たらふく二、三日私たちはその拷問の前準備として他の拷問さえ
とりやめて食事を与えるという至福の時間を与えてあげます。でもいつまでも、
至福の時間なんて続くわけないじゃないですか。ここは捕虜収容と拷問施設の兼用で、
かつ人生で幸せなんてほんの少ししか実らないもんなんですから・・・・

たらふく食べた囚人は、ある日無理やり食後に看守に引っ立てられていきます。逃げるには絶好のちゃんですが、
魔術の無力化を突破しない限りその心配はありませんので抵抗しても無用の長物です。殴るけるとかジタバタして
逃げようと結果として馬鹿にされる行動をとる囚人ってお馬鹿ちゃんみたいです。

そしてある部屋に連れて怒られてから地獄が始まりやがります。誰もがイメージしやすいと思いますが、
そこじゃ囚人に最も屈辱的な格好をさせるんです。そう四つん這いにですよ、犬や赤ん坊みたいに
四つ足で体を支えるよう強要するんです。
勿論、床についてある手枷と足枷で拘束したうえでですが。二足歩行を人間は行っていて、
赤ちゃんでもない限りおこなわないような恰好、獣の格好をさせられた人間は歯切りしします、
屈辱に。
おまけに四つん這いなら自分は低い姿勢であるから普通に立っている相手に見下ろされるのも、
より屈辱を増すんでしょうねえ。

これだけなら大したことないでしょう。これから、拷問が始まるんです。看守が拷問用に使う
それを見たものは、誰もが顔を硬直させやがります。石みたいに。
知識のあるものも知識のないものもいるんでしょうが、用途は分かるんでしょう。浣腸用の
グリセリン浣腸器ですよ。

普通に相手が排便をするのを待つだけじゃ面白味がありませんし、まともな食事を食べれらない状態じゃ
汚物の匂いがするくせぇくせぇクソをひねりだすことはまずないんです、あっても少量ですから。
だから、食べ物をたっぷりと食べさせてくせえクソをひねりだす状況を作ってこれをやるんですよ、
その方がはるかに汚物を吐き出す量が増えて屈辱が増しやがりますから。
それに一時とはいえ幸せが拷問のために仕組まれていたと知ったら、絶望するだろうってことも期待してる
みたいですね、実際深い絶望の色が見たときに走りやがりますから。