【アナルっ娘】そこは違う穴!5【尿道娘】
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0001名無しさん@ピンキー2014/05/17(土) 08:57:25.59ID:FJ0S8vBQ
女の子が違う穴を開発されたり、あるいは自ら開発して
気持ちよくなってしまうSSを楽しむためのスレッドです。

■注意事項
・膣とは異なる穴の開発によって快感を得ることがテーマです
 肉体を傷つけたり、苦痛を与えることが主題となるものはスレ違いです
 耳掻きで身悶えるのは趣旨的にOK
・テーマに沿っていれば特に制限はありません
 通常の性行為を含んでいても構いません
 一次、二次を問いません
・以下のような忌避性の高い内容も許容されますが、事前の注意書きを強く推奨します
 排泄を強要する描写を含むもの   :『導尿』『浣腸』など
 細かい排泄描写を含むもの     :『放尿』『排便』など
 通常の人体構造では不可能なもの :『尿道姦』『乳首姦』『耳姦』『鼻姦』『ヘソ姦』など
 その他の特殊な嗜好を含むもの  :『ふたなり』『母乳』『飲尿』『食糞』『人体改造』など
・読み手は、許容外の属性が飛び込む可能性があるので油断しないこと!

■前スレ
【アナルっ娘】そこは違う穴!4【尿道娘】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1334373066/

■過去スレ
【アナルっ娘】そこ違う…でも…!(ビクッビクッ【尿道娘】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178680997/
【アナルっ娘】そこは違う穴!2【尿道娘】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1210174684/
【アナルっ娘】そこは違う穴!3【尿道娘】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1254873282/
0074放課後の密事2014/11/18(火) 08:52:29.89ID:QuE3rrIh
「そ、そんなことは……」
「ないかしら? スカートを捲って見せてみろなんて、無粋なことは言わないわ。
もし入れてくれるのなら、貴女にも私のお尻を好きなようにさせてあげたのだけど」
茜は心が揺らいでいる自分に気付いた。
あのポッカリと口を開けた紅孔の内壁を掻き乱し、
文乃を狂乱させることが出来れば、どれだけ悦に入れるだろうかと、
そう考えている自分に戦慄した。
「結構です!」
茜は頭を振って答えた。
「そう。残念」
文乃は微かに苦笑すると、黒い塊を自ら尻穴に押し当てた。
黒い塊は文乃の後孔を押し拡げながら飲み込まれていく。
「くっ……ぅ……」
文乃の眉間に、深い縦皺が刻まれる。
均整のとれた美貌の眉が顰められると、
バロックのような妖しい魅力が醸し出される。
黒い塊は「ぶぢゅう」と不快な音を立て、
柄だけを残して文乃の腸内に飲み込まれた。
虚脱したような茜を尻目に、
文乃は鞄からタオルを取り出すと、体を拭い始めた。
全身にこびりついた自身や男達の体液を拭い去ると、
てきぱきとした手早さで下着を着け、制服を身に着けていく。
「まだ、わからないことがあります……」
茜の問いに、文乃はブラウスのボタンを閉じながら答えた。
「何かしら?」
「何故私をこの場に呼んだんですか?
私が居る必然性なんて無いんじゃないですか?
私、委員長のこんな秘密、ずっと知りたくなかったです!」
茜は涙腺が弛んでくるのを、止めることが出来なかった。
涙を浮かべて睨みつける茜を、文乃はクスクスと笑いながら見返した。
「必然性で言えば、確かに貴女を呼ぶ必要性は無かったわね。
でも私は、秘密の共有者が欲しかったの。
それも連中側のじゃない、私の側に付いてくれる秘密の共有者が」
「それが、なんで私だったんですか?」
「そうね。貴女が、私の熱心な崇拝者だからじゃないかしら」
文乃はスカートを穿きながら続ける。
「私の崇拝者である貴女なら、たとえどんな秘密であっても口外しないという、
そういう確信があるからね。後は……」
文乃は凄絶なまでに妖艶で、邪悪な笑みを浮かべた。
「幻想というやつをぶち壊しにしてあげたかったからかしら?」
愕然とした茜を見て、文乃はおかしそうに笑った。
そうしている間にも、娼婦のように痴態を晒していた女は、
学園の規律を守る風紀委員長の女子生徒へと、
姿を変じていった。
結い上げた長い髪を一度靡かせたときには、
荻野文乃は完全に常の姿に戻っていた。
「もう暗いわ。西沢さんも用事がないなら、早く下校なさいな」
文乃の変貌を目の当たりにして、茜はもうなにか言う気力も無く。
「は、はい」と頷いた。
文乃が電気を消し二人は体育用具庫から出た。
「西沢さん。もし興味があるなら、次は来週の木曜日よ。
今日みたいにロッカーの中に隠れててね」
そういい置くと、文乃は「ごきげんよう」と先にその場を立ち去った。
茜は、崇拝の対象であったその後姿を、
複雑な感情で見送った。
(了)
0075名無しさん@ピンキー2014/11/18(火) 17:35:26.52ID:V1U5vQT4
いくら脅しがあるとはいえ、
うかつに自慢して秘密をばらし仲間を増やしてしまうような頭の悪い連中なのに
膣も使わせろとは口にすらせずひたすらアナルに夢中になっているのがいいですね。
一目見た瞬間膣のことを忘れてしまうほどに文乃のアナルが魅力的だったのでしょうか。
茜も文乃のアナルを弄ってよがり狂わせたくなっちゃってるのもすごくいいです。

翌週もロッカーに潜んでいた茜が、乱交後に辛抱たまらなくなって
文乃のアナルに吸い付き、そのまま翌朝まで夢中で舐めほじり続けて
文乃が快感をこらえつつ携帯電話で根回ししなかったら大問題になるところだった
という妄想が捗りました。
0076放課後の密事 after2014/11/19(水) 00:30:24.69ID:2H3Q3+i9
西沢茜は帰宅後、シャワーを浴びながら、
その日あった出来事を思い返していた。
尊敬していた風紀委員長の先輩が、
学校一の不良共を肉体で買収し、
尻の孔を犯させていたという事実。
そして自分もその秘密を知ってしまったということ。
さらに、自分がその事実を知ることになったのは、
文乃の嗜虐心を満たすためであったということ。
あまりに衝撃的で生々しく、愛憎が激しく心の中を行き交った。
茜は鏡に写った自らの裸体を眺めた。
華奢な茜の体躯は、今日見せつけられた文乃の肉体に比べ、
実に貧相で、弱々しかった。
所詮自分は、文乃という庇護者の下で、
権勢を張ったつもりになっていただけに過ぎない。
その庇護者も、裏では黒い癒着があった。
茜は、依って立つものを失った心細さに苛まれた。
目を閉じると、あの体育用具庫での痴態が思い起こされる。
茜にとっては裏切りに遭ったも同然の光景だったが、
あの時の文乃は、茜が見た今までどんな時の文乃より、
活き活きとしていた。
それは健全とは真逆のものだったが、
文乃は艶やかで、妖しくて、蠱惑的だった。
(あんなにも、あんなにも愉しげな委員長は、見たことがないや……)
忠実に働く自分たち風紀委員には見せたことのない表情を、
文乃は学園の風紀を乱す不良共には垣間見せていたのである。
それが茜には、どうしようもなく妬ましかった。
それと同時に、文乃があのような顔を見せる悦楽にも、
茜は興味が湧いていた。
尻の孔で、あんなにもよがり狂えるものか。
茜は右手を、自らの尻の谷間に這わせた。
肉付きの薄い柔肉の狭間に、皺の寄り集まった一点がある。
そこに指を這わせると、得も言われぬ違和感が背筋を駆け上がり、
脳髄を震わせた。
(これ以上はダメ。お尻の孔はそういうことに使うところじゃない)
そう思いながらも、茜の指は皺の中心を掘り起こすように探っていた。
0077放課後の密事 after2014/11/19(水) 00:31:29.58ID:2H3Q3+i9
「あっ」
思わず声が出た。
指が、中へと入り込んだのだ。
微かな鋭痛と、痺れるような違和感が肛門を中心に湧き上がる。
(これ以上はダメ。これ以上は!)
そう制止する理性とは裏腹に、指はどんどん奥へと進んでいく。
第一関節を容易に呑み込み、第二関節、
そして人差し指全体を、すっぽりと呑み込んでしまった。
そこはねっとりとした粘膜に覆われ、熱く潤んでいた。
きつく締め上げる肛門とは対照的に、
腸内はあっけないほどに柔らかく、空ろだった。
内壁を撫で上げると、濡れた天鵞絨のような手触りで、
痺れるような感覚が神経を粟立たせる。
反面、背徳感が胸に押し迫り、
茜は息が詰まる思いだった。
にも関わらず、肉体は更なる悦楽を渇望していた。
茜はゆっくりと指を引き抜いてみる。
強制的に排便をさせられるような、
快感とも恥辱ともつかぬ感覚が全身を襲う。
爪の辺りまで引き抜くと、再び中に挿し込んでみる。
初めに比べて幾らか柔らかくなったそこは、
苦も無く指を呑み込んでいった。
茜はいつの間にか、我を忘れて指を抽挿させていた。
秘裂からは愛液が腿を伝い落ち、
後孔からは水と腸液の入り混じった、淫靡な水音が響く。
茜の脳内には、あの体育用具庫で見た文乃の痴態が蘇っていた。
茜は、知らぬ間に文乃の姿に自分を重ね合わせ、官能を貪っていた。
茜の胸中の、愛憎の炎が紅く爆ぜた。
己の意志の及ばぬ強い衝動が、茜の指を鈎に曲げ、
その爪先で敏感な腸壁を引っ掻いた。
鋭痛と、電撃のような、病み付きになるような感覚が全身を走り、
脊髄を震わせ、脳を揺らした。
「あっ…………!」
茜は女陰から迸りを噴き上げ、
糸が切れた操り人形のようにその場にへたり込んだ。
ようやく我に返り、茜は自らの尻に挿し込んだ指を引き抜く。
ゾクゾクとした感覚が、また茜を蝕む。
指が抜け出た後の腸内に、一抹の寂寥感を覚えている自分に、
茜は慄然とした。
それと同時に、文乃に対する新たな憧憬が鎌首を擡げていることにも気が付いた。
茜は心に決めた。
また、あの体育用具庫のロッカーに潜んでみようと。
そして、文乃の味わう快感も、いつか自分も味わってみたいと、
後孔の疼きに覚えたのだった。
(了)
0078名無しさん@ピンキー2014/11/19(水) 03:26:36.00ID:cNjLmo61
茜もアナルに目覚めましたか
文乃と仲良く尻穴のほじりっこをしたり
アナル舐め69に夢中になる妄想も捗りますね。

捗るあまり、なぜか関係が逆転して
文乃が茜に全裸土下座して
アナルを舐めさせてもらえるよう懇願するところまで妄想してしまいました。
0084名無しさん@ピンキー2014/12/15(月) 18:23:33.22ID:4/TUYrmD
あげ
0085名無しさん@ピンキー2014/12/28(日) 00:33:50.77ID:3uB4RwZS
一作投下します。
ブツ描写はないですが、ちょっとだけ排泄シーンがありますのでご注意を。
0086ハプニング・バーでの調教  1/192014/12/28(日) 00:35:41.11ID:3uB4RwZS
 
「あなたが、生田ね?」
「は、はいっ!」
冷淡な声で放たれた問いに、新米刑事・生田宗佑は改めて背筋を伸ばす。
緊張の原因は、眼前に立つ女性にあった。
綾元瑞希。若干27歳にして『マル暴』のベテラン女刑事だ。
猫科のように鋭く切れ上がった瞳、長い睫毛、ツンと小さく尖った鼻、ごく薄い唇に、シャープな顎。
そして片目を覆うように分けられた漆黒の前髪。
顔のパーツすべてが冷涼な印象を与えてくる。
さらには、『常に眉の角度が水平以上の女』と噂されるだけあって隙がなかった。
実際、宗佑はただ相対するだけで、先刻から嫌な汗が止まらない。
切れ上がった瞳で直視されると、厳重な取調べを受けている気分になってしまう。

そして、緊張の理由はもう一つ。
瑞希は抜き身の女であると同時に、恐ろしいまでの美人でもある。
顔の整いようは論を俟たず、スレンダーなボディラインも女体の在り方として一つの究極系に思える。
事実、そのクールな美貌に下心を抱く男性警察官は数多い。
刑事課のマドンナ的存在と言っても過言ではなかった。
新米の宗佑にしてみれば、雲の上の存在だ。
だからこそ、現実味がない。これから彼女と連れ立ち、ハプニングバーへ向かうという現実が。
勿論、プライベートでの娯楽ではなく、歴とした潜入捜査だ。
ターゲットは、麻薬密売容疑の掛かっている暴力団幹部・瀬尾。
中々行方を掴めずにいるこの男が、時折り都内某所のハプニングバーに現れるとの垂れ込みがあった。
そうした場への潜入捜査となれば、カップルを装った男女2人組が好ましい。
そこで抜擢されたのが、新米刑事である宗佑だ。
宗佑は、見た目からしていかにも温室育ちという風であり、取調べ中の容疑者に舐められることも多い。
しかし、その特徴も状況次第では武器になる。特に一般人を装うには打ってつけだ。
今回、ベテランの綾元瑞希とペアを組むことになったのも、まさにその素人じみた風貌を見込まれての事だった。

「……そう硬くならなくもいいわ。事情聴取のついでに、風俗嬢から一通り責め方の手解きを受けたの。
 程々に手加減してあげるから、あなたは安心して身を任せるだけでいいのよ」
瑞希は一呼吸置き、背筋を伸ばしたままの宗佑に告げる。
淡々とした語り口調ながら、眼光は心なしか和らいでおり、宗佑の緊張をほぐそうとしているようだ。
しかしその言葉の内容が、宗佑をまた別の意味で固くさせる。
これから宗佑達が向かうハプニングバーは、コアなSM愛好家の溜まり場となっているらしい。
宗佑はそこに気弱なマゾヒスト男性として潜入し、同じくサディストを装った瑞希から責めを受ける手筈となっている。
笞打ちか、あるいは蝋か。
あくまで場に溶け込むための芝居とはいえ、瑞希ほどのクールな美女から責めを受けるとなれば、緊張せずにはおれない。
「ただし。電話でも伝えた通り、情報収集だけは怠らないようにするのよ。どんな些細な会話が標的に結びつくか判らないもの。
 怪しまれない程度に、機会があり次第探りを入れていきなさい。良いわね」
瑞希は最後にそう念を押し、モデルのような優雅さで歩み始めた。
0087ハプニング・バーでの調教  2/192014/12/28(日) 00:36:17.79ID:3uB4RwZS
 
 (…………近くで見ると、噂以上に綺麗な人だな)

宗佑は、改めて前を行く瑞希を観察する。
瑞希の私服は黒で統一されていた。
黒シャツに、膝上までの黒いボトム、黒ストッキングに、これもまた黒いハイヒールパンプス。
挙句には、ストレートに手入れされた髪まで黒い。
青いカーディガンを指し色にしている点を除けば、見事に黒一色だ。
それはキリリとした瑞希の佇まいと相まって高貴さを演出すると共に、肉体のスレンダーさを殊更に強調していた。
恐らく、瑞希自身に浮ついた意図はないのだろう。
しかしそのファッショナブルな出で立ちは、男の欲を直撃する。
後ろを歩く宗佑は、努めて理性を働かせつつも、沸き立つ若さを抑えきれずにいた。

呼び込みを断りつつ、夜の飲み屋街を歩くことしばし。星の数ほどあるネオンの一つが目的地だ。
地下への長い階段を降り、受付で捜査用の偽名を用いて会員登録を済ませる。
そして重厚な扉を開けてホールに入った瞬間、宗佑は息を呑んだ。
まずは、心臓に来るような重い爆音。
続いて、バブル時代のディスコに逆戻りしたかのような、煌びやかなミラーボール、純金のシャンデリアが視界に飛び込んでくる。
遠くには青や赤のライトで照らされたお立ち台も何箇所かあるようだ。
そのような場所にあっては、ボンデージ姿の女性も往時のボディコンのように思えてくる。
ただ、随所に縄を掛けるためのフックや梁、三角木馬や磔台、水車などが設置してある辺りは、さすがSMバーと言ったところか。
「何とも……バブリーね」
瑞希も宗佑と同じ感想を抱いたらしく、唖然として呟いた。
その直後、タキシードを着た男が床を鳴らして近づいてくる。糸目の、見ていて不安になるほどにこやかな男だ。
「いらっしゃいませ。よろしければ、コスチュームや道具等をご用意致します。役割のご希望はございますか?」
「ええ。私がS役、彼がM役よ」
「承知しました。では念の為、会員証を拝見させて頂きます」
「これの事ね」
瑞希は、先刻登録したばかりの真新しいIDカードを差し出した。すると、店員の表情が変わる。
「…………おや、ご新規の方ですか。ではお客様、誠に恐縮ですが、ご希望には添いかねます。
 当店では、登録後間もない女性会員様は、必ずM役でお願いおりますので」
その言葉に、一瞬瑞希の表情が強張った。しかしそこは場数を踏んでいるベテランだけあり、すぐに切り替える。
「まぁ、そうなの?」
「ええ。以前に、素人同然のお客様が初回でS役をお選びになり、問題を起こされた事がございまして。
 以来、当店が正式に認めるまでは、M役となって頂く決まりになっております」
そう説明を受けては、意義を挟む余地はない。
確かに、未熟な人間が鞭を振るったり縛りを行えば、人命に関わる事態になりかねない。
「解ったわ。じゃあ、彼がS役、私がM役のコスチュームでお願いね」
瑞希は渋々ながらも了承するしかなかった。

「ハハッ。コスチューム、だと?」
と、ここでまた別の男が笑いながら瑞希に歩み寄る。
裕福そうな身なりをした、肥満体の男。相当に酒が入っているらしく、顔が赤い。
「………………」
宗佑は、傍にいる瑞希が棒立ちのまま臨戦態勢に入ったのを感じ取った。
「おいおい別嬪のお姉さんよ、新参のM嬢にコスチュームなんぞあるかね。
 ハダカだよ、ハダカ。新米M嬢は生まれたままの丸裸を皆に見てもらって、ありがたく罵っていただく。
 それが、ここの昔からの流儀なんだ。なぁ、そうだろう?」
肥満体の男が周囲に賛同を求める。酒のせいか、異様なほど声が大きい。
そしてその力強い声に引き寄せられるように、場が沸く。そうだそうだ、脱げ脱げ、とコールが起こる。
0088ハプニング・バーでの調教  3/192014/12/28(日) 00:37:05.62ID:3uB4RwZS
 
大注目だ。特に男は、皆が瑞希の身体に食い入るような視線を浴びせていた。
潜入捜査としては好ましからざる状況といえる。
理想はカップルの一つとして場に溶け込み、誰からも注目されずに監視を続けることだ。
「ま、待ってくだ…………!」
堪らず言いかけた宗佑の腕を、瑞希が掴む。
こうして注目されてしまった以上、場の要求を拒否して余計に目立つのはまずい。
とりあえずは流れに身を任せ、飽きられるのを待つのが次善の策だ。
瑞希の鋭い瞳は、宗佑にそう訴えかけていた。
「解ったわ。脱げばいいんでしょう」
瑞希は臆した様子を見せず、凛として言い放つ。
歓声がいよいよ激しさを増した。
「おお、いいぞっ!!」
「ヘヘヘッ、こりゃあ見物だぜ。何せ、いかにも気ィ強そうな美人だからな」
「パリッとした見目だが、さすがこんなトコに来るだけはある。このアマ、変態の気があるぜ!」
下卑た声を上げながら、人の輪が狭まっていく。
宗佑には、人の悪意が八方からなだれ込んでくるように感じられた。

