【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B11F
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0001名無しさん@ピンキー2013/07/27(土) NY:AN:NY.ANID:VDtQ73qV
君の目の前に開かれているのは、
DS・3DS用ゲーム「世界樹の迷宮」シリーズの二次創作スレッドだ。
君はこのスレッドを覗いてもいいし、このまま閉じて立ち去ることも出来る。
もちろん、自分でSSを書いて投下しても構わない。

なお『新・世界樹の迷宮』は、世にでて間もない為
特に新世界樹のストーリーモードを題材とした冒険譚を
SSとして投下予定の冒険者は、後進の冒険者に配慮して
『新・世界樹の迷宮 ○階(階層)以降のネタバレあり』
などと、ネタバレの有無を投下前に明記する事を強く推奨する。

準備が出来たのなら
さあ、剣を抜いて戦いたまえ!(性的な意味で)

前スレ
【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B10F
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1277035091/

過去スレ
【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B9F
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1268490575/
【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B8F
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1235796944/
【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B7F
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1215240832/
【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B6F
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1204886546/
【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B5F
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1195402711/
【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B4F
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1179583286/
【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B3F
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1174360480/
【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B2F
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1171538580/
【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B1F
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1169308514/

保管所
ttp://www50.atpages.jp/eparo/sq/
0004名無しさん@ピンキー2013/07/28(日) NY:AN:NY.ANID:1FjtpXJh
頭巾ソド子と金ソドで一本。短いのにまだ途中で申し訳ない

月明かりの中で
ttp://www50.atpages.jp/~eparo/sq/9/1374992724
0007名無しさん@ピンキー2013/08/02(金) NY:AN:NY.ANID:AbIGag3p
ハイランダー一人でシリカと樹海探索に行って延々とセクハラしたい
0008名無しさん@ピンキー2013/08/07(水) NY:AN:NY.ANID:iwf5e1r1
というかあの依頼あらゆる面でかなりやばいよな。安全にへの関心弱すぎる
0009名無しさん@ピンキー2013/08/16(金) NY:AN:NY.ANID:8skKJZBU
小さい方でいいからドリカちゃんやシリカちゃんがお花摘む話が読みたいな
0012名無しさん@ピンキー2013/08/31(土) NY:AN:NY.ANID:fke9xf9Q
この板即死判定ってあったっけ
勢いなら0.1以下のスレが50くらいあるような
001342013/09/01(日) 01:44:05.94ID:q77/OplJ
頭巾と金ソドのを終わらせました

ttp://www50.atpages.jp/~eparo/sq/9/1374992724
0015名無しさん@ピンキー2013/09/04(水) 23:33:46.64ID:BhzLFtBC
前半と後半とで文章密度に大分差があるような…
ともかく完結乙
0017名無しさん@ピンキー2013/09/18(水) 18:16:58.66ID:noRWVNdL
ラクーナさんの「逃がさないわよ♪」ってえろいな。
普段ぴりぴりしてるサイモンくんをリードしてやるとかおいしいかもしれない

いやおねショタ派だからアーサー推しだが
0019名無しさん@ピンキー2013/09/29(日) 22:11:04.73ID:E3kpxagz
金ソド(♀設定)が樹海のモンスターにあんな事やこんな事をされて最後には出産までしてしまう





と言う展開だけ考えた
0021名無しさん@ピンキー2013/10/03(木) 20:27:12.27ID:519uNQOw
ハイランダーが出てくるときって汎用ネームみたいなのあるかな
0025名無しさん@ピンキー2013/10/05(土) 18:15:22.88ID:WTUTAuKY
雑誌とかの記事でなんて名前になってたっけ
アトラスとかだっけ
0028ユリスキー ◆H2Dl8U6Qiw 2013/10/08(火) 16:26:40.68ID:x6DWCMmq
お久しぶりですユリスキーです。
新作『悪虐の姫と暴虐の終宴(仮題)』を書き始めるにあたって、前作の加筆修正をしてみました。
修正が入っているのは後編だけですがよかったら前編も併せて読んでみてください。

悪虐の姫と暴虐の宴 前編
http://www50.atpages.jp/~Eeparo/sq/8/1337673654
後編
http://www50.atpages.jp/~/Eeparo/sq/8/1337673697

新作はかなり長い話になりそうなので完成まで1ヶ月以上掛かりそうです。
来月中には完成させるつもりなのでしばらくお待ちください。
0033ユリスキー ◆H2Dl8U6Qiw 2013/11/26(火) 17:16:55.02ID:cRzCKGWY
こんばんは、ユリスキーです。
新作が完成したので投下します。
>>30に輪をかけてハードというか悪趣味な内容なのでご注意ください。

悪虐の姫と暴虐の終宴 前編
http://www50.atpages.jp/~eparo/sq/9/1385451820
中編
http://www50.atpages.jp/~eparo/sq/9/1385452051
後編
http://www50.atpages.jp/~eparo/sq/9/1385453017

とりあえずこれで手持ちのネタは出し尽くしました。
また何か新しいお話が浮かびましたらお会いしましょう。
それでは。
0035名無しさん@ピンキー2013/12/01(日) 08:46:22.49ID:Vo3ImR+l
混乱でパーティ皆殺しにしちゃって二人だけ残って失意の中云々ってのはどうかな
0044名無しさん@ピンキー2014/02/26(水) 16:26:37.39ID:usJ2ZsVU
イラスト的にはWがブヒれますよね。
ということでW書いてまーすブヒ。
ひむかいさんはあんまりフトモモ描かないよねーブヒ
0045442014/03/05(水) 12:12:13.68ID:MXhkl1Ss
というわけで投下しますビフ。
あしまった逆だったブヒ。



★ソードガールの受難

ギルド「トライチャージ」

クレア・ソド♀1 LV7
ネル・・スナ♀1 LV5
リカ・・メデ♀1 LV6



Scene 1

〜碧照の樹海 1F〜

「んあっ、はっ、あぅ、んん……」

 ……それはおもわず眼を背けたくなる光景ではあるがさしてめずらしいことではない。
 森の破壊者がソードマンの少女を嬲っているのだ。
 また少女のほうも森の破壊者に合わせるようにして腰を振り、快楽を享受しているように見受けられる。

「ひぅ…はぁ! あぅ、あぁっ、やぁ!!」

 涙と涎を垂らし、全裸に近い恰好で犯されながら、少女は後悔していた。

(……なんで……もっと慎重になれなかったんだろう)



Scene 2

「……この木には魔物を引き寄せる性質がありますね」

 メディックの少女・リカが眉間にしわ寄せつぶやく。

「じゃあここにいればいい修行になるね!」
「いやいや、今の我々のレベルでは離れるのが普通かと」
「……死んだら何も残らない」

 ソードマンの少女・クレアの短絡的な発言に、リカとスナイパーの少女・ネルが落ち着いた突っ込みをいれた。

「あ、あはは……だよね。うん、知ってた」
「……脊髄反射的な発言、ダメ、絶対」

 後頭部をかいて苦笑いするクレアにネルはジト目をむける。

「ともかく、慎重になりすぎるということはありません。我々は迷宮初心者。何が起こるか分かりませんから、ゆっくり歩を進めていきましょう」

 リカが明確な意思を感じさせる発言でその場をまとめ、二人はうなずいた。
0046442014/03/05(水) 12:13:58.47ID:MXhkl1Ss
Scene 3

(……せっかくリカが忠告してくれたのに、私は……)

 そのリカとネルはともども帰らぬ人となり、自身は獣にレイプされている。
 こんなことってあるんだろうか。
 クレアはどれだけ自責の念にかられても無意味な気がしていた。

「んあっ、はぅっ、ひゃぁん!! ……ふ、あ?!」

 ビクン、と自分の肢体がわななくのがわかる。
 獣の逸物によって犯され、感じ浸り、あまつさえイかされそうになっている。
 認めたくなかった。

「ひいっっ!? い、いやっ、いやぁ!! あうぅぅぅ!!」

 自身の鼓動や快感とともに、森の破壊者も激しく腰を振りはじめた。
 少女のあえやかな嬌声と、獣の陰茎が淫靡に出入りする濁音が、のどかとも言える景観の樹海にひびきわたる。
 もう昇りつめてゆく気持ちを抑えようがない少女が、人としての尊厳をすてて喘ぎ、恍惚の表情をあらわにした。

「ひゃう! ……はぁぁぁあ! んあぁっ!! ……ひやあぁぁぁんんッ!!」

 魔物の巨躯にガシっと抱きついて瞑目し、至高の快楽を得たクレア。
 魔物より先に絶頂した証左に、いまだ陰茎が挿入っている膣口から愛液が漏れでてきた。

 ドプッ!!

 そして森の破壊者もすぐに射精する。
 溢れんばかりの濃厚な白濁液がクレアに注がれ、人間が排出するのとは比にならない量が二人? の足元にこぼれだした。

「あぁぁぁあ…………あ、あつふい……あつひよぉ……」

 だらしなく開いた口からは……よだれとともに、だらしなく愉悦にみちた声が洩れだしてきた……
0047442014/03/05(水) 12:15:30.11ID:MXhkl1Ss
Scene 4

 メキメキ……ドシャア!

「ひ、ひぃ!」
「く……」

 だから近づくなって言ったのに――と言いたげに天を仰ぐリカ。
 見事に破壊された丸太を踏みしめて、恐ろしい巨熊の魔物が姿をあらわした。

「に、逃げよう! 早く!」

 ネルもリカも事の発端であるクレアのセリフにわずかの間、眉目を歪ませたが……

「あとでちゃんと話しあいますからね、クレアさんの処遇については」
「……今は詮無い」

 そこはそれ、一瞬で切りかえた。

「――って、こいつら! どけやクソがッ!」自然と出るリカの悪罵。

 熊に背をむけ逃走をはかる三人の眼前には、森ネズミとボールアニマルが二匹づついたのだ。
 クレアは鬼気迫る顔で森ネズミにリンクフレイムをぶつけ、そこにネルの放ったロングショットが命中し一匹討伐する。

「………………」

 後悔だけはしたくなかったクレアはすぐに後方をふりかえり、仲間の無事に安堵し、単騎で森の破壊者へ駆けていった。

「ちょ、っと! クレアさん!?」
「ちっ……」

 驚きうろたえる仲間を横目に、クレアは盾を振りかぶって熊の腕めがけておもいっきりぶつける。
 熊は予想外の攻撃にややひるんだようにもみえたが、次の瞬間、ふたりは驚愕した。

 ドフッ……ガシャッ

 にぶい音がしたかと思えばクレアの身体が宙を舞っており、そこらの草木の中に姿をけしたのだ。
 まさに一瞬の光景であり、おおよそパワーブレイクの効果など感じることはできなかった。

「……ブツブツブツ(あんの猪突猛進野郎が……くそ……こんなところで死んでたまるかよ……)」
「クレア…………」

 リカとネルはそれぞれショックをうけたが、そのいとまは殆どあたえられない。
 森の破壊者が大きな咆哮を上げ、ふたりに鋭い眼光をさしたのだ。
 それは二人の戦意を喪失わせるには十分であったが、絶望に身を任せることは冒険者としての矜持が赦さなかった。

「……ネルさん、どちらが封じやすそうですか」
「…………脚を封じる」
0048442014/03/05(水) 12:17:59.92ID:MXhkl1Ss
 スナイパーの少女は低い声音で断言する。

「……とにかく、逃げよう。今は命を最優先に行動しないと」
「分かりました――ふんっ!」

 すぐ傍までせまってきていた森ネズミにへヴィストライクを叩き込み、その隙に二匹のボールアニマルの襲撃をうける。
 いまは多少の負傷に構っているヒマはない。

「………………」

 ずん、ずん、と無造作に接近してくる破壊者に戦慄を覚えつつ、ネルは腕に比べると細い脚めがけて矢を奔らせた。
 レッグスナイプはしかし、失敗した。
 両膝や脛ではなく大腿部に刺さってしまったのだ。
 ネルの面からさっと血の気が引いた。
 死を覚悟し、瞼を閉じる。
 ……しかし、一向にその瞬間は訪れない。
 嫌な予感はしたが、ゆっくりと眼を開ける。

「…………――ッ」

 言葉にならない。
 このような光景を両眸にうつす覚悟はできていたはずだった。
 リカは、胴体を真っ二つに裂かれ、惨たらしく殺されていた。
 生々しく肉をひきちぎる音も聞こえていた。
 ネルの双眼には自然と涙が溜まっていた。

「……がああぁぁアアアァ!!」

 少女は、ふだんの物静かな様相をかなぐりすてて吠え、弓を引きしぼった。
 されどその矢を放つことはかなわず。

「あ…………」

 武器を弾き飛ばされた事実に呆けたあとには、衝撃が待ちうけていた。
 熊の爪は少女の首に易々とめりこみ、そしてすぐに引き抜かれると、赤々とした鮮血がネル自身にもよく視えるほどに噴出した。

