなおも液が溢れる。
「じゃあ私が舐めるね」
あびるの長い舌が割れ目をなぞる。
「ひゃううっ」
「ずるーい、マリアも舐めたい」
「駄目、順番」
「あ、じゃあ乳首代わってあげる」
「私たちおもちゃ持ってるから」
円には今や、どれがどの少女の台詞なのかわからなかった。
視界がぼやける。目に映る、自分を襲う少女たちがだんだん同じ背格好、同じ髪形、同じ声を持つあの人物に似てくる…。

「やだなあ、いらない子なんかいるわけないじゃないですかあ」
「ふぁっ」
言いながら、クリトリスを甘噛みする。
「一見目立たなくても、実は役に立っていたなんてこと、いっぱいあります」
「ぁんっ」
言いながら、乳首を転がす。
「私たちへ組の仲間じゃないですか。私たちがそろってこそ、『風浦カフカ』なんです」
言いながら、性器に指を突っ込んだ。
「ひぁあああっ…」
深く差し込んだ指が、唐突にぴたりと止まる。
「あれ、丸井ちゃんもしかして初めてじゃない?」
「う…」
「もう彼氏がいたなんて。木野君?久藤君?面食いの丸井ちゃんのことだからさぞかしイケメンなんだろうなあ」
「うう…」
「…もしかして言えない相手?道ならぬ恋というのも…」
「うっうわああああああああああああんっ」
円は大声で泣き出した。
思い出してしまったのだ。自殺未遂の理由を。
0222某ネズミの嫁入り2014/02/21(金) 18:59:27.86ID:oIPrjNd7
もう何年前になるだろうか。「未来ニート」兄の部屋を訪れ彼を詰った時、激高した兄に押し倒され、破られた。
二次元にしか興味なかったはずの兄が、しかも実の妹に対して、こんなことをするなど思いもよらなかったのだ。ただ、「親がお前ばかり贔屓するから…お前のせいで…」という兄の言葉は覚えている。
自殺未遂から一命をとりとめて、いろいろあって2のへに編入。以来その記憶を封じ込め、何事もなかったかのように学校生活を送った。
あれから捕まることもなく相変わらずのニート生活を送る兄だが、二度と妹を襲うことはなかった。
さすがに罪悪感を覚えているのかもしれないが、あれ以来円の身に着けた「未来泥棒」と呼ばれるほどの運の良さも役に立っているのかもしれない。
入学時から身に着けていれば、千里のいる茶道部に仮入部することなんかなかった。

「辛かったのですね…」
誰かに身を預け、子供のように泣く円。その背中を撫でながら、誰かもわからない少女は優しく慰める。
「わすれて、たんです。わ、わたし、けがれてっ…も、もうおよめにっ…」
「やだなあそんなわけないじゃないですか。先生なら、どんな体だってお嫁さんにもらってくれます」
見上げるとそれは、確かに風浦カフカの顔だった。自身を見つめる母のようなまなざし。
「未来泥棒」の自分が避けられずここに来てしまったのは、運命なのだろう。
円はゆっくりとうなずき、目を閉じた。
「おめでとうございます…17人目のお嫁さん」

