悔しい!許さない!を前面に押し出すエロパロ
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せっかく陵辱しているのにすぐに堕ちちゃったり、アヘったりするのは萎えるとは思いませんか?
「悔しい!」
「許さない!」
「この下衆が……!」
「もう十分でしょ!」
というような。
涙ながらに目を真っ赤にしてこっちをにらみ続けたり、
犯されながらも相手を罵倒し続けるなど。
心が折れない、あるいは簡単には堕ちない。
女の悔しがっている感情をメインにしたエロパロを書きましょう。
*アヘや堕ちは絶対禁止というわけではありません
*ただし「悔しがる」のをメインにして下さい 「流石はマジカライザーの一人、この程度では仕留められねぇか…」
「ふぅん…話せるんだ、アンタ。」
相手からは言葉が返ってきた。
中級の中では比較的上位の淫魔に多い特徴だ。
「何だ、ドミナントかよぉ!お前、ルナリス様に負けて吸淫されたんだってなぁ!?」
「ぐ…!」
ドミナントが言葉に詰まり、バッと顔を赤くする。
どうやらこの間の上吸淫魔ルナリスとの戦いは淫魔達の間に知れ渡っているらしい。
「どうだった、淫魔の吸淫は!?一度喰らうとクセになっちまう奴も多いんだぜ!」
「だ…誰がクセになんか…」
言いかけて強化実験失敗の件を思い出しまたしても言葉に詰まってしまう。
「そろそろあの快感が恋しくなって来ただろぉ?今度は俺が与えてやるよ!
穿いて無ぇんだろ?そのヒラヒラしたスカートの中はよぉ?」
淫魔のイヤらしい視線に思わずスカートの前後を抑えてしまうドミナント。
だがここで気圧される訳には行かない。
「…フン!穿いてませんけど〜それが何!?
アンタ如きで私を吸淫出来るかどうか試して見る?」
自分を奮い立たせ、スカートの裾を摘まみ中身が見えない程度にフワリと広げ
ニヒッと不敵な笑みを浮かべ挑発する。
(この戦いで精神的な庇護を払拭するのよ…
パンツ穿いてない程度でマジカ・ドミナントは揺るがないって!)
中級淫魔との戦いが始まった。
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今回の投下はこれで終了です
後編は来月には出来ると思います お疲れ様です
つづき楽しみにしております
良いお年を〜 遅くなりましたがあけましておめでとうございます
後編というか中編が出来ましたのでこれより投下します
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中級淫魔との戦いが始まった。
(まずは落ち着いて相手の戦法や能力を確認しないと。
多分、虫系統だと思うんだけど…)
この淫魔はほぼ人型で青黒い甲冑の様な表皮に覆われている以外に特徴が無い為、
外見からモチーフや能力が推測しにくい。
取り敢えずある程度の距離を保ちながら滑走し相手の出方を窺うドミナント。
「掛かってこねぇのか?ならばコッチからいくぜっ!シャアッ!」
誘いに乗った淫魔が右腕を繰り出す。
突き出された腕が一瞬で数メートルも伸張しドミナントの靡く髪を掠めた。
うねる腕の先端には二本の牙を思わせる爪が突き出しており、
側面には無数の短い脚が並んでいる。
(…モチーフはムカデみたいね。)
「チッ!外したか…だがまだまだ行くぜっ!」
続いて繰り出した左腕も同様に変形する。
(伸びる腕が武器の中距離戦闘型ってとこか…中距離同士の戦闘になりそうね。)
彼女のシルフィード・レガースを軸にした戦法も中距離メインと想定しているからだ。
大きく違うのは相手の淫魔はあまり動かずにリーチの長い攻撃を行うタイプで
自身は動き回って打撃や飛び道具を打ち込むタイプという部分だ。
「私の新戦法を試すのに丁度良い相手かもね…
そろそろこちらも行かせて貰うわよ!」
一仕切り攻撃を捌いたドミナントが反撃に転じる。
淫魔本体に向けてエアロ・バレットを数発放った。
渦巻く拳大の空気弾が淫魔の頭部と腹部に吸い込まれる様にヒットする。
「フンッ!この程度の攻撃効かねえよ!」 命中したものの甲冑の様な表皮に弾かれてしまう。
かなりの耐久力を誇っている様だ。
「流石にこの程度じゃ通用しないか…でも、これならどうかしら!?」
滑走しながら今度は更に強力なエアロ・ジャベリンを繰り出す。
「チッ!」
技の発動よりも前に慌てて伸ばしていた腕を戻しガードしたものの
腕の甲殻の一部が弾け飛ぶ。
(エアロ・ジャベリンなら効果有りみたいね!)