瑞希は目を閉じ、眉間にくっと力を込めてから見開いた。
細い指で青のカーディガンを掴み、風に舞わせるように脱ぎ捨てる。
黒いシャツも力強くたくし上げ、首から抜いて床に落とす。
続いてブラジャーのホックが後ろで外されると、零れんばかりの乳白色の乳房がライトに浮かび上がった。
スレンダーなボディラインからは想像も付かないサイズだ。
「おおっ、意外にでけぇチチしてるじゃねぇか!」
「ああ、しかも垂れてねぇぞ。こりゃあ上物だ!」
男達が色めき立つ中で、宗佑もまた動悸が早まるのを感じていた。
署内でも噂の種、憧れの的だった綾元瑞希の裸体が露わになっていく……その事実を目の当たりにして。
「………………。」
瑞希は沸き起こる歓声も、纏いつく視線をも無視し、淡々とハイヒールパンプスを脱ぐ。
続いてその指はベルトへ。
恐ろしいほどに細く絞られていたベルトが解けると、黒いボトムはふわりと柔らかさを有した。
美脚に絡ませながらそれをも脱ぎ捨て、残るはショーツと黒ストッキングだ。
ゴクリ、と何人もが生唾を飲み込んだ。それほどに、黒で縁取られた瑞希の脚線は美しい。
瑞希が膝を曲げ、ストッキングを下ろす瞬間を、場の皆が注目していた。
薄っすらと透ける黒が刻一刻と下がっていき、その分だけ艶かしい肌の色が露わになっていく。まさに、劇的だ。
丸まったタイツを床に落とし、瑞希はとうとうショーツのみの姿となる。
ここで瑞希は、初めて動きを止めた。ショーツの両側に指を挟んだまま。
そこには静かながら、かなりの躊躇が見て取れた。
「どうした、早くしろ」
急かすその声で、渋々と最後の一枚をずり下げる。
その瞬間、黒い茂みが覗いた。やや濃く、端に縮れがある。
「あーら、意外に剛毛ねぇ! こういう所に来るんだったら、あらかじめ処理しとかなきゃダメよぉ」
「どうせ自分だけはボンデージ着て、恥ずかしい所は晒さないつもりだったんでしょ。甘いのよ、新入りの癖に」
すぐに観衆の女から、鬼の首を取ったような野次が飛んだ。
瑞希は目を伏せ気味にして耐えている。
 (瑞希さん……!)
宗佑は、その姿に同情を禁じえない。
0089ハプニング・バーでの調教  4/192014/12/28(日) 00:38:45.10ID:3uB4RwZS
 
ショーツが床に落ち、ついに瑞希の裸体が衆目に晒される。
荒事を担当する刑事だけあり、その身体は機能的に整っていた。
ミラーボールのライトを浴び、裸体は赤や青、あるいは妖しい紫に染まる。
それは同時に影を生み、見事な肉体をいよいよはっきりと縁取る。
この上なく官能的な肉体美だ。
宗佑は、ストリップショーが薄暗い中で行われる理由を知った気がした。
「いいねぇ。どこにも緩みのない、見事な身体だ」
「確かにメス豚というより、女王といった風だな」
好色そうな目をした男達が、四方から瑞希の肉体を品評する。
瑞希は腰に片手を当て、軽く脚を開いて周囲を睨みつけていた。
自然にその格好ができる辺り、本当にスタイリッシュな女性だ、と宗佑は改めて惚れ直す。
しかし陵辱嗜好の人間は、また違う感想を抱くらしい。
「なにそのポーズ。新米M嬢のクセにナマイキじゃない?」
最初に声を上げたのは、ボンデージ服に身を包んだ女性だった。それに続き、別の女性達も騒ぎ出す。
集団で盛り上がる女性ほど手を焼くものはない。
「そうよ、アンタまだ女王様気分なんじゃないの?
 今のアンタは、ここで一番地位の低い奴隷なの。だったら、それに相応しいカッコウしなさいよ!」
「ほらぁ、後ろ向いてケツ突き出して、自分でアナル拡げてみな。刑務所入る前に検査される時みたいにさ!」
「そうだ、確かにそうだ!」
さらに男も加わるとなれば、あまりに多勢に無勢。瑞希は反論のしようもなかった。

「…………解ったから、騒がないでちょうだい」
瑞希は眉を普段以上に吊り上げ、拳を握り締める。
そして後ろを向くと、命ぜられた通りに臀部を突き出し、尻肉の両端に指を添えた。
菊輪は尻肉の間に挟まっていてはっきりと見えないものの、瑞希にとっては充分に屈辱的だろう。
しかし場の人間たちは、さらにその『下』を要求する。
「もっとケツ開きなよ。よく見えないじゃん」
「そうそう。カマトトぶってんじゃないよ」
一人の女が野次を飛ばし、周りの人間が乗る。
瑞希は、ギリッ、と奥歯を噛みしめる音をさせ、尻肉を掴む手に一層の力を篭めた。
すると剥き卵のような尻肉が左右に割れ、とうとう菊輪が衆目に晒される。
 (うわ……!)
宗佑は思わず息を呑んだ。
おそらくは警察の男として初めて目にする、あの綾元瑞希の排泄孔だ。
肛門に詳しくない宗佑が見ても、いかにも初々しいものだと判った。
ごく薄い桜色をした円の上に、放射状の短い皺が伸びている。
両手の指で左右に拡げられてなお、皺の中心部はわずかばかりも中を覗かせない。
「おぉ、これは……!」
「まさに菊の花だな。調教のしがいがあるというものだ」
SMに慣れた男達も同様の評価を下した。
0090ハプニング・バーでの調教  5/192014/12/28(日) 00:39:35.91ID:3uB4RwZS
 
ひとしきり肛門を評した後、さらに一堂の視線は、瑞希の後姿全体を捉える。
背中まで伸ばされた、神経質なほどストレートに手入れされた黒髪は、白い背と対照的で美しい。
まさに日本人的な美だ。
さらに、くっと締まった腰と、緩みのない健康的な臀部、そこから伸びる細い脚線というラインも見事だ。
ジーンズを穿けばさぞや映えるだろう。
その極上の下半身を前に、男達から下卑た笑いが起きる。
「ほう……ケツと脚も、いいモン持ってんじゃねぇか」
「ああ。特に、尻の肉がきゅっと締まっているのがいい。最近の奴隷は、尻のだらしない女ばかりだったからな」
「かなりスポーツをやってるらしいな。って事ァ、欲情の度合いも凄そうだ。体育会系ってのは、案外タメ込んでやがるからな」
「溜め込んでるのは、欲だけじゃないかもよ。まずは、お腹の中の物を出させましょうよ」
「賛成ー! 気の強い女を服従させるには、まず浣腸よねぇ」
場の悪意が繋がりあい、瑞希へ蜘蛛の糸のように絡みつく様……宗佑にはそれが見えるようだった。
しかし、だからといって止める事はできない。それが許される状況なら、瑞希自身がとうにやっている筈だ。
あくまで彼女は潜入捜査官。場を乱さず、耐え忍ぶ以外にはない。
「ではそろそろ、新米M嬢の調教といくかね?」
ソファでワイングラスを傾けていた肥満男が告げる。
何人かが様子を伺うように振り返ったところからして、やはりこの男の影響力は強いのだろう。
「となれば、まずは緊縛だが……君は不慣れだろうから、こちらで準備を進めよう。
 じっくり見て覚えたまえ」
肥満男は、宗佑にソファを勧めながら立ち上がった。
そして周囲の男に何か指示を与えながら、睨みつける瑞希を取り囲む。
宗佑はソファに座りながら、ただ状況を見守るしかない。

瑞希は、ガラステーブルに腰掛けたまま、男達の手で縛られ始めた。
肥満男の縄を打つ動きに淀みはなく、実に手馴れたものだ。
最初に、前へ突き出した両の手首を縛り合わせ、それを頭の後ろに持ってくる。
そこから縄を垂直に下ろし、乳房の下へ回すようにして横向けに一周させ、肩甲骨の下辺りで交差させる。
次に乳房の上をまた一周。
肩の上を経由しつつ縄を前に持ってきたと思うと、胸の谷間に捻れを作り、背中側へ縄を戻して強固に結びつける。
そうして上体をしかと結ぶと、それと連結させつつ、重ねた足首、そして腿を手際よく縛っていく。
あれよあれよという間に完成したのは、両腋をさらしたままの胡坐縛り。
縄の中にいる者にとってはこの上なく恥ずかしく、しかし見る者にとってはひどく芸術的だ。
「いつ見ても志藤さんの縛りには感心させられますな。さすがは縄師だ」
「ホント、惚れ惚れしちゃう。にしても、元々でかいチチが搾り出されて、いよいよいやらしいモンねぇ!」
「でも見てよあの顔。『それがどうした』って感じで澄ましちゃって、ナマイキ。ねぇ、はやく浣腸ぶち込みましょうよ」
見守る男からは感嘆の、女からは嫉妬の声が上がる。
 (志藤……それがあの男の名前か!)
宗佑は鼓動の早まる中、しかとその情報を脳髄に刻み込んだ。
0091ハプニング・バーでの調教  6/192014/12/28(日) 00:40:28.14ID:3uB4RwZS
 
浣腸の準備は着々と整えられていた。
木桶一杯に貼られた水へ、『グリセリン』とラベルの貼られた瓶の中身が注がれる。
次にその中へガラス製の浣腸器が浸され、空気を追い出した後、瑞希自身に見せ付けながら薬液を吸い上げていく。
瑞希はいつも通りの眉と目つきを保っているが、内心穏やかであるはずもない。
恐ろしいのは、責め手が女であることだ。
同じ女の身でありながら、浣腸という恥辱を与える事に躊躇がないのか。宗佑は心中でそう訴える。
「色々ある浣腸の中でも、屈服させるにはこれが一番効くの。何しろ、見た目のインパクトが違うもんね」
女は宗佑の心の訴えなど知る由もなく、さも愉しげに浣腸器を持ち上げた。
ペットボトル程度の大きさにも関わらず、ガラス容器というものはひどく重そうに見える。
「尻の力を抜け」
瑞希の身体を左右から支える人間の1人が、指にワセリンを付けながら囁いた。
そしてそのワセリンを瑞希の尻穴へと塗りこめていく。
瑞希は小さな反応を示したが、胡坐縛りをされた上で左右から身体を抑えられては身じろぎも叶わない。
「さぁ、入れるわよ。初めての浣腸を堪能なさい、自称S嬢さん」
女の言葉と共に、浣腸器の嘴管が菊輪を割り開く。
そして女が浣腸器の底を押すと、ちゅぅぅ、という音と共に薬液が注入されていく。
「う……っ!」
瑞希は眉を吊り上げたまま、唇の端を噛み、側方を睨みつけるようにして耐えていた。
「おお、いい顔だ!」
「浣腸されてる最中にあの表情ができるとはな。気丈な女だ」
場の興奮が増す。瑞希という獲物の気丈さが嬉しいらしい。
「あらあら、強気なこと。じゃあもう1本ぐらいイケるわよね」
責め役の女はそう告げ、再び木桶に浣腸器を浸す。そして勢いよく薬液を吸い上げ、再び肛門に突き刺した。
「ほぅら、2本目。ぬるま湯がどんどん入ってくるでしょう。出すばっかりだったお尻にね。
 …………これで1リットル。大きなペットボトル1本分よ」
女の舐めるような喋り方は、離れて聞いているだけの宗佑でさえゾクリとするものがある。
間近で、浣腸を受けながらの瑞希であれば尚更だろう。
しかし、瑞希は気丈な瞳を濁らせない。
「それが一体何なの? 案外大した事ないわね」
「あら。ふふふ、生意気。そんなに言うなら、たっぷり我慢してね。
 そうねぇ……結構濃い目に作ったし、初めてなら普通は10分なんだけど、特別に20分我慢させてあげるわ」
女はそう囁きつつ、男からダイヤのあしらわれたアナル栓を受け取った。
太さのあるものだ。それに一旦ワセリンを塗り、躊躇なく瑞希の肛門へと埋め込む。
「く、うっ!!」
これには流石の瑞希も苦しい声を漏らした。未使用の肛門を無理矢理に拡げられたのだから、無理もない。

「さあ、準備万端だ。ここまでくれば、後は待つだけだな。
 オイ、適当にカクテルを持ってきてくれ!」
ソファに腰掛けた志藤が、近くのウェイターに声を掛ける。そしてグラスが運ばれてくると、その一つを宗佑に手渡した。
「来た来た。さあ、飲みたまえ。浣腸に耐える女を眺めながらの酒は格別だ。特に、こんな別嬪ならな」
志藤は乾杯の真似をして言う。
「ええ……では、頂きます」
宗佑は愛想笑いを返しつつ、ただ瑞希を見守るしかない。
グラスを持つ手に、知らず力を篭めながら。
0092ハプニング・バーでの調教  7/192014/12/28(日) 00:41:25.14ID:3uB4RwZS
 
今の宗佑には、酒の味が感じられなかった。
あの綾元瑞希が丸裸のまま胡坐縛りを施され、晒し者になっているのだから。
捜査の一環とはいえ、それがどれほど屈辱的な事かは宗佑にも痛いほど解った。
いや……瑞希のプライドの高さは宗佑などより遥かに上だろうから、本当の所は『想像を絶する』ものなのだろう。
それを思うと、宗佑は胸が締め付けられるようだった。

「…………はぁ……はっ………………」
いつしか音楽も止み、静まり返った場に瑞希の息遣いだけが響く。
当初は口を真一文字に結んでいた彼女だが、5分が経つ頃には息を荒げ始めていた。
キリリと吊り上がった2つの眉も、その間に皺を寄せる。
便意だ。普通ならば出すだけの穴に薬液を注ぎ込まれ、便意を刺激されて苦しんでいるのだ。
「ただ待ってるのも退屈でしょう。暇を忘れさせてあげるわ」
横から面白そうに様子を伺っていた女が、つと瑞希の傍に歩み寄った。
そして瑞希の豊かな乳房を撫で、その先端を摘みあげる。
「うっ!!」
不意打ちに等しい刺激に、瑞希は声を上げた。
するとまた別の女も、面白そうに逆側の突起を弄び始める。
「う、っく…………!!」
クリクリと両側から乳首をこね回され、瑞希はいよいよ表情を険しくした。
恥辱か、苦痛か……。
 (瑞希さん……!)
宗佑が今一度グラスを握り締めた瞬間、瑞希が一度咳払いをする。
「ンッ!!」
「あら、どうしたの? 感じすぎて息が詰まっちゃった? いやらしいブタね」
胸の尖りを弄ぶ女が嘲るが、瑞希の視線は何かを訴えるように宗佑を見据えていた。
その瞬間、宗佑は思い出す。
前日の電話の中で、咳払いは互いへの合図にすると決めてあった。
単に注意喚起したい場合は咳払い1回、ターゲットを発見した場合は咳払い2回。
すなわち、今の瑞希は宗佑に注意している。
機会があれば情報収集に努めろ、と。
 (そうだ……)
宗佑も理解した。今はまさに好機。横でグラスを傾ける志藤は、間違いなくバーにおいて影響力のある人間だろう。
その人間からならば、有益な情報が引き出せる可能性が高い。
「……そういえば、前から気になっていた事があるんですが」
宗佑は意を決し、志藤に語りかけた。
「ほう、何かな?」
志藤は、興味深そうに目を見開く。
そこから宗佑は、必死にたわいもない世間話を続けた。
捜査だと疑われないよう慎重に言葉と態度を選び、核心に迫る糸口を探りに探る。
しかし。その努力が実を結ぶよりも、瑞希の限界の方が早かった。
0093ハプニング・バーでの調教  8/192014/12/28(日) 00:59:14.66ID:3uB4RwZS
 
宗佑が話している最中にも、視界の端に瑞希の苦しみようが見えていた。
「はぁーっ……はぁっ、はあっ…………はあっ、うっ…………!!」
はっきりと口を開ける喘ぎ。そこに苦しげな呻きが混じる。
冷ややかな美貌は刻一刻と汗に塗れ、額から顎から、大粒の雫が流れては滴り落ちていく。
その身体はやがて、細かに震えてガラステーブルを揺らし始めた。
「どうしたの震えちゃって? ああそっか、感じてるんだ。乳首も勃ってきたしね」
瑞希から見て左の女が、面白そうに囁きつつ胸の尖りを摘み上げる。
「っぅ!!!」
瑞希は呻きと共に片目を細めた。明らかに刺激を受けた様子だ。
よほど快感が強いのか、あるいは反応を隠せないほど、便意が強まっているのか。
「イイ反応。ねぇ、堪らないでしょう。恥ずかしい格好で縛られたまんま、おまんこをこの大人数に晒しちゃって。
 おまけにお尻の中じゃ、もううんちしたくて堪らなくって、グルグル鳴ってる。
 その上でこうやってチクビを捏ね回されたらさ、そりゃあ声だって出ちゃうよねぇ。
 むしろあんた、S女を名乗るだけあってよくガマンしてるよ、実際。
 でも…………いくら耐えたって、苦痛も快感もなかった事にはならないよ。ううん、むしろ……増幅しちゃうの」
女は蕩けるような話し方で瑞希に語りかける。
さらに、巧みに乳房の先端を刺激しつつ、もう片方の手を瑞希のアナル栓に添えた。
埋め込まれたダイヤを愛でるように数回撫でた後、中指で軽く弾く。その瞬間。
「はぐうっ!!」
瑞希から、久方ぶりにはっきりとした声が発せられた。
その声は、周囲の談笑をピタリと止め、宗佑の言葉をも途切れさせる。
1秒の沈黙。それを破ったのは、栓を弾いた女の嘲笑だった。
「あはっ、あっはっはは!!! なによ、いい声がでるじゃないの。さてはあんた、もう本当に限界なんでしょう」
女は言いながら手をスライドさせ、瑞希の尻肉に添える。
女の笑みが深まった。
「ふふん、やっぱり。ビクッ、ビクッ、ビクッ、ビクッて、すごい速さで強張ってる。
 いま栓を引き抜いたら、すぐに噴き出すんでしょうねぇ、S女さま?」
その言葉通り、瑞希の太腿は鼓動よりも早いペースで強張っているのが視認できる。
その強張りは肛門栓を中心として収縮し、菊輪の皺を伸ばしてはひしゃげさせる。
改めて見る瑞希の顔はすっかり汗に塗れ、歪み、まさに限界の様相を呈していた。
ただでさえ初心者にはつらい浣腸であった事に加え、肛門栓への刺激が止めを刺したのだろう。
「も、もう無理よ…………!!」
瑞希は心から口惜しげな声色でそう呟いた。
すっかり責め役として定着した左右の女が、目を合わせて嗤う。
「あら、弱音吐いちゃって。でもまぁ、しょうがないか。初心者なら10分もたない濃さの薬液で、もう15分ちょっとだしね」
「そうね。ねぇ、どうします先生? ここでぶちまけさせるか、向こうでさせます?」
女は嘲笑いつつ、志藤に呼びかけた。志藤は肉のついた顎を撫でる。
「そうだな……皆が皆、スカトロがいける口というわけでもないだろう。とりあえず、向こうでさせたまえ」
重厚なその声が決定意思となり、数人の男の手で瑞希の身体が持ち上げられる。
そして彼女は運ばれた。宗佑の縋るような視線が届かない、舞台裏へ。
0094ハプニング・バーでの調教  9/192014/12/28(日) 01:00:26.31ID:3uB4RwZS
 
「……なるほど。では大学のサークルで見かけた時点で、一目惚れしていたという訳か。
 なんとも初々しいものだな」
志藤は肥満腹を揺らして笑う。
「ええ、一目惚れでした」
宗佑は、瑞希との馴れ初めについての作り話を続けながらも、意識の半分は耳に集まっていた。
舞台袖の隠れた部分から、おぞましい音が漏れ聞こえている。
ぶっ、ぶびいっ、という音に続き、女の嘲笑が沸き起こる。
「うわぁ、出た。でも、この量で全部ってワケじゃないでしょう。たっぷり入れて貰ったんだものね。
 ホラどうしたの? 私達にしか見えてないんだもの、思いっきりなさいよ」
「そんなに力まないの。うんちって、本当はとても気持ちがいいのよ。余計なことは考えなくていいの。
 じゃあこうして、手で目を覆ってあげるわ…………安心して、集中できるでしょう?」
「あははっ、出てきた出てきた。ねぇ解る? いま、腰が小さく2回跳ねたの、それ、ゾクゾクしたからよね?
 あなた、立派なMの資質があるわ」
様々な女の声が、哀れな排泄姿を晒す生贄に浴びせられる。
「それで…………あー……えっ、と…………」
それを耳にするたび、宗佑はつい志藤との会話から意識を外してしまう。
しかし志藤自身、そうした宗佑の上の空ぶりを愉しんでいる節があった。
 (…………何が可笑しいんだ)
宗佑は、その底意地の悪さに内心で憤る。
そして同時に、この倒錯的な状況下、徐々に勃起しつつある自分をも嫌悪するのだった。