終わり
0223某ネズミの嫁入り2014/02/21(金) 19:00:56.50ID:oIPrjNd7
ちなみにこれのひとつ前の加賀ちゃんの話を書いた者です。
あれから一年近く経って新連載も始まっているのに、一つも投下されていないことに絶望した。
(って自分も新連載の話書けないけど)
お目汚し失礼しました。
それと自分は保管庫にある木野君が奈美で告白練習する話が好きです。
0224名無しさん@ピンキー2014/02/21(金) 19:54:12.19ID:JjB3uoWX
お疲れ
0226名無しさん@ピンキー2014/03/11(火) 18:39:11.02ID:bcMXEjc7
それぞれのキャラが活き活きしてる分、ラストにみんなカフカちゃんになる様にいろんな意味でゾクゾクきました!
カフカまみれな円が目に浮かんだ!! >>223氏乙です!
0228傷跡2014/04/10(木) 14:15:51.24ID:pqkYdKsr
動物たちが好きだ。
彼らと触れ合うのが好きだ。
好きなことをしているのだから、その代償など厭わない。
だけど周りはそれを許さない。
「あびる、動物園のバイトはもうそろそろやめたらどうだ?女の子がこんなに体に傷をつけて、お嫁に行けなくなったらどうする」
そうお父さんに言われるのは何度目だろうか。昨夜も一緒にお風呂に入っているときに大喧嘩になり、ついまたお父さんを殴ってしまった。反省しないと。
わかっている。お父さんも心配なんだって。いまだに時々一緒にお風呂に入って、そのたびに傷を増やしてゆく娘の体を見ているのだから、なおさらのこと。
「あびるちゃん、漫画読んでるの?」
奈美ちゃんが興味津々に覗いてくる。
「藤吉さんから借りたの?」
「ううん、家から持ってきた」
彼女から借りたのなら十中八九少年漫画かBL漫画になるだろうが、生憎私が持っているのは少女漫画だ。
「どんな話?面白い?」
「まあね。ヒロインは火事で体に火傷を負って、それをずっとコンプレックスに思ってたんだけど、それをヒーローは『綺麗だ』って言ってくれるの」
そう、今の私には他人事とは思えなかった。傷を含めて、ありのままの私を受け止めてくれる人が現れることをずっと前から夢見ていた。もっとも傷ついた経緯がヒロインと私では違うのだけど。
「へえ、ロマンチック。でも意外だな。あびるちゃんみたいにクールな子が少女漫画好きだったなんて」
屈託なく笑う奈美ちゃんは、「あ、でもしっぽ好きのほうがよっぽど意外か」と付け加えた。なぜ誰もしっぽの良さに気付かないんだろう。あんな可愛らしい器官、人間にないのは凄く勿体ないのに。
0229傷跡2014/04/10(木) 14:20:37.35ID:pqkYdKsr
「カフカさん、カフカさん」
呼ばれて気づく、目の前には糸色先生。私たちは生まれたままの姿で布団の中。
そうか、今日は私の番で、私達褥を共にしている最中だったんだ。
「なんですか先生?」
私の口から発せられる声は、自分のモノとは思えないほど高く朗らかだ。
「言わせるんですか?まったく…あなたが、しごいてください」
「はい、先生」
朗らかな声が答え、私は言うとおりにする。
「綺麗ですよ、カフカさん」
先生は私に語りかけ、私の体中撫でる。傷跡など全く気にせずに。感じるたび私は細い声を上げた。
私の目を覗き込み先生は言う。
「その瞳、角膜…とても綺麗な色です」
ああ、とため息をつきたくなった。
角膜を褒められるのが嫌いなわけじゃない。このオッドアイだって、包帯で隠していた私のコンプレックスだった。それにこの角膜は私の命を救ってくれ、私を轢いた犯人を見つけてくれたものだ。感謝している。
だがこうも思うのだ。先生は私を通して「あの子」を愛でているだけなのだと。
お嫁には行けた。かねてからの想い人、先生は優しく抱いてくれる。十分幸せなはず。なのに、先生は「ありのままの私を受け止め」てくれるどころか、見ようとすらしない。私の傷なんて、どうでもいい。
わかっていたはずだ。ずっと…。
「うっ…イキます、中に出しますよ、カフカさん」
私の体も熱い。先生のモノが私の中をかき回す。イク前にと、私は先生を抱きしめ、言った。
「先生…ぁあんっ…角膜だけじゃいやですっ…」
「か…カフカさん?」
「はぁんっ…傷跡…んっ…傷跡綺麗って言ってください…!」
ここでの生活で、もうずいぶん動物たちと触れ合っていないため、包帯も取れ、傷もだいぶ治りかけていた。
このまま完全に治ってしまう前に、かつて私が少女漫画を通してみた夢を訴えかける。
先生は優しく笑い、うっすら残る傷跡を撫でながら囁いた。
「綺麗ですよ…その傷跡」
その瞬間、私の体はびくりと大きく跳ねた。中に熱い液がぶちまけられる。余韻に震えながら私は大きな多幸感を味わっていた。
この島に来てから私は何度となく先生と体を重ね、何度となくイったが、これほどまで幸せな絶頂はなかった。
ああ…叶った。それがたとえ先生の本心ではなかったとしても。一瞬だけでも「彼女」ではない私を見てくれた。
「中に、いっぱい出してしまいましたね。また子供ができてしまうのでしょうか…」
「きっと可愛い赤ちゃんができますよ」
私とも「彼女」ともつかない声が答える。
「先生、愛してます」
「私も愛してますよ。カフカさん」
唇を重ねながら考える。私以外のみんなはこうしたことに――先生が愛しているのは私達でないことに、悲しんだり不満を持ったりしないのだろうか。思っても黙っているのだろうか。まといちゃんは?霧ちゃんは?千里ちゃんは?奈美ちゃんは?加賀ちゃんは?
ああ、隣の部屋で泣き声が聞こえる。のぞむが愚図ったのだろうか。
「やっぱりあなたの瞳は綺麗です」
先生の言葉に今度は反発を覚えず、純粋にうれしかった。
傷跡も消え、動物とも触れ合わなくなり、尻尾にさえだんだん興味をなくし、これから私は名実ともにカフカちゃんに近くなる。そうすれば苦しむことなんてない。
だけどせめて、「傷跡が綺麗」そう言われた時の嬉しさはずっと覚えておこう。それくらいは許されるよね、カフカちゃん?

end
0231名無しさん@ピンキー2014/05/22(木) 20:58:12.03ID:HKWYDF+Y
まといとあびると倫の3人と3日3晩くんずほぐれつしたい
0236名無しさん@ピンキー2014/09/09(火) 17:14:44.50ID:i3jtGXxB
ふと久米田先生の書く漫画には優しい大人が多いなと思った
0240名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 10:27:47.43ID:3AVk99wi
絶望先生の夢を見てカキコ

切ない系が似合うねというか、銀河鉄道の夜っぽいなにかがあった
0241名無しさん@ピンキー2016/12/19(月) 20:44:37.79ID:4Xk5wU+A
久しぶりに絶望先生を読んで千里の余りの可愛さにカキコしにきた
あんな可愛い子が何で疎まれていたんだろうか
0245名無しさん@ピンキー2021/01/02(土) 19:22:28.94ID:BO9OVUHs
実録:この夜、こうして、姫ちゃんが仕込まれた!

 希望。
0248名無しさん@ピンキー2021/01/08(金) 21:58:06.78ID:E2rJnFrK
これ男女逆で、
女性エロマンガ家とショタだったら…

 なんかゴハンが進むかも
0251名無しさん@ピンキー2021/01/10(日) 17:02:51.64ID:u/kkh2l5
そんな薄い本自宅に置いたら、ショタにBL漫画家だってばれるじゃん!
0253名無しさん@ピンキー2021/05/29(土) 14:20:55.81ID:HLmGSPH8
りえりー×くめた先生の中の人ナマ物薄い本を書く羅砂さん。
0254名無しさん@ピンキー2023/01/10(火) 03:21:38.92ID:ilgyc9qi
このスレはウーミンに監視されている
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況