相手の耐久力を大体把握したドミナントが攻勢に出る。
「さあっ!ドンドン行くわよ!」
ある程度の距離を保ちながらエアロ・ジャベリンを放つドミナント。
こうなると淫魔は片腕を防御に割くしかなくなり攻撃の手数は半減する。
完全にドミナントの優勢だ。
「おのれ…チョロマカと動き回りやがって!」
片腕をガードに割きつつももう片方の腕を伸ばし反撃する淫魔だが
ドミナントは攻撃を受け流し回転する勢いを利用し蹴り飛ばす。
「残念〜!攻撃出来るのが片腕だけなら迎撃するのも簡単よ!
早くも勝負が見えたわね!」
「くっ!調子に乗りやがって…でもよぉ、お前ぇもそんなに動き回って良いのかよ!?
スカートの中が丸見えだったぜ!ケツの穴までなぁ!」
(ちょっと!ケツの穴とか言うのやめてよ!)
淫魔の下品な挑発にドヤ顔だったドミナントの顔が赤くなる。 「フ…フン!そんな負け惜しみ言ったトコロで私の優勢は変わりませんから!
せいぜい指でも咥えながら私のサービスシーンを眺めていれば良いのよ!」
挑発による動揺を振り切り自分を奮い立たせる。
(そうよ…スカートを翻す度に私は勝利に近付いてるんだから!
これから敗北するアイツには決して届かない高嶺の花だって事を教えてあげるわ!)
気を取り直し、改めて攻勢に出るドミナント。
腕の攻撃を受け流しながらエアロ・ジャベリンを連発する。
エアロ・ジャベリンが炸裂する度に腕の甲殻が弾け飛び、ひしゃげて行く。
(そろそろ頃合いね…)
スカートに溜まってきている余剰魔力も充分だ。
淫魔が苦し紛れに右腕を伸ばしてきたのに合わせて技の発動体勢に入るドミナント。
腕の攻撃を紙一重で受け流し、
その勢いを利用してまるでフィギュアスケートの選手の様に横回転しながら跳躍する。
スカートが勢い良く翻り、まるで宙に咲く花の様に広がる。
「喰らえっ!アクセル・ブルーム!」
跳躍と同時に翻るスカートに溜めていた余剰魔力を一気に放出するドミナント。
スカートの裾から空気の刃が放射状に繰り出される。
連続で繰り出される刃は一回転毎に強力になり淫魔の傷付いた腕の甲殻を
旋風の大輪、アクセル・ブルームが容赦無く刈り取って行く。
「うがあああああっ!?」
切断された腕が宙を舞い、淫魔が悲鳴を上げる。
「はぁん、気持ち良い…!」
腕を切り落とされ苦悶の表情を浮かべる淫魔とは対照的に
決め技の余韻に浸り恍惚の表情を浮かべるドミナント。 「ウフフ…よく言うでしょ?綺麗な花にはトゲが有るって!」
スラリとしたモデル立ちを決めながら勝ち誇るドミナント。
「グヌヌ、流石にこのままじゃ勝てねえか…仕方が無え、コレを使わして貰うぜ。」
片腕を切り落とされ追い詰められた淫魔が懐から小さめの小瓶か何かを取り出す。
「何よ、それ!?」
「ククク…コイツには時間制限があるし、出来ればマジカ・クラウン戦の為に
取っておきたかったんだが背に腹はかえられねえな!」
淫魔はドミナントの質問には答えず小瓶の栓を開けて一気に飲み干した。
セリフからするとどうやら一定時間パワーアップ出来る薬品の様だ。
「グッ…ガ…グオオオオオオ!?」
身体に負担が掛けるのか、苦しみ出す淫魔。
身体のアチコチが脈打ち、その度に各部の筋肉が肥大化して行く。
(それにしても『クラウン戦の為に』ってのが気に喰わないわね。
切り札を使わずに私に勝とうとしてたって訳…ムカつく!)
ルナリスに続いてまたしてもクラウンよりも軽んじられていた事を知って
内心穏やかでは居られないドミナント。
「クックックッ…これならお前如きに遅れは取らないぜ!」
細身だった肉体を一回り厳つくした淫魔が不敵な笑みを浮かべる。
同時に失った片腕も再生されている。
「フ、フン!ちょっとマッチョになったくらいでいい気にならないでよね!