「ふむ、良い表情になったな?」
瑞希が再びガラステーブルに戻されると、志藤はそう告げた。
舞台裏で相当な恥辱を味わったのだろう。瑞希の顔は、キリリとした眉をそのままに、赤く染まっていた。
「まさかとは思うが、排泄で感じたのか」
「……ふざけないで、そんな訳ないでしょう」
瑞希はあくまで頑なな態度を貫く。それがかえって、場を興奮に導くのだが。
「なるほど、ではじっくりと開発する必要があるようだな」
志藤はそう言いながら、宗佑の肩を叩いた。宗佑が振り返ると、志藤の顔が歪に歪む。
「さあ彼氏くん、出番だ。頑なな彼女のアナルを、君がほぐしてあげたまえ」
「えっ……!?」
その言葉に、宗佑は息を呑む。確かにここはSMバーだ、アナルプレイも特別な事ではないのだろう。
しかし、設定上でこそ恋人とはいえ、綾元瑞希の肛門に触れるなどあまりに畏れ多い。
刑事課のマドンナなのだ。宗佑の先輩も、上司も、その心中では瑞希を意識しているようだった。
その相手に。
ごくり、と喉が鳴ったのは、宗佑自身も無意識だった。
「どうした、そう緊張することもあるまい。君は彼女から、そうした事をされるためにここへ来たんだろう?
 その立場が少し変わるだけだ」
「なんなら、俺らが代わってやってもいいぜ?」
「そうだ。俺は慣れてて上手ぇからよ、カノジョが別の男の指でヒイヒイ言ってんのが見てぇってんなら、任せなよ」
志藤の言葉に続き、別の男達も宗佑に言葉を投げかける。
その異様な熱気に、宗佑は今一度生唾を呑み込んだ。頭の中がグルグルと混乱する。
「…………やりなさい」
宗佑の混乱を解いたのは、瑞希当人の声だった。
驚いて宗佑が顔を見やると、瑞希は厳しい表情はそのままに、何かを訴える目をしている。
場に逆らうな。おそらくは、そう言いたいのだろう。
そんな目をされては、宗佑もさすがに退く事はできない。
「わかりました」
宗佑の一言で、場はわっと沸いた。心臓を震えさせるのに充分な盛り上がりだった。
0095ハプニング・バーでの調教  10/182014/12/28(日) 01:02:35.28ID:3uB4RwZS
 
ゴクリ、と宗佑は、何度目になるか解らない生唾を呑み込む。
宗佑は瑞希を見た。胡坐縛りにされた美しい脚。その中心に息づく、排泄でほんの少しだけ口を開いた肛門。
それは何とも愛らしく、慎ましい。
「失礼します」
宗佑は一声掛け、瑞希の白い太腿に触れた。
驚くほど肌触りがいい。肌の曲がり角は過ぎているはずなのに、充分に瑞々しい。
刑事課に配属されて以来宗佑が女日照りである事を抜きにしても、圧倒的に『女』を感じさせるものだ。
手の平で少し押し込めば、しっとりとした肌は内に沈み、肉の感触をもたらしてくる。
柔らかくも、密だ。ナイフでさくりと切れそうな柔さと、強靭なバネを思わせる弾力が共存している。
瑞希は武闘派としても名を馳せる女刑事だと聞くが、なるほどこの脚か、と納得させられてしまう。
宗佑の鼓動が早まった。
一度触れてしまえば、内から男の欲が滲み出てくる。
 (すみません……!)
心中で瑞希に謝罪しつつ、宗佑は行動を開始した。
太腿から手を滑らせて、瑞希の腰を掴み、手前に引き寄せる。
「!!」
瑞希の小さな反応があった。それもその筈。
胡坐縛りで腰を引き寄せられるという事はつまり、性器と肛門をまっすぐ正面の男に晒すという事だ。
胡坐を掻く格好で足首を縛られた
「お、ちゃんと舐めやすいポジションにしやがった。結構ヤる気だぜ、あの坊や」
「うんうん。見た目ボンボンっぽいけど、只のいい子ちゃんがココへは来ないだろうしね。
 内にはどんな獣を飼ってるのか、愉しみねぇ!」
ギャラリーの煽りも、高揚した今の宗佑にはさほど苦痛ではない。
 (いいさ。場に溶け込めているって証拠だ)
そう自分自身を納得させながら、宗佑は瑞希の肛門へと顔を近づける。
ふうっと肉の匂いがした。出所は瑞希の秘裂だ。
どれほどの美女であろうと、生物は生物。内臓の入り口が匂わない道理はない。
その匂いも決してきついものではなく、いやらしく鼻腔をくすぐって欲情を煽ってくる。
あの綾元瑞希の“おんなとしての”匂い。そう意識したとき、宗佑は逸物が7分ほど勃ち上がるのを感じた。
宗佑の指は知らず尻肉を掴み、左右から肛門を押し開く。
そしてその中心、ごく薄い桜色をした円の上に、放射状の短い皺が伸びる部分へと口をつける。
「ん!」
小さな声がする。その声は、宗佑が舌で皺をひと舐めすると、もう一度同じ音色で繰り返された。
排泄の穴に味はない。ただ舌先に、皺のざらりとした感触が残るばかりだ。
にもかかわらず、宗佑は一心に皺を舐り続ける。建前は、アナルを解すため。本音は、瑞希の反応が気になるからだ。
皺の一本一本までを舌先でなぞるようにしつつ、10回ほど時計回りに舐め回す。
そうしてわずかにほぐれた穴の中へ、舌を入り込ませる。
びくり、と小さく瑞希の脚が強張った。
0096ハプニング・バーでの調教  11/182014/12/28(日) 01:03:32.84ID:3uB4RwZS
 
「へー、意外と丁寧じゃん。でもカノジョ、澄ました顔しちゃってるよ。あんた男のクセに甘く見られてんのよ」
「ま、普段S気取ってリードしてる相手に無様は晒せねぇよな。でも、それを突き崩すのがSMの醍醐味だからよ」
「そうそう。ほらカレシ、変化つけなよ。もっと深く舌入れたり、おっきく穴全体を舐めてみたり、息噴きかけてみたりさ」
「菊輪を甘噛みすんのもいいみたいよ。上手くやれば、アナル舐めだけで男を射精させられんだから。頑張れ」
ギャラリーは様々なアドバイスを宗佑に送る。宗佑はそれを黙々と実践した。
顔を左右に傾けながらグリグリと舌を送り込み、腸壁のやや深い部分を舌で舐め回す。
少し舌を下げつつ、菊輪を甘噛みして咀嚼するように刺激する。
一旦口を離し、息を吹きかけて微かに責めつつ、アナル全体を下から上へ、上から下へ、ベロリと舐める。
それら全てが、かすかながら瑞希に反応を示させる。宗佑には手の平越しにそれが良く伝わってきた。
「お、上手い上手ーい。けっこ物覚えいいじゃん、この子犬系カレシ」
「多分、普段から熱心に奉仕してくれるんだろうね。あ、ホラ見なよ、あの女ちょっと気持ち良さそうな顔してる」
その声に宗佑が顔を上げると、確かに瑞希の顔には羞恥の色が見えた。
「次は指を入れてみたまえ」
志藤が告げる。宗佑は振り返って返事をし、中指をやや拡がった瑞希の肛門に宛がう。
「いきます」
一声だけをかけ、ずぐりと挿し入れた。
「!!」
同時に、指の腹が締め付けられる。瑞希の括約筋は相当に強いようだ。
しかし抵抗も入り口部分だけで、そこさえ通り抜けてしまえば、後はスムーズに進む。
指先を曲げればすぐにしっとりと濡れた腸壁に当たった。生暖かなその柔肉は、瑞希の内臓なのだ。
宗佑はまたしても生唾を呑み込みながら、中指で肛門内を弄り回す。
瑞希は羞恥の色を頬に浮かべつつ、視線を泳がせていた。
一見、指責めに戸惑っている風だが、本当の所はターゲットである瀬尾の姿を探しているのだろう。
 (瑞希さんだって、この状況でもちゃんと自分の仕事をこなしているんだ。
  …………僕も、やれるだけはやろう。今は、場に馴染むことだ)
宗佑はそう誓い直し、中指と薬指、2本指を用いて肛門嬲りに没頭する。
場を盛り上げるため。志藤を初めとする人間達に、好意的に迎え入れられるために。
ぐぷっ、ぐぽっ、ぬるっ、ぐぷっ…………。
延々と続く指責めは、淡々としながらも間違いのない効果をもたらしている。
事実、初めの頃はまだギシギシと固かった瑞希の肛門も、終盤には舌の上で蕩けるのではという柔さになっていたのだから。

「…………ふむ、だいぶ解れたらしいな。いい所だが、今日はこの辺りにしておくか。
 あまり一気に調教しようとしても上手くはいかんからな、続きはまた次回としよう」
指責めがひと段落した頃、志藤が間を見計らったように告げる。
ホールに散った他の人間達も、瑞希の姿を肴に各々愉しみ終わった様子だ。
「できればまた明日も会いたいものだ、強情なお嬢さん?」
志藤は、手際良く瑞希の縄を解きながら告げた。
「男の誘いは聞き飽きたわ。明日来るかどうかは、私の気分次第よ」
瑞希はうんざりした様子で肩を回す。
その手首や腿にくっきりと残った縄痕が、宗佑の胸をチクリと刺した。
0097ハプニング・バーでの調教  12/182014/12/28(日) 01:05:37.86ID:3uB4RwZS
 
「今日は、瀬尾は現れなかったようね。張り込み係を残して解散しなさい」
バーから出た瑞希は、外で待機していた私服警官達に指示を出す。
「は!」
若き警官達はキレのいい返事を返すが、その視線は瑞希の身体を盗み見ていた。
回収したストッキングが見事に伝線してしまっていたので、今の瑞希は生脚だ。
そしてその美脚には、縄で縛られた痕がくっきりと残っている。
瑞希は何でもない風に振舞っているが、当然自分の状態に気付かない筈もない。
宗佑は、その様が居たたまれなかった。
「ごめんなさい、生田」
しかし意外なことに、その瑞希自身が宗佑に歩みより、抑え気味の声で謝罪する。
「え?」
「…………その、お尻を舐めたり、指を入れたりして。あの状況では仕方なかったとはいえ、嫌だったでしょう」
「あ、いえ、あの!」
宗佑は答えに窮した。正直に興奮したとは言えない。
「それより僕は、綾元先輩の事が心配です。これからどうなるか…………。もう、やめますか?」
宗佑がそう言うと、瑞希は毅然とした瞳を戻して首を振る。
「いいえ。あんな事までやらされると判っていながら、他の婦警に身代わりをさせる訳にはいかないわ。
 …………それと、出来ることなら、これからも生田に相手をお願いしたいの。あまり、刑事課の他の人間に知られたくないもの」
言葉の前半は刑事としての正義感に溢れ、後半は一人の女としての弱さを見せる。
それを見ては、宗佑とて退けない。退けるわけがない。
「解りました!」
宗佑がはっきりそう答えると、瑞希の眉がほんの少し下がった。少なくとも宗佑にはそう見えた。
「ともかく、今日はお疲れ様。明日は、なるべく腸を綺麗にしてくるわ」
瑞希はそれだけを言い残し、背筋を伸ばした凛とした姿勢で立ち去る。
その後姿を見送りながら、宗佑はひとつ深呼吸をした。
明日も、明後日も、その次も。瀬尾に辿り着くまで、今日のような事が続くのだ。
宗佑は瑞希を心配すると同時に、ひどく火照る自分を感じていた。
0098ハプニング・バーでの調教  13/182014/12/28(日) 01:07:16.88ID:3uB4RwZS
 


次の日もまた、瑞希と宗佑はバーを訪れた。
瑞希への恥辱の調教が行われると解っていながら。
「…………っは、はぁっ……はあっ…………!!」
瑞希の荒い息遣いが、ギャラリーの中心で繰り返される。
この日も浣腸から始まった。ただし前日とは違い、エネマシリンジを用いての注入だ。
ガラスボウルになみなみと作られた溶液をたっぷりと注がれた。少なく見ても1リットル以上の量を。
当然、瑞希は苦しむ。便意に加え、大量の水によって腹部の圧迫されるためだ。
その美しい裸体は、昨日と同じく見る者を虜にする。
今日は茂みもきっちりと手入れされており、いよいよ洗練された裸体に映った。
しかし、志藤の表情はどこか冷ややかだ。
「…………おい」
短く呼びかけて瑞希に顔を上げさせてから、志藤は続ける。
「今日はここで出してみろ」
「…………何よ、どういうつもり? スカトロはご法度なんじゃなかったの?」
瑞希は苦しげに下腹部を押さえながら問うた。しかし志藤は答えない。
同時に女の1人が、薬液の入っていたガラスボウルを瑞希の下に滑り込ませる。
「ッ…………ふん……救えない変態ばかりね」
すでに便意の限界である瑞希は、不満を漏らしつつも逆らう術がない。
仕方なくガラスボウルを跨ぎ、床に両手をついて息む。
 (綾元先輩……っ!)
宗佑は思わず目を細める。しかし決壊には間に合わない。
汚辱の音と共に、水が勢い良くガラスボウルに叩きつけられていく。
しかし……その水に汚れはない。宗佑がどれほど目を凝らしても、透明な水だ。
「やはりか」
志藤は、若干の苛立ちを含ませて呟いた。
「お前の性格からして、今日はあらかじめ腸を洗浄してくると思ったよ。陰毛もきっちりと手入れしてきたしな。
 だが、浣腸は汚物が漏れるかもしれんという恥じらいがキモだ。その行為は裏切りにも等しい。
 これは、仕置きが必要だな」
志藤の一声で、場に妙な空気が流れ始める。獲物を囲む獣のような、不穏な空気が。
「そうですね。じゃあ今日は、これを塗ったまま放置しちゃおうかな」
女の1人がそう言って、チューブ入りの軟膏のようなものを取り出す。
その一方で別の男達が、瑞希の身体の自由を拘束帯で奪い始めた。今日は縄ではなく、エナメルのボンデージだ。
「離して!」
瑞希は不自由な姿勢を嫌がり、神経質なほどのストレートヘアを乱して抵抗する。
それを数人の男が押さえつけて拘束していく様は、実に犯罪的だ。
結果として瑞希は、両の肘と膝だけで床を這う、屈辱的な格好を取らされてしまう。
「いいザマねぇ、S女さま」
見るからに意地の悪そうな細目女が、瑞希の背に片足を乗せて告げた。
瑞希が鋭い視線で見上げると、面白そうに笑いながら足をどけ、瑞希の尻側に屈みこむ。
「おまけにナマイキ。イラッときたから、もう多めに塗っちゃお。いいよね志藤さん 」
女はそう尋ねながら右手にゴム手袋を嵌め、左手に握り締めたチューブの中身を指先につける。
「な……何を!?」
宗佑は不安を感じて立ち上がるが、志藤の手がそれを制した。
「仕置きだと言っただろう。今日は、君とて手出し無用だよ、彼氏クン」
ガマガエルを思わせるその不気味な迫力は、宗佑から抵抗の機会を奪い去る。
0099ハプニング・バーでの調教  14/182014/12/28(日) 01:09:11.20ID:3uB4RwZS
 
「っ!」
チューブの中身が瑞希の肛門に塗り篭められる瞬間、瑞希が顔を顰めた。
明らかに強い刺激を受けた様子で、素早く後ろを振り返る。
「ふふ、効くでしょ? それねぇ、時間が経てば経つほど、どんどん辛くなってくのよ」
女はいよいよ下劣な表情を作りつつ、執拗にチューブから何かを搾り出しては瑞希の肛門に塗り重ねていく。
6度ほどそれが繰り返され、ようやくにして女は瑞希を解放した。
「さぁて、下拵え終了。さ、皆で見よ。このナマイキ女が、品なく身悶えるとこをさ!」
悪意に満ちた口調で告げられる言葉。その意味は、それから10分もせぬうちに明らかとなった。

「んくっ…………くっ、くう、うっ…………!! んぎっい、いい、いいっ…………!!」
瑞希は美貌を歪め、歯を食い縛って何かに耐える様子を見せ始める。
発汗が滝のようにひどい。常にクールな印象のある彼女が、それほどに苦悶を露わにするとは。
「あ……あれ、肛門に塗った物のせいですよね。一体、何なんですか!?」
堪らず宗佑は志藤に問うた。志藤は瑞希の苦悶を見下ろし、ようやくに少し機嫌を直したようだ。
「あれか。何、山芋並みに痒みを与えるゼリーだ。本物の山芋と違って、皮膚がかぶれる心配もない」
志藤のその言葉を聞いてから瑞希を見れば、確かに相当な痒みに耐えているように見える。
背中や肩がひどく強張り、拘束された手足の先は、空を掻き毟るように五指を蠢かせている。
体中の異常な汗も、山芋を肛門に塗られて放置されているのであれば納得だ。
「ひっぎいいぃいい゛い゛っ、かっ、かゆい…………がゆいいいいい゛い゛い゛っっ!!!!」
30分が経過する頃、瑞希はとうとう彼女らしからぬ裏返った声を上げ始めた。
目は見開かれてはきつく閉じられ、口からはダラダラと拭えない唾液を零し、あげくに鼻水まで垂らしている。
今の顔を写真に収めて彼女のファンに見せても、雰囲気の似た別人だと思われるだろう。
「アハハハッ、いいザマ。まるで芋虫みたい!」
「芋虫っていうか、これ品がない売春婦の腰つきじゃない? ヘコヘコして、ほーんと下品!」
「だよねー。おまけに浣腸も耐えられない、この薬も我慢できない。おまえって、案外だらしない女ね!」
ギャラリーは、醜く苦しむ瑞希を散々に笑い者にする。
「くっ……!!」
宗佑は奥歯を噛み締めた。それを横から覗く志藤は、満足げな笑みと共に口を開く。
「ふふ、大層な苦しみようだ。そろそろラクにしてやるとしようか。なぁお前達」
志藤が視線を向けると、瑞希を取り囲む女達が笑みを深めた。
「はぁい。じゃあ…………ねぇ変態女、そんなにシてほしいんなら、可愛がってあげる!」
女は、球の連なったようなディルドウを瑞希の肛門に宛がい、一気に押し込んだ。
「んんっぐぅう゛う゛っ!!!」
その瞬間、瑞希から低い呻きが漏れる。苦しみ一杯という風の声だ。
「やだ、きたない声。気持ちいいんなら、もっと気持ち良さそうな声出しなよ」
女はさらにディルドウを押し込み、引き抜き、また押し込む、と繰り返す。
「んあ、あぐっ……くぁああっ、ああ゛…………んぉおおお゛お゛うっっ!!!!」
瑞希から漏れる声は、いよいよ獣じみたものになっていく。それに呼応するように、周囲の盛り上がりも増す。
「うっへ、すげぇ声。限界まで痒い肛門を抉られたら、こんな声出んのか?」
「やだ、一緒にしないでよ。こいつが特別に変態なだけ。ふつう女の子が出す声って、『キャー』とかでしょ」
ギャラリー達は口々に罵りながら、瑞希の肛門を責め立てた。
瑞希は激しく身を捩じらせ、苦痛とも悦楽の極みとも取れる声を上げ続ける。
「んおぉおお゛お゛お゛っ!!!!」
やがて、一際尋常でない声と共に、とうとう瑞希は失禁を晒した。夥しい量の黄色い水が、床へ飛沫を上げる。
「ははは、とうとう漏らしやがった。完全にアナルで感じちまったか、この女!」
「あ、ホントだ、肛門拡がってるし」
「まだヒクヒクしてるね、物足んなそう。もう一回漏らすまでやる?」
瑞希の恥を前に、責め役の女達はますます活気を増していく。まるで、獲物を囲んで宴を催すかのように。
0100ハプニング・バーでの調教  15/182014/12/28(日) 01:17:22.68ID:3uB4RwZS
 


それからというもの、瑞希は様々な道具でアナル性感を開発され続けた。
ある時は、大股開きで手首足首を左右でそれぞれ結ばれたまま、アナルパールを丹念に抜き差しされた。
場所は一堂の視線に晒されるお立ち台だ。
その周囲にはイチヂク浣腸が転がっており、すでに浣腸が施された事を物語る。