「ガひゅっ」

 視界がブラックアウトし、ドサっとあお向けに倒れる。
 呼吸がままならず、その激痛と辛苦に悶えるが、すでに意識があやしくなっていた。

(…………これで……おわりか……)

 少女は、後悔ばかりしてきた短い生涯を振り返る。
 両親には一緒に住んでいた時でさえ迷惑をかけっぱなしだったのに、冒険者になってからも何も返してあげられなかった。
 ……便りすらも。

(せめて、何か形になるものを遺したかった――)
 
 それを最後に、ネルの意識がふたたび戻ることはなかった。
0049442014/03/05(水) 12:20:56.23ID:MXhkl1Ss
Scene 5

「…………はぁ…………はぁ…………はぁ…………」

 行為に満足したのかなんなのか、到底理解が及ぶところではないが、魔物はクレアを殺さずに自らの住処に引き上げていったようだ。

 残されたクレアは。
 仲間を失った虚無。
 背信の快楽。
 その余韻。
 ……今後の展望。

 やるべきことは山ほどあるが、今はとにかく…………

(休みたい……)

 森の茂みの中で、ほぼ全裸に近い状態で、少女は眠りに落ちようとしている。
 正直にいえばいまは何も考えたくないだけだったが、こんなことがあってもクレアはまだ冒険者を続けるつもりでいた。
 それが彼女の、ひいては人間の愚かさと‘らしさ’でもあるのだが――――

「うげ……なんだこりゃあ!?」

 人の声が耳朶をうち、少女は思わず身をすくめた。

「ひでえな、女の子がふたりも殺されてるじゃんよ」
「確かにもったいねえな」

 男の声だけだった事実が、彼女の心を沈鬱にさせる。
 もし男だけで構成されたギルドに見つかったらどうなるか、考えただけで寒気と怖気で震えがおさまらない。

(ま、まさか、ね…………このまま見つかって、拉致られて、ああしてこうして、なんてこと…………あるわけ)

 ガサッ――――身を隠していた草木がどけられ、クレアと男達の眼が合う。
 一見したところ七人という大所帯だが、いずれも冒険者――いわゆるソードマンやメディックなど――ではない。
 どうみても堅気のものではなく、有体にいえば悪党にしかみえなかった。

「こりゃ高く売れそうだな」
「ああ、ちがいねぇ」
「さっそく持ちかえ――――……え゛?」

 ……彼らはさぞ仰天したことだろう。
 一見戦闘力をもたない裸身の少女が、隠し持っていた突剣で――それも眼にも留まらぬ速さで喉を一突きにしたのだ。

「こ、こいつ!」

 彼らに武術の心得がなければ切り抜けることは難しくはない。
 そう自らに言い聞かせたクレアは、手近にいる男へふたたび突剣を奔らせる。

「あがっ」

 まるででくの棒のように少女の突きを受けてしまう男たち。
 魔物と比べれば彼らなどかわいくすら思える……などと考えていた矢先だった。

「――あぐぁっ!」

 ドフッ、というにぶい音とともにクレアはうつ伏せにドサッと倒れこむ。
 後ろから背中に鈍器の一撃を受けてしまったようで、呼吸器官にダメージを負った。

「う、あ……ゴホッ、ゴホッ……――ッ!」
0050442014/03/05(水) 12:22:25.28ID:MXhkl1Ss
 その瞬間、少女はもがこうとしたが、大の男四人に四肢をつかまれては何もできない。
 相手の数が多すぎた所為での敗北だが、このまま終わりたくはなかった。

「手間ぁかけさせてくれるねぇ……」

 ひときわ据わった声の主がつぶやく。
 ……どうやらこんな小悪党の集団にも首領が存在するようだ。

「……キレイなカラダぁしてるねぇ。見たところ魔物にやられちゃった後なんだろうが、それでもここまでカワイイとはねぇ……」

 クレアはなぜか声を聞いているだけで全身を舐めまわされている錯覚に陥り、強烈な怖気がした。
 まさかそれが現実のものになるとは少女も予測していなかった、が故に……

「――っ!!?」

 実際に背中を舐められた時は思わず身体をぴんと反らしてしまった。

「うぅん、感度良好?」
「…………!」

 言下にも男はクレアの背中や肩に舌を這わせている。

(こ、こいつ…………)

 少女は屈辱にふるえ、歯噛みする。
 男たちにつかまれている腕も脚もびくともせず、まるで磔にされているような気分になる。

「……あおむけにして差し上げなさぁい」
「…………!」

 鶴の一声でもひびいたかのように、男達は少女をあおむけの姿勢にさせる。
 それでいて腕や脚はつかんだままなのがクレアには不可解だった。

「あらぁ…………」
「! ぐっ……」

 首領の目線に気づき、クレアは頬を染めて顔をそむけた。
 熊に犯されたあとのクレアのそこは、赤かった。
 最中はわからなかったが、そうとう無理やり抜き差しされたゆえに出血してしまっていたのだ。

「ちゃんと拭かないとねぇ……」

 どこからか出した白地の布を水でぬらし、それを少女の局部にあてがう中年の男。

「――あっ!」
「ぅん? 痛くしちゃったかな。ごめんねぇ…………それとも、感じちゃったかなぁ?」

 身体を撫でるような男の言葉に身震いを禁じえない。

「ぅうん、それにしても……本当にキレイなお花だねぇ」
「えっ……!」

 クレアがびっくりする間はほとんどなく、首領は少女の股座に顔をうずめていた。
 恥辱に耐えきれず眼を閉じてしまう。
 男は匂いをかぎまわりながら太ももをやさしく舐め、徐々にその中心にせまってゆく。
 変態に肢体を舐めまわされているというのにえもいわれぬ感覚をおぼえてしまっている。
 その事実に自己嫌悪を感じつつ、少女は先刻の熊に犯されたときのことをおもいだす……
0051442014/03/05(水) 12:23:56.60ID:MXhkl1Ss
Scene 6

 ガサガサと草木をかき分ける音でクレアは眼をさました。
 頭と記憶とが朦朧とする。
 今しがた自分は茂みの中でうつぶせに倒れ伏していたようだが――

「!!!」

 魔物と対峙した。
 森の破壊者と呼称される、樹海に生息する危険な熊の魔物だ。
 クレアは瞬時に全てを思いだした。

(――みんなは?!)

 少女が疑問を呈するのと熊の腕がふるわれるのはほぼ同時だった。

「ぎゃあっ!」

 とっさに盾でガードしたものの、ふたたび身体ごともていかれてしまう。
 さっきと違いなんとか受身はとったが、クレアは自身の現状に気づく。
 非常時ゆえに無意識に体を動かせてはいるが、ダメージの累積はそうとうなものであること。
 なにより、先ほどから熊の後ろにちらつく元仲間の遺骸…………

(ネル……リカ…………)

 自分はここで死ぬのか。
 そう考えたら、すべてがどうでもよくなってきた。
 この状況でこの先生きのこるなど到底不可能だろう。

 熊が迫ってくる。
 少女は無抵抗に立ちつくした。
 いっそのことひと思いに殺してほしかった。
 が、魔物はまったく予想外の行動をとった。

「…………え?」

 ビリ、ビリビリ、と破かれていく少女の服。
 唖然として声もでないまま、クレアはほぼ全裸に剥かれてしまう。
 少女は慄然とした。

 熊の太いうでがせまってくる。
 しかしそれに殺意はなく、クレアの体をやすやすと抱きかかえたではないか。
 普通ならそのまま喰い殺すのだろうが、森の破壊者が顔を近づけたのは未だ膨らみも淡い胸部だ。
0052442014/03/05(水) 12:25:06.75ID:MXhkl1Ss
「や…やめっ………」

 少女のおもては真っ赤になっていた。
 この上ない屈辱と、形容しがたい喪失感。
 熊は舌を出し、まるで人間の男がするように、クレアの胸の先端をペロペロと舐める。

「あ゛っ――!」

 ‘予想通り’、強烈な衝撃が少女の身体にしみわたる。
 元恋人がいる時は性行為するたび乳首を責められまくったせいで、別れてからも自分で乳首をいじるようになってしまったのだ。

 じゅるる…ぴちゃぴちゃ、ちゅうぅ…

「んぁっ! くぅ……ひぃん! あく……んあぁッ!!」

 我慢しきれるわけもなくもれ出てしまう嬌声。
 魔物に犯されて感じてしまっている背徳感もあわさってか、余計に快感をおぼえてしまっていた。

「だ、あっ! だぇ……い、ひあ! くふぅ……あぁん!!」

 感じたくないのに感じてしまう。
 その事実にひたることで更に敏感に感じてしまう。
 さらに、熊はツメで少女の乳首をこするように愛撫しだした。

「いぎっ―――!!」

 電流がほとばしるかのような強烈な快感。
 コリコリ、コリ、コリ……まったくリズム感がない想定外のタイミングで責められるので身構えることもできない。

「ひぎっ、いっ、んやぁ! はぅうっ!! ………―あぁぁァ!!」

 理性が飛んでいってしまいそうな気持ちよさ。
 胸だけでこんなにも感じてしまうのに、下腹部まで責められたらどうなってしまうのか。
 ――という少女の考えをまるで見透かしたかのように、魔物は突然責めを中止し、クレアを草むらに横たえる。

「え…………」

 頓狂な声をあげつつも、クレアは自身の両腕が熊の左腕によって頭上に拘束されている事実にきづく。
 拘束されているのは腕だけなのに、他の部位を動かそうという気力はもはや皆無にひとしい。
 熊の右腕が下腹部にむかって伸びてきたからだ。

「ひっ……!」
0053442014/03/05(水) 12:41:28.31ID:MXhkl1Ss
 恐怖にふるえる声のなかにも愉悦が隠しきれない。
 一度は足を閉じようとしたが、熊の腕がそれを制するともう抵抗する意志も見られなくなった。
 ……彼女の名誉のため記すが、快楽におぼれたわけではなく、ただ助かりたい一心があったためだ。

「いあっ!!」

 大人しく犯されることで魔物が満足し命拾いするのであれば、復讐の機会をもつ事ができる。

「くうぅ……んぁ……」

 熊のツメに花をやさしく愛撫され、甘い声を発しながらも、少女はふたりの仲間のことを想っていた。
 今は敵わなくても、いつか必ずあなた達の仇を討ってやる、と……

「ひぅ………あぁっ……んはぁ…!!」

 くちゅくちゅ、ぬちゅぬちゅと微かに聞こえてくる淫らな濁音。
 熊のツメは少女の愛液で濡れそぼっていた。

「くっ――い、いまはっ! あくっ……せいぜいっ……――やぁん!! 調子に、のってろ……っ」

 クレアは抗えない快感に身を任せながら魔物にいい放つ。
 森の破壊者もずっとクレアの表情を見つめていた。

「けどっ、ちかいぅちに、ひあん! ――か、かならずぅ、お前をっ………ひゃあぁあ!!」

 偶然、少女は責められると弱い膣内のポイントを突かれてあえぎ、ぷしゃっと愛液をふきだす。
 それをさとったのか、魔物はたてつづけにそこを責め立て、くちゅくちゅくちゅと連続して淫音を鳴りひびかせた。

「きゃああぁぁああぁ!!」

 熊がツメをくいくいとナカで動かすたびに少女ががくがくふるえ、透明の液体がぴゅっぴゅっと宙をまう。
 飛びそうな意識とこの上ない快感の中、クレアはよだれと涙を流していき果てる。

「はぁ…はぁ……はぁ……はぁ………!」

 息をつく間もほとんどなく、魔物はクレアの両脚をつかんでひらく。
 クレアの目のまえにあったのは森の破壊者の逸物だ。
 それでも、彼女は心にちかう。

(生き延びたら、絶対に殺してやる。おまえなんか歯牙にかけないほど……強くなってやる)

 クレアの修羅の道はここから始まった。



 END



三人プレイ楽しいです。
3P楽しいです。

3P愉しいブヒ
0054442014/03/09(日) 04:47:55.52ID:JevakcJh
遅ればせながらユリスキー様のSS読みました。
思ってることと言ってることが逆な姫様にちょっと笑っちゃったブヒ。
最後の絶望的展開はリョナい感じで震えちゃったヒブ……
0055442014/03/15(土) 05:42:12.21ID:JyYApZwc
ここは貸し切り銭湯ブヒ?w
反応なくてもどんどん投下してくブー



★淫蕩の褐色母娘

ギルド「カタストロフ」

アルベルト…フォト♂1アナザー LV22
アルテミス…ダン♀2      LV22
エステル……ダン♀1アナザー  LV18
アティ………シカ♀1アナザー  LV20



Scene 1



『近づかなければ危険はない、などとなぜ思い込んだ』

 そんな天啓が耳朶を打ったような気がした。
 いや、この場合は‘天忠’か。

「おとうさん……どうしよぉ」

 エステルが震え声で話しかけてくる。
 初めて踏みしめた大地で、見知らぬFOEに遭遇してしまったとなれば怯えるのも仕方ない。

「……アルテミス、君は私のとなりでガードタンゴを」
「わかりましたわ」
「エステル、後方でリジェネワルツをたのむ」
「……うん!」
「アティ……盲目の投刃だ」
「………………」
「……アティ!」
「…かったよ……」

 こんな時まで反抗的なのは本当に困ったものだ。

「……さぁ、来い!」

 棍棒をかかげ、眼前の魔物を挑発する。
 もくろみどおり、やつは私に向かって突進してき――!?