その腕だって何度再生しても切り落としてやるんだから!」
動揺を隠しながら強がるドミナント。 「グフフ、今度はそう上手く行くかな?シャアッ!」
再生したばかりの左腕を伸ばし再び攻撃を仕掛ける淫魔。
「そんな攻撃さっきから何度も…キャッ!?」
攻撃速度が先程とは段違いだ。
先程の調子で回避しようとしたドミナントが悲鳴を上げた。
ギリギリで躱したものの、バランスを崩して動きが止まってしまう。
「これだけじゃあ無いぜ!」
更に伸びきった腕が戻る際、手の先から霧状の何かを噴射する。
「うっ!?…何コレ?…ゲホッゲホッ!」
「ククク…吸い込んだな?俺の自慢の毒をよ!」
(毒!?まずい、これ以上吸い込まないようにしなくちゃ!
それに咥えてあの攻撃スピード…もっと距離を置かないと…)
毒と攻撃スピードを警戒し、後退するドミナント。
しかし、途端に足元がおぼつかなくなり膝から崩れ落ちかける。
(う…ウソ!もう毒が効き始めたの!?)
「早速効いてきたか!流石ルナリスが作った強化薬だぜ!
ガキのクセに偉そうで気に入らねえがやっぱり上級淫魔はモノが違うねえ!」
「ルナリス…あの子が作った薬なの!?」
忌々しい宿敵(少なくともドミナントはそう思っている)の名前が飛び出し
動揺するドミナント。
「そうさ、あの薬を作ったのはアイツでこの間吸い取った
マジカ・エンジェルの魔力を参考にしたみたいだぜ!」 (それって、要するに私の…)
該当するのは自分しか居ない。
思い出したくもない醜態が形を変え、新たな脅威として再び自分に襲い掛かって
来ているという事実に唇を噛み締める。
「オラオラ!どうしたぁ!?動きが悪いぜっ!」
麻痺毒と動揺で動きが止まったドミナントに淫魔の腕が殺到する。
「キャアアアアァッ!?」
自慢の機動力を封じられ、為す術も無く攻撃を受けてしまい悲鳴を上げるドミナント。
シルフィード・レガースの効果で足元が僅かに浮遊している為、
踏ん張りが利かず前のめりに倒れ淫魔に背を向けた四つん這いの格好になってしまう。
更にシルフィード・レガースの余波が災いし、ミニスカートがあられもなく捲れ上がり
下着を着けていない下半身が丸出しになってしまった。
「ハッハァッ!良いポーズだねぇ!ま〜たケツの穴見えちまってるぜぇ?」
「いやあっ!?見ないでよぉっ!」
痴態を晒してしまい抗議するものの、
敗北感と屈辱感にどうしても声のトーンが弱々しくなってしまう。
(新しい戦闘スタイルとスカートが原因でまたしてもこんな目に遭うなんて…)
『主役』として絶対に外せない『新技お披露目』というイベントでこの有様…
この間のクラウンとの落差に打ちのめされ、闘志が急激に萎えていくのを感じる。
それと同時に先程までは勝利に向かう感触の筈だった
下半身が外気に晒される感触も急激に頼りなく心細いものとなってしまう。
「ハハハッ!シバき甲斐のある良いケツだなぁ!シャァッ!」
剥き出しになったドミナントの尻を淫魔が容赦無く両腕で交互に打ち据える。 「キャッ!?あぐぅ…ぐひぃっ!?」
魔力で強化されているとは言え、
剥き出しの尻肉を硬い甲殻に包まれた腕で打たれれば流石に痛い。
打たれる度に無様な悲鳴を上げてしまい、
同時に闘志までそぎ落とされて行くのを実感する。
萎えつつある戦意と連動して脚に纏っていたシルフィード・レガースも
段々と小さくなって行き、遂に消滅してしまう。
それと同時にドミナントの下半身に新たな異変が起こった。
…シャアアアアアアア…
(え…!?)
秘所から何か熱いモノが漏れ出す感触に思考がフリーズする。
淫魔が異変に気が付き、攻撃の手を止める。
「ん〜!?オイオイオイ!お前、おもらししてるじゃね〜か!」
「は!?…う…ウソ…私が…おもらし!?」
淫魔の嘲笑する声と共に残酷な事実を突き付けられてしまう。
「ハハハハハ!こりゃ傑作だぜ!正義のヒロイン様がノーパンでおもらしとはな!」
下着を着けて無い上に脚を肩幅程に開き、
肘を突いてやや腰を上げた四つん這いのポーズの為に後方へ勢い良く噴水の様に
放尿してしまっているのだ。
さぞ無様な光景なのだろう事は自分でも容易に想像が付く。
実際、淫魔が攻撃の手を完全に止めて笑い転げている。
(そんな…この私がおもらし…年下のクラウンやハーモニーはした事が無いのに…
年上の私だけが…おもらし…) ついこの間までランドセルを背負って小学校に通っていたチームメイト達が
一度たりとも晒した事の無い醜態を一番年上の女子高生である
自分だけが晒してしまったという事実。
羞恥と屈辱に目眩すら憶え、視界が涙で歪む。
唯一の救いは下半身丸出しで脚を肩幅まで開いていた為に
スカートや脚を汚さずに済んだ事である。
(ハァ…ハァ…なかなか止まらない…下半身隠したいけど…
ダメ!スカートが汚れちゃう!)