「ほぅら、感じてきたんでしょう。みんなの前でおまんこ丸出しにして、うんちしてる気分だものね。何回も、何回も。
 もっと太いのにしてあげるわ。どう、根元に向けて太くなっていくけど、最後の方は凄いでしょう。
 今までとは比にならないほどに凄いわよ。入れるときも、ひり出す時も……」
瑞希を責めるボンデージ姿の女が、舐めるような声で囁く。
垂れ目やアヒル口はいかにもM嬢という風だが、不思議に責めている姿も堂に入っていた。
「さぁ? 別に……何も感じないわ」
瑞希はあくまで冷静に返すが、その額にはうっすらと汗を掻いている。
「まぁた強情張って。大体、アナルに興味がないなら、こんなに毎日来ないでしょ。お尻を虐められるって解ってるのにさ」
「私がここに通うのは、一日も早くS嬢になって、お前たちに仕返しをするためよ。
 受けた屈辱は必ず返すタイプなの、私って」
「あら、大層なこと。でもアナルパール抜き差しされて、ケツ穴ひくつかせながら格好付けられてもねえ。
 おまんこの奥だって、そろそろジュンと熱くなってきてる頃でしょう?
 今日はいろんな道具使うから、最後にはあんたもきっと蜜が零れちゃうわ。
 女には前立腺こそないけど、子宮口の裏とか、側面辺りを柔らかく擦り続けられると……案外グイグイ逝けるの。
 実はアタシも、ここで覚えこまされてさ……。んああーっ、んああーってスゴイ声上げながら、潮噴きまくっちゃった。ホントよ?」
女はそう言いながらアナルパールを引き抜く。
粘液のたっぷりと纏いついた胴体を瑞希にしばし見せ付けてから床に置く。
そして次に、湯の張られたトレイを引き寄せた。
湯の中から取り出されたのは、ステンレス製のアナルボールだ。
「これはね、ロリポップっていうの。飴みたいで可愛い名前でしょ。
 でもねぇ、こうしてお湯に漬けといたアツアツの状態で、肛門の深くを抉られると……すっごいよ?」
女はそう言いながら、ステンレスの球部分を肛門へと押し付ける。
そして内部へと侵入させ……奥へ至る頃、瑞希の背がビクンと跳ねた。
「……はあ、うっ!!」
「そうそう、その声。解るなあ。お腹の深い部分に、ジュワーって焼き鏝でも押し付けられたみたいなんだよね。
 最初はビックリして脚バタつかせちゃうんだけど、よくよく味わってみると、すっっごく気持ちいいの。
 ロリポップって、持ち手が細いからこっちも動かしやすいし、先っぽだけはちゃんと質量あるしね。
 これでグリグリ奥を弄られ続けると、そのうち結腸を物が通り抜けるだけで、フワーッて腰が抜けちゃいそうになるのよ」
女は唄うように語りながら、ロリポップを様々に蠢かす。
バーの客達は、各々に酒の満たされたグラスを手にしながら、淫靡なレズビアンショーに見入っている。
それは宗佑も同じだ。周囲から出来うる限り情報を集めつつも、その視線は事あるごとに一方向へ吸い寄せられていた。
0101ハプニング・バーでの調教  16/182014/12/28(日) 01:19:22.46ID:3uB4RwZS
 
やがてお立ち台には数人の女が上がり、様々に瑞希を責め始める。
女としての快感だけでなく、女としての恥辱をも知り尽くした同性だ。その責めには容赦がない。
「あー、出てきた出てきた!」
今は、ガラス浣腸器で大量のぬるま湯を注いだ後に、ロリポップで内部を掻き回している所だった。
ロリポップを引けば、小便のように湯があふれ出し、押し込めば止まる。
それをまるで玩具でも扱うように、繰り返して遊んでいるようだ。
瑞希からすれば、陰湿な同性によって排泄を完全にコントロールされているようなものだ。堪らないだろう、と宗佑は思った。
ひとしきり排泄を終えれば、次にはロリポップを半ばほどまで挿入して放置されることもあった。
そのまま乳房などの性感帯を刺激し、肛門に刺さったガラス棒が上下に揺れるさまを観衆の笑いの種とするために。
かなり長い間、瑞希はその恥辱にも涼しい顔を保っていた。
しかし、呆れるほど執拗に責められ、恥を晒させられるうち、次第に羞恥を隠せなくなってくる。
「ほら。恥ずかしい顔を、ちゃんと皆に見てもらいなさい。皆が、お前のあさましい顔に注目してるんだから」
瑞希が堪らず俯くと、必ず女の誰かが顎を上げさせた。
「か……勝手に、見ればいいわ」
瑞希は視線を横向けたまま告げる。
「またそんな強がっちゃって。でーも、しっかり感じてるんでしょう? こんなに硬くしちゃって。皆に丸見えよ」
女は手馴れた様子で、瑞希の陰核を指先でトントンと叩く。場の視線が瑞希の秘所へと集まった。
「………………っ!!!」
瑞希は両脚を強張らせ、注目への抵抗を示す。しかし大股開きで拘束されている以上、隠す事が出来ようはずもない。
ただされるがままに、己の最も秘匿すべき部分を晒され、弄ばれるしかなかった。

この日はディルドウ類に留まらず、初の異物挿入も行われた。
三角木馬に跨らされたまま、ゆで卵大の玩具を5個も6個も挿入される。
「ん、んんぐぐ、うっう゛…………!!」
「ほーら、ケツの力抜きなって。次で最後なんだからさ」
木馬の上で苦しむ瑞希の後ろから、女達がローション塗れの玩具を押し付ける。
そうして無理矢理に押し込み、排泄させ、また押し込む……この繰り返しだ。
三角木馬の背で秘裂と陰核を刺激されながら、公衆の面前で幾度も排泄を晒すに等しい。
この事実が、抜き身の女であったあの綾元瑞希にどれほどの影響を与えたのだろう。
宗佑はそう考えずにはいられなかった。瑞希の股座から、愛液が伝い落ちるのを発見して以来は。
「はははっ、コイツ濡れてやがるぜ!」
「なにがS女だよ、ドMじゃねえかこいつ。おおすげぇ、ドロドロだ。こりゃ、相当前から濡れてやがったな!」
愛液の件はすぐに別の人間にも知られ、更なる笑いの種となる。
瑞希の口元が噛み締められる様が、宗佑には不思議にはっきりと見えた。

その夜、バーを出る瑞希に土産が付けられた。
特殊な鍵付きの貞操帯。アナルの中に3個のローターを埋め込んだまま、外せなくする悪意の下着だ。
「今日も、瀬尾はいなかったわ。でもそろそろ、現れてもおかしくないタイミングよ。各自、気を引き締めなおして……」
外で待機している警官に指示を出す間も、瑞希のズボンからはブーンブーンと音が漏れてしまっている。
少なくとも宗佑にはそう感じられた。私服警官達がそ知らぬ顔をしているのが、逆に不気味なほどだ。
「では、これで解散よ」
そう言い残し、瑞希は足早に場を立ち去る。宗佑はどうしても心配になり、密かにその後を追った。
そして、彼は目撃する。工事現場脇のフェンス。そこに瑞希が指でしがみ付き、寄りかかる所を。
「はぁっ、はぁっ…………はぁっ…………」
ひどく息が荒い。日常生活ではあまり聞かないほどに、艶かしい発情の吐息だ。
「あ、あ…………っふ」
宗佑が電柱に隠れて見守る中、瑞希はついに内股になり、膝同士をすり合わせ始める。
 (イッてるんだ……)
宗佑はそう確信した。あの厳しい見た目で知られた綾元瑞希とは思えぬ痴態。
瑞希の肉体は、着実に変えられつつあった。
0102ハプニング・バーでの調教  17/182014/12/28(日) 01:20:19.09ID:3uB4RwZS
 


「ほら、もっと素直に喘いでみなよ。感じてるのは、皆わかってるんだから」
意地の悪そうな女が、瑞希の耳元で囁く。
「あ……あああ、ふぁっ…………あくっ、あ…………っあ」
瑞希は上ずった声を上げなが天を仰いだ。
身体はしっとりと汗ばみ、乳房はふっくらと豊かに膨らみ、一見して性感が目覚めているのだと判る。
そしてその肛門からは、ビニールに包まれた固めのゼリーが、ゆっくりと排泄されていた。
幾度も幾度も繰り返させられる排泄。それが瑞希に悦楽を齎している事は、もはや疑う余地もない。
びちゃりと音がし、長大なゼリーが床に落ちる。腸に詰まっていた事が信じがたいほどの長さだ。

「ふふ、濡れ濡れ。準備オッケーだね」
瑞希の両側に立つ女達が、秘裂を開きながら笑った。
瑞希を調教するのは主に女だ。妖艶なレズビアンショーは人気があるし、一応は宗佑に配慮しての事かもしれない。
「じゃ、今日もこれ使おっか。アンタの大好きな、極太ロリポップ」
女はそう言いながら、再度ロリポップを取り出した。
今度の物は、以前よりも球が大きい上、全体に長く、反りも強い。まさに上級者向けの代物だ。
「はぁっ……はっ…………好きと言った覚えはないけど…………勝手にすればいいわ」
瑞希は荒い息を吐きながら、鋭い瞳でロリポップの持ち主を睨む。その気丈さに、ホールからは歓声が沸いた。
「言われなくても使うってば」
1人が苦笑し、別の1人が鼻で笑う。
「ていうかアンタ、昨日これ使って、自分が最後どんな風だったか覚えてないわけ?
 ボヤーっとした目して、いくぅいくぅー、て10回ぐらい繰り返してたじゃんか。
 いくら1時間くらいこってり仕込んだからって、記憶まで飛ばしてんなよな。ま、今日はそれ以上いくけど」
その言葉に、瑞希の表情が強張った。しかし、それで責めの手が休まるはずもない。
女達の手馴れた動きで、大振りのロリポップは瑞希の腸深くまで送り込まれる。
「ほーら、ここが直腸の奥……っで、こっから…………はーい、S字結腸に嵌まりましたァ」
場にいる人間と瑞希自身に知らせるように、ロリポップを持つ女が叫ぶ。
「ん、んんんっ…………!!」
瑞希は何とも苦しげな、そして悩ましげな声を上げて腰をくねらせる。
その様子だけで、どれほどS字結腸に球を引っ掛けられる事が異様な事なのかが窺えた。
「じゃあいつもみたいに、ゴリゴリ可愛がってあげる。今日は何分、人間の顔保ってられるかなぁ、S女さん?」
底意地の悪さを隠そうともせず、女は嗤う。そして肩を回した後、ゆっくりとロリポップを蠢かし始めた。
0103ハプニング・バーでの調教  18/182014/12/28(日) 01:20:53.89ID:3uB4RwZS
 
「あ、あっああ!! んぁぁあっ、ふあっ…………はぁあっ、あ……ふう゛うーーーーっ!!!」
衆人環視の中、瑞希は艶かしい呻きを上げ続ける。
その両脚は2人の女によって掴まれ、開脚を余儀なくされていた。
「私、S字結腸弄くり回されてる自称S女の脚掴むの、好きなんだよねー。
 Mって自覚してるコより、ずっと反応がいいんだもん。ほぉら、またビクってなった。もうすぐイッちゃうね。ねぇ、イクでしょ?」
その2人もまた、絶え間なく言葉責めを囁きかけていた。
「はーーっ、はぁっ……あ、ああぁぁあっ………………」
それは瑞希の強気の視線を曇らせ、惑わせる。心の奥まで染み透っていくかのように。

その日の帰り際。
荒い息で私服警官達に指示を出し終えた瑞希は、踵を返す動作の中でふらりとよろめく。
「大丈夫ですか!?」
すぐに抱きとめた宗佑も、もはや掛ける言葉が見つからない。
「何も言わないで…………お願いよ」
瑞希は宗佑の腕の中で懇願した。
濡れきった瞳。今日はジーンズだが、その中もまた、ショーツから溢れる愛液で濡れ光っていることだろう。
宗佑には、それがはっきりと理解できた。
瀬尾はまだ姿を現さない。この付近の捜査網にも掛かっていないようだ。
果たして瀬尾の居所を突き止めるのが先か、それとも瑞希が完全に作り変えられるのが先か。
それはもはや、全く読めなくなっている。

 (綾元先輩。頑張って…………どうか頑張ってください…………!!)

寝息を立て始めた麗人を抱えながら、宗佑はただ、乾いた唇を噛み締めるしかなかった。



                          終
0104名無しさん@ピンキー2014/12/28(日) 01:41:56.38ID:V1BwQdCe
GJ!

排便シーン省略で
擬似排泄プレイ多めなのが大変よかったです。

長いゼリーをひり出さされるプレイが特にいいので
出し切る寸前で腸内に押し戻されてはまたひり出すのを
延々と繰り返させられる妄想が捗りました。
0105名無しさん@ピンキー2014/12/28(日) 10:45:39.53ID:tFB3/hyW
いいね
初めて肛門を舐められて感じてしまうところが好き
この二人には最終的に幸せに結ばれて欲しい
0106名無しさん@ピンキー2014/12/29(月) 23:34:36.87ID:Y35AU4jx
幸せに結ばれた後の
幸せな性生活にも思いを馳せてしまうw
0108名無しさん@ピンキー2015/01/02(金) 22:38:19.23ID:c+/oBxjQ
小ネタ『結腸ホール』

任意の人間の結腸とリンクさせる事ができる、小さなオナホール状の謎道具。
ある陰湿な女がこの道具を手に入れて、クラス一の美少女(好きな男子を取られた嫉妬相手)のS字結腸にこの道具をリンクさせる。
そして授業中や休憩時間、家に帰った後とか深夜とか、時間を問わず狂ったようにホールを指で弄くり回す。
これのひどい所は、トイレの最中とか食事中とかでも、常に刺激が続くこと。
特にトイレの時は、実物がでる快感とホール越しの刺激が同時に襲ってきて、もう訳がわからなくなる。

美少女は、最初のうちはキャー!とか悲鳴を上げて飛び上がる、とかの初々しい反応してる。
でも一週間ぐらいすると、授業中に涙目で必死に口押さえるようになる。
それでその押さえた手の中から、『おおおお゛……!!』とかめちゃ気持ち良さそうな声が漏れてる。
陰湿な少女は、「かわいそうだねー。S字結腸って便が出口に近づいてるって警告発する場所だから、特別敏感だもんねー。
それを一週間もずーっと刺激されちゃあねー」とかほくそ笑んでる。
美少女の友達やファンも、最初は美少女を心配するんだけど、そのうち「変な奴」扱いになり、美少女は孤立。
陰湿な子は慰めるフリをして美少女に近づいて、仲良くなったら家に呼ばれる。

そしてその家でトイレ借りて、猛烈にホール責め。
でたっぷり30分くらいやって指が攣るころに部屋に戻ると、美少女は床の上で横向けに倒れてる。
頬真っ赤で涎垂らして、完全に連続絶頂後みたいな感じ。
陰湿っ子は心配するフリして美少女問い詰めて、ズボンを下ろしてみる。
そしたら、まったく未使用のぴっちりピンクアナルから、薄く一筋の液が漏れてる。勿論腸液。
で、何故か持参してた肛門鏡で開いてみると、もう中は腸液でドロッドロ。しかも奥は、喘ぐみたいにヒクヒクしてる。
陰湿っ子は、これは悪霊の仕業とか適当なこと言って、いい加減にお守りこしらえて美少女に渡す。
そしたらその日から数日、S字結腸への刺激が止まって美少女大感激。
この間は陰湿っ子がホールを弄くってないだけなので当たり前なんだけど、これを切っ掛けに美少女は陰湿っ子の信奉者みたいになる。
それから徐々にレズっぽい関係になって、アナルラブ。
美少女は結腸を刺激して欲しいんだけど、そのためには未開発の肛門から拡張していかなきゃいけない。
だから陰湿っ子が蕾を開発する中で、美少女がはやく奥を刺激してー、とか哀願し続けるという世にも奇妙な状況に。
時々思い出したようにホールを弄くって美少女を泣き悶えさせながら、飽きるまで遊びつくす陰湿っ子であった。


                        結
0109名無しさん@ピンキー2015/01/03(土) 00:38:18.79ID:jcJMTE8/
>美少女は結腸を刺激して欲しいんだけど、そのためには未開発の肛門から拡張していかなきゃいけない

エロいな
0110名無しさん@ピンキー2015/01/03(土) 01:32:18.48ID:v9RkiGP9
これ使いようによっては突然便意を催させるとかの使い方もできてしまいそうだな…
0111名無しさん@ピンキー2015/01/04(日) 01:44:27.88ID:PJOqAh1O
>>86-103の続編を投下します。便宜上、今回が後編。
やはりブツ描写はないけれどもエネマ特化。イラマチオもありぬす。
0112ハプニング・バーでの調教(後編)  1/192015/01/04(日) 01:45:54.31ID:PJOqAh1O
 
待ち合わせ場所に現れた瑞希を見るたび、宗佑は思う。
昨日までの事は、すべて夢なのでは……と。
道行く瑞希には隙がなかった。
容疑者を日々追及する刑事特有の瞳。キリリと斜め30度ほどに吊り上げられた眉。
そこから成る目力の強さは並ではなく、覚悟をせずに視線を合わせれば、ひゅっと妙な息が出るほどだ。
「待たせたようね。生田」
瑞希は宗佑に近づき、よく通る声で告げる。
「あ、いえ!」
宗佑は緊張も露わに答えた。
瑞希の姿を至近で見れば、その静電気を帯びるような雰囲気以上に、美貌が男の脳を支配する。
長い睫毛、ツンと小さく尖った鼻、ごく薄い唇に、シャープな顎。
そして片目を覆うように分けられた漆黒の前髪。
氷を思わせる冷涼さを有した、まさに“寒気のするほど”整った顔立ちだ。
厳しくも美しい。およそ宗佑の知る中では、もっとも性的なものとは縁遠い存在。
それが、あれほどに……。

「……生田、生田! どうかしたの?」
瑞希の呼びかけで、宗佑は自分が瑞希の顔を覗きながら自失していた事に気付いた。
「す、すみません」
宗佑はひとつ咳払いし、話題を切り替える。
「今日こそは、瀬尾のヤツ……現れるでしょうか」
「そうね……過去の取引記録からすれば、今日辺り動きがあってもおかしくないわ」
モデルさながらに腰に手を当てて告げる瑞希。
本当にスタイリッシュだ、本当に魅力的だ。宗佑は今一度それを噛みしめる。
そして。
「綾元先輩っ!」
彼は考えるよりも先に、憧れの女刑事の名を叫んでいた。完全な無意識だ。
「……な、何よ?」
流石の瑞希も、若干の動揺を見せる。宗佑は冷や汗を垂らしつつ、それでも言葉を続けた。
「先輩……だ、大丈夫なんですか。このまま、あんな事を続けていて」
0113ハプニング・バーでの調教(後編)  2/192015/01/04(日) 01:46:39.84ID:PJOqAh1O
 
あんな事。
明瞭でない表現ながら、その意味するところは一つしかない。
瑞希はここ一ヶ月近く、毎日後孔を開発され、責め立てられてきた。
最近では、ゼリーを用いて擬似排泄を繰り返すだけで、しとどな愛液があふれ出す。
腸奥を淫具で抉り回されれば、あられもない声を発しながら潮を噴き散らすまでになっている。
どう考えてもまともな状況ではない。
女としてあってはならぬ方向へ突き進む、憧れの女刑事。宗佑はそれが見るに耐えなかった。
「…………生田………………」
瑞希は僅かに眉を下げ、沈黙する。
彼女とて女だ、変わりゆく自らの身体に思うところがあるのだろう。
しかし、それもほんの一瞬。すぐに瑞希は目元を引き締め直す。
「……『刑事は、現代社会でもっとも忍びに近い職業だ』。
 刑事課に配属になった頃、ある先輩からそう教わったことがあるの」
「忍び?」
「そう、忍びよ。あなたも充分解っていると思うけど、私達の仕事はすごく泥臭くて、根気が要るでしょう。
 本当に現れるかも定かでない標的のために、何ヶ月も張り込んだり、時には浮浪者に扮して情報を集めもする。
 闇を暴くために、地に潜り、耐え忍ぶ。これはまさに、忍びの仕事よ。
 私は、それに誇りを持っているの。どれだけ辛くても、きっと耐え忍んでみせる。
 でも、もしも。もしも私の心が耐え切れなくなったその時には、生田…………あなたにすべてを託すわ」
宗佑を見つめながら、瑞希は毅然として告げる。
言葉の一片にも曇りがない、まさに本心だけを語っているらしき力強さだ。
「ぼ、僕に」
宗佑は喉を鳴らした。ベテラン刑事である瑞希の期待を一心に背負うなど、荷が勝ちすぎているとも思う。
しかし。ここでその期待に応えられないようでは、男が廃るというものだ。
「…………解りました」
宗佑は震えつつ、しかし腹の底からの声で返事を返す。
「頼んだわ」
瑞希はかすかに笑い、若き相棒の肩を叩いた。
0114ハプニング・バーでの調教(後編)  3/192015/01/04(日) 01:47:27.43ID:PJOqAh1O
 


