(15)

「くっくっくっ……ぴったりと吸い付いてくるじゃないか?
まったく、堪え性は無いが、素晴らしい名器だよ、キミのオマ〇コはッ!!」

女膣の具合を褒められた<ヴァリスの戦士>の心に、奇妙な歓喜の感情が湧き起こってくる。
憎んで余りある仇敵、新世界の神になるという己れの野望のために、世界を滅ぼそうとしている極悪人、
自分と麗子、ヴァルナの三人を含む、数多の生命を身勝手に創造しては、
道具として徹底的に利用し尽くした挙句、斯くも冷酷に使い捨てようとしている非道な男……
であるにも関わらず、賞賛の言葉をかけられると、
何故か、肉襞が、ぎゅううっ、と男根を喰いしばり、愛おしそうに抱擁しようとするのをどうしても制止する事が出来ない。

「ああ……アイザード様……ふはぁあッ……う、嬉しいですッ!!
わたしのオマ〇コの中で……こんなに逞しく、元気いっぱいに跳ね回って下さってッ!!」

それどころか、少女自身の下半身も、まるで侵入者と息を合わせようとするかの如く、活発にグラインドし始めていた。
骨の髄まで浸み込まされてしまった、禁断の悦楽によって、
薄青色の瞳は随喜の涙に覆われ、トロトロに蕩け切ってしまっている。
もはや、優子の性感は、手綱を振り切り、官能の頂きを目指して暴走を開始しようとしている、とさえ言って良いかもしれない。
止め処なく溢れ返る、銀色の蜜汁によって飾り立てられた、匂い立つ秘唇が、自ら進んで青年の剛直に絡み付いていった……。