なかなか止まらない自身の放尿に思わずスカートを戻し下半身を隠したくなるのを
『ヒロインの象徴であるミニスカートを汚したくない』というなけなしの意地で堪える。
その分、淫魔に無様な姿を晒す時間は長引いてしまう。
「グハハハハハ!フゥ〜、笑った笑った…
ククク、完全に戦意を喪失したか?俺の勝ちの様だな。」
「…」
長い放尿が終わり、淫魔が勝ち誇るがドミナントは反論する気力も無く
四つん這いで項垂れたまま失意で固まっている。
「さて…これからがお楽しみってワケだ。」
淫魔が腕を伸ばしてドミナントを捕らえる。
「く!?…は、放しなさいよ!」
我に返ったドミナントが逃れようとするがその動きは鈍く、
アッサリと上半身をグルグル巻きにされてしまった。
「動きにキレが無いぜ…いい加減観念しな!」
淫魔は上半身を捕縛したドミナントを自分の元へ引き寄せると
もう片方の腕を伸ばし脚を開かせに来る。 「イ…イヤ!やめてよ、バカ!」
脚を開かされそうになり浮いた両脚をジタバタさせて抵抗するが
淫魔は伸ばした腕を器用に使いドミナントの脚をM字の状態に固定してしまった。
その際、スカートも捲れ上がってしまい失禁したばかりの秘部が露わになってしまう。
「これで準備完了だな!
いや〜ミニスカにノーパンだと脱がす手間が省けてありがたいぜ。
俺達中級淫魔の魔力だとお前らのスーツを脱がしたり破壊したりってのは一苦労でな。
上級淫魔様々ってわけだ!」
淫魔の言葉にギリ…と歯噛みするドミナント。
こういう時ばかりはスカートの無防備さを痛感させられてしまう。
同じ状況でもクラウンやハーモニーのショートパンツなら破壊するのには
随分時間が掛かるだろうからその間に救援も期待出来るのだ。
「それでは早速戴いてしまうとするか!…ギョロロロロ…」
淫魔が口を大きく開き、吸淫管を伸ばし始める。
赤黒いソレは太さこそそれ程では無いものの、
ランダムにイボが突き出しそれぞれが異なるリズムと強さで振動している。
「ククク…最後の一搾りまで残さずに吸い尽くしてやるよ。」
「や…やだ…こんなの…いやぁ!」
弱々しく首を振り狼狽しながら抗議するドミナント。
既にルナリスによって吸淫され乙女の操は散らされた身ではある。
しかし彼女にとってそれはあくまで『上級淫魔との特別な因縁』だった。
他の二人には存在しない特別なイベントと考え、
いずれ自分に唯一吸淫という恥辱を与えた敵に大々的にリベンジを行う
という展開を思い描く事でプライドを何とか保ってきていたのである。 それをこんな中級淫魔如きに吸淫されてしまえば、
ルナリスという上級淫魔に吸淫された事が特別では無くなってしまう。
特別でも何でも無いただの犯られ役に成り下がってしまうのだ。
「ギョロロロロ…いただきま〜す…」
「いやあぁぁぁっ!」
不気味な音を立てながら淫魔が伸ばした吸淫管がドミナントの秘所に迫る。
何か奇跡が起こって欲しいというドミナントの願いとは裏腹に
無防備なスカートは吸淫管をアッサリ受け入れてしまう。
…クチュ…
そして遂に吸淫管の先端が彼女の秘所を捕らえた。
…ズチュ…ズチュズチュ…
「あ…あ…」
湿っぽい音と共に秘裂を押し開け吸淫管が膣に深く滑り込んで行く。
「ギョロロロ…良い締め付けだぜ〜!たまんねえ!」
(やだ…ウソ…私、やられちゃった…中級淫魔如きに…
特別じゃなくなっちゃった…私…ただの犯られ役に成り下がっちゃった…)
何とか保っていた傷付いたプライドを更に蹂躙されたショックで
堪えていた涙腺が決壊し、瞳から溢れ出てしまう。
(プライドが…この私のプライドがぁっ!)