耐え忍ぶ。
瑞希はどれだけの覚悟を秘めて、その選択をしているのだろう。
彼女は今もディープスロートでの奉仕を強いられていた。
「ん゛っ、おぐっ……んぐっ、おお゛…………っご…………」
呻き声が漏れる。
平均以上の男根を、後ろ手に拘束されたまま咥え込んでいるのだから当然だ。
「ヘッ、噂通り最高だぜこのバーは。まさか、ここまでイイ女を『使える』とはよ」
今日初めてバーに会員登録したという男は、薄笑みを浮かべて告げる。
瑞希のような厳格な美女を服従させる状況が、面白くて堪らないという様子だ。
猫科のような瞳でキリリと睨みあげる瑞希。
それを見下ろしながら、男は後頭部を掴む手に一層の力を篭めた。
「オラ、雌豚が澄ましてんじゃねぇよ。ンな目ぇ出来んならもっとイケんだろうが、ア゛?」
品のない言葉を発しながら、男は瑞希の頭を強く引きつける。
鼻頭が、自らの恥骨で潰れるまで。
「む゛ごっ!!!」
これには瑞希も苦悶の声を漏らした。
目元が歪み、鼻を中心に深い皺が寄る。元の造りがいいだけに、より凄絶な顔だ。
しかし、それら当然の反応のみだ。
食道の深くにまで怒張をねじ込まれ、唾液や胃液の類を顎から垂らすまでになっても、身を捩りすらしない。
あくまで奉仕を始めた時と同じ膝の形のまま、真正面に男を受けきっている。
「チッ、ホントいい根性してるぜ。口便器の分際で、露骨に女王様アピールしやがって。
 …………あああクソッ、もう我慢できねぇ。喉ン中に出すぞ、零さずに呑めよッ!!!」
男は顎を上げて呻き、最奥まで咥え込ませた状態で動きを止めた。
そしてその直後、射精が始まる。数秒に及ぶ射精……その全てを、瑞希は顔色ひとつ変えずに嚥下する。
まるで熟練の娼婦のように。

「ふむ、見事なM嬢ぶりだ。そろそろ、“彼”の審査に掛けてもいい頃かな」
志藤が顎を擦りながら呟くのを、宗佑は聞き逃さなかった。
「彼?」
「瀬尾という男でな。このバーのVIPだよ」
どくん、と宗佑の心臓が脈打った。
0115ハプニング・バーでの調教(後編)  4/192015/01/04(日) 01:48:21.17ID:PJOqAh1O
 
「VIP……それはまた、凄そうですね」
宗佑は、あくまで肩書きに興味を惹かれたという体で問う。
瀬尾という名に反応すると、怪しまれて情報を出し渋られる可能性があるからだ。
「ああ。彼の眼鏡に適えば、恩恵はデカいぞ。合法・非合法を問わずな」
志藤は指で輪を作って答えた。
「ただ、彼は何かと煩くてな。下手な人間を上納すると、生爪を剥がされかねんのだよ。
 だから正直、君の彼女がホールに現れた瞬間には心が躍ったものだ。
 名刀のような凛とした雰囲気といい、あくまで強気な態度といい……まさしく極上だ。
 もし君達さえ良ければだが、一度瀬尾に会ってみんかね。思う所はあるだろうが、決して損な話ではないぞ」
志藤のこの提案は、勿論願ってもない話だ。
しかし宗佑はあえて考え込む演技を挟み、意を決したように顔を上げた。
「……そう、ですね。VIPに認められるのは、僕はチャンスだと思います。この世は金と人脈ですから」
「ほう、年の割に悟っているな。その通り。金と人脈こそ、人生の選択肢を増やす鍵だよ。
 となれば後は、聡明な彼女次第だが……どうかね?」
志藤が瑞希を見下ろすと、瑞希は妖艶に笑う。
「素敵な話ね。あなた達一人一人にS嬢だと認めさせるより、そのVIPの男を篭絡する方が早そうだわ」
「そうか、そうか!」
当事者の承諾を得たことで、志藤は頬を緩ませ、しかしすぐに引き締め直した。
「では決まりだ。とはいえ、無条件ではないぞ。先も言った通り、下手な人間を寄越すとわしの身が危うい。
 彼女が瀬尾の要求に応えうるレベルか、テストさせて貰おう。
 かなりハードだが…………構わんかね?」
志藤の強い眼力で凝視されると、宗佑は自然と背筋が伸びてしまう。
とはいえ臆している場合ではない。この機は逃せば、これまでの捜査が水泡に帰す。千載一遇のチャンスだ。
「……お願いします!」
宗佑は腹の底からの声で答え、瑞希を見やる。瑞希も覚悟を秘めた表情で頷いた。
0116ハプニング・バーでの調教(後編)  5/192015/01/04(日) 01:49:04.86ID:PJOqAh1O
 


「では、覚悟が熱いうちに始めようか」
志藤が指を鳴らすと、ボンデージ姿の女達が歩み寄った。
手には、中央に大きな穴の空いた、ラバー製開口マスク。
「あら、可愛いわね」
瑞希は皮肉たっぷりに告げる。
「ふん、本当にナマイキな女。昨日も私らに泣かされたっていうのにさ。
 態度だけはS嬢だけど、どうかなー、本当になれるかなぁ? ってかなれなかったら、一生笑い者だよね。
 ま、いっか。じゃ嵌めるよぅ。おっきくクチ開いてね。喉チンコ見えるくらい、あーーって」
女の一人が言葉で責めながら、瑞希の後頭部と顎を掴んだ。
そして別の一人が開口マスクを嵌めていく。
リング部分の筒を歯の間に咥え込ませ、ラバーで口元を覆い、後頭部で引き絞った三重のベルトを留める。
「あがっ!」
リング内から瑞希の声が漏れた。輪の直径がかなり大きく、大口で絶叫する形になった苦しさか。
赤い舌と喉奥が露わなその姿は、どれほど眼力が強かろうと……むしろ、それゆえ惨めに映る。

マスクを嵌められた瑞希は、次にお立ち台の床に寝転がるよう命じられた。
「さて、ではテストの時間だ」
志藤がそう言いながら、みっちりと腹部を圧迫するズボンを脱ぎ捨てる。
志藤が下半身を露出させるのは初めてだ。
トドのように膨らんだ三段腹。その下方に聳え立つ男の象徴は、圧倒的なサイズを誇っていた。
「………………!!」
宗佑は慄く。並外れた、という形容でさえ温い。
宗佑が自らの物を慰めようと思えば、逸物を無造作に掴んで上下に軽く扱けばいい。
しかし志藤の剛直で同じ事をしようと思えば、指の輪を目一杯に広げ、肘から先を大きく動かさなければならないだろう。
宗佑が男としての自信を揺らがせる一方で、瑞希の見開かれた瞳は、驚愕の他に憤りの色も宿していた。
志藤は面白そうに嗤う。
「おいおい大丈夫かね、この程度で驚いてくれるなよ。瀬尾の持ち物なぞはペットボトル並だぞ?
 しかも奴は、それだけの物を持ちながらディープスロートが好きでな。ゆえにまずは、喉奥の耐久テストだ。
 今からお前に、これをタップリと咥えさせてやる。その間、暴れずにじっとしていろ。
 わしの物で騒いでいるようでは、とても瀬尾の相手は出来んからな」
重々しい声で宣告し、志藤は横たわる瑞希の顔を跨いだ。
そして笑みを浮かべながら、覆い被さるようにして腰を沈めていく。
肥えた大型の獣が圧し掛かるような光景。それはソファで見守る宗佑を、ひどく不安な気持ちにさせた。
0117ハプニング・バーでの調教(後編)  6/192015/01/04(日) 01:50:03.82ID:PJOqAh1O
 
「う゛、ごおっ!!」
数秒後、ホールにえづき声が響き渡る。当然ながら瑞希のものだ。
剛直が開口マスクのリングを通り抜けたのだろう。
いくらディープスロートに慣れたとはいえ、あれほど長大な物を真上から突き込まれては堪らない。
志藤はその瑞希の反応に構わず、悠々と腰を上下させはじめた。
「ごお゛ぉっ、げっごっ!! ごぇえっ、えごおお゛っ、がっ……ああ゛っ! があごっ、ごぉええぇ゛え゛っっ!!!」
瑞希の声は秒単位で深刻さを増していく。
切れ長の瞳はかろうじて志藤を睨み据えているが、苦しさを隠しきれていない。
両手の10指はピタリと床につき、太腿はびくんびくんと痙攣しはじめる。姿勢を保つために、かなり無理をしているようだ。
 (ああ、綾元先輩……っ!!)
宗佑はソファに掛けながら、その陵辱劇を悲痛な顔で見守っていた。
すると、その傍らにボンデージ姿の女が腰掛ける。
「ふふ、凄い。でも彼女ばっかりずるいわよねぇ、ボクも愉しませてあげるわ。
 せめて彼女にされてると思って、愉しんでね」
女は囁くように告げ、いつの間にか隆起していた宗佑自身の皮を剥いた。
「あ、ちょっと!」
宗佑は抵抗しかけたが、女がパクリと逸物を咥え込むと、そのえもいわれぬ快感に腰砕けになってしまう。
口内で茎にねっとりと舌を絡みつかせ、亀頭部分を喉奥の輪で扱く、極上のディープスロート。
それは、興奮の中にあった若き刑事にとって、絶望的なまでに心地良いものだった。

「ぐごっ、おごッ……ごぉ、おッ…………!! お゛、お゛っも゛ぉオッ、ごッぉ゛! おっおあ゛お……お゛、ご、ぉお゛っっ!!」
瑞希の悲痛な声が、ホール内に響き渡る。
声だけではない。硬い怒張が喉奥を抉る時のカコカコという音、逃げ場を失って鼻からぶふっと噴出す音。
それらもまた、どうやっても聞き逃しようがないほどの明瞭さでもって耳に届く。
「フゥッ、フーッ……よし、抜くぞ……。ふふ、歳を取るとこの格好も堪えるわ」
志藤は20回ほど喉奥を蹂躙するたび、逸物を引き抜いた。
「はぁっ、はあっ!! あはぁっぁっ……はっはっ……はあっはあぁっ、はぁっ…………!!!」
その時、マスクのリングから漏れる吐息は、無関係な人間からすれば滑稽なほどに余裕がない。
常に凛としてクールな瑞希の息とは思えないほどに。
化け物の尾のような志藤の怒張には、べっとりと白い唾液がこびり付いている。
それは僅かな休止の間に次々と滴り落ち、マスクのリング内へと消えていく。
そして数秒後、それを追うようにして怒張が杭のように沈み込むのだ。
宗佑の目にはそれらがスローモーションで映った。残酷な未来に到達せぬよう、哀願するように。
しかし。現実時間にして1秒足らずの後、悲願は打ち砕かれる。

「んごぉ゛っごぉお゛ええっ……え゛、あがお゛っ…………!!!」
これ以上はあるまいと思われた前回のえづきよりも更に悲痛な声が、瑞希の美貌から迸る。
開口マスクの下から覗く白い喉が、下向きにボゴリと膨らみを拡げていく。
ぶっ、ぶふっと鼻から汁が噴きだし、ついには口からも泡立つ液体があふれ、黒いマスクの表面を滑って粘り落ちていく。
液体の粘度からして、ただの唾液ではあるまい。えづき汁、もしくは胃液までもが混ざっていると考えるべきだろう。
そこまでの状態になっては、いかに瑞希とてキリリとした眼を保てない。
「ごぉう、うごっご……ご…………おーーえ゛っっ…………!!」
剛直がググウと喉元を押し広げる瞬間には、注射を我慢する少女とまるきり同じく、目元をきつく閉じている。
その後、奥で押し留められる間こそキッと睨んではいるが、引き抜かれ始めると、
「もごぉうええ゛え゛っ!!」
獣のようにえづきながら目を細め、涙をボロボロと零してしまう。
そこには、誤魔化しようもない、等身大の瑞希がいた。
高嶺の花とはまるで違う。排泄もすればえづきもし、涙も零す。なまの肉となまの粘膜をもった、一個体の女としての瑞希が。
0118ハプニング・バーでの調教(後編)  7/192015/01/04(日) 01:52:57.33ID:PJOqAh1O
 
 (綾元先輩…………っ!!!!)

瑞希という女性の“底”が露わになった瞬間、宗佑の心臓が締め付けられるように痛んだ。
小学生時代、凄惨ないじめを見てみぬ振りをし、間接的に級友を見殺しにし、それを深く悔いて以来の強い心の動き。
しかし……大人になり、刑事になった今もなお、彼は目の前の陵辱に何もできずにいる。
宗佑には、それが堪らない。
そしてこうした胸の昂ぶりは、そのまま興奮として下半身に血を巡らせてしまう。
ボンデージ姿の美女から、ねっとりとしたディープスロートを受けている最中ならば、尚更だ。
「ほーら見てぇ、彼女さんすっごい事になってる。今は本当に、地獄の苦しみって所ね。
 先生のって、素面じゃ絶対無理ってぐらいおっきくて、咥えさせられると、胸が不安で一杯になるの。
 いっそ死んだ方がマシってほど苦しくて、鼻水とか胃液とかどんどん溢れてきて、たまに抜かれるんだけど、また挿れられて。
 その生死の境みたいな状況が、ずーっと、ずーーっと続くんだよ」
ディープスロートをする女とはまた別の一人が、宗佑の耳に囁きかける。
「でもねぇ。される女の子には地獄でも、やってる方は、ものすっごく気持ちいいんだって。
 あなたもちょうど今されてるんだから、その感覚よく解るでしょ。
 女の私は体験できないから羨ましいなぁー。ねぇ、教えてよ。アレを女の子にスロートされたら、どんな風に気持ちいいの?」
女の囁きが、宗佑の倒錯感をひどく煽る。
足元で行われる熱心なディープスロートと、視線の先にある瑞希の地獄。それが脳内で混ざり合ってしまう。

宗佑の亀頭が喉奥に呑み込まれる瞬間に、ごぇえっと瑞希がえづく。
喉奥を微細に蠢かされている間中、カコカコという音と鼻水を噴出す音がしている。
そして亀頭が狭洞から開放される時には、もごぉお゛っと最も苦しそうなえづきが響き渡る。
完全にタイミングが同じだ。同じになるように調節されている。
「う、うう……うう、あっ…………!!」
その絶妙なシンクロを何度も何度も体験するうち、とうとう宗佑は、瑞希本人に怒張を咥え込まれているように錯覚してしまう。
そうなれば決壊は早かった。

 (先輩……あの綾元先輩が…………僕に…………っ!!!)

興奮は刻一刻といや増し、宗佑は女の巧みなディープスロートの前に、あえなく射精へと導かれる。
「くうううっ!!!」
腰を震わせ、精の滾りを名も知らぬ女の喉奥に注ぎ込んだ。
学生時代さながらの量と濃さが、どぐどぐと尿道を駆け抜ける。気だるい脱力感が身を包む。
「おやおや、もう出してしまったのか。君のパートナーは、随分と堪え性がないらしい」
志藤が宗佑を見て笑う。
汗まみれで息も荒い。それでも志藤には、精力的な余裕が窺えた。
宗佑よりも遥かに長く、激しい抽迭を繰り返しているにも関わらず。
「だが確かに、これは心地がいいからな。特に、お前のような気の強い女を蹂躙するのは最高だ。
 オスとして満たされていくのを感じるよ」
志藤はほくそ笑みながら、いよいよ激しくリングの中に怒張を突き入れる。
「ごぉえがっ、あごっ…………もごお、ぉお、あ゛ああお゛っ!!!」
当然、瑞希は苦しんだ。眉をかつてないほどに厳しく寄せ、見開いた瞳から涙を零しつつ。
それでも手足は動かさない。遠目にも解るほど手足の筋肉を強張らせ、必死にフローリングに貼り付いている。
まさしく執念というものを感じる抵抗だ。
「なるほど、いい意地だ。……むぅっ、わしもそろそろ限界だな。喉に射精すぞっ!!」
志藤は唸りながら、深く腰を落として動きを止める。
0119ハプニング・バーでの調教(後編)  8/192015/01/04(日) 01:53:57.47ID:PJOqAh1O
 
「お……ううおおほぉおっ…………!!」
声とたるんだ尻肉の動きからして、志藤が射精しているようだ。
会心の一回であった宗佑のそれと同等……いや、それ以上に長く。
「ぐ、ぶぼっ、ぶほっ!! あううぇおあ゛っっ!!」
射精開始から10秒ほどのち、とうとう瑞希は堪らずに噎せかえる。
開口マスクのリングのみならず、鼻からも白濁があふれ出す。
「フゥ、フゥッ……おぉお出た出た、大洪水だ。フフ、さすがに少し多すぎたかな?」
志藤はようやくに逸物を抜き、溢れた分の白濁を指で掬ってマスクの開口部に流し込んだ。
そして後頭部のベルトを外し、マスクを外す。
ねろりと濃厚な白濁や唾液に塗れ、リングの筒部分が瑞希の口から抜き出される。
「どうだ、わしの物は。美味かっただろう」
「はぁっ……はあっ…………まさか、最悪な味だったわ。あなた、もう先が長くないんじゃない?」
喘ぎながらも、眼光鋭く志藤を睨みつける瑞希。
志藤は口元を歪めた。
「本当に責め甲斐のあるお嬢さんだ。だが、いつまでその口が利けるかな。次はキツイぞ?」
志藤の言葉が終わらぬうちに、ホテルのルームサービスで使われるようなワゴンが運ばれてくる。
ワゴンの上には、もはや見慣れた責め具が置かれていた。
透明な液体の張られたガラスボウルと、そこに立てかけられたガラス製浣腸器、そして太い肛門栓。
「また浣腸? 芸がないわね、いい加減飽きたわ」
瑞希は蔑むように嘲笑う。
辟易しているのは事実だろう。プライドの人一倍高い彼女は、連日排泄を晒していても、未だに耳まで赤くする。
「そう、浣腸だ。ただ、今回は趣向を変えよう。
 以前からの希望通り、君にはS嬢として彼氏くんを責めさせてやる。浣腸を施したままで、な。
 “出す”前に彼をイカせられたなら、瀬尾に会う方法を教えよう」
志藤の提案に、瑞希は顔を強張らせた。
しかし、絶望的というほどではない。これまでにも、浣腸したままでホール内を散歩させられる、といった趣向はあった。
その甲斐あってか今の瑞希は、高濃度のグリセリンであれイチヂク浣腸であれ、かなりの時間を我慢できるようになっている。
「またそんな事……下らないわ」
瑞希は吐き捨てるように言いながらも、心中では勝算を感じていただろう。
宗佑も、不安げな表情の下で安堵する。しかし。

「ああそうだ、注意点が1つだけある。……今回の浣腸液には、ドナンを使うからな」
その言葉が発せられた瞬間、宗佑と瑞希の顔色が変わる。
ドナン浣腸。その恐ろしさは以前、志藤自身の口から聞かされたことがあった。
『にがり』……つまり塩化マグネシウムを溶かしたドナン液こそ、この世で最もきつい浣腸だと。
本来はグリセリンでも排泄できない重便秘の人間に用いるものであり、当然その効き目は苛烈極まりない。
数分と耐えられる者はいない。
その特徴は、最高レベルの便意と同時に沸き起こる、地獄の苦しみ。
よく削岩機が例えに出される通り、ドドドドと猛烈な熱さが腸を駆け下る……。

「彼氏くん、壇上へ上がりたまえ。今日は君も主役の片割れだ」
志藤が嬉々として宗佑を招く。
「楽しみだぜ。ドナン浣腸、一遍見てみたかったんだよな!」
「ありゃ体質次第じゃ本気で無理らしいからな。あの生意気女がどうなんのか、見ものだぜ!」
場の人間も興奮も露わに叫び始める。
祭りのような騒ぎの渦中で、宗佑と瑞希の2人だけが、拳の中に冷たい汗を握りこんだ。
0120ハプニング・バーでの調教(後編)  9/192015/01/04(日) 01:55:08.55ID:PJOqAh1O
 