「ぐハッ……!」

 ば…………馬鹿なっ……。
 盾を構えたというのに、この程度しか衝撃を緩和できない、だと……?

「あなた!」

 シャラン――アルテミスはややあわてつつもガードタンゴをおどってくれる。
 もし彼女に攻撃が来ていたら……
0056442014/03/15(土) 05:43:48.07ID:JyYApZwc
「りじぇね!」

 エステルはリジェネワルツを。そして――
 ザクッ、と羊の首元に刺さった短刀は、しかし効果が現れない。失敗か。
 しかしこいつ、見た目以上にパワーがあるようだ。
 さらに守りを固めたうえで…逃げるのが賢明だろう。

「アルテミス、リジェネワルツを!」
「はい!」
「エステル、ガードタンゴ!」
「うん!」
「……アティ、再度盲目をねらえ!」
「……ふんっ!」

 私の命が行き届くまえにアティは羊にむかって投刃した。
 短刀はふたたび羊の首元にささったが、やはり効果はないようだ。

「……防御陣形ッ!」

 いまはアティのことに気を回している場合ではない。
 とにかく逃げ切らなければ。

「元気になあれ!」
「がーど!」

 アルテミスとエステルがそれぞれさらなる踊りを舞い、万全の状態だ。
 さあ、来い羊よ。
 次は余裕をもってうけてやる。


 キュイィィィィィィィィ…………ン


「……ぬ、あ!」

 魔物の眼をみた私は意識を失いかけた。
 ……見まちがいか? やつの瞳……あれはまさしく――

「やはりか……」

 後方を振りかえれば予想通りの光景が広がっていた。
 女たちはみな意識を失っている……
 ならば、私が代わりに全ての攻撃を受けねばなるまい。

「来るがいい、気違いシープめが!」

 アルテミスをディバイドガードした私に、魔物は突進してき――

「ぐはッ!」

 尋常ならざる衝撃がぶつかってきた。
 なぜだ……どういうことだ……まだレベルが足りなかったのか?

「くっ……ホーリーバッシュ!」

 聖なる打撃を羊にぶつけたが、そのやわらかい毛並みに衝撃を緩和されてダメージが通らない。
 私が距離を離すまえに魔物は頭をもたげてきて――――ゴギュ
0057Scene22014/03/15(土) 05:47:30.88ID:JyYApZwc
 ……すごく、ねむい。
 みっかぶんくらいねてた気がする。
 なのに体がだるい。
 おきあがって目をこすこす、前をみると……

「…………え?」

 アティおねえちゃんがヒツジのモンスターと戦ってる。
 いや、それより先にあたしは見てしまった。
 でも、なんどもそれが映らないように必死にアティおねえちゃんの方だけをみる。

「……ふふふ」

 なぜか、あたしはそのちいさな笑い声にびくっとしてしまう。
 それほどおかあさんの笑いかたは……コワかった。

「ねえ、エステル? こういう時って、どうすればいいのかしら」
「え…………」

 おかあさんは泣いていた。
 ものすごいたくさんのなみだをこぼして、泣いていた。

「……わたくしは生涯アルベルト様についてゆくと誓ったのに」
「………………」
「俄かに信じられないこと、ですわ。ええ、きっとこれは、そう…………夢」

 どん――――がさっ。
 アティおねえちゃんがふきとばされて、がけの下におちてすがたが見えなくなった。
 ヒツジのつのに血がたくさんこびりついている。

 怖いよ。悲しいよ。でも、このままじゃ死んじゃう。
 あたしはたちあがって剣をかまえる。
 でも、おかあさんはへたりこんだままあたしの手をつかむ。

「エステル、じっとしていましょう。そう、これは夢なのだから……」
「ちがうよおかあさん!」

 あたしはおもわずどなってしまったけど、それでもやっぱり声はとまらない。

「このままあたしたちまで死んじゃったら、おとうさんかなしむよ! ほら、もうちょっと走れば風馳ノ草原! そこまでなんとか逃げようよ!」

 あたしがなきながらねがっても、おかあさんは首をよこにふるばかり。
 ダメ、どうしよう……このままじゃ……。

「あ……………………」

 ヒツジのモンスターはもうあたしたちのすぐそばまで近づいていた。
 それからはあっというまだった。


 キュイィィィィィィィィ…………ン


「ふぁ………………」

 ……ものすごく……眠くなってきちゃった……。
 おかあさんなんてもう……ねてる、し…………。

 ダメ…………もう………………意識が………………――――――――
0058442014/03/15(土) 05:52:59.47ID:JyYApZwc
Scene 3



「んん………………」

 ああ…………。
 やっと悪夢から解放されるのですね。
 かみさまも何ゆえわたくしにあんなひどい光景を見せたのでしょうか。
 全く、寿命が縮まる思いで――――

「――え?」
「あく………ふ、ぁ……うぁ………」

 これは、夢……いいえ、ちがいますわね。
 娘が……エステルが、羊の魔物に…………

「エ、エステル……大丈夫?!」
「お、おかあさ…ひゃあ!」

 そ、そんな…………胸を直に舐められて、嬌声を発するなんて…………ドキドキ

「こ、このモンスターは…ぁん! …大人しくしてれば、はぅぅ! …殺されないよっ」

 まあ……恥辱のあまりそんな世迷い言を?
 大人しくしているからではなく、貴女を姦淫対象として見定めたから一時的に生かされているだけですわよ!

「ひあ、あっ! ん、あ、だめぇ、やだよぉ!」

 ……嫌とか駄目とか、言っているわりには随分とキモチ良さそうじゃありませんこと?
 そんな平べったい胸なのに感じるなんて、破廉恥だわ!
 わたくしのほうが、アルベルト様にみとめられるほど良い躰ですのに……ッ

「はふぅ……んは……あぁん……――え?」

 な、なんで……わたくし、自らを慰めて……?
 で、でも………………

「あぁはぁ! あぅう……くはぁ!」

 もう、こんなふうにアルベルト様に胸を揉みしだかれることもなく…………

「あぁっ! 良いですぅ! キモチ良いですアルベルト様ぁ!」

 こんなふうにオ○○○を愛撫されることもないなんて…………――

 ちゅぷちゅぷちゅく、じゅるるるる――「ひゃぁ! あぁん! おかしくなっちゃうよぉ!」

 ……うるさいですわね。
 いくら娘といえど、快感を独り占めは許しませんわ。
0059442014/03/15(土) 05:55:40.54ID:JyYApZwc
「沈黙の夢喰いさん! こちらをごらんあそばせ!」

 わたくしはすべてをさらけ出すかのように両手をひろげました。

「あ、あ、あぁ…ひゃぁん! そんなに吸わないでよぉ!」ジュルルルル

 ……………………。
 ザクッ→クルッ。
 わたくしの刃はまったく通りませんでしたが、ようやく羊さんにふりむいてもらえましたわ。

 ドンッ→ババッ。
「え…………」
 あ……あっという間に馬乗りにされてしまいましたわ。ドキドキ

 ガッ→プルン。
「そ……そんな……」ドクンドクン
 お、おっぱいが……わたくしのおっぱいが羊さんのキモい眼にガン見されて――

 ジュルルルル――「ひやああぁぁん♡」
 ああ……お乳を吸われただけで…全身にしみわたるような快感がわたくしに……!

 ジュルジュル、チュク、じゅぽ、ちゅううぅぅ――

「あぁぁぁっ♡♡ らめぇ、そんなハゲしくしたら、らめぇ……♡」

 交互に吸ったり、ちょっと吸ってすぐにお口を離したり、ヴァキュームしたり……この羊さん、一体どうなってらっしゃるの?!

 ちゅぷ、ちゅうぅ、チロチロ……。
 羊さんはまるでわたくしのカラダを吟味するかのように舐めながら、わたくしの大事なところへ近づいてゆきます……♡

 ぴちゃぴちゃぴちゃ――――


「ひあぁぁああっっ!!」


 なんて……まったく無遠慮に、唐突に、それでいていやらしく花芯をお舐めになるの!
 いくらわたくしでも…そんなに的確に責められては……あぁ! 両脚でクリちゃんを良く見えるように拡げるなんて!

 じゅぷじゅぷじゅぷ――――

「んはぁあああああッ!! き、キモチいい゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」

 じゅぼじゅぼじゅぼじゅぼ――――――

「あはぁぁぁあああイ゛グうぅぅゥゥゥ!!!」

 ――――――――――――――――ッ
0060442014/03/15(土) 05:58:16.83ID:JyYApZwc
 ――………………き、キモチ…良すぎ、ますわ。
 あまりにキモチよくって、羊さんのお顔にえっちなお汁かけてしまいましたが、大丈夫かしら…………――

「やぁぁああ!!」

 ザクッ。
 あら、羊さんの後頭部あたりに剣が……

「き、きいてない?!」
「そうみたいねえ」
「っておかあさん! はやくにげ――きゃあっ!」

 エステルは羊さんに突き飛ばされたあと一睨みされると、意識がとびそうなくらい眠そうな顔になってしまいました。
 彼女はなぜかひとりでに股をひらいて、いつのまにやら下衣すらはいてない……を舐められてしまいます。

「あ…………は……あ…………」

 あまり感じていないのか、涎はたらしていても反応は実に淡白。
 ――かと思ったら、意識が回復してくると目に見えて表情がいきいきしてきましたわ。

「ひゃあ! そんなところきたないよ……ふあぁぁ!」

 ……わたくしなんだか手持ちぶさたですわ。
 と思っていると、羊さんが後ろをふりむいてわたくしの眼をまっすぐに見据えてきます。
 するとどうでしょう、わたくしの体は勝手に動くではありませんか。

 …………なぜか横になってあおむけになって…………羊さんのおまたに近づいて……ええっ!?

「そ、そんな…………まさk――んぐっ?!」

 なんということでしょう、わたくしは羊さんの大切な部分をお口に含んでしまいましたわ。

「んくっ……んん、はふ……あん……」

 じゅぽじゅぽとピストンしたり、おちんちん全体を丹念に舐めまわしたり……させられたり。
 この羊さん、本当にただの羊さんじゃありませんわよ!

「あぁん! あん! だめっ、そんなになめたらぁ……」
「くふぅ………はぁ…………んっ…………ふぁん…………」

 エステルがとっても敏感にかんじて……でも、貴女より先に羊さんをイかせますわよ!
 と思ったら、ああっ……♡
 すごくギンギンになって、あったかくなって……もうイキそうですの?!

 ――ぶびゅるッッ!!!

「んはあぁぁん!!」

 な、なんて…………濃厚で、熱くて、たっぷりな量の精子なの!
0061442014/03/15(土) 06:01:48.44ID:JyYApZwc
「ひゃふぅ……――――ぎやああああああああああっ――」

 え…………………………………え???

「ぎゃあぁ…あァァアアアアア――――こフ」

「え…………………………………え???」

 な、なに…………なんですの?!
 なんでアルベルト様があんなところで無惨に転がってらっしゃるの?
 なんでエステルが下腹部を喰いちぎられて死んでいるの?
 なんでアティはいつも大事な時にいないのよ!


  グルルルル…………


「あ………………」

 ……あらいやだ。
 わたくしとしたことが、失念してましたわ。
 なんて永い夢でしょう。
 早く覚め「ぎゃあああああああぁぁ」

 あら……今、のは……どなたのひめi「腕がああああアアアァ」

 ……うるさいですわねこいつ、さっさと起きなさああああああアア!!