ここでそんなセリフを絶叫しても惨めさとかっこ悪さが増すだけだ。
絶叫したくなる気持ちを嗚咽と共に何とか飲み込み歯を食い縛る。 「グヒヒヒヒヒ!泣いちまったか?
これで初めてじゃ無いだろうに…初々しい反応で嬉しいねえ!」
自分の胸中など全く知らずに『初々しい反応』で片付ける淫魔にも無性に腹が立った。
当然だがコイツは中級淫魔如きに再び吸淫されるという事の意味を理解してないのだ。
全然意味合いが違うのに…
「それじゃあ…吸淫開始…と!」
…ブイイィィィィィィン…
「はひいぃっ!?」
胎内から響いて来る鈍い振動音に屈辱と羞恥と悪態で飽和していた思考が吹き飛ぶ。
ルナリスの時にも味わった、膣内で吸淫管が自在に振動する感触だ。
「美味い!これが強化された人間の魔力か!たまんね〜な!」
「やっ!?あんっ!ひぅ!ぐひぃ!?」
強弱織り交ぜて問答無用で的確に弱いスポットを刺激されるこの刺激には抗えない。
淫魔と戦う為に能力を得た戦士と言えどもこうなると嬌声を上げるだけの
哀れな淫魔の犠牲者と変わらない。
淫魔は淫魔で夢中でドミナントの魔力を貪る獣と化しており、
最早ドミナントの反応など意に介していない。
人語を話すタイプとは言え所詮中級淫魔、本性は獣とそう変わらない。
「あひぃ!ダメ!イッちゃう!中級淫魔如きにこの私が…イカされちゃう!
そんなの…イヤ!イヤ!はひゃあああああぁぁぁぁぁぁっ!?」
あっという間に絶頂させられてしまったドミナントが全身を痙攣させる。
同時に大量の魔力が吸淫管を伝って淫魔に吸い上げられるのを感じるが
昇天するような刺激で真っ白になった頭ではとても抗えない。 「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」
「プハァッ!もうイッちまったか?だが、まだまだ吸い取れそうだぜ!
普通の人間なら一発イカせちまえばほぼカラッポに成っちまうのによぉ…
流石はマジカ・エンジェルのメンバー…量も質もハンパねぇぜ!」
イカされた事による体力と魔力の消耗に肩で息をするドミナントとは対照的に、
味わった事の無い程大量に良質の魔力を吸淫した淫魔は満足気だ。
「それじゃあ二杯目、いただきま〜す!」
「んあっ!?ひぅ!はあん!」
そこからはもうルナリスの時と同じ展開だ。
最早ドミナントに為す術は無く、ひたすら魔力が底を突くまで無理矢理何度も
絶頂に突き上げられるのみだった。
「フ〜、予想以上の魔力量だな!流石に腹がいっぱいになっちまったぜぇ…」
「ハァ…ハァ…ぐぅ…いた…ハァ…ハァ…」
ようやく淫魔が吸淫管の動きを止めた。
あれからどの位経ったのだろう…
何度イカされたのかもう数えてもいない。
上級淫魔のルナリスと比べ一度に吸い取る量が少ない為かイカされた回数は
その時を上回っている。
おまけにルナリスよりもかなり手荒く吸淫管が胎内を暴れる為、
膣内壁が所々擦り切れ後半は痛さに悶えながらイカされる有様だ。
「取り敢えず今回はこの位にして残りは後で…ギエッ!?」
言葉の途中で淫魔が突然悲鳴を上げた。
同時に拘束されていたドミナントの身体が宙に放り出された。 「キャッ!?」
悲鳴を上げるドミナントだが地面に落ちる前に誰かに抱き止められる。
「大丈夫ですか!?ドミナント!」
自分を抱き止めた相手の顔を確認する前に声で察する…ハーモニーだ。
「お…遅いのよ、アンタ達…ちょっと苦戦しちゃったじゃない。」
本当は苦戦なんてレベルでは無い完全敗北なのだが年下のチームメイトの手前、
つい平静を装いながら軽口を叩いてしまう。
「す…スミマセン、迷ってしまって!それと合流を優先したから…」
そう言ってハーモニーが視線を上げる。
視線の方向には案の定の光景だ。
「ギョエエエエェェェェッ!?オ…俺の腕が!吸淫管がああああぁぁぁっ!」
一瞬でドミナントを拘束していた両腕と吸淫管を切断され悲鳴を上げる淫魔。
その眼前に手刀を構え立ちはだかるクラウンの勇姿。
最も見たくない光景、最も望んでいない展開がそこに在った。
(ああぁ…やっぱりこうなっちゃった…どうして最近いつもこうなるのよぉ…)
新技の披露回だったにも関わらず、またしてもクラウンに美味しい所を
持って行かれてしまい歯噛みするドミナント。
「よくもドミナントを…許さない!」
そんなドミナントの事などつゆ知らず、
クラウンが真っ直ぐな怒りを込めて淫魔を睨み据えた…
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これにて今回の投下を終了します
後編は来月中には出来ると思います 後編が書けましたのでこれより投下します
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救出されたドミナントを庇う様に淫魔の前に立ちはだかるクラウン。
「ググ…マジカ・クラウンか!」
両腕と吸淫管を切り落とされ悶絶していた中級淫魔が
フラフラと立ち上がりクラウンを睨み付ける。
「ククク、随分と来るのが遅かったじゃねぇか?