宗佑はステージで服を脱ぎ捨てながら、ひたすらに祈るような気分でいた。
裸を衆目に晒す恥など二の次だ。ドナンに関する志藤の説明が、ただの脅しである事を祈る。
しかし……ガラス浣腸器が薬液を吸い上げ、注入し終えた瞬間。
すぐに瑞希は顔を歪めた。
「うう……うううう……っく!!」
「あら、可愛い声。きつい酒を一気飲みしたみたいに、腸がカーッと熱くなるって、ホントなんだ?」
女はそう言い、ガラス浣腸器を置く。
たったの1本、200cc程度だ。女がそれで手を止めた事が、かえって宗佑を不安にさせる。
ごく少量で充分。それだけのきつさがあると言っているようなものではないか。
「じゃあ、栓したげる。頑張ってねぇ」
女は笑いながら、太さのある肛門栓を瑞希の脚の間にねじ込んだ。
う、という小さな呻きの後に、栓は姿を消す。
「さぁ、ではお前のサディズムを見せてもらおうか」
ソファに深く掛ける志藤が告げ、恥辱が始まる。
「く……うう、っく…………!!」
赤い手袋、ガーター付のビスチェ、黒のブーツソックス。
その『女王様』スタイルは、クールな美貌も相まって奇跡的なほど瑞希に似合っている。
しかし。今の瑞希に、SMの女王に必須である“余裕”はなかった。
バラ鞭を手に取るも、手が震えている。二、三度取っ手を握り直して、ようやくまともに掴めるほどだ。
「あの、大丈……」
宗佑が見かねて声を掛けると、瑞希は片目を閉じながら睨み下ろした。
「誰が発言を許可したのっ!!」
そう叫び、鞭を振り下ろす。
さすがに刑事だけあり、叫び声には張りがある。喧騒の中でも鶴の一声となりうる声だ。
しかし、叫び声とは裏腹に、鞭には全く力がない。ぴちんと情けない音を立て、宗佑の身体を撫でるだけだ。
ホールから笑いが起きた。
「はははっ、何だよその情けねぇ鞭は。もっと腰入れろ腰!!」
「そうそう。今まで散々鞭受けてきたくせに、何見てたの? アッタマ悪ぅ!」
野次を受け、瑞希は奥歯を噛みしめる。そして脚を踏みしめ、強く鞭を振るった。
「うう゛っ!!!」
漏れた声は、宗佑だけのものではない。鞭を振るった瑞希もまた、振り切った体勢のまま苦悶する。
すでに顔中に脂汗が滲んでおり、雨中にいるように顔から滴り落ちていく。
ひっ、ひひっという呼吸も普通ではない。
明らかに普通の浣腸とは違う反応だ。宗佑はこの瞬間、志藤の説明が真実であったのだと理解した。

「ハァッ……はあぁアっ…………ほら豚、おまえはこうして握りつぶされるのだって、気持ちが良いんでしょう?」
瑞希は、片目を覆うように分けられた前髪を揺らし、切れ長の瞳を見開いて宗佑に問いかける。
冷涼な雰囲気、芯の通った声、そして色香も充分な美しさ。
どれをとっても女王に相応しい。扱く手つきも、平均的な風俗嬢よりやや上手いかもしれない。
しかし宗佑は、まるで絶頂に至れる気がしなかった。
原因は複数ある。
まず、扱きあげられて気分が昂ぶっても、すぐにその責めの手が緩んでしまうこと。
「っつ、っぃぎ、ぐくくきっ…………!!」
こうした声で限界の便意の波を乗り切ろうとする瑞希が心配になり、性的な気分が萎えること。
そして何より、先ほどボンデージ女のディープスロートにより、溜め込んだ精液の大半を搾り取られていることだ。
0121ハプニング・バーでの調教(後編)  10/192015/01/04(日) 01:57:10.84ID:PJOqAh1O
 
「ああ、ああ、くっ…………!!」
宗佑は声を上げ、何とか気分を高めようと試みる。しかし、芳しくない。
 (何でだ、何でっ! さっきと違って、今度は本当に、本物の綾元先輩にして貰ってるんだぞ!
  イケよ、イケって!! 早くイカないと、先輩だって限界なんだ!!)
気ばかり焦るが、そうして焦れば焦るほど余計に気が萎える。
「んっ、ぐむぅうう゛う゛っ!!」
瑞希が固く目を瞑り、切なそうに呻く。
「どうした、ケツの穴がえらいヒクついてるぜ! アナル栓が意味なくなっちまってらぁ!!」
野次が飛び、瑞希は細く目を閉じた。
そして姿勢を変える。前屈みで逸物を扱いていた状態から、立ち上がって踏みつけるように。
宗佑の頭上へ逆光を浴びて聳え立つ、美しい身体。
しかし、その体には随所に夥しい汗が流れ、締まった腹筋は激しく凹凸を繰り返して腸内環境を窺わせる。
内腿には、留めきれないのだろう液が幾筋も伝い落ちてもいる。
なんと痛々しい姿だろう。
「お、足コキかよ。あのおっそろしい美脚でなぁ……野郎が羨ましくなってくるぜ」
男の羨望の視線を浴びながら、宗佑は半ばほど屹立した逸物を足で捏ね回される。

「はぁっ、はーーっ…………くっ、ううっ……あう゛…………はぁっ、うう゛、あぁア゛…………っ!!!」
直立したことで括約筋へ多少力を篭めやすくなったとはいえ、限界は限界だ。
瑞希の余裕は刻一刻と削り取られていた。
まさに便が漏れる瞬間というのは、どう抗おうとも無駄。宗佑にも、経験からそれぐらいは解る。
「どうしたの? は、早ぐ……イキッ、なさい゛…………!!!」
強靭な精神力で右脚を上げ、宗佑の睾丸を指先で握りつぶす瑞希。
軸足が全く安定していない。柔道三段の強姦犯を単独で組み伏せたという武闘派女刑事の姿は、すでに跡形も無かった。
「オイオイ何だよ、もう限界かよ女王様!」
「そんなんで満足できるほど、Mってのは浅くねぇぞ姉ちゃんよ!!」
客からは変わらず野次が飛び続けていた。
 (すみません。すみません、先輩!!)
宗佑は心中で必死に謝罪する。
今の時点でも全く射精欲求は沸き起こらず、もはや瑞希の決壊が先であることは目に見えていた。
「ひっぐぅあう゛ぅううう゛っっ!!!!」
瑞希はとうとう聞いたこともない呻きを上げる。
それでも必死に耐えようと、下唇を血が出るほど噛むが、今度こそは無理だ。
下半身がガクガクと病的なほど震えはじめ、下腹が蠢き、力強い瞳孔が収縮する。そして。

ブグチュッ、ビブリ、ブッ、ビブババッッ!!!

下劣な破裂音。床に水と肛門栓の叩きつけられる音が直後に続く。
すでに腸内洗浄は済んでいるために固形物こそないが、グリセリンと比べても屈辱的に過ぎる排泄だ。
「……あ、あ…………」
煩いほどの嘲笑が沸き起こる中、瑞希は力なくその場にへたり込む。
「やれやれ、失敗か。これは折檻が必要だな。徹底的にドナンに慣らしておく必要がありそうだ」
落ち着き払った志藤の声が、騒がしいホールにもよく響いた。
0122ハプニング・バーでの調教(後編)  11/192015/01/04(日) 01:59:22.26ID:PJOqAh1O
 


「おら、シャンとしろ。持ち上げてやっから、しっかり跨れよ?」
瑞希を両脇から抱える男達が命じる。
彼らの前にあるのは、背の丸い木馬のような腰掛けだ。
高さは男でも下に爪先がつかない程であり、座部後方に白いディルドーが固定してある。
また、腰掛けの下にはキャスター付きの台が備え付けられ、その四方からは枷つきの鎖が伸びてもいた。
「ん……?」
宗佑はふとディルドーに目を凝らす。初めはただの白いディルドーに見えたが、どうも違うらしい。
ディルドーの表面を、白い何かが覆っているようだ。
「気付いたかね。細いディルドーの表面に、にがりや海草を煮溶かした物なぞを何層にも塗りこめて、蝋のように固めたんだ。
 いわば固形のドナン浣腸だな」
志藤が言った。その意味を理解し、宗佑は志藤を振り返る。
「え……っ!? 固形のって、じゃ、そんなものに跨らせたら……」
宗佑がそう言いかけた瞬間、後方から呻き声が漏れた。
「くあ゛ぁあっ!!」
見れば、男達に抱え上げられた瑞希が、肛門に深々とディルドーを咥え込まされる所だった。
早くもドナンと同じ効果が現れ、彼女に声を上げさせたのだろう。
瑞希が悲痛な呻きを上げても、男達に容赦はない。
「すげぇな、この太いのが簡単に入るぜ。聞いた通りドナンって、ケツの穴が開きっぱなしになるんだな」
「ああ。特にこの『ドナン地獄』の後は、ダリアの花みてぇにクッパリいくぜ。まぁカメラの用意しとけや」
男達は非情な言葉を交わしながら、瑞希の腿を押し下げる。
そしてディルドーが根元まで埋没すると、瑞希の手足に台の枷を嵌めていく。
瑞希の手足は、下に伸ばした形で固定され、殆ど抵抗が叶わない。
「く、ぐぅっ……っ!!」
瑞希はかつてないほど眉を吊り上げ、切れ長の目を見開いて男達を睨み下ろす。
凶悪犯をも竦ませる仁王の顔。しかし、檻の中の虎を怖がる人間はいない。
「何だよその顔は、生意気だな!」
「ふん、今の内に粋がっとけ。どうせこの『ドナン地獄』じゃ、お前もすぐに参っちまうんだからよ」
悪意と嘲笑が入り混じる、最悪の舞台。
宗佑は、目の前の全てが人殺し以上の犯罪者に思え、手近な者から取り押さえたい衝動に駆られた。
それが出来ればどれだけ楽だろう。しかし、それに意味は無い。瑞希が自分に期待しているのは、そんな事ではない。
「ンン゛ッ!!」
腰掛の上で、瑞希が汗みずくのまま咳払いする。
 (解っています、先輩!)
宗佑は口元を引き締め、笑みを湛える志藤に歩み寄った。

「志藤さん。彼女がこの折檻を乗り切ったら、瀬尾という人に会う方法をお教え頂けませんか」
「ん? ああ……ふむ。君達の熱意はまぁ伝わるが……しかし、瀬尾もじつに神経質な男だからな。
 例えばこの折檻を30分、弱音を吐かず耐え切れるほどでなければ紹介できんよ」
「耐えさせます!」
宗佑は毅然として言い切った。志藤がやや意表を突かれたように目を丸くする中、瑞希を見上げる。
瑞希も宗佑の方を向き、凛とした表情で頷く。
 (すみません綾元先輩、結局また、あなた頼りです。僕はエールを送るしかない……でも!!)
宗佑が瞳を揺らがせながら伝えた想いは、果たして瑞希に届いたのか。
瑞希の瞳は一瞬柔らかく笑いかけたように見え、しかし次の瞬間、炎に焼かれるかのような苦痛に染まる。
0123ハプニング・バーでの調教(後編)  12/192015/01/04(日) 02:00:45.70ID:PJOqAh1O
 
「あッぐぐう、ぅふう゛うう゛う゛っ!!!」
瑞希の白い歯が噛み合わされ、背中が反る。
2つの肩甲骨は衝突間際にまで接近し、腕の付け根に深い皺を無数に寄せた。
一体どれほどの苦痛を受ければ、ヒトはそこまでになるのか。

「うほっ、キタキタキタ、すげぇ弓なり! さっきのドナンは結構薄かったみてぇだが、今度はマジだぜ!!」
「ちっと今ネットで調べたらよ、ドナンって腹ン中が、茹でた鍋みたくグラグラ煮え立つ感じなんだと。
 んーで痒いわ熱いわって思ってたら、次の瞬間にはもの凄ぇ下痢みてぇに、腸が蠕動してクソ漏らそうとするんだってよ。
 腸内洗浄なしで浣腸したら、意識するより前にドバドバ出てくらしいぜ?」」
「へぇ。つっても、あんなぶっといディルドー咥えこんでたら出しようなくね? 手足鎖に繋がってて動けねぇしさ」
「だーから地獄なんだっつの。しかもあれ、濃さ20%近いドナン液を参考に作られてんだぜ。
 うちの奴隷だってンなもん、5分もたねーし。我慢しきれるわけねー」
「でもでもあの彼氏くん、さっき30分我慢させます!とか先生に言ってたよ?」
「案外あいつも鬼畜なんじゃね? あの女に毎日尻に敷かれて、さりげなく復讐してんだろ」

ギャラリー達の冷酷な会話が、瑞希を中心に勢いを増していく。
宗佑には熱さはなかった。想い人のの手術結果を待つが如く、冷や汗が背中を伝う。鼓動が煩い。
焦れて志藤の腕時計に目をやるも、たったの2分しか経過していない事に絶望を覚える。
「いぎぅうう゛っ!!!」
瑞希の呻き声が響くたび、宗佑は蒼白な顔を上げた。
2分。わずかそれだけで、瑞希は疲弊しきっていた。
今また弓なりに反っていた身体が、ガクリと前方に傾ぐ。
豊かな乳房が揺れ、ストレートな黒髪が肩を撫でながら垂れ下がる。
ハの字の眉や半開きの瞳は、まるで40度の熱にうなされる患者のようだ。
発汗もひどく、顔や肩、背中など見える部分の全てが、碧いライトを浴びてヌラヌラと濡れ光っている。
時には小さな痙攣も起きていた。

「うーっわ、すっげぇ。おいお前ら、ちっとこの女のフトモモ触ってみろよ。なんつーかよぉ、何か上手くいえねーけど、勃つぜマジ」
一人の男が、苦悶する瑞希の脚に手を触れて告げる。
その嬉々とした様子に興味を惹かれた別の男達が同じことをし、やはり目を輝かせる。
「うお、確かにこれやらしいわ!」
「しかも何つぅの? エロい以外に、クスリ極めて死にかけてる、みたいな背徳感あるよな!」
「俺もうマジこの脚好き、形も感触も。ああクソッ、自分のオンナにしてぇ!」
男達のその下卑た態度は、おそらく瑞希が最も嫌うものだ。
「ひぃっ、ひっ、はアっ…………っき、気安く、触らないで…………っ!!」
瑞希は、細めた目で精一杯睨みながら叫ぶ。
しかし弱弱しい抵抗は、サディストにとって最高の旨味だ。
「あんさぁ。いちいち女王様ぶって命令しないで貰える? 最底辺の奴隷のクセにさ!」
細目のボンデージ女が瑞希の背後に歩みより、腰を掴んだ。
そしてそのまま力の限り、腰を下方に押し付ける。
「ッカ、おオ゛ぉっおおオ゛っっ!!!」
凄まじい声が迸った。痰の絡んだような音に続く、イラマチオさながらの低い呻き。
喉が極限まで絞られた状況でしか出ないその声は、膨大な苦痛を容易に想像させる。
「うーわっ、すっごい声。さすがに罪悪感かな? でもせっかくだから、もぉっとグリグリしちゃう。
 アタシって好奇心旺盛なトコが可愛いって、よくカレに言われんだよねぇ」
女はさらに瑞希の腰を下方に押し込む。
「おほっ、すげぇ! ものっすげぇ盛り上がってんぞ!?」
太腿に触れる男達が、顔を見合わせてほくそ笑んだ。
0124名無しさん@ピンキー2015/01/04(日) 02:26:26.58ID:PIlT1tHZ
0125ハプニング・バーでの調教(後編)  13/192015/01/04(日) 02:43:08.49ID:PJOqAh1O
 
「ホーラホラ、いっちばん奥の結腸辺りが、ゴリゴリ刺激されるでしょ。
 ドナンでお腹の中ひどい下痢みたいになってて、そんでこうされたらさ、どう?
 男だったら間違いなく射精してるトコだけど、女はどうなんの、潮吹きとかしそう?」
「サチが訊いてんだから答えなよぉ。あんた一応、S女のつもりなんでしょ!」
同性への陰湿さにかけては、やはり女が優れるのか。
完全に人間を捨てたような笑みを浮かべ、ボンデージ女達は瑞希を責め続けていた。
よく観察すれば、その手はただ瑞希の腰を下に引いているだけではない。
時には前寄りに、時には後ろに傾け、あるいは左右に傾斜をつけて。自在にディルドウを呑みこませている。
何しろ女の手だ。子宮の体内位置も、肛門側から子宮を刺激される感覚も、知り尽くした同性だ。
「や、やめて、くれ…………」
宗佑は無意識に、蚊の鳴くような声で呟いていた。総身の皮膚が、瑞希の危機を感じ取っていた。

「……っああ゛あ゛あ゛っぐぅうっっ! う゛うう……あぐっ、いぎぎぐっうぐあああ゛あ゛っっ!!!!」
宗佑の警鐘は大袈裟ではない。
瑞希は声帯が破れかねない声を上げ、天を仰いだ。
本当の美人だけあり、どれだけ歪んでいてもなおゾクリとする横顔だ。けれども尋常でない。
眼窩に沿って伝う雫や、口から垂れる液。
それら全てが涙や涎であるなら……そんな苦痛は、宗佑の経験の範疇外だ。
「フフフ、ようやく10分経過だ。先は長いぞ」
志藤が時計を見やりながら告げる。
 (まだ……それだけか!)
宗佑は顔を歪めた。明らかな限界の覗くここで、まだ三分の一だというのか。
宗佑の胸の不安は刻一刻と膨らんでいく。すでにそれは肺の許容量を超え、彼の息を著しく乱していた。
あるいは、瑞希の溺れるような呼吸に引き摺られているのかもしれない。
 (どうせ同じように苦しいんなら、せめて、少しでも肩代わりできればいいのに……!!)
そうした無意味な考えが、浮かんでは霧散していく。
情けない事に、見守る宗佑の心の方が折れかけていた。それを繋ぎとめているのが、瑞希の踏ん張りだ。

「ほーら、抜いてくよぉ」
瑞希の腰を掴む女は、狐のような顔で瑞希の腰を浮かせていく。
そして半ばほどディルドーが覗く所で止めた。
白いディルドーはやや変色して細まり、一部が瑞希の腸内に吸収されている事を物語る。
「んじゃ、深呼吸して。これから子宮裏をなぞる角度でズグゥーッといくから、心臓麻痺しないようにさ」
悪魔じみた台詞。瑞希が空気を求め終えた所で、女の細い指は血管を浮かせ、瑞希の腰を引き摺り下ろす。
「…………っァ……うぁ、カッ、っァ…………!!!!!」
この時の瑞希の悲鳴は、ほとんど音を成すことはなかった。
それでも喉から漏れ出す空気の音が、雄弁に最高の悦楽を周囲に悟らせる。
ディルドーの設置面に着いた瑞希の尻肉が、さらに押し潰された次の刹那……下劣な排泄音が響き渡る。
びぶっ、ぶりっ、びぶぶりっ……。
それまでにも幾度か発されていた音だが、今度のものは深刻さが違う。まるで、ズボンの中であえなく溢れたそれだ。
勿論、すっきりとした排泄はない。太いディルドーに邪魔をされ、それでも噴出した分がだばりと広がる。
それは緩慢さに腰掛けを伝い、四方に鎖の震える台へと滴っていく。
「うひひ、キツそぉ! ドナン液がもう漏れますーって状態なのに、出ないんだぁ!!」
「ザマミロって反面、ちょっとぐらい頭撫でてあげたくなるヒサンさだよね。アタシでも、ここまでの地獄知らんわ」
「お前らマジ悪魔な。でもすげぇわ。この女の太腿触ってっと、苦痛がゼンブ伝わってくんだけどよ、今ので流石に先走りでた」
瑞希に群がるサディスト達は、そうして口々に悦びを分かち合っていた。
0126ハプニング・バーでの調教(後編)  14/192015/01/04(日) 02:49:15.24ID:PJOqAh1O
 
完全に客観視できたならば、今の瑞希の姿は確かに欲情を煽るだろう。
キリリとクールな顔に、武闘派女刑事として説得力のある肉体。
それが四肢を鎖で繋がれたまま、台に跨って限界を訴え続けているのだから。
「くぁぁ゛っ! ……ァ゛っ、あァ……ぐ、つッァはっ…………!!」
瑞希が呻くたび、脚が動く。
グラビアモデルが嫉妬しそうな美脚は、男達の手で太腿を撫で回されながら、痙攣し、脹脛を病的に強張らせていた。
瑞希の癖か、苦痛ゆえか、あるいは本当に攣っているのか、足指は親指だけが下を向き、他の四指が外を向く。
親指の先からは、汗と腸液、ドナン液の混合物だろう、粘ついた液の雫が滴り落ちていく。
引き締まった腰や臀部は、人体とはこれほど動くのかと思うほどの凹凸を見せた。
いわゆる『尻えくぼ』が浮き出た直後には、極太のディルドーを咥え込む肛門から破裂音が漏れる。
締まった腹筋はそれに応じて収縮を繰り返す。
豊かに張った乳房もまた、肉体の緊張にあわせ、下から見えない手に持ち上げられるように揺れていた。
「そろそろ限界近くかな?」
ボンデージ女は笑い、瑞希の腰から手を離す。離れた瞬間、ぬるりと汗の帯が脇腹を流れ落ちる。
確かに限界はありありと見て取れた。
すでに女による強制がないにも関わらず、瑞希の腰は跳ねる。
足先が台につかない以上、接点は肛門のディルドウのみだ。そのディルドウを排泄する動きが、瑞希を浮かせているらしい。
「うひゃ、また浮いたよ」
「限界の排泄欲って凄いんだねー。ちょびっととはいえ、胴体持ち上げられるんだ?」
女達は、瑞希の肛門に目線を合わせて囁きあう。
そしてそれがしばし続いた後、とうとう瑞希の体には本当の限界が訪れはじめた。
これまでにも凍えるように続いていた脚の痙攣が、病的なほどに大きくなりはじめたのだ。
ジャギジャギジャギジャギ、と足の鎖が騒々しく鳴り響く。