「わ、わたくしの腸ぉぉぉおおおお――になんでごど、じでう゛え゛あ゛あ゛ッ」

 びちゃ、びちゃ…………ドチュッ…………ガブ

「あ゛…………――――――――」

 ―――――――――――――
0062442014/03/15(土) 06:04:43.76ID:JyYApZwc
Scene 4



「く……う………………」

 腹部にはしる鈍痛で眼が覚める。
 あの羊の魔物に吹きとばされたのはよくおぼえている。
 とっさに急所を外したから助かったものの、そうでなければ即死だったろう。
 一見重傷にはみえるが、痛いだけで命にはさほど大事はない。

 ……いや、そんなことよりお母さんとエステルは大丈夫だろうか?
 お父さんは死んだ……そのうえ二人ともやられてたら、私の精神均衡が保てるか心配だ。

 私は眼前の絶壁にナイフをつきたてて登る。
 交易場のおにいさんは気球艇じゃないと無理とか言ってたけど、一部の職業の人なら登れるとおもう。

 私はうでに力をいれて一気にがけをよじ登った。
 するとどうだろう。
 こういってはなんだが、ほぼ予想していたとおりの光景が双眸に映し出された。

「…………現実なんて、こんなもの……」

 意味はないとわかっていても、つい独りごちてしまう。
 羊の魔物――沈黙の夢喰いだったか――は依然、食事中のようだった。
 その食している対象を見ないようにしつつも、私は考え、そして……ふるえていた。
 なぜこんなにもふるえて――

「うぇぁ…は………」

 …最悪だ。
 ‘この程度のこと’でもどしてしまうなんて。
 ……ほら見ろ、余計なことするから、やつがこっちに気づいちゃったじゃない。


  グルルルル…………


 羊は喉をならしてこちらを見すえた。
 グルグルグルグル回り続けている眼が最高にハイってやつだ。イかれてやがる。
0063442014/03/16(日) 05:06:33.61ID:Cc3SZFhS
「沈黙の夢喰いだかラリったラム肉踊り食いだかしんないけど……」

 魔物がこちらに突進してくる。
 私は集中力を限界まで高め、麻痺の投刃をはなつ。
 刃はもくろみどおりやつの両目に突き立ち、さすがの羊も立っていられずに転げた。
 が、痛みはまったくと言っていいほどないだろう。

 しとめるなら今しかない――私は高く跳躍した。

「好き放題やってくれやがって…………」

 しぜんと目もとに涙がたまる。
 その涙は重力によって上空へながれ、私自身は下方の羊めがけて刃をひらめかせる。

「…………  死 ね  」


 ドシュウウゥゥゥゥゥッ――――大量の鮮血が噴水のように吹きだした。

 やつの急所を狙いすましたアサシネイション。
 成功する確率は百が一、千が一だったかもしれないが、私の執念がその一を引きだした……そう信じたい。

 仇をとった――――そう考えてしまうと、おおきな脱力感が私にのしかかってくる。
 これからどうすればいい?

 とりあえず、風馳の草原を経由してタルシスに帰る。
 宿屋に行くまえに冒険者ギルドで「カタストロフ」の解散手続きをする。
 あとは……カートレーのばあちゃんとかに連絡して、葬儀も挙げないとなぁ。
 さすがに……この状況じゃ持って帰れないから……死体はなし?

「っていうか…………」

 なんでこんな時まで現実的な思考ばっかりしてられるんだろう?
 大したことのない諍いのなかで、お父さんに「冷血女」と言われたことを思いだした。
 ……また、涙がぽろぽろと零れだしてきた……――



 END
0064442014/03/16(日) 05:14:38.58ID:Cc3SZFhS
ん? 時差かな?(すっとぼけ)

間空いちゃってスイマセン。
セカW持ってるといまだに週三くらいですれ違うのが嬉しいブヒ
0066名無しさん@ピンキー2014/04/26(土) 20:39:19.35ID:BOBncV0u
投下、キバガミ×頭巾ソド子。短いです。

***

深夜、宿屋の一室の扉が控えめに叩かれる。
「こんばんは」
扉を開ければ、頭巾をつけた緑髪の少女がはにかんだ笑顔で見上げてくる。
キバガミも笑みを浮かべて彼女を部屋に入れる。
……しっかりと鍵をかけて。

彼女はソードマンで、同じギルドの一員だ。
キバガミと共にホムラミヅチを倒した仲であり、また、サブクラスをモノノフにしたため、
彼女はしばしばキバガミに師事を求めた。
そんな彼女は冒険でも訓練でも怪我が多く、医術の心得のあるキバガミの世話になることも増えた。
互いの剣の腕も認め合い、肌を触れさせ、触れる仲になり……
しだいにそれは男女の仲となってしまった。

「んっ……ふっ……」
寝台で、少女は牛頭のイクサビトの膝に向かい合うように座り、接吻を交わす。
大きなイクサビトの舌が、少女の小さな口に押し入り、少女の舌がそれに答える。
己の膝に座っている彼女の衣服を、キバガミは脱がしていく。
すぐに傷跡の多い肌と、控えめな乳房が露わになる。

「っ……ふっ……」
スカートの下にキバガミの手が滑り込む。
大きい指が、少女の秘所を優しく撫で、愛液の分泌を促す。

他のギルドメンバーには知られてはいけない。
皆、冒険で疲れているのだ、夜は静かにしなくては。

そのため、彼女はいつも声を押し殺す事を強いられる。
ソド子の小さな秘所に指が入り、内壁を撫でる。
中に入る指が増えるたび、彼女はその体を小さく震わせる。

「キ……キバガミ、さぁん……」
「うむ」

小さな声でそれだけ会話をすると、キバガミは指を抜いた。
己の下履きに手をかけ、巨大な男根を見せた。
すでに屹立したそれをみて、少女は腰を上げて、キバガミの肩に手をかける。
0067名無しさん@ピンキー2014/04/26(土) 20:41:21.24ID:BOBncV0u
「ゆ、ゆっくりですよ」
「わかっている」

ぴとり、とキバガミの男根の先が、少女の濡れそぼった秘所に触れる。
少女がゆっくりと腰を落とせば、その肉穴を男根が押し広げて侵入していく。
苦しげな少女の吐息に、キバガミの少し荒い息が重なり合う。
根元まで飲み込むころには、限界まで広がった彼女の秘所は、キバガミの巨根を締め付け、その内壁を粟立たせていた。

「ひぅぅっ……」
「無理はするな」

腰を動かそうとする彼女を優しく抱きしめると、キバガミは彼女の首筋や、鎖骨に舌を這わせた。
キバガミのモノは彼女にとっては大きすぎて、快楽よりも苦痛のほうが大きい。
それでも、彼女はキバガミに気持ちよくなってほしくて腰を回す。
肉の擦れる音と、舌が少女の肌を舐める音が静かな部屋に満ちる。

「……キバガミさん……」
「ぬ?」
「鼻息、荒いですよぅ」
くすくすと笑うような少女の言葉に、キバガミは甘噛みで返す。
乳房の先をコリっと噛まれ、少女は叫び声を必死に飲み込む。
歯でいじめられ、舌先で舐られ、くすぐったさと心地よい疼きに彼女は体をくねらせる。
体を動かせば、下腹部に打ち込まれたキバガミの巨根が、彼女の内壁を擦り、甘い吐息が彼女の口から漏れる。

「大丈夫か?」
「はい、もう、動けます」

こそこそとそんな言葉を交わすと、彼女は腰を上下に動かし始めた。
卑猥な音を立てて男根が中程まで抜かれ、そして勢いをつけて彼女の腰が落とされる。
腰を上下させるたびに内蔵ごと引き抜かれそうな感覚で気が狂いそうになる。
それでも、彼女は腰を止めない。
彼女の押し殺している嬌声の代わりに、結合部がぐちゅぐちゅと小さな音を立てていく。

「あっ……おっきく……あつくなってる……」

そう呟く彼女の口に、キバガミはまた舌を押し入れる。
互いの舌を噛むんじゃないかという不安もないらしく。
彼女は上の口はキバガミの舌に蹂躙され、下の口にはキバガミの巨根を打ち込まれ続けていた。

「……!………!!!」

そうして、下腹部で熱が爆ぜたときも、彼女は口を塞がれるように接吻され、どうにか叫び声を抑えることができた。
0068名無しさん@ピンキー2014/04/26(土) 20:44:36.62ID:BOBncV0u
少女が腰を上げる。今だ硬度を保っている巨根が引き抜かれ、キバガミの放った精が、彼女の太ももを伝っていく。
「んっ……」
彼女はキバガミの膝から降りると、ころりと寝台に転がる。
「はい、次はキバガミさんの好きなスタイルで……」
いたずらっぽく、しかし艶かしい微笑みを浮かべると、少女は寝台に四つん這いになる。
肉のあまりついていない、しかし丸い臀部が向けられる。
「あんまり激しくしちゃダメですよ?」
「お主こそ、あまり声を出さぬようにな」
ギシリと、寝台が軋む。
愛液と精液が混ざり合った彼女の秘所は、まだ物欲しそうにひくついていた。
「ーーーーっ!!!」
相変わらずの巨根に、少女は枕を噛んで声を耐える。
体位を変えたせいで、先ほどとは違う圧迫感と快感に脳までとろけそうだった。
しかも次はキバガミが腰を振る。さっきのよりも勢いがついて彼女の子宮口が甘い痛みと共に突かれる。
これでも、いろいろと抑えて腰を振っていると話したことがる。

『もし、羅刹化状態で、シたら……私壊れちゃうかもっ……!』

想像するだけで、秘所が濡れる。
いっそ壊れるまで抱いて欲しいとも思った。
優しい彼はきっとそんなことはしないだろうけれども……

「ね、こ、今夜は、何回するつもりです……?」
涙目、涙声で後ろのキバガミを振り返りつつ、少女が問う。
「む……」

キバガミは腰を打ち付けたまま、しばし考える……
生真面目な彼は真剣に何回にすべきか……と考えているようだ。

「お主が辛いようなら、すぐやめるが……」
「んっ……だ、大丈夫です……」
回数が言えないところを見ると、とことんまでするつもりらしい。

「っ!――――!!」
再び力強くキバガミの杭が打ち込まれ、彼女は枕に顔をうずめる。
静かに、しかし荒々しくなっていく彼の動きに、彼女は必死に声を殺す。
秘め事はケダモノのように荒々しく、しかし静かに続くのであった。
0069名無しさん@ピンキー2014/04/26(土) 20:45:28.24ID:BOBncV0u
******

「……ということで!キバガミさんの猛攻とそれに耐えるソド子ちゃんを見ていた私がムラムラして、
ついついフォト子ちゃんに夜這いをかけたのは仕方のないことだと思います!」
明朝……ギルドメンバーがあつまっている食堂にて……
フォト子に夜這いを仕掛けたが、返り討ちにあったシカ子が、
ビシリ!と敬礼つきでギルドリーダーにはっきりとそう告げた。
「いやぁ、最初からフォト子ちゃんの部屋に忍び込んだつもりだったんですけどね!
部屋間違えちゃったけど、いいものが見れました!」
肌をつやつやさせたナイトシーカーの言葉とは裏腹に、髭メディックはため息をついた。
「俺はなんで、昨日の夜フォト子の部屋から悲鳴が上がったのか、
そしてお前が返り討ちにあって廊下で伸びていたのか、聞いただけだったんだけどなぁ……
いらん情報ありがとうよ……」
ほかのメンバーは聞いていないフリをしている。
被害者のフォト子は遠い目をしており、他のメンバーに心配されており、
そして、実はソド子に片思いしていたダサ男は、その話を聞いて真っ白に燃え尽きていた。
「おはよーございまーす」
ちょうどいいタイミングで、ソド子とキバガミが入ってきた。
皆の視線が集まり、ソド子は目を丸くし、キバガミは何かを察したように目をそらす。

「……昨夜はごちそうさまでした!よっ!このカウ・ガール!」

そんな事を言うシカ子を、スパコーン!と髭メディックが慌ててひっぱたく。
数秒後、意味を理解したソド子は声にならない声を上げ、キバガミの後ろに隠れてしまった。

「……すまぬ」
「いや、構わんよ。俺もこのバカから聞くまでわからなかったし。
むしろ、このバカを羅刹化してボッコボコにしていいぞ」
「フヒッ!私の紙装甲じゃあ、キバガミさんの巨根で即堕ちアへ顔ですよ!」
再び、スパコーン!とシカ子がリーダーにひっぱたかれる。
「……いずれきちんと報告しようと思っていたのだが……」
腰に抱きついて恥ずかしくて憤死しそうなソド子を撫でながら、キバガミがリーダーに謝罪する。
「いや、別に恋愛禁止なんて言ってないし。二人とも戦闘に支障は出てないし。問題ない」
リーダーはため息をついてキバガミに告げる。
「今まで通りよろしく、あと、ソド子のフォロー頼むわ」
「承知した」
「……よっ!このロデオ・クィーン!」
シカ子の言葉に、顔を真っ赤にしてソド子はキバガミに泣きつく。
よしよしと、キバガミはソド子を慰め、リーダーはまたシカ子をひっぱたくのであった。


***
投下終了、ありがとうございました。
カウ・ガールとか、ロデオ・クィーンとか言わせたかったのです。
0070名無しさん@ピンキー2014/04/26(土) 21:46:25.29ID:6FQkK7Yq
異種姦おいしいですフヒヒ
恥ずかしがるカウガールかわいい

GJでしたごちそうさま
0071名無しさん@ピンキー2014/04/28(月) 16:28:56.63ID:LRynYD+B
リーダーって誰なのかと一瞬悩んだ
髭メディがリーダーでいいのかな
なんだかんだで仲のよさそうなギルドだ
0072名無しさん@ピンキー2014/04/28(月) 20:45:28.13ID:7ZUL6icC
>>71
髭メディがリーダーのつもりでした。
勢いのままに投下したので、わかりにくくてすまぬ……すまぬ……
0073名無しさん@ピンキー2014/05/08(木) 18:48:12.19ID:gO1UUctX
サイモン×ラクーナの導入部分だけが出来たよ 