おかげでお仲間から腹一杯精気を御馳走して貰ったぜ!」
「くっ…!」
淫魔の嘲る様な煽りに大股開きM字開脚のままスカートの中身も露わに
へたり込んだままのドミナントが歯噛みした。
拘束からは解放されたとは言え、ドミナントの秘所には切断された淫魔の吸淫管が深々と
挿入されたままであり、まるで赤黒い陰茎の様に一本の管が伸びている有様である。
「だからこの程度の傷も…グググ…こんな風にスグに全快だ!」
淫魔が気合いを入れると切断された両腕が二股に分かれながら再生して
四本の触手となった。
「この再生した吸淫管でお前達の魔力も戴くとしようか!」
再生した吸淫管を伸ばしクラウン達に見せ付ける淫魔。
クラウンは怯む様子を見せないがそういう物に耐性の無いハーモニーが
喉の奥から「ヒッ!」と小さく悲鳴を上げて目を逸らす。
その様子を見たドミナントが自身の股間に挿入されている物体に視線を落とす。
秘所に挿し込まれたままの吸淫管は僅かにピクピクと痙攣しており、
その度に微弱な刺激を彼女に与え続けている。
(普通の女子なら見ただけでもこんな反応する様なモノを私は…)
自分だけがグロい異物を秘所にねじ込まれ蹂躙されたという事実を改めて
自覚させられ思わず目に涙が浮かんでしまい視界が歪む。 (くっ…ダメ…ここで泣いたら更に惨めになっちゃう!
落ち着くのよ…落ち着いてクールに観戦するのよ…)
何とか涙がこぼれ落ちるのを堪え、深呼吸して嗚咽を飲み込み対峙する二人を見据える。
すると今度は『あるモノ』が気になり始めてしまった。
「そんな事させない!そんな邪悪なモノ、何度だって引っこ抜いてやるんだから!」
吸淫管を見せ付けられても怯まず淫魔に言い返すクラウンの足元に
釘付けになってしまうドミナント。
いや、正確にはその足元から1メートル程先にある水溜りに…である。
(やだ…アレって私がさっき漏らしちゃったおしっこじゃない…)
先程晒してしまったもう一つの醜態を思い出してしまい赤面するドミナント。
そう、自分は先程戦闘中に失禁してしまったのだ。
他の二人は当然戦闘中に失禁などした事は無い。
(んもぅ…どうして私ばっかりこうも恥ずかしい目に遭うのよ…あぁもう、ムカつく!
…ていうか、まさかバレたりはしないよね?)
年上の自分だけが排泄物の水溜りを晒しているという状況に羞恥と屈辱が湧き上がると
同時に、バレはしないかと少し不安になってしまう。
(まあ…周囲にはさっきのまでの戦いで淫魔の甲殻やら体液やらもそこら中に
飛び散ってるし、流石に大丈夫よね?)
相変わらずクラウンと淫魔が何か言い合っているがそんなものそっちの気で
小水の水溜りがバレないかが気になってしまう。
幸いクラウンもハーモニーも自分達の前方足元にある水溜りには感心を示す気配は無い。
しかし、何か言い合いながら興奮したクラウンが数歩踏みだし、
その拍子に水溜りに踏み込んでしまう。
「パシャッ」という音を立て小水の水滴が幾つか跳ねた。 (ヤダヤダッ!やめてぇ…私のオシッコ踏み付けないでよぉ!)
年下のチームメイトに失禁の水溜りを踏まれるという
恥ずかしすぎる光景に思わず声が出そうになるが何とか飲み込む。
ここで迂闊に声を上げてもかえって怪しまれるだけだ。
「フン…御託の並べ合いはそろそろ良いだろ!