「わ゛ぁあむん゛んああ゛ぁあっ! ……ぎうう゛んあ、ッあぁぁ……はう゛うーーーっっ!!
 あっ、うんん゛っぐぁああぎいっっ…………!!!」
瑞希の呻き方は、それまでのどれとも異なった。
白い歯を剥き出しにして噛み合わせ、天を仰いだ顔をゆっくりと左右に揺らす。
瑞希はきっと出産の瞬間でも、もう少し穏やかな顔をしているだろう。
本当に本当の限界。
「志藤さん、今何分ですか!?」
宗佑は堪らず志藤に詰め寄る。すると志藤は、口元を歪めて笑った。
「おっと……君にはエスパーの心得でもあるのかな。今この瞬間で、ちょうど15分00秒。折り返し地点だ」
その言葉に、宗佑は膝から崩れ落ちそうになる。
(む……無理だ。15分であれなのに、ここから更に15分。耐え切れるわけがない。
 ひょっとするとこの志藤って男、最初から僕らに瀬尾の情報を渡す気なんて無いんじゃないのか?
 いっそ何か理由をつけて連行して、尋問にかけた方が…………!)
拳を握り締めたまま、そのような思想にさえ走ってしまう。
事実、彼の先輩刑事にはそうする者もいるだろう。ならば、いっそ。
「……あと、半分…………なの、ね………………?」
その時、瑞希の声がした。宗佑が振り仰ぐと、瑞希が薄目を開けて見下ろしている。
その目は確かに言っていた。耐えてみせる、妙なことをするな、と。
「そうだ、あと半分だ。君達の輝かしい未来までな」
志藤は笑い、重厚な掌で宗佑の肩を叩いた。
0127ハプニング・バーでの調教(後編)  15/192015/01/04(日) 02:50:04.25ID:PJOqAh1O
 
宗佑にとって、今ほど時間が長く感じる事はなかった。
国家公務員試験の合否を待つ間ですら、もう少し心の余裕があっただろう。
 (綾元先輩、綾元先輩、綾元先輩…………どうか、どうか頑張ってください!!)
憧れの女刑事の名を、心の中で100度念じる。そして目を開ければ、それでようやく1分だ。
当然その間も、瑞希は苦しみの中にあった。
「うっ、はぐっ…………ふンん……ぐっうう゛あお゛……う゛っ、おお゛っぐう!!」
病的な汗に塗れ、瘧にかかったような痙攣を繰り返し、体中で未曾有の苦悶を表し続ける。
もはやその股座からは、ディルドーの栓が意味を為していないのでは、と思えるほどの腸液が滴っていた。
しかし、不自由な排泄は止まらない。
下劣な排泄音と共に、肛門からなお太いままのディルドーがひり出される。
しかしその勢いが無くなれば、また自重でもって腸の最奥にまで飲み込むことになる。

「なんだか、腰振ってアナルオナニーしてるみたいねぇ、S女さま?」
「ホントにね。しかも、おお゛おお゛喘いじゃって。今の自分の姿が、女として最底辺って気付いてる?」
「もし仮にS嬢認定されたとして、誰もおまえを女王なんて認めないわ。だって、こんなあさましい女だもの!」
「確かにあさましいな。体中汗でヌルヌルだぜ」
「くくっ、あっちこっちに鳥肌が立ってやがる。ついでにホクロでも数えてやろうか?
 堪んねぇよな。こんな美人がよ、俺みてぇな男にハダカ晒して、体中の秘密を知られちまうんだぜ!」

女は口々に罵詈雑言を浴びせ、男は苦悶する瑞希の身体を鼻息荒く撫で回す。
まさしく、女の地獄。
それでも瑞希は耐えていた。どれほど苦悶しようとも、ただの一度も音を上げない。
「……20分。ふむ、中々にやる」
志藤がシャンパンを傾けながら唸った。
宗佑はただ祈る。残りの10分が無事に過ぎることを。
しかし、まさしく限界を超えた領域だ。瑞希の体力にも精神力にも限りがある。
「ぐふっ、ううぐっ…………おおおっ、おごっ…………お゛」
瑞希は口から泡を噴き、時には白眼さえ剥き始める。
そしてその苦悶の時間が過ぎれば、瞳孔は天井を向いたまま、ふっと焦点を逸するようになる。
どんな時でもキリリと吊りあがっていた眉は、とうとう水平にまで下がった。
限界だ。誰もがそう思った、その時だ。
0128ハプニング・バーでの調教(後編)  16/192015/01/04(日) 02:50:48.78ID:PJOqAh1O
 
「はっ、かはっ……い……“いく”…………っ!!」

瑞希は気絶の縁に落ちる間際、うわ言のように呟いた。開いた瞳孔で宗佑を見下ろしながら。
「ハッ。この女、とうとうイキはじめたわよ!」
「ふふっ……まぁあれだけ毎日、アナル弄りながら浣腸しては出させ、浣腸しては出させってやったものねぇ。
 とうとう、ひり出すだけで絶頂するメス豚にまでなっちゃったのね!」
女達は瑞希の言葉を笑いの種にする。男達も嘲笑う。
しかし、宗佑だけは理解していた。
“いく”……それは絶頂の宣言ではない。宗佑の本当の苗字、『生田』と呼びかけているのだ。
誰にも知られぬように。
 (綾元、先輩…………!!)
宗佑は、瑞希の本当の名を呼び返す訳にはいかない。けれども代わりに、目を見開いて瑞希に応える。
弱りきった瑞希の瞳と、眼力も強烈に見上げる宗佑の瞳。
それが重なった瞬間、まるで元気を与えられたかのように、瑞希の瞳孔に精気が宿る。
「く、くうう゛っ!!」
瑞希は歯を噛み合わせ、気を持ち直した。
「…………っ!!」
観衆の女も、男も、そして老獪な志藤でさえ、その様に目を見開く。
宗佑は堪らず笑みを零した。
 (先輩……あと少し、あと少し頑張ってください。僕がついています。僕だけは、あなたの味方です!)
そう瞳で訴え、瑞希と無言で語り合う。
永遠にも思える長い会話。そしてその果てに、とうとう終わりの時が来る。
「…………開放してやりたまえ」
なおも女達が瑞希を嘲笑う中で、志藤が告げた。女達は、はっとした様子で志藤に向き直る。
「え、えっ? …………まさか」
「ああ。30分だ」
志藤は時計を女達に翳した。一堂は躊躇いがちに視線を合わせ、やがて瑞希の身体を開放しにかかる。
0129ハプニング・バーでの調教(後編)  17/192015/01/04(日) 02:51:33.88ID:PJOqAh1O
 
 (や、やった…………!!)
宗佑は無意識に涙を零していた。
志藤が頭を掻きながら宗佑に向き直る。
「やれやれ。本当はここで失敗させ、さらなる折檻と称してもう少し愉しむつもりだったのだが……完敗だな。
 約束通り、瀬尾の小僧に会う方法を教えよう」
志藤はたるんだ顎を一度指で弾き、笑った。
その瞳には、何かを諦めたような、あるいは満ち足りたのような、不思議な色があった。

「ちぇーっ。何よ、『ドナン地獄』を耐えきるなんてさ」
「ま、根性あるのは認めるしかないんじゃない。先生もそんな感じだしさ。
 にしてもこれ、すっごい……本当にダリアの花みたいね」
宗佑達からやや離れた場所では、ようやくに開放された瑞希が、なお空排泄を繰り返していた。
その肛門は赤く膨れ、粘膜の一部が外へはみ出そうとするかのようにせり出している。
淫靡。まさしくその形容が相応しい。
女達は誰からともなく屈みこみ、瑞希の後孔に咲く大輪の華に見入っていた。
「ね、ちょ、ちょっと、触ってみよっか」
「うん、うん!」
その言葉で、女達の指が瑞希の肛門に触れる。その瞬間、瑞希がびくりと反応した。
「や、やめっ……なさい」
「あははっ、調子戻ってきた。でもでも、今すっごい気持ちよかったでしょ?」
「そ、そんな事!」
「でもわたし、聞いた事あるよ。こういう時の直腸粘膜って、感じきっててすごい敏感になってるんだって。
 そんでアナルが“女”になっちゃったら最後、穴の縁をクリクリって少し掻かれるだけで、おまんこ以上にオルガ感じるらしいよ?」
「え、マジ、マジ? なんか、すっごいんだけどソレ!」
一人のボンデージ女が興奮気味に語り、その周囲の女達も目を輝かせる。
「そ、そんな訳ないでしょう!」
瑞希は身の危険を感じて叫ぶが、身体に力の入らない状態では抗いようもない。
「悪いねー、イジワルはこれで最後にすっからさ。ちょーっと、好奇心からの実験に付き合ってヨ」
「そうそう。こんなになるまでドナン耐えられる子なんて、そんなにいないの」
女達がにじり寄り、瑞希の身体を拘束する。
一人は羽交い絞めの要領で腕を封じ、別の2人が脚を抱え込み、その他多数が肛門へと指を伸ばす。
「はぐっ! や、やめっ…………あなた達、覚えてなさ…………あっ、ああうう゛っ!!」
無数の女の指に肛門の華の縁を掻かれ、摘まれ、撫でられ。
その刺激で、瑞希は為すすべなく導かれていく。
「あッ、あぐうっ、お゛っ!! ……お、おお゛、ンぉおおっほおお゛ぉおお゛っっっ!!!」
「うっひゃー、すっごい声。ね、コレ絶対気持ちいいんだよね?」
「ひひひ、聞いてるだけでヘンな気分になりそ。アナルの快感って、やっぱし『お゛』なんだね。マンコと違って」
「お腹の中からじわーっと快感が来るんだろうねー。って言っても、今は入り口弄ってるだけだけど。あー、いい顔してる」
コツを掴んだ女達の指は、いよいよ楽曲を奏でるように菊輪の内外を踊り、絶望的なまでに瑞希を昂ぶらせていく。
そして。
「っくァっ、おぉおお゛お゛っっ!!!!」
とうとう瑞希は、秘裂へ一切触れられる事なく、盛大に潮を噴き散らす。
それは取り囲む女達の顔や髪すらも濡らし、滴った。
「うっひゃ、すっごい。噴いた噴いた!」
「ホントだ! クリでもGスポットでも、こんな噴き方ってしなくない? おまんこより感じるっての、マジだよこれ」
「だね。へへ、腸液でヌルヌルで、コリコリしてて、やらしーよねぇこれ。もうちょっと遊ぼ」
まるで童女に戻ったかのような女達の手によって、瑞希はさらに未知の快感を刻み込まれていく。
男達や、バーに不慣れな新人達、そして話を終えた志藤や宗佑が遠巻きに苦笑する中、瑞希は身悶え続ける。
おおお゛っ、おおお゛お゛っと、濃厚な快感の声を上げて……。
0130ハプニング・バーでの調教(後編)  18/192015/01/04(日) 02:52:24.69ID:PJOqAh1O
 


事件は終わりを迎えた。
瀬尾は宗佑が得た情報を元に身柄を拘束され、彼の関わっていた麻薬組織にも捜査の手が伸びている。
瑞希はこの手柄から表彰を受けた。
そして宗佑もやはり功績を評価され、瑞希とペアを組んでの難事件解決を期待される事となる。
しかし、変わったのは環境ではない。

「生田、捜査に協力なさい」
瑞希は長い黒髪を靡かせ、宗佑に歩み寄る。
宗佑は人懐こい笑みを浮かべた。
「いつもの場所、ですか?」
「ええ」
慣れた調子で会話が交わされ、2人は颯爽と歩き出す。
スレンダーな肢体が風を切り、重厚なホールの扉を開け放つ。
中にいたボンデージ姿の女や裸の男達が、瑞希を見て一斉にひれ伏した。
「こ、これは、刑事の姐さん!! よ、ようこそおいで下さいましたっっ!!!」
瑞希はその人の輪の中を歩み、一人の女の頭をブーツで踏みつける。
「あら、少し呼び方が違うんじゃない?」
「あ、しっ、失礼しました、女王様!」
かつて瑞希を散々に嬲りぬいた女は、化粧の落ちるほど汗を垂らして詫びる。
瑞希は屈みこみ、女の髪を掴んで引き摺り起こすと、氷のような微笑を浮かべた。
「イケナイ子ね、後でたっぷりとお仕置きしてあげるわ。カエル腹のまま我慢してひり出すの、好きでしょう?」
「は、はひっ…………!!」
瑞希の言葉に、女は泣くような笑うような、何ともいえぬ表情を浮かべた。
瑞希は満足げに女の髪を解放し、ホール中央へと歩を進める。
中央にあるのは、主の帰還を待ち侘びるような白いダブルベッド。メイキングも完璧だ。
その前でくるりと振り返り、瑞希は笑った。それまでの女王然とした態度が嘘のように消えている。
「さあ。今日も、私を……捕らえてちょうだい」
美しい両手首を合わせ、前に差し出す瑞希。
するとその手首に、鈍い銀色の手錠が掛けられた。SMプレイ用の玩具ではない、正真正銘の本物だ。
「良いんですか。もう、逃げられませんよ」
宗佑は薄い笑みを浮かべて告げると、瑞希をベッドの上に押し倒した。
0131ハプニング・バーでの調教(後編)  19/192015/01/04(日) 02:53:14.94ID:PJOqAh1O
 
『奴隷』達の畏怖と憧憬の瞳に見守られる中、今日も2人の交わりが始まる。

「ん、んっ…………んんっ、はぁっ…………」
宗佑と瑞希は熱い口づけを交わしながら、互いの服を剥ぎ取っていく。
ショーツを抜き取るが早いか、宗佑は瑞希の肛門に指を挿し入れた。
人差し指と、中指。それはふっくらとした肛門の内に沈み込み、心地良く締め付けられる。
「ふあっ」
快感の声が瑞希から漏れた。
宗佑は笑い、瑞希の両脚を掴んで持ち上げる。
いつか触れた太腿と同じ、やわらかくも密な肉が手の平で踊る。
「ふふ。今日も、素敵です」
目の前に晒された後華を、宗佑は讃えた。
度重なる肛門開発で、しっかりと色づき、厚みを持った肛門。
それを口に含めば、まるで柔な唇同士で触れ合うような感触がもたらされる。
「ふっ、ああっ……! ああっ、ふ、あっ…………!!」
宗佑の舌が肛門を舐め回すと、すぐに瑞希は甘い声を上げ始めた。
そしてそこからほどなくして、肛門内部がしっとりと湿ってくる。
胸を膨らませる特有の匂い。美しい瑞希が、肛門で宗佑を迎え入れる準備を整えた匂いだ。

「いきますよ?」
宗佑は屹立した怒張を、瑞希の肛門に宛がった。それだけで瑞希の菊輪は、亀頭にキスをするように蠢く。
「ええ」
満ち足りた笑顔で答える瑞希。その顔を正面から見下ろしながら、宗佑は腰を押し進めた。
ぬるりと先端から中ほどまでが潤みに包まれる。温かく、柔な瑞希の体内に。
「んんっ」
声を上げたのは、2人同時だ。
かつては『眉の角度が常に水平以上』と言われた瑞希が、眉根を下げて和顔を晒す。
そしてその聖母のような笑みに誘われ、宗佑は背筋を曲げた。
「ん、ふんっ……んちゅっ、はむっ…………」
唇を触れさせあい、舌を絡ませながらの濃厚なキス。
それを続けながら、後孔での結合も深まっていく。睾丸に至るまでくっぽりと嵌まり、先端が結腸に緩く潜る。
「あっ! ふふ……宗佑が、奥に届いてるわ」
瑞希が名前で呼ぶのは、相手に甘えている証拠だ。
ならば瑞希、と甘え返したい所だが、宗佑にはそこが未だに踏み込みきれない。
もっとも……焦る必要もないだろう。これから時間をかけて、名前呼びに至ればいい。
これから腰を打ちつけるたび、瑞希の、より深い部分へと至れるように……。




                           終わり


 
0133名無しさん@ピンキー2015/01/04(日) 11:26:03.29ID:3WnyA/vj
苦労が報われるオチでよかった
宗佑の必死すぎる懇願で潜入操作バレてたかもしれないけど
快楽堕ちさせるための絶対耐えられない筈のアナル責めに耐え切ったことで
志藤も腹をくくったのかな
0134名無しさん@ピンキー2015/01/04(日) 16:38:42.74ID:PIlT1tHZ
浣腸が効きすぎたせいで全部出し切ったのに空排泄を続ける肛門をいじるシチュエーションがとてもよかった
これはもっとメジャーになってもいい責めだな
0135名無しさん@ピンキー2015/01/04(日) 19:42:23.05ID:3WnyA/vj
体は屈しても心までは屈しないと言いつつ
体と一緒に心も快楽堕ちしちゃう話が定番だけど
本当に体は屈しても心は屈しない話もいいよね
0136名無しさん@ピンキー2015/01/05(月) 17:25:22.13ID:NCIOZ6Xe
いいハッピーエンドで良かった
幸せになれた二人に乾杯だ
0137名無しさん@ピンキー2015/01/05(月) 22:54:16.28ID:iYWwJwuy
この職人さんはギリギリの鬩ぎ合いを書かせたら超一流だなといつも思う
0138名無しさん@ピンキー2015/01/27(火) 07:16:40.23ID:kBO7AjMR
age
0140名無しさん@ピンキー2015/01/30(金) 01:50:54.62ID:WUkG/kav
19歳女子大生がゲイにア○ル開発された話 http://eegg.dip.jp/text/20140610213527.html easterEgg

これってわりとこのスレの趣旨に沿ってるよね
0142名無しさん@ピンキー2015/02/22(日) 19:49:29.96ID:VdzWe0EJ
強気な赤髪の子の膀胱に液体を送り込んで目を泳がせたい
0143名無しさん@ピンキー2015/02/24(火) 16:23:41.27ID:V7kpIK7n
age
0144名無しさん@ピンキー2015/02/24(火) 20:21:02.04ID:Pt3W/ex0
赤髪の冒険者が行く先々で
女の子とやりたいけど妊娠させるのはちょっとなぁ…と別の穴でHとな?
0145名無しさん@ピンキー2015/02/25(水) 00:11:52.48ID:nClrkqdo
面白いww

やがて赤毛の元冒険者は、各地の愛人たちを一堂に招いてハーレムを築くのだが
ハーレムの女たちの中でも、赤毛の元冒険者の男性器を女性器に受け入れる権利を持つのは
正妻である某女神ただひとりのみであった
残りの女たち、つまり愛人たちは、正妻の許可を得た上で、正妻の立ち会いと監視の元
子を成すこともない肛門性交で、ひと時の快楽を得ることのみを許されるのである
それほど屈辱的な扱いを受けてなお、女たちが赤毛の冒険者の元を離れようとしないのは
赤毛の人徳によるものか、それとも世界各地の女たちを相手に磨かれた性の手管によるものか
0146名無しさん@ピンキー2015/02/25(水) 03:02:17.83ID:D+Rm2xCQ
アナルハーレムいいね
アナルで幸せそうなハーレムメイツの様子に
本妻もたまらずアナルおねだりしたりしてw
0147名無しさん@ピンキー2015/02/25(水) 06:19:37.75ID:geehMtlP
今更気づくなんて
マヂで俺にもできた
もう一人ぼっちじゃないね

022it.net/d11/026rimi.jpg
→消す
0152名無しさん@ピンキー2015/08/17(月) 01:06:33.06ID:4rQaBwmg
女友達の絢香が大学を休んだ。心配になりLINEしたところ、どうやら風邪をこじらせ高熱にうなされているらしい。
密かに絢香に想いを寄せていた俺は、彼女の家へ見舞いに行くことにした。
…俺の倒錯した願望を満たす為の道具を携えて。

「高坂くん…来てくれてありがと…」
玄関で出迎えてくれた絢香は、熱でぼーっとしているのがしゃべり方もどこか舌ったらずでなんとも言えない色気を感じた。
「ポカリ買ってきたからさ。あと薬も」
「ほんと助かる…」
若干ふらついている彼女のあとを追い部屋へ入る。そういえば絢香が一人暮らししている部屋へ来たのは初めてだ。それなりに整理されていて、いたって普通の女の子の部屋という感じだ。

「絢香…かなりフラフラだけど、きちんと病院行ったのか?」
「それが病院行く体力も無くて…家に置いてある風邪薬飲んだだけなの…」
しめた。俺は思わず口元が緩んでしまうのをこらえた。
「あーあ…だからそんな悪化してんだよ。熱冷ます薬持ってきたから、ほら」
俺はベッドに座る絢香に持ってきた薬をヒョイと投げた。
「これ…なに…?」
薬を手にとってキョトンとしている表情が愛らしい。
「何って…座薬だよ、座薬」
「ざや…く…? …って、ええっ!?」
「知らないの?使い方教えてやろうか?」
「いやっ、だ、大丈夫…!」
熱で赤らんでる顔をさらに真っ赤にして首をブンブン横に振る。下ネタも軽く受け流す普段の絢香と違って萌えてしまう。
でも、それだけじゃ我慢できない。今日はきちんと準備してきたんだ。
「…いや、お前やっぱり熱すごそうだし、俺がやってやるよ」
「…え?」

「やっ!…やだぁっ…!」
ただでさえ小柄な上に熱で朦朧としている絢香を組み伏せるのは簡単だった。床に膝立ちさせ、上半身をベッドにうつぶせに寝かせた体勢…尻を突き出した格好だ。あまりに暴れるので、その状態で軽く手足をベッドに固定した。
「絢香、変な想像すんなよ。立派な医療行為だろ?何嫌がってんだ」
そう言いながらおもむろにパジャマのズボンとパンツを一緒にずり下げる。
「…!!」
絢香が声にならない声をあげたのがわかった。
「今から薬入れてやるからな、力抜いて…」
性器までパンツは下ろさず、尻だけを露出させた状態で、絢香の肛門に座薬を押し当てた。
「ひっ…」
絢香が観念したように静かになった。尻たぶがプルプルと震えていて、怯えている様子が伝わってきた。

「…絢香、力み過ぎ。そんなんじゃ座薬入らないよ」
「えっ…あっ、ごめんなさい…」
わけもわからず謝ってしまう絢香。
0154名無しさん@ピンキー2015/08/17(月) 09:23:28.62ID:CLOPx4gr
恥ずかしいことなのに、看病のためという大義名分とか相手の善意でしてくれてるんだから、やましい気持ちを疑うこと自体が失礼という価値観の混乱がいいよね

はやく続けてくださいおねがいします
0155名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 19:41:52.25ID:33tynO0c
「まぁ、入りやすくするためにちょっと工夫するか…」
俺は荷物の中からワセリンを取り出した。ドラッグストアでスキンケア用に売っている、よく見かけるものだ。
「ひゃっ!?」
ワセリンをたっぷりと指に取り、肛門に塗りたくると絢香がまた驚いた声を上げた。
「初めての座薬は怖いだろ?痛いかもしれないって。だから痛くないように、これ塗っておけば大丈夫だから」
肛門のシワを伸ばすようにゆるゆると揉み込む。
「ひっ…ひぁぁ…」
「変な声出すな」
入り口の緊張が少し緩んできた頃、俺はまたワセリンを中指に取り、その指先をまっすぐ肛門の中心に添えた。感触だけで、絢香はこれからされることを悟ったようだ。
「大丈夫、ゆっくり息吐いて。」
「あ…いやっ、いやっ…」
「大丈夫、大丈夫…」
ぐっ、と指先に力を込める。
「ん…うーん…っ…」
キツいゴムのような手触りを指先に感じながら、ゆっくり、だけど無理矢理第二関節までねじ込んだ。絢香がひときわ切なげな声を上げる。
「絢香、入ったよ?」
実際のところ絢香の肛門に入ってるのは俺の中指であって座薬なんてどこかに転がっているのだが、朦朧としてる絢香はそんなこと気づかない。
「はぁ…あ…ほんと…?」
「うん。ほら」
尻の中に入れた指をぐにぐにと動かすと、絢香はまた可愛い声を上げた。熱のせいで粘膜が敏感になっている時に肛門を刺激されたのだから当たり前か。
「今からね、きちんと薬が浸透するように少しマッサージするから。我慢できる?」
「マッ…サージ…?」
「じっとしてろ」
ずる、と指を引き抜く。
「んっ…!!」
ギリギリまで引き抜いて、またムリムリと指を、今度はさっきよりも少し深く埋め込む。
「絢香、偉いな、我慢してろよ…」
埋めては抜き、さっきより少し深く埋め込んでは抜き、を何度も繰り返した。
「んっ…ふっ……んんっ…」
絢香は、感覚だけが研ぎ澄まされてぼんやりした意識の中で俺の「我慢しろ」という言いつけを守ろうとしているのか、必死に声を抑えていた。
「薬、馴染んできたよ…もう少しだよ」
あれだけほぐしたのに、絢香の肛門はキツ過ぎて水音すらしない。部屋の中に、絢香の荒い吐息と、時折耐えきれなくなったように漏れる声だけが響いた。
0156名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 20:13:36.10ID:CWtbFCFo
GJだけど最終的に風邪をうつされて攻守逆転オチだけは避けてくれるよう臥してお頼み申す次第であります
0158名無しさん@ピンキー2015/08/21(金) 13:33:46.45ID:vtWygAWf
いいですね、ハード過ぎもせず、ぬる過ぎもせず
この路線は大歓迎
0159名無しさん@ピンキー2015/08/22(土) 05:41:06.92ID:fM1aLn+W
ゲリラ的に上げてみる。短い。ヤマない。落ちない。続かない。
もしくは誰か受け取ってください。
序でに言うと、物理的にあり得ないのでその辺も御注意下さいな。
まぁ、その辺は空想だから出来るなんやかんやですね。
01601592015/08/22(土) 05:42:22.63ID:fM1aLn+W
「ね、ねぇ……っ」
焦らされた私の声が薄暗い部屋に響いた。
その声にはどことなく楽しげな雰囲気を含む声で返される。
「どうかしたか?」
「まだ、だ、だめなの?」
「ダメだな。まだ2時間だろ」
「でも1.8も入ってるからパンパンで」
やはり返される言葉はにこやかだ。
「それでも約1.9になる位だぞ。最大2.3だったろ? 元々容量多いからまだ大丈夫なはずだ」
「……うぅ」
そう、私は膀胱に1.8リットルの水を詰め込んでいる。
元々貴婦人膀胱と言われている体質の私は排尿を我慢して我慢して―――それで放出する事で大きな快楽を得る事をしていた。
12歳頃から本格的に尿道やらに興味を持ち始め、6年経つ今では最大2.3リットルまで詰め込むことが出来る様になった。
因みに尿道は28mm程まで拡張した。
カテーテルで水を大量に注入して太いプラグでせき止める、それだけでもう十分に快感を得られる体質になったのは言うまでもない。
こんな変態行為に付き合ってもらっているのは幼馴染の男だ。
彼の家に遊びに行ったとき、ブジーが目に入ったのがいけない事だと思う。
「しかし、尿道と膀胱でしか感じないんだろ? お前大丈夫なのかそんなんで」
「いわな、いでょ……ぅ」
じわじわと膨らんでいた快楽の塊が白く弾けた。
ふと力が抜けるが、膀胱にまで届くブジーは抜け落ちない。
何故かと言うと、丁度膀胱に入っている部分が返しの様になっていてちょっとやそっとじゃ抜けないようになっている物だ。
「どうする、そろそろやめるか?」
「いや! もっと膀胱広げて欲しいの!」
「本当に変態だな。それなら一旦出し切るか」
ぞわりと期待に体が震えた。
「今度は、どうするの」
「入るだけ入れる。そしたらいつもの様にぐちゃぐちゃにかき混ぜてやるよ」
「……あぁ!想像するだけで…………早く、お風呂場行こう!」
「そう急かすなって」

私は準備してあるエアーマットに寝転がり、クリスマスの小学生の様に今か今かと待ち望んでいる。
「抜くぞ」
「う、うん―――ぅあぁっ!?」
ジュポ、と淫猥な音が響き、更に塞がれていた膀胱内の液体が勢いよく流れ出て来た。
もちろんそれと同時に私の口からも快楽の叫びが流れ出る。聞くに堪えないので雑音と同じだが。
「おーお、盛大にイッたな」
「ッ! ひぃぁ……ふ、ぅ」
「それじゃ、カテーテル入れるぞ」
「あっ! ま、まって―――いぃあぁぁ!」
彼は慣れた手つきでカテーテルとイルリガートルを連結チューブで繋げた。
まだ液体が入っていないだけマシだがカテーテルが少し太い気がする、多分10fr位だろう。
「それじゃ、手始めに1リットルな」
水が注がれる音がするが膀胱には入ってくる様子が無い。
クランプで塞き止めているらしい。
「い、一気には止めてね? ……良過ぎて飛んじゃうから」
「おうよ。さて」
ひやりとした液体が流れ込んできた。それだけで弱い快楽を感じるのはもう変態だからでいいや。
「うぁ……いぃよぁ」
「ま、俺も変態だからな。見てるだけで十分な所とか」
その後色々と楽しんだ(力尽きたとも言う)。
0161名無しさん@ピンキー2015/08/22(土) 17:51:11.17ID:ntZe1m0N
どうして俺には尿道好きな美少女の幼馴染がいないんだろうGJ
0162名無しさん@ピンキー2015/08/24(月) 01:59:52.51ID:zffVY1ph
うん、上下のお口にアクエリアス(2Lペットボトル)注ぎ込んであげたい。
0163名無しさん@ピンキー2015/08/26(水) 00:45:59.94ID:d71AMgVf
貴婦人膀胱って創作から出てきたものかと思ったらマジであったんだな
今までほんとにあるってこと知らなかったから貴婦人膀胱って名前がどういう経緯でつけられたのかが謎だったわ
0164名無しさん@ピンキー2015/09/09(水) 07:41:39.62ID:8OakBqqQ
2.3Lも溜めれる膀胱持ちって事は…
その辺りの括約筋すっごい強くなってそう…
0165名無しさん@ピンキー2015/09/16(水) 06:30:21.96ID:THvBjPFd
期待上げ
0166名無しさん@ピンキー2015/09/25(金) 21:20:46.46ID:ksCQCCRX
昨日買ったエロゲが酷かった

32 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 尻穴拡張ゲー・・・, 20xx/xx/xx
高貴な姫君を多彩な調教で尊厳無視の怪物生産装置に堕とす鬼畜調教ゲームの決定版!
というキャッチフレーズに騙されて買いましたが、ただひたすら姫の肛門の拡張を続けるだけのクソ(穴)ゲーでした。
確かに様々な調教毎に各種パラメータの上がり易さなどは違い、それにより姫が出産する魔物の種類や覚える能力などが変わります。
しかし強い魔物ほど体格が大きくしかもインフレが激しいため、結局まず拡張コマンドを繰り返して姫の穴をガバガバにしなくてはなりません。
しかも処女を奪うと姫の一部の数値がガタ落ちし、容易な調教では補えないほど魔物の質が下がる……結局、処女膜を放置し肛門拡張連打する作業になります。
膣の方が最終的に強力な魔物を出産させられるようになりますが、別に肛門を最終拡張した際の魔物を延々出産させるだけで全ての敵に勝てます。
結局肛門拡張以外は縛りプレイというバランスに……主人公が悪の魔王なのか、血も涙もない全自動尻穴拡張装置なのかプレイしていて判断つきません。
姫が「私、処女なのにこんな……」から始まる羞恥ボイスは途中で聞き飽きます。無駄に差分は多いですがコマンド使用回数に明らかに釣り合ってません。
そもそもアナルスカルファックで拡げられたユルガバ肛門限界一杯の巨大魔物を出産しながら処女を主張されても、今更感しか持てないでしょう。
姫は姫で休憩日以外は朝から晩までケツ穴を穿り拡げられているだけで服従していく自分自身に何か疑問はないのか?と思ってしまいます。
魔王が「その内お前の骨盤を砕いて直腸を寝袋代わりに使ってやるわ」などとノリノリで言葉責めしますがプレイヤーはドン引きです……なにこのクソ穴中毒者?
効率クリアを目指すとED後のCG閲覧でアナル拡張CGばかりが解放されているのが普通。開発チームはホモか何かかと疑いますね。

CGコンプは肛門拡張連打に比べて苦行かと思うほど辛かったのでチートで終わらせました。もうプレイすることはないでしょう。
姫は立ち絵・調教シーン共に魅力的でしたが、アナルを拡げるしか内容の無いゲームで全てが台無しです。
皆さんもこんなクソ(穴)ゲーメーカーに騙されて駄作を掴まないように気を付けてください。



88 人中、88人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 アナリオン, 20xx/xx/xx
ケツアナ拡げて(出産し)物理で殴ればいいじゃない。


43 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 ガン掘り一択の選択肢, 20xx/xx/xx
データ検証がされたようだけど、アナル拡張とそれ以外のコマンドの効率差が本当に酷い。
姫への色々な調教手段があっても、序盤は延々媚薬浣腸してアナルフィストする以外の選択が舐めプになるとか……
肛門に毎日毎日腕を突っ込まれているだけで屈服するヒロインの何が面白いというのやら?
出産ゲーの割に前には指一本触れない方が正しいというバランスにも首を傾げる。フルプライスでコレは論外。

24 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 2点は絵師さんへの評価, 20xx/xx/xx
ヒロインのお姫様は有名絵師さんがデザインしていて非常に魅力的です。
それだけにそのお尻をガバガバにし続けるだけというゲーム内容の出来が残念でなりません。
亡国の美しい姫君のお尻の穴を何も考えずに延々拡げ続けていたい人専用のゲームです。

6 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 なんだっていい、美少女のケツ穴をブチ壊すチャンスだ!, 20xx/xx/xx



っていう評価のゲームが販売されてる夢を見たんだ。
0171名無しさん@ピンキー2015/10/24(土) 01:06:59.37ID:6ImDU8z5
そろそろ期待
あげ
0172名無しさん@ピンキー2015/10/29(木) 23:00:13.39ID:RYQfYB/C
>>160にて駄文を上げた者です
またもやゲリラ上げ。

しかし、徹夜明けにこんなの書くもんじゃないな。
テンションが可笑しくなって、大変だった。

多分非常にマニアック。
触手成分、ご都合主義多し、ご注意ください。
0173172@1/22015/10/29(木) 23:01:47.92ID:RYQfYB/C
「はぁ……何でこんな目に」

少女は数時間前の事を思い返していた。
とある森の奥にある薬草を取ってきてほしいという依頼を受け
森へと入ったが、途中落とし穴の様に口を開いていた洞窟に落ちてしまったのだった。

何となくじめじめとした湿度の高い洞窟は、仄かな甘い香りに満ちている。
本来ならば警戒するでろう状況なのに、少女は一切として警戒をしていなかった。

「うーん……上から出られ、無いなぁ」

落ちてきた穴を見上げ、その高さと壁の状態に落胆した。
また視線を変え奥へと伸びている道を見やり、一つ頷いた。

「こっちしかないね、仕方ないね……何だか作為的だけど気にならないね」

うん、まぁごめん。



洞窟を進む事数分。
湿度は高くなり、甘い香りも強く香る様になった。

「なんだろ。変な感じ」

さて、諸君。
前置きが長いのも面倒なので、ぶった切る事にする。
カモン、触手さん!

と、言う訳で。
うねる触手が少女へと群がった。

「ふぇ!? なにこれ……あ、ちょっと!」

抵抗を許さず粘液を纏った緑にうねる触手が、少女を絡めとった。

「……うえぇ、ぬるぬるしてるし。気持ち悪い」

普通なら、ここでお口にINしたり、あぶないお薬でべろんべろんにするんだろうけど、今回はすっ飛ばすぜ!

なので、ご都合主義の不思議粘液を浴びせられ、発情+性感拡大+etc.
もちろん不思議液体のおかげで、肉体は傷つけず装備も何も全部溶けました。

「え、あ。嘘! や、止めて何するの!?」

もちろん、需要に合ったエッチぃ事をだね。
さあ、(これからずっとだけど)私のターン!

下半身に触手が群がり、がっちりと開脚させた。
不思議液体の効果で既にとろとろの秘部はモノ欲しげにヒクついている。
だが、そんな甘っちょろい場所には目もくれず、尿道へと細い触手が入りこんだ。

「ぃ――――!? っぁ、え……あ、ち、違う! そんな――――やぁっ!」

膣、肛門、尿道と並び、最も神経が集う、ついでに陰核の根元まである尿道はそれはもう真っ白になる快楽を少女に押し付けた。
拘束されているが為に身動きは小さいが、全身の筋肉が快楽に震え痙攣している。

それを知ってか知らずか、触手は乱暴に、だが丁寧に性感をブチ込んでいく。
不思議液体には利尿作用もあるので、膀胱の拡張も一緒に出来るよ!
少女は快楽の荒波にもまれ、数分間、狂ったように叫び続けた。
0174172@2/22015/10/29(木) 23:03:46.56ID:RYQfYB/C
もちろん発狂しない程度の快楽なのでじっくり楽しんだ触手さんです。
触手は一旦、少女のクールタイムを設け、次の段階へ準備を始めた。

「……ぁ、ぅ。ひぁ…………にゃんで、こんな」

それは☆JU☆YO☆U☆があるからさ!
時間にして、三十秒! やっぱりご都合な不思議液体の効果で十分に体力と精神力が回復した少女に、さらなる触手が襲い掛かるゥ!
先程尿道を虐め抜いていた触手は、極細の物が数百本単位で快楽を叩き込んだが、今回は一般的に巨根と呼ばれるサイズだ。
どちらかというと馬並である。それを少女へ見せつける様にうねる触手は、ちゃんと紳士です。

「ひっ! ……いや、いや! それは無理、無理だよ! やめ――――――ぉあぇ!?」

無理なんぞとは言わせんよ、これは好き放題やる為の文章だからな!
一気に突っ込むのではなく、ゆっくりと侵入を始めた触手。
本来は裂けて出血どころの大騒ぎではない筈のそれは、裂けずに極太を飲み込んでいく。出口だけどね!
外部から入っていくのが分かる程の太さである為、尿道に集まる神経を満遍なく刺激し押しつぶし少女へ流し込む。

「んぁあっ!!!……何で! なんでぇ!? なんで、こんなにぃぃぃいいい!!」

少女が叫ぶと同時に、触手は膀胱を突き抜けた。
そして、間髪入れずに触手はリターンを始める。
強すぎる刺激にならない様にうねりながら引き抜いて行く。
少女の叫びがより一層と強く響き、触手を強く締め付けた。

「やめて! やめてくだしゃいぃ!」

止めませんとも。
ゆっくりと始まったピストン運動は、少女が意図せぬ―――もちろん肉体構造的にも意図されていないが、尿道という場所での性行である。
触手の粘液や少女の尿が厭らしく音を立て、洞窟の中に響き渡る、その淫猥な音を引き立てるのは少女の艶やかな叫び声だ。
触手も興が乗ったのか、少女の肛門へと極太を追加し、繁殖行動ですら無い性的行為を織り成している。

膀胱を突き抜け、出ていく。それの繰り返しだが、少女はその異常性と背徳性、更には非日常性についにノリ始めた。

「――――――っ、あ。いいよぅ! もっと、もっとぉ!!」

気を良くした触手は、あろう事か耳から非常に細い触手を侵入させ脳へ直接快楽を突っ込んでいった。
あ、でも、尿道とかの快楽を押し上げる形ですよ。

「んぃぃいい! あっ、くる、なんか来る……あ、あぁ――――――っ!!!」

膨大な性的快楽の波に少女は上りつめた。
それに合わせ、触手も白く粘ついた粘液を膀胱へと吐き出した。
その後、ヒートアップし過ぎた両者が何回戦も行ったのは彼らのみの秘密である。



さて、後日。
少女は元気に冒険者をやっている。

少女に浴びせられた不思議液体は少女のポテンシャルを最大限まで引き延ばし、更には成長性をも口に出すのも馬鹿らしいほどに跳ね上げた。
ギルドでは、期待の星として少女を認めた様である。

一方触手の方だが、少女と共にいる事にしたようだ。

「……なぁ、店長よ。最近の夜、隣から甘ったるい匂いがしてたまらんのだが」
「害は無いから大丈夫だよ。寧ろ体の調子が整うから、苦情どころか繁盛したっきりでねぇ」
「あぁ、調子がいいのはそう言う事だったのか」

……お盛んな様子である。
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