・多分馬鹿なノリ
・クリア後のお話
0074名無しさん@ピンキー2014/05/08(木) 18:49:10.97ID:gO1UUctX
ベッドに横たわる彼女は、普段の凛とした雰囲気には程遠く、だらしない顔を晒して脱力している。
別に、こういう場面に出くわした事が無いわけではない。むしろ僕の職業に求められる役割を考えれば、日常茶飯事と言って差し支えないものだ。
しかし、今この場において、僕は決断に迫られていた。普段ならこんな『不埒な』事を考える筈は無いのだが、いかんせん、タイミングが悪かったのである。
『あれ』は本当なのか、眉唾なのか。今日の僕の知的好奇心は、アルコールによって鈍った理性で抑え込むには、聊か膨らみ過ぎていた。

「んー……サぁイモぉン……まぁだ、足りないってばぁ……もっと呑みましょうよぉ……うへへ……」

それに、酔っ払い特有の弛んだ声は、男を誘惑するような甘い響きに聞こえなくもない。時に状況は、既成事実たり得るだろう。
もう一つ言い訳をさせて貰うとすれば、僕がこうやって彼女の後処理をやらされる、引き受けてしまうというのは、これまで幾度となく有った事であり、
その度に、僕の男としてのささやかな尊厳は、少しずつではあるが確実に傷付けられていたのだ。そう、これはちょっとした復讐、或いはお仕置きだった。
0075名無しさん@ピンキー2014/05/08(木) 18:50:04.68ID:gO1UUctX
――

僕がその資料を見つけたのは、エトリアと彼の地の世界樹を巡る一連の事件についての報告が、ちょうど一段落ついた辺りのことだった。
ミズガルズの書庫の奥に埋もれていたそれは、リッキィが生活していた時代、およそ1000年前のもので、その内容は、
『戦地で故郷の恋人に思いを馳せた兵士は総じて死亡する』だとか、『人の名乗り口上は決して邪魔してはいけない』だとか、
そういった些末で下らない事象や迷信について延々と書き連ねられているという、一般的な価値に乏しい変わり種であった。
とはいえ、民俗学の見地からすれば十分価値はあるように思えたし、実際に僕が1000年前の人間を知っている、という事実を踏まえれば尚の事興味をそそられた。
だから、慣習的で旧体制的な――アーサー曰く「面倒臭い」――所定の手続きを踏んで、僕はその資料を自室に持ち帰ることにした。
何を言っているのかさっぱり理解できない部分も相変わらず多いとはいえ、エトリアの調査を通じて古代語に多く触れることが出来た甲斐もあって、
僕の古代語の読解力は明らかに向上していたので、なかなか面白い発見もあった。逐次それをメモしていくと、すぐに山のように積み重なった。
僕は新しいおもちゃを与えられた子供のように、その資料に夢中になっていったのだ。
0076名無しさん@ピンキー2014/05/08(木) 18:50:55.18ID:gO1UUctX
ラクーナがやって来たのはそんな時だ。『干からびる』だの『不健康』だの、とにかく適当に理由を付けて僕を外に連れ出そうとする。
知っている。誰もお酒の相手をしてくれないのだろう。最終的に彼女が泣き付くのはいつも僕なのだ。アーサーももう少し飲めるようになったら巻き込まれると思うが。
一応ミズガルズでは、学問を修めに来た貴族の御令嬢としての立場があるからと、極端に派手な事はやらかしてこなかった
――つまり、多少の派手な事は何度もやらかしている――のだが、エトリアでの生活が自由で快適過ぎた為に、ここ最近のラクーナはタガが外れ気味であった。
最初の内は比較的付き合いの良い学友もいたのだろうが、金鹿の酒場に集まる屈強な冒険者達のように彼女の相手を続けられるわけでもない。
気付く頃には、以前よりも孤立化が進んでいるという、何とも自業自得な状況が出来あがっていたのである。
彼女の名誉のために断っておくと、普段のラクーナはとても人気が有るし、学府の上層部からの評判も、外部の人間とは思えないほどに高い。
問題は、あの無頓着なアーサーをして『残念』と形容する、酒の席での彼女の豹変ぶりであった。

「サイモーン……お願い!奢るから!ねっ、ねっ!?」
「はぁ……全く君という奴は……節度を保ちさえすれば、僕はどっちでも良いんだが」
「やった!約束するわ、今日は貴族らしくパーっといっちゃう!」
「やれやれ……」
0077名無しさん@ピンキー2014/05/08(木) 18:51:40.99ID:gO1UUctX
今日もダメそうだ、という正直な感想を無理矢理無視して、外出の準備にのそのそと取りかかる。
ここで僕が断って、シェルドン家の名誉が傷付くような事態が起きても申し訳ない。その程度には、僕は冒険を支援してくれた彼女の実家に対する恩義は感じていたし、
何より彼女の友人として放っておくというのも後味の悪い話だった。少しラクーナに対して甘いのかもしれないが。

「早く行きましょ!」
「ちょっと待て、せめてもう一文くらい解読してからにしてくれ……ええと……」

『――――』

「……ほう」

「終わった?終わったわね?さ、出発出発!」
「あぁ、分かった、分かったから引っ張るんじゃない……」

その文言は、ちょうど例の資料のあるページの最後に書かれていた。
経験則だが、人は自分の興味のあるモノから無理に引き離された時、引き離される直前に見たり聞いたりした部分に強い印象を持つ。
そういうわけで、酒場でラクーナの相手をしている最中も、その荒唐無稽な文言は僕の頭の中をゆっくりと巡っていたのだ。

曰く、

『――女騎士は、性的な快楽に耐性が無い――』

と。
0078名無しさん@ピンキー2014/05/08(木) 18:57:30.16ID:gO1UUctX
まず捕縛の糸グリモアによる3点縛りからおっぱじめるみたいな内容で書いていたのに
間違って上書きして台無しにするという、糸を忘れるような初歩的なミスをやらかしてしまったのでとりあえず無事だった部分だけ……

女スパイと並ぶ耐性の無さを誇る女騎士なんだから、ラクーナさんもさぞやひいひい言ってくれるに違いない

続きは頑張りたいなぁ…… あとあげちゃった ごめんなさい
0081名無しさん@ピンキー2014/05/29(木) 20:54:58.35ID:eRZxb31n
スレ投下作がいつの間にか保管庫収録されてる
管理人さん乙
0082名無しさん@ピンキー2014/06/21(土) 13:19:28.50ID:mLY3OblK
どうでもいいけど
書いてると前座が長くなって肝心のエロまでが妙に長くなって困る
そして前座に負けないようにエロも長くしようと思うとグダグダになってきて
未完の雰囲気が出てくる
これは
やばい
0083名無しさん@ピンキー2014/06/23(月) 09:15:09.18ID:DOpwuStO
>>82
わかるわ
最後にばっさりカットすることもできないしなそうなると
未完だから
やばい
0084名無しさん@ピンキー2014/06/28(土) 01:09:15.92ID:P/8QfwPh
エロがあっさりめでも、それはそれでいい話になることもあるんだぜ、と言ってみる。
0085名無しさん@ピンキー2014/08/02(土) 02:10:59.02ID:zbHXZ7NC
kisarakuです 今年は暑いですね
SSQもPQもやったけどやっぱりWが好き
ということでWで軽い物を一つ書きたいと思います キャラ指定お願いします!
シチュ指定もあれば苦手でなければ書きます

出来上がった文量によりますが多分保管庫に直通になると思います
0087名無しさん@ピンキー2014/08/02(土) 02:38:06.73ID:zbHXZ7NC
では桃ダンでいきますねー
今週末中に書き上げるのを目標にします
0088名無しさん@ピンキー2014/08/04(月) 04:35:58.89ID:5jijGA3P
すれ違いワルツ
http://www50.atpages.jp/~eparo/sq/10/1407094461

すいません もう朝になってしまいましたね
おまたせしてしまいました
読んでもらえたら嬉しいです
0090名無しさん@ピンキー2014/08/07(木) 17:42:20.67ID:GOALOX91
新作発表されたのにこっちは静かだね
アリアンナの脇prprするなら今のうち!
0091名無しさん@ピンキー2014/08/07(木) 18:58:01.41ID:zozAN2OV
>>88
ここまでやって手を出さないなんて男じゃねえ……
と思ったけどウロビトならなんか納得できる

面白かったです
0092名無しさん@ピンキー2014/08/07(木) 23:04:00.74ID:eI6Zsci3
ウロビトはそもそも生えてるのかなという
ウロビト♀に穴があるのは容易に想像出来るんだが
0094名無しさん@ピンキー2014/08/08(金) 21:34:43.27ID:ARYUYnt1
レスしてくださった方 評価入れてくださった方 ありがとうございます
今週末も何か書きます >>88の続きになるかもしれません
0096名無しさん@ピンキー2014/08/15(金) 17:01:16.81ID:v0FUbj8n
評価入れてくださった方 ありがとうございます
今週末はシカ子書きます
0101名無しさん@ピンキー2014/08/17(日) 17:27:46.29ID:7xY4+Z7S
ラセットピンク
http://www50.atpages.jp/~eparo/sq/10/1408263986

すみません 舌を出してない方でした
読んでもらえたら嬉しいです

>>98
ありがとうございます
すごく嬉しいです
0102名無しさん@ピンキー2014/08/20(水) 21:32:42.77ID:jO39Yoy6
評価入れてくださった方 ありがとうございます
次は>>105辺りまででリクエストのレスがありましたら
その中から書けそうなものを書きます
>>99>>100も含みます
0103名無しさん@ピンキー2014/08/21(木) 00:27:34.76ID:U+dNtCrr
じゃあメガネメディ子で
相手シチュエーションはおまかせ
0105名無しさん@ピンキー2014/08/24(日) 21:42:49.37ID:TeZNTj6F
サントラパーティーで『禍つ風、彼方より』 前編
http://www50.atpages.jp/~eparo/sq/10/1408883941

>>99を書いています 前編は非エロです
読んでもらえたら嬉しいです

このお話が終わったら次は>>100>>103を書きます
>>104はごめんなさい 名有りのキャラがメインのお話は書けません
0106名無しさん@ピンキー2014/08/25(月) 01:06:10.94ID:jDrMdF68
やはり姉さんは良い…
励ます為の笑顔も敵に向けての黒い笑みも素敵だ…
後編も楽しみにしてます
0107822014/08/31(日) 17:36:00.60ID:WPAU9L+Z
完成までやっつけたのでうpしてみる
http://www50.atpages.jp/~eparo/sq/10/1409474082

くぅ疲
0109名無しさん@ピンキー2014/09/04(木) 16:32:24.32ID:eRFRWND5
サントラパーティーで『禍つ風、彼方より』 後編
http://www50.atpages.jp/~eparo/sq/10/1409815660

レスしてくださった方 評価入れてくださった方 ありがとうございます
>>105の続きが出来ました
読んでもらえたら嬉しいです
0110名無しさん@ピンキー2014/09/04(木) 22:44:18.26ID:IJRK1aK/
そういえばフカビトモノってあんまりないのね
知らなかった
あんなにエロいんだからいっぱいあるんだとばかり
0111名無しさん@ピンキー2014/09/07(日) 22:02:03.55ID:b7v3RKxF
今日はお休み、明日もお休み。
http://www50.atpages.jp/~eparo/sq/10/1410094858

評価入れてくださった方 ありがとうございます
>>100を書きました
読んでもらえたら嬉しいです
0112名無しさん@ピンキー2014/09/08(月) 01:23:30.13ID:n1RU2a7+
もしよかったら>>101のラセットピンクの続きをば
続きというか後日談というか非エロでもいいんで
0114名無しさん@ピンキー2014/09/10(水) 17:46:26.60ID:r2l5groQ
>>112
先に>>103を書いてから考えてみようと思います
人気なかったみたいだから続きやめとこうと考えていたので嬉しいです

>>113
思い浮かんだ御方でおっけーです
ありがとうございます
0115名無しさん@ピンキー2014/09/15(月) 01:01:38.65ID:d4YF2FUm
百合のつぼみ
http://www50.atpages.jp/~eparo/sq/10/1410710395

>>103を書きました タイトル通り、百合です
時間がかなりおしてしまったので、誤字修正などに粗があるかもしれません。ごめんなさい。(後日しっかり目を通します)
読んでもらえたら嬉しいです
0118名無しさん@ピンキー2014/09/28(日) 07:47:01.01ID:bsNm78tc
評価入れてくださった方 レスしてくださった方 ありがとうございます

>>116の続きを上手く形に出来なかったので しばらく別のお話を書きながら考えようと思います
とりあえず 今日は一日中寝ますね〜ゴメンナサイ!
0119名無しさん@ピンキー2014/10/05(日) 10:55:22.51ID:/Yikllhp
ソードマンくん可愛いよ
http://www50.atpages.jp/~eparo/sq/10/1412473921