貴様も吸淫してやるよぉ!」
どうやら遂に戦いが始まったらしい。
淫魔が伸ばした触手をクラウンに向かって振り下ろす。
クラウンが当然の様にそれを躱し、淫魔の初撃は虚しく空を切り
触手が地面に叩き付けられた。
そう…クラウンが踏んでいたドミナントの小水の水溜りにである。
…バシャーン…
水音と共に盛大に水滴が飛び散り、その内幾らかは少し離れた場所で観戦している
ドミナントとハーモニーの所まで届いてしまった。
「キャッ!?ちょっと…!」
「ドミナント!?」
「えっ?あっいや…何でも無いわ。」
水滴の正体を知っているドミナントが思わず悲鳴を上げるが
知らない故に気にも留めていないハーモニーから怪訝そうな表情で見られ
慌てて落ち着きを取り繕った。
「い…いや、ちょっと…この吸淫管がまだ動くものだから…」
「大丈夫ですか!?まだ痛みますか?」
「まあ…そこそこには…」 「ちょっと…見せてください!」
へたり込んだドミナントの背中を支えるように膝を突いていたハーモニーが
前に回り込んで来る。
成り行きで今度は吸淫管が挿し込まれたままの秘部を
間近で見られる羽目になってしまった。
足を開いたM字開脚でスカートも捲れっぱなしのままだったので
前に回られただけで全て丸見えである。
「酷い…こんなモノを女の子の大事な所へ無造作にねじ込む何て…!」
(そうよね…『こんなモノ』が今も私のアソコに…)
ドミナントの秘所を目の当たりにしたハーモニーが怒りに身を震わせる。
しかしその反応こそがドミナントのプライドを静かに削り取って行く。
ハーモニーの言葉に屈辱を一層募らせ唇を噛み締めるドミナント。
再び涙が込み上げ、ハーモニーとその背後で行われているクラウンと淫魔の戦いが
歪んで見えなくなる。
「こんなモノ、スグに私が抜き取ってあげますから!」
「え…?」
必死で涙を堪えているドミナントの耳に予想外の言葉が聞こえて来たと同時に
強烈な痛みと性的刺激が彼女の秘部を襲った。
「ひっ!?ひぎいぃぃぃ!?」
ハーモニーが吸淫管を掴み、引き抜こうとした力に反応したのか
体内の吸淫管が暴れ狂い悶絶するドミナント。
「ドミナント、痛いでしょうけど少しだけ我慢していてくださいねっ!」
悶絶するドミナントに構わず更に力を入れて吸淫管を引っ張るハーモニー。 「だっ…ダメダメダメェ!引っ張らないでぇっ!(い…痛いだけじゃないのにぃ…)」
ハーモニーはあくまで痛いだけだと思っている様で悪気は無いのだろう。
そんなハーモニーに対して「気持ち良くてイキそうだからやめて」などとは
口が裂けても言えない。
「ダメ…これ以上は!…はぁ、はぁ…イ…イッちゃう…もう、イッちゃう…!」
痛さと快感が入り交じった刺激に耐えきれずガクガクと全身が痙攣し始める。
「ヤダ…ダメ…イク…イックウゥゥゥゥゥゥ!?」
「キャアッ!?ド…ドミナント!?」
勢い良く潮を噴いてイッってしまうドミナント。
吸淫管を引き抜くのに専念していたハーモニーが吸淫管の隙間から吹き出す
愛液に驚き後退る。
「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…だから…やめてって…言ったのに…」
目を白黒させ焦点の合わないまま抗議するドミナント。
「はわわ…ご、ごめんなさいっ!そんなつもりじゃ無かったんです!」
何が起こったのか察したハーモニーが慌てて謝る。
結局、吸淫管は膣内部で吸盤みたいなモノで張り付いているらしく
全く引き抜けなかった様だ。
(これじゃあ完全にイカされ損じゃない…しかも故意では無いとは言え…
年下の…中学生のハーモニーに…イカされちゃったんだ…
高校二年生の私が…中学一年生に…ライバルのクラウンが敵と戦っている傍らで…)
肩で息をしながら余りにも惨めなシチュエーションを改めて自覚してしまい
ようやく焦点の合った瞳にまたしても涙が浮かんでしまう。 傍らでドミナントが密かに醜態を重ねている一方、
クラウンと淫魔の戦いは膠着状態に陥っていた。
中距離から伸びる腕と毒霧で面制圧して来る淫魔は
接近戦を得意とするクラウンにとってはやり辛い相手なのだ。
クラウンもまだ切り札の強化フォームを残しているものの、
ここに来るまでにある程度消耗している上毒霧を防御・中和する為に
魔力のリソースを使っているのでなかなか発動のチャンスが作れない。
一方の淫魔もクラウンを倒し切る事が出来ない。
ドミナントには有効だった毒霧はクラウンの纏う魔力の炎によってかき消されてしまい
機動力を奪えないのだ。
「チッこれじゃあ埒があかねえな!…ならば、これでどうだ!」
「はっ…ドミナント、危ないっ!」
「キャッ!?」
茫然自失で屈辱を噛み締めていたドミナントと敵に背を向けていたハーモニーを
クラウンが庇う。
クラウンとの戦いが膠着状態に陥り業を煮やした淫魔の攻撃が
不意に無防備なドミナントを狙ったのだ。
「クラウン!?」
「大丈夫です、アクアシールドを張りましたから!」
不意打ちに気付いたハーモニーが咄嗟にクラウンの前方に水流のシールドを展開して
攻撃を弾いたらしく大事には至らなかった様だ。
「チッ!余計な真似を…」
「ここはまだ相手の攻撃が届いて危険です!
攻撃は私がここで食い止めますからドミナントはもっと後ろへ!」 「分かったわ…ん…くうぅ!?」
立ち上がり距離を取ろうとするドミナント。
しかし秘部に挿し込まれたままの吸淫管が動く度に身体の奥から
痛みと性的刺激を与えてくる。
「ふっ…はぁぁん!?はぁ…はぁ…」
フラつきながら何とか立ち上がったものの、
股間から伸びた吸淫管はスカートの裾を悠に越えて膝上辺りまで垂れ下がっている。
それはまるで長い陰茎がぶら下がっているかの様な下品な姿だった。
「早く…距離を取らないと…」
前傾姿勢でスカートの上から股間を押さえながら刺激に耐え
毒霧の効果も残っている為ヨタヨタとおぼつかない足取りで避難する。
(や…ヤバい…あんまり激しく動いたら、またイッちゃう…!)
移動しようと脚を動かす度にぶら下がった吸淫管が内股に当たりビチビチと跳ねるのだ。
内股に跳ねる度に秘部に新たな刺激を受けてしまい想像以上に移動するのがキツい。
「あん…はぁん…ふぅ…くうぅ…」
我ながら余りにも惨めな姿である。
「ひぃ…ひぃ…イキたくない…これ以上年下のチームメイトの前で醜態を晒すのは…」
その一心で歯を食い縛り、肩で息をしながら懸命にヨタヨタ走る。
「ドミナント!気を付けて!」
不意にハーモニーの声が響く。
振り返ると二人の防御をスリ抜けて自分に襲い掛かろうとする触手の一本が眼前にあった。 「ひいぃっ!?」
咄嗟に左に飛びすさり何とか回避に成功したものの、
激しい動きをした分秘部に与えられる刺激も大きかった。
「はうぅっ!?イヤ…またイッて…んひいいいいぃぃぃぃぃぃっ!?」
先程引き抜かれそうになった時に匹敵する刺激に突き上げられ
またしてもイッてしまうドミナント。
その際、せめてもの抵抗にこれ以上イッた事を他の二人に悟られまいと
歯を食い縛り嬌声を必衰に押さえる。
その場に崩れ落ちそうになるのを中腰の姿勢で脚をガクガク震わせながらも
何とか踏ん張り踏みとどまった。
「んはぁっ!…はぁ…はぁ…はぁ…」
何とか落ち着き、肩で息をしながら戦闘が行われている方向を見ると
そちらも既に山場を迎えつつ有る様だ。
「マジカ・クラウン…アクセラレイション!発動完了!」
威勢の良い決めゼリフが響き渡る。
自分への攻撃をハーモニーが防いでくれていた間にクラウンへの攻撃が
手薄になったらしくいつの間にやら強化形態を発動していた。
「この形態になればお前なんかに負けないんだからっ!」
「チッ!それが噂の…だが、今の俺に通用するかなっ!?」
第二ラウンドが始まった様だ。
(あの子が強化形態を発動している一方で、私はイカされて悶絶してたんだ…
くうぅ、最近いつも私ばっかりこんな目に…ムカつく…!)
自分とクラウンの余りにも惨めすぎるコントラストにまたしても視界が歪む。 クラウンの強化形態発動後は分かり切ったいつもの展開であった。
淫魔が四本の腕を総動員してクラウンを攻撃するがクラウンは拳で真っ向から撥ね除ける。
内、二本は完全に粉砕され根元近くまで崩壊してしまう有様だ。
(あの攻撃力が私にもあれば…)
その光景を羨ましそうな表情で見ているしかないドミナント。
自分があの形態の淫魔と戦っていたらきっと相手の手数の前に
押し負けていたであろう事が容易に想像出来てしまうのