Tバックみたいに食い込ませたパンツの両端に沿って指二本でなぞったり、両掌でお尻の両側をこ
ねくり回したり、好き放題わたしのお尻を弄んでいた。
――ああっ、もう止めて!
苦悶の呻き声も出す事は許されないわたし、ところが、その手の動きが突然止まったのね。わたし
は、いぶかると同時にちょっとだけホッとしたけど、すぐに自分の甘さを思い知らされた。
痴漢男は、なんと大胆にもわたしのパンツの両脇に手をかけてきたの。わたしはギクッとした。
――いやあん、パンツを下ろされちゃう!
表立った抵抗ができないわたしは、なんとか食い止めようとして両脚を開こうとしたんだけど、ギュ
ウギュウ詰めの電車の中で、少しだけしか開けなかった。逆に男は自分の右脚をわたしの両脚の間に
差し入れてきた。閉じることができないようにするためだ。
――いや! いやっ! 電車の中でパンツ脱がされるなんて嘘でしょ。
しかし、どんなにありえない展開であっても、これは現実なのだ。痴漢男はまたしても、わたしに
いやらしい言葉をかけて来た。
「どうだ、スウィートガール? 満員電車の中でパンティ脱がされる気分は」
憎らしい! いい気分であろうはずがないわ! だけど、言い返す事すら許されないのだった。
わたしのパンツはゆっくりと下に下ろされていった。そして太腿の真ん中くらいで 止まる。巧妙にも、
スカートの裾ぎりぎりで外からは見えないようにされたの。
ああん! これでわたしの下半身は完全に無防備な状態にされちゃった。次は、一体何をされるの?