金ソドくんとお兄さんです
いつにも増してニッチな内容なのでエンカウント前に全力逃走をセットしておくことを推奨します
でも読んでもらえたら嬉しいです
0122名無しさん@ピンキー2014/10/13(月) 22:35:11.89ID:sKhgNW7X
二人のサンバ
http://www50.atpages.jp/~eparo/sq/10/1413206849

レスしてくださった方 評価入れてくださった方 ありがとうございます
>>88>>95の続きが出来ました この二人のお話はこれでおしまいです
読んでもらえたら嬉しいです
0125名無しさん@ピンキー2014/10/28(火) 18:14:37.84ID:Dnawovf9
宿って男棟と女棟とかあるのかな
あと個人部屋ってあるんだろうか
お金無いところは定員より多く部屋に転がってたりするんだろうか
0127名無しさん@ピンキー2014/11/05(水) 22:50:01.29ID:4dwbCKBq
>>125
基本は一人一室、しかし極狭小部屋・・・ってイメージ。
たくさんの冒険者が出入りするんだから一部屋に余裕はないと思ってる。
そして手持ちの少ないパーティはそこにおしくら饅頭のように・・・
0128名無しさん@ピンキー2014/11/09(日) 01:02:17.03ID:vBsqP6An
>>127
ありがとう 
アーサーとラクーナのおねショタを書こうとしてなんとか二人を隔離できまいかと考えたんだがファーさんも個室だったしそんなもんかね
0131名無しさん@ピンキー2015/01/04(日) 22:28:21.02ID:iPapI7Dm
クロエの「いいよ」がエロい
挫折して堕落したクロエと爛れた関係になる話がみたい
0132名無しさん@ピンキー2015/01/09(金) 15:25:41.73ID:ADpEj/ln
コンテニュー依存症
http://www50.atpages.jp/~eparo/sq/10/1420783524

>>131を書いてみました
『新・世界樹の迷宮2』15Fまでの*ネタバレ*を含みます
読んでもらえたら嬉しいです
0134名無しさん@ピンキー2015/01/11(日) 02:25:38.77ID:cbnFiLqG
>>132
131だがありがとう
めっちゃ俺好みだった。
素晴らしい作品だと思う。
俺が書いてもこんなうまくはできないし言葉遣いのうまさに感服です
0135名無しさん@ピンキー2015/01/21(水) 05:39:41.89ID:1GoB78hz
>>132
この組み合わせ考えたこともなかったけど凄く良かった。
うまく言えないけど、その場の空気を感じられるような文章で
つい気になって過去作も読み漁ってしまったよ。GJ
0137名無しさん@ピンキー2015/02/07(土) 12:25:00.30ID:3TDHBO0g
淫乱姫忍がふたなりYルン子にぶち犯される夢をみた
すっげーエロかった
0140名無しさん@ピンキー2015/03/23(月) 20:05:36.17ID:EdhBbmRu
http://www.pixiv.net/member.php?id=893193
こんばんは、kisarakuです。今日は報告です。
お話の投稿場所をPixivに変えました。上のURLはそのページです。

場所を移した理由は、この名前でもっと色んなことをしてみたいな、と思ったからです。
ここが嫌になったわけではないです。皆さんには本当にお世話になりました。
感想も必ずつけてくださったし、トリップもつけずに好き勝手やっていたのに受け入れてもらえてとても嬉しかったです。

新しいお話もいくつか書いています。
こちらで書かせて貰ったお話も、ほとんどPixivに移してあります。最終的には全て移す予定です。
全てのお話に加筆しているので、Pixiv版にもぜひ目を通してみてください。
読み口が大きく変わったものもあるので、要望がない限りは、こちらの保管庫にあるお話は加筆前の状態にしておきたいと思っています。
今までたくさん読んで頂いて、評価や感想をくださって、本当にありがとうございました。
0141名無しさん@ピンキー2015/03/26(木) 10:31:50.91ID:rtqp4WoW
>>140
おー
変わらず追わせてもらうよ
渋に移って古巣がいよいよ閑古鳥となるのは哀しいことだが
いやまあ俺も活動の場を移行して久しいんだけどさ
0144名無しさん@ピンキー2015/05/31(日) 08:40:36.20ID:AG5lqCQw
誰か、ギルド『エーヴュア』のシリーズ書いてた方のその後知らないかな?エロはそんなに多くなかった。
このひとの話がものすごく好きでセブンスドラゴンの方にスレ移動して『駆け出しローグ』ってシリーズ書いてたところまでは知ってるんだけど、その後見かけなくってさ。
保管庫だと『とある〜』って名前かな。『とあるギルドの解散に至る過程』とか『とあるギルドの憂鬱な来客(前後編)』とか。
『祝い歌うその日の前に』もシリーズ。
サイトとかあるんだったら拝みたいくらいなんだけど・・・。
こっちのスレにはお戻りになってはない、よなぁ・・・。
誰かマジで知らない?
0145名無しさん@ピンキー2015/06/07(日) 10:26:52.97ID:EsaqIb6N
今朝方、カナエ×オランピアという電波を受信したんだが
意外とこれいけるかもしれない
0146名無しさん@ピンキー2015/06/08(月) 06:08:47.07ID:BUNh98xy
罠に陥れた上で、か
アガタ死んで茫然自失とはいえ機械をレズレイプとは
0147名無しさん@ピンキー2015/06/08(月) 22:19:36.70ID:hiF/zgx5
真ENDの後日談みたいな形で書いたら限りなく歪み切った心情が絡み合って面白そう
父親とアガタの復讐のつもりで罠にかけて散々に犯して、最後には殺そうと思っていたけど
冒険者として優しく振舞っていたころのオランピアの姿がどうしても振り切れなくて、結局殺せないカナエと
深王が去って自分のしてきたことに意味が見出せなくなって、取り返しのつかない罪悪感まで生まれてきていて
それでも幾星霜に渡って刻んできた忠誠心が後を引くから、形だけでも抵抗をするけど、結局は罪滅ぼしのつもりでカナエのなすがままになるオランピア

うん、ものすごく書いた方がいいように思えてきた
0148名無しさん@ピンキー2015/06/09(火) 00:29:08.67ID:vL49BPVf
>>147
え、マジで機械姦なの
受け攻め逆じゃないの…と思ったが
それすげえ面白そうだな
期待
0150ユリスキー ◆H2Dl8U6Qiw 2015/11/27(金) 18:09:23.09ID:II85fCvc
お久しぶりですユリスキーです。
今日で新2発売から1年です。
というわけで2年ぶりに新作の執筆とかしています。
本当は今日に間に合わせたかったんですが思いのほか難産でして。
不慮の事故とかが無ければ多分あと2週間くらいで完成すると思います。
では。
0152ユリスキー ◆H2Dl8U6Qiw 2015/12/13(日) 00:32:01.97ID:dtUFdMSt
こんばんは、ユリスキーです。
新作が完成しましたので投下します。

世界樹でいちばん強くなりたい! 前編
http://www50.atpages.jp/~eparo/sq/10/1449933813
世界樹でいちばん強くなりたい! 後編
http://www50.atpages.jp/~eparo/sq/11/1449933986

冒険者になるためにハイ・ラガードの街までやってきたハイランダーの少女(しいたけ)。
色々あって実力派アイドルレスラーとして活躍していた彼女の前に現れたのは、謎の美女、ダク姉。
「アタシがあなたに勝ったら、あなたはプロレスを引退してアタシのギルドに入るの。どう?」
この試合、最後まで咲き誇っていられるのはどちらなのか!?

実を言うと直接的なエロ描写はありません。
しいたけちゃんがダク姉にアトミックドロップされたりパロ・スペシャルされたりするだけの健全なお話です。
ちなみにプロレス知識とか殆ど持たない人間が書いてるので細かい突っ込みは無しの方向でお願いします…。
0157名無しさん@ピンキー2016/07/23(土) 15:25:21.94ID:NtsmnN5n
5でハウンドの使う猟犬と鷹の仕様を考えるとギルドの共有物だよなとなって、
お犬様に奉仕する新人ハウンドという電波を受信したんだが如何か
0158名無しさん@ピンキー2016/10/09(日) 01:13:04.96ID:eLnMl1v6
ttp://www50.atpages.jp/~eparo/sq/11/1475942884
なんか無性に書きたくなったので。
蟲姦。ヒロインの職はお好みで妄想してくれ。
0160名無しさん@ピンキー2016/10/30(日) 01:37:25.86ID:MN58YM/I
投下ありがたいありがたい
しかしその属性は支部の方がジャンル外需要もあって反応貰えるのではと思ったり
書き手が減った分だけ読み手も減ってるよねぇ、たぶん
0162名無しさん@ピンキー2017/02/28(火) 11:01:05.61ID:ndqxX1UB
過疎ですなあ
3だけどショーグンとシノビ♀のSMな主従関係ってありそうでないよね。全然見つからない。
0164名無しさん@ピンキー2017/04/30(日) 11:40:57.13ID:RDqJJYAl
暗い話を渋に投稿しますた
一応ご報告を
よく考えたらこっちにさきに投稿するのが正しかったかも
0165名無しさん@ピンキー2017/06/22(木) 04:33:27.85ID:d3yfuejK
>>140
ああそうだ、カメ子とショタメディの奴読みましたけどよかったですよ
技術的に高くてスムーズに読めました
見習いたいものです…
0167名無しさん@ピンキー2017/08/14(月) 04:00:12.62ID:SOedgxMW
んー
ジャンルは違うが渋でそういうGIFみたとことある
どのみちそうそう発表されるっつーか作り手の多い部類のもんじゃないし多分渋じゃねーか
Twitterの可能性もあるがそれだと見つけにくいだろうな
まあいずれにせよ私営サイトでやるもんではないだろ
画像検索はためしたか?
0168名無しさん@ピンキー2017/08/14(月) 04:04:40.36ID:SOedgxMW
などと偉そうに述べたが渋じゃねーのか
なんか海外ぽいぞ
01721662017/12/10(日) 01:09:10.88ID:Z7k+olgq
>>168
亀レスすまん、ひと通り調べてみたけどやっぱり海外かねえ…
この人の別の作品みっけられたら嬉しいけど、まあ見つかったら儲けもの程度に考えておくよ
0173名無しさん@ピンキー2017/12/24(日) 21:22:21.68ID:nnsvkkb4
V2のコアファイターってミノフスキードライブ積んでるからめっちゃ高いんだっけ
0174名無しさん@ピンキー2018/02/23(金) 22:24:41.65ID:YDpTu0mr
かなり久しぶりの保管庫の管理人ですが
使ってるサーバーのサービスが今月末で終了と連絡が来ました。
大変申し訳ないですが、そのままサービスと一緒に消滅致します。

PHP(CGI?)バックアップデータの譲渡は可能ですので、引き継いでくれる方居ましたらレスお願いします。

@PAGESサービス終了のお知らせ - アットウィキ
https://www10.atwiki.jp/atpagesguide/sp/pages/367.html
0175名無しさん@ピンキー2018/02/25(日) 00:11:54.32ID:DT9fL7s1
無くなるのは忍びないですが引き継げる環境でもなく…
流れに任せます
0176名無しさん@ピンキー2018/03/06(火) 08:02:14.61ID:H6pPk+YQ
サービス終わってしまったのか……お疲れ様でした
Xの線虫の話が好きでした
0177名無しさん@ピンキー2018/03/12(月) 18:35:42.17ID:g/hdfigr
昔フカ巫女の上げてじわじわ伸びる閲覧数と評価にニヤニヤしてたけど
そうか・・・サービスが終わってしまったか・・・
管理お疲れ様でした
手元にも残してないと完全にロストするんだねああいうの
0179名無しさん@ピンキー2018/04/12(木) 01:36:54.06ID:Jw2Gsr4Y
があああああ!!!もうすこし早く気づいていれば!!!!
0180名無しさん@ピンキー2018/04/12(木) 01:38:42.68ID:Jw2Gsr4Y
バックアップデータって奴ももう消滅した?
あるなら俺が引き継いでなんとかサイトを…
人がいなくなっても俺の故郷なんじゃ
0184名無しさん@ピンキー2018/06/11(月) 08:09:54.02ID:Xzap8rhJ
エクレアちゃんって意外と自分勝手だと思う…思わない?
0185sage2018/07/14(土) 23:51:59.94ID:IB2V85Ol
並みの魔物相手であれば間違いなく体の一部を奪っていたであろう斧の一撃は、
殻を用いた人間さながらの巧みな防御によって弾かれていた。
直後、攻撃を防がれ体勢を崩した斧使いの少女に触腕が迫り、
しかし少女の身に触れる前に術式を込められた特殊な弾丸がそれを根元から吹きとばす。
窮地を脱した少女は凍り付いた湖からそのまま雪原まで逃れ出た。
なおも追撃しようと迫る触腕を切り落としながら少女は悪態をついて憎々しげに敵を睨みつける。
敵は、迷宮の守護者たる魔物は、女だった。
絹のようにつややかで長い金髪に、美しい顔貌、剥き出しの大きな胸は平時であれば粗野な少女ですら息を呑むであろう美しさだったが、
その青い肌と赤い瞳、何よりその上半身が蛸と磯巾着と貝とを無理矢理繋ぎ合わせたような不快な塊から生えていることが、その存在が人間ではなく魔物なのだと知らせていた。

(違い、過ぎる――!)

手に残る攻撃の感触に少女は歯噛みした。
冒険者は知恵と技、魔物は力。それが樹海の理ではなかったのか。
勿論樹海に住む大型の魔物が人間の使う道具や技を経験から知っているという事はあった。
だが、こいつは違う。
この魔物は本当に人間を”知っている”のだ。
先程の斧の攻撃は硬さに自信のある魔物なら寧ろ正面から受け止めようとするはずで
属性を帯びた一撃が魔物を防御ごと打ち砕くことのできる物だという事は冒険者だけの、人間だけの秘密のはずだった。
だがあの魔物は受けるのでも回避するのでもなく、己の外殻をまるで人間が盾でも扱うかのように用いて弾いたのだ。
その前に見せた術式への防御やこちらの裏をかくような攻撃といい、本当に人間を相手にしているかのようだった。
悪寒が体を走る。
あの魔物が元は人間であったというのは、本当なのだろうか?
立ちはだかったギルド「エスバット」の銃士は言っていた。
自分達の仲間は樹海で倒れ、そして世界樹の頂きの住む者の手によって魔物に変えられて帰ってきたのだと。
彼女をこれ以上傷つけさせないために自分たちは冒険者の行く手を阻んできたのだと。
0186名無しさん@ピンキー2018/07/16(月) 18:31:46.54ID:jdzzn7mU
術式の炎に紛れた女戦士の……僕の相棒の一撃は、しかし殻を用いた人間さながらの巧みな防御によって弾かれていた。
驚愕で揺れた銃弾は狙いをそれて、運よく彼女を狙っていた触腕を吹き飛ばす。
悪寒が体を走る。
あの魔物は人間を知っている。
そして、僕もあの魔物を知っているのだ。 

僕の相棒だけあって、彼女の戦闘能力は公国でも最上位に位置する。
だから例え人間の知性があったとしても、本当に熟達の冒険者でなければ、あの攻撃は防げるはずはなかった。
そう、熟達の冒険者でなければ。
――あの魔物は間違いなく、先に倒したエスバットの巫医であった女性、マルガレーテなのだ。
公国の外から来た他のメンバーにとってはともかく、公国で生まれ育った僕にとってエスバットという名の持つ意味は大きい。
何年か昔迷宮内での「事故」のためにマルガレーテを失い瓦解するまで、彼等はハイ・ラガード最強のギルドで、僕たち公国民の憧れの的だった。
0187名無しさん@ピンキー2018/07/16(月) 18:33:43.98ID:jdzzn7mU
先に立ちはだかった二人、アーテリンデとライシュッツなら、殺さずに倒すことは困難ではなかったし、そのために迷う必要もなかった。
二人だけとなった今もエスバットは最強のギルドの一つではあったが、志が折れて敗兵となった彼らにかつての輝きはなかった。
僕は迷うよりもむしろ失望したような気持ちで彼等を撃ち、武器を砕いたのだ。
大して変わらない年齢でエスバットのメンバーとして認められたアーテリンデを僕は羨んでいたというのに、迷宮で対峙した彼女はどこまでも腑抜けだった。

だがこの魔物は。
この魔物は、かつて憧れた熟練の冒険者、美しく強いマルガレーテそのものなのだ。
その身体はもう人間でないというのに、研ぎ澄まされた動きと判断は伝え聞いた冒険譚そのままで僕は彼女が敵であることを、魔物であることを忘れて見惚れさえする。
人間でなくなっているとしても、僕は今憧れていた英雄と戦っているのだ。
違和感と高揚感はないまぜだった。
魔物になった英雄などというグロテスクなものを見ていたくない、敬愛していた彼女を討ちたくない。
しかし同時に、彼女は力の面では期待を裏切らない、昔のような強さの持ち主なのだ。
0188名無しさん@ピンキー2018/07/16(月) 18:34:26.53ID:jdzzn7mU
敵の全てが触腕の届かない距離に出るや否や、魔物は息を吸い込む。
氷の池に美しい歌声が響いた。
人間のものではない、人を狂わせる妖しい響き。
その手に乗るか。
旋律の魔力が誰かの体に響き渡る前に、僕は魔物を威嚇するための音響弾を放った。
最初は崩されたが二度も三度も惑わされてやるほどお人よしではない。
冒険で培った勘が、あちらも手札をほぼ出し尽くしたらしいということを知らせていた。
戦いは消耗戦にもつれ込みつつある。
このまま続ければ先に守りを失った方が、恐らくは人間であり体力に劣るこちらが敗れるだろう。
ブレイクスルーが必要なことは明白だった。
つまり、彼女が迷宮で倒れた以後に生み出された強力な弾薬が。
ちらと見ると、他の仲間も同じ考えのようだった。

炎・氷・雷の3属性を複合した弾丸は強力無比だが、その分射程といい銃の状態といい攻撃前後には大きく隙を晒す。
つまり攻撃前には錬金術による牽制が、攻撃後には聖騎士の庇護が欠かせないのだ。
身の内で獰猛な衝動が高まるのを感じた。
攻撃が失敗すれば僕は死ぬだろう。それどころかパーティ自体全滅しかねない。
だが成功すれば本当の意味で僕たちは「公国最高のギルド」を塗り替えることになるのだ。
……いまや魔物であればこそ、冒険者である僕は彼女に全力でぶつかることができる。
僕を認めてなかった彼女に、僕の力を見せつけることができる。
例え彼女がバラバラになったとしても、僕が殺したのは魔物なのだ。

治癒師が起動符から放った火矢と共に相棒が斧を持って駆けだす。
陽動はある程度読まれているだろうが「歌声」を使わせず触腕がこちらに向かなければそれでいい。
錬金術師の作り出す火炎のベールを盾に、僕もまた凍った湖面を駆けた。
0189名無しさん@ピンキー2018/07/31(火) 23:04:10.68ID:1lGH68v2
この話はスキュレーだけにちょっと凍結しますね。
いやもう14日の時点でほぼできてたんだけど事情があって……
0190名無しさん@ピンキー2018/07/31(火) 23:46:25.01ID:1lGH68v2
でかわりにオランピアさんとプリンス君の鬱っぽい話を投稿します。
オランピアさんの熱烈なファンの方には怒られるかも……
0191名無しさん@ピンキー2018/07/31(火) 23:49:42.82ID:1lGH68v2
触手と眼球、瘴気と腐臭。人に寄生する樹木に捻じ曲がった空間。
正気を蝕むような混沌の樹海からやっとのことで這い出ると、
僕は仲間と別れ、天極殿星御座……この海底の都の執政所へと向かった。
危険のない土地に戻ってきたというのに不快感は止まない。
足が重いのは疲れのためだけではなかった。

深都の王ザイフリートとその忠実な下僕オランピアを討ち滅ぼしたのは僕たちだというのに、世界樹の意思によって生じたこの都はそれ以前と変わらずに僕たちを受け入れている。
百年を共に戦った王が倒されたところでそれ以上の力を持つ僕たちが替わりをするのであれば、意思を持つあの偉大な世界樹にとって何の問題でもないのだ。
王族として駒遊びには幾分か理解ある身のはずだが
それでもこの人間味を感じさせない手駒の取り替えは空恐ろしかった。
歩き慣れた石の道が、今は狂気の樹海と大差ない悪夢の道に思われる。
0192名無しさん@ピンキー2018/07/31(火) 23:52:21.37ID:1lGH68v2
天極殿の奥、水底からは見えない星海の動きを示す巨大な装置の前に
共に「魔」に立ち向かう僕たちの仲間、新たな深都の統治者が待っていた。
アーモロード王家に連なることを示す紫の髪と金の瞳を与えられた、人造の機兵。
僕がこの手でバラバラにしてしまったはずのオランピアがそこにいた。

海上の都と海底の都とのすれ違いから生じた争いの果てに、
深王同様幾多の破片になるまで破壊されたはずの彼女はあの後どうしてか
その機械の体を修復され深都に戻ってきていたのだった。
否、理由はわかっている。
あの神の如き世界樹が命じてそうさせたのだ。
彼女は深王から引き継いだ「魔」と戦うという役目と一緒に
世界樹から僕たちに与えられたモノの一つだった。

「待っていた、お帰りなさい」

オランピアがほんのわずかに微笑しながら僕に語り掛ける。
街娘を思わせる、場違いなくらい自然な微笑。
おぞましさと違和感のために視界が歪んだ。
かつて彼女はこんな風に笑うことはなかった。
冒険者を惑わすための作り物の笑いと、機兵としての冷酷な無表情ち、忠誠が機械の彼女に与えた僅かばかりの感情……深王に逆らう者への軽蔑。
それだけが僕の知る彼女の表情だった。
しかし今の彼女は僕に芯からの忠心を向けていて、それが僕の正気を蝕む。
0193名無しさん@ピンキー2018/08/01(水) 23:01:45.09ID:FywqFQOv


「……これらの要素が空間の歪みを作り出している。
 つまりあなた達の立てた一定の範囲外に移動させられることはないという推測は正しい。
 あなた達はきちんと奥まで進んでいる。
 次の探索では下層へ至る道を見つけることができるだろう。」

オランピアが淡々と続ける説明を、僕はどうにか理解しながら聞いていた。 
深都独特の機械によって、天極殿の壁に迷宮の地形と僕たちの歩みを示す巨大な図面が映し出されている。
誰一人本心から望んでいないのに僕たちが深都と手を切れないでいる理由は二つあり、
その一つがこうしたここにしかない技術だ。
力だけで人知を超えたあの迷宮を進むのは到底不可能なのだ。

「ただ、次の探索に出るのはもうしばらく後にして欲しい。
 ……探索の経過を、遣わせたアンドロを通して見ていた。」 

もう一つの理由は戦力だった。
冒険で脱落した戦力を補うためには深都の造る強力な機兵の力を借りるしかない。
僕たちは紛れもなくアーモロード最強のギルドであり、他のギルドから補充し得る人員で思った通りの連携を行うことはもはや望めなかった。
どうしても誰か一人は、天極殿にやってこなければならないのだ。

「生命力を吸い取る魔物との戦いであなたは窮地に陥った。
 あの魔物は危険。
 あれに安定して対処するためには機兵にまた新しい装備を追加する必要がある。
 だから、それが済むまでは深都に留まっていて欲しい。」

言葉を紡ぐオランピアの表情は苦しげだった。
わずかに変わった声色に、僕は続く言葉がなんであるかを察する。

「……私が行ければ手伝えるのだけど、
 それは、できないから……」
0195名無しさん@ピンキー2018/08/03(金) 00:44:02.59ID:E9wAPEio
呟くオランピアの惨めな姿に罪悪感が沸き上がる。
かつて彼女は「魔」やその眷属と戦う最強の機兵だった。
百年に及ぶ戦いの中で何度も取り替えたらしいのに、
彼女の金属の体はいつ見てもボロボロで、いつも砕けた装甲の下に回路が覗いていたのを覚えている。
あるいは僕は、彼女の合金の腕に剣をへし折られた時の恐怖も覚えていた。
使命のため、深王のために戦っている時のオランピアは恐ろしく、そして美しかった。
けれど今彼女の体には一つの傷もない。
高度な知性を持つ機兵は容易に生産できず、これ以上統治者の替えがきかないことから世界樹は彼女が樹海に出ることを禁じたのだ。
彼女が苦しんでいるのは、つまり僕のせいだった。

「あなたがあの魔物に締め付けられている時、私はとても不安だった。
 あのままやられてしまったらどうしようと思って、
 それでも私は、ここで見ていることしかできなかった……。
 あなたの戦いを助けるのが、私の役目なのに……」

汗が吹き出し、体が震えた。
叫び出したい衝動を必死で抑え込む。
彼女の心配は本心からの物だ。わかっている。
0196名無しさん@ピンキー2018/08/03(金) 00:50:24.40ID:E9wAPEio
かつて彼女は深王ザイフリートの忠実な臣下だった。
通常感情らしいものを見せない機兵だが、オランピアは長い生と深王の親愛のためにやがて心を得たのだ。
だが仕えるべき深王が滅び、戦いという存在価値も失った時、
もう僕たちが敵であったと彼女が覚えていることは、世界樹にとって不利益でしかなかったのだろう。
彼女は過去の記憶まで消去されてしまったのだ。
彼女が僕に微笑みかけるようになったのはそのためだった。
戦い、記憶、主君。支えであった全てを奪われ、己さえも失った彼女には
吹き込まれた新たな使命、偽りの主人である僕に仕えることしか残っていない。
心の残骸と使命を果たせないことへの恐怖だけが彼女の手に残った遺産だった。
僕が返事をできずにいるとごめんなさいと言ってオランピアは迷宮攻略に話題を戻す。 
0197名無しさん@ピンキー2018/08/03(金) 01:30:37.06ID:E9wAPEio



「”糸”と同様の緊急脱出機能については実用化の目途はまだ立っていない。
 けれど……
 ……聞いている?」

あの後いくつか話題が変わったが、もう僕はほとんど話の内容を理解していなかった。
ああいったことがあっても、以前なら心を保てていたはずなのに最近ではそれが非常に難しい。
進むほど猛烈に狂気を増していく樹海や、仲間の脱落といった心労が僕の精神を着実に削り取っているのだ。

「大丈夫ですか、殿下。
 お顔が真っ青です。」

呼び方が、口調が変わったのに気付いた。
心細げな眼が僕を見つめている。
オランピアが優しく僕の手を取った。

「っ……」

触れられた感触に、口からこわばった息が漏れる。
僕の手を包み込むオランピアの手は、かつて僕の首を捻じ切ろうとしたそれと違って柔らかだった。
いや、柔らかなのは手に限った話ではない。
彼女はいつの頃からか、現状への当てつけのように人間同様の柔らかで温かく刃も装甲も備わっていない身体を己の姿としているのだった。
天極殿の宝物庫で見つけたというその身体は、そしてそれを包むドレスは、戦いから解放される日を夢見た深王が臣下への贈り物として用意していた品だった。
0198名無しさん@ピンキー2018/08/03(金) 01:31:21.23ID:E9wAPEio
「……ごめん、あんな樹海に長く、いたから、……疲れているんだと思う。」

言いながら、オランピアの手を軽く振り払う。
彼女の感触を感じることが恐ろしかった。
顔に血の気がなさそうなことは自分でもわかる。
このままではきっと僕は正気を失くしてしまう。

「殿下」

ふらつく僕の胸にオランピアがそっと身を寄せた。
柔らかで魅力的な肉体の感触に鳥肌が立つ。

「殿下、それなら私に、お気を紛らわせる手伝いをさせてください」

オランピアは笑っていた。
誘うような、虚ろな笑い。
ごくりと喉が鳴った。
違う、駄目だ。
彼女はこんなことをするべきじゃない。
こんな関係はもう終わりにしなくてはならない。

「私にできることを……
 私の役目を、果たさせてください。
 貴方に仕えることが、貴方を助けることが私のたった一つの役割。
 私の存在する意味は他に何もないのです。」

喉がからからに乾く。
そうだ、拒絶すればいいのだ。
彼女は僕の言葉に逆らえないのだから。
僕は彼女の意思を全て無視して命令に従わせる権利を持っているのだから。
0199名無しさん@ピンキー2018/08/03(金) 01:31:45.41ID:E9wAPEio
「オラン、ピア」

名を呼ばれ金色の瞳が縋るように揺れた。
人間を装った彼女の体の中で、人間よりも遥かに巨大な力が鼓動しているのを感じる。
なのに僕に身を寄せるオランピアは、突き放せば壊れてしまいそうなくらい儚く見えた。

「っ……」

そうすべきだとわかっているのに、僕は続きの言葉を投げかけることができなかった。
彼女を雷術で破壊しこんな風にしたのは僕なのに、それなのにさらに酷い仕打ちをすることなんてできない。
違う、欺瞞だ。
オランピアが僕に縋りたいだけであるように、僕も恐ろしい使命と自分のしてしまったことから目を背けたいだけだ。
ここにやってきた時から僕はこうなることを期待していた。

「はい、殿下。」

僕が彼女を行動を無言のうちに容認したことを理解すると、オランピアは甘えるように囁きながら僕の身体に腕を回した。
柔らかな腕が、僕の背を、首を撫でる。
熱を秘めた、空虚な視線が交差した。
僕の唇に柔らかな作り物の唇が重ねられる。
僕は自分の腕が彼女の身体を抱きしめようとするのを必死に抑えた。
オランピアの腕が僕の顔を引き寄せ、口内に舌を滑り込ませる。
オランピアの唇は、舌は、甘い。
生活に唾液というものを必要としないかわりに、彼女の口から送り込まれる液体は人を欲情させるようだった。
彼女は僕のために役立つという任務にあくまで忠実で、そのために自分の身体を造り替えているのだと僕は知っていた。
0200名無しさん@ピンキー2018/08/03(金) 01:32:05.73ID:E9wAPEio
オランピアが僕を強く抱きしめ、身体を僕に押し付けた。
欲情したペニスが身体の間で擦れ合って快感が走る。
気持ちいい。気持ち悪い。気持ちいい。
駄目だ。
罪悪感に耐えかねて身をよじるが、オランピアの腕は到底抵抗しえない機械の力で僕の身体を締め付けている。
勝ち目のない敵に蹂躙される時絶望と一緒に感じる、倒錯的な幸福感が湧き上がる。
オランピアの腕は僕を決して離さないと言いたげだった。
あのオランピアが、自分を保つために僕に縋っていると思うと背徳感が駆け巡る。
違う。駄目だ。
こんなことを続けていたら、オランピアも僕も本当におかしくなってしまう。
苦悶の息を漏らすと、オランピアは僕の唇を解放してくれた。
黄色い瞳がじっと僕を見据える。
唾液の塊が彼女の肌に落ちた。

「オランピアっ……っやっぱり、……
 ……今日、は……」

先の肯定を打ち消す言葉を言い終える前に、オランピアの指先から僅かの電気が走った。
 
「ぁぁあう…っ…」

声にならない声が漏れる。
全身を駆け抜けた電流が効率よく僕から全ての力を奪った。
僕に言い訳を与えるために、彼女は備わった電磁防御機能を使ったのだった。
相手のため、というのは僕たちの免罪符だった。
脱力して崩れようとする僕をオランピアの腕が支える。
身体が動かない。
0201名無しさん@ピンキー2018/08/03(金) 01:32:22.89ID:E9wAPEio
濡れた唇が哀願するように囁く。

「大丈夫です。辛いことは考えないで……。
 こうすることが私の役目。
 私を役立てて……。」

再び唇が重なる。
殆ど彼女に持ち上げられるようにして立ちながら、
僕はもう逆らうこともできず、彼女に与えられる媚薬を飲み下していく。
身体が熱い。頭が煮える。
形のない罪悪感が沸き上がり、情欲が注がれ、思考が沈み込んでいく。
どうすることもできないという免罪符が、最後の理性を殺した。
金色の目が細められる。
指先が機械の器用さで僕の装備を取り除いていくのを感じた。
0202名無しさん@ピンキー2018/08/03(金) 01:32:58.34ID:E9wAPEio


やがて裸に剥かれた僕は、大きなベッドに横たえられていた。
沈み込む感触が、見慣れた天蓋が僕に自分たちのしていることを自覚させる。
僕の体の上ではオランピアが美しい裸体を晒し、硬くなった僕の性器に女性器を擦りつけていた。
濡れた、とろけそうな感触がペニスを撫で上げ、僕を焦らす。
もはや抑えもせず僕は喘いだ。
人に似せた身体と言えど子を産むことはできないのだから、元々彼女の身体に性器は備わっていなかった。
彼女の性器は、僕のために彼女が自分の身体を造り替え取り付けた装置なのだった。
かつて兵士だった彼女は、自ら金属の身体を捨て、肉の体に身をやつし、それにすらも手を加えて娼婦のように成り下がっているのだ。
全身から汗が噴き出す。
罪悪感と、それから目を背けるために快楽を求める心の間で僕は板挟みになっていた。
オランピアは興奮したように淫らに笑う。
或いは彼女自身、自分の傷口を抉ることを楽しんでいるのかもしれない。

「大丈夫です、殿下。
 私がお守りします……。
 辛いことはみんな忘れられるよう……。」

オランピアがゆっくりと腰を降ろす。
僕を悦ばせるためだけに存在する女性器が、絶頂寸前の僕のものを咥え込んでいく。
オランピアのそこは温かく、以前にも増して柔らかだった。

「あっ……」

体がぶるりと震え、奥まで入り切る前に失禁するように精液が漏れだす。
0203名無しさん@ピンキー2018/08/03(金) 01:33:45.60ID:E9wAPEio
「ぁ……う……」

オランピアの体内にどろどろの精液が溢れ出す。
脱力した体は堪えることもできずに快感に打ちのめされた。
気持ちいい。
薬に冒された状態での絶頂が脳を痺れさせる。
精を受け入れたオランピアは愉しげだった。
媚薬のためにペニスは既にまた勃起を始める。
快楽を与えるためだけに造られたオランピアの女性器は、人間のそれよりも遥かに心地がよかった。
その感触をもっと味わいたいとでもいうように、ペニスは貪欲に膨らんでいく。

「そう……何も考えないで、私を使ってください……。」

幸福感と悲哀の入り混じった声でそう呟くと、
オランピアは僕のペニスを迎え入れるために、再び腰を降ろしていく。
機兵の重さは逃れようがないという免罪符をもう一度僕に与えるのには十分で、期待と喜びの混じった吐息が漏れる。
罪悪感を手放し快楽に溺れようとすることへの背徳に身が震えた。
造られた女性器がぴったりと僕の性器を包み込み、脈動して刺激を与える。
射精したばかりなのに、僕はもう絶頂寸前だった。
快楽の余韻と、射精を求める切なさが僕を狂わせる。
快感に声をあげる僕を愛しげに見つめながらオランピアはかき回すように腰を大きく揺すった。

「あ、あ……ああっ……!!」

先程よりも強烈な絶頂に大きな声が漏れる。
動かないはずの身体が絶頂でひきつり、わななく。
快感に喘ぐ口の端から涎が零れ落ちた。
絶頂二回分の快感が僕を浸し、壊す。
脳が焼けて、思考から苦悩がこぼれ落ちていく。
ペニスはまた膨らんでいた。
無駄なことを理解しながら僕は身をよじってオランピアの下から逃れようとするが、金属の重さを持った体はびくともしない。
自分よりも強い者に組み敷かれているという事が、僕を一層興奮させた。
今度の抵抗は被虐を味わうためのものに過ぎないことをとうに理解しているオランピアは、
嬉しそうに笑うと女性器でペニスを締め付けた。
0204名無しさん@ピンキー2018/08/03(金) 01:34:06.29ID:E9wAPEio
「心地よいですか、殿下。
 私はお役に立っていますか……?」

ろれつが回らず、言葉を返すことはできなかった。
返事の代わりに僕は更なる快楽を求めて腰を突き上げる。
オランピアは儚げな笑みを浮かべると身を倒し、僕と上体を重ねた。
耳に唇を寄せ、囁く。

「そうです。もっと、もっと溺れて……。
 忘れることが、生き延びるために必要なのだから。
 ……機兵と違って、人は壊れたら、戻せないのですから。」

機械仕掛けの女性器にペニスを蹂躙され、断末魔のような声と共に僕は三度目の絶頂を迎える。
涙が頬を伝った。
僕を見つめるオランピアは泣き出しそうな顔で笑っていた。
0205名無しさん@ピンキー2018/08/03(金) 01:53:02.59ID:E9wAPEio
おしまい。
いわゆる「海の見える丘に白い家を建ててオランピアさんと住みたい」って奴でした。
世界樹発売記念に何か書こうと思って気が付いたらできていた。
あーもう地獄だよという感想を抱いていただければ幸いです。
こうならないためにも皆深都ルートを選んでグートルーネ様を倒s……
やっぱ真ルートを選んでオランピアさんを不幸……に……
世界樹切り倒そうぜ!
0206名無しさん@ピンキー2018/08/15(水) 14:47:08.54ID:OWfqtOIZ
やっぱあれは世界樹切り倒すしかないよな!!

世界樹の迷宮が発売されるたびに、ギルド『エーヴュア』のひと帰って来ないかなーとここを見てしまう…。
0208名無しさん@ピンキー2018/11/12(月) 02:39:03.51ID:SAjT529j
久しぶりにおもいだしてきたら保管庫が消えてた
データ持ってる人いる?
0211名無しさん@ピンキー2019/01/16(水) 02:43:38.79ID:l8Ye7x+e
再建するのって多分お金かかるんだよな?
タダならなんとかやるかもだが
0215名無しさん@ピンキー2019/10/19(土) 11:49:08.41ID:IvJyUhu2
インターネットアーカイブでサルベージできるな
もちろん、消えているのもありそうだが
0216名無しさん@ピンキー2019/10/19(土) 14:08:49.96ID:IvJyUhu2
アーカイブから回収できた物を上げておく。

ttps://dotup.org/uploda/dotup.org1973407.zip.html

dl pass archive
zip pass atlas
0217名無しさん@ピンキー2019/10/28(月) 00:22:25.00ID:Q2SKReaS
まだこれからでも作品作っても大丈夫?
今構想中だけど新Uでパラ男、ソド男、プリンセス、ブシ娘、ガン娘でラブラブ系三部作をば
0219名無しさん@ピンキー2021/01/03(日) 21:48:07.08ID:wk5FucHi
クレクレ無いものねだりで申し訳ないんだけど、>>158の消えちゃったSSの本文誰かお譲りいただけませんか…
バックアップからもこぼれちゃってて読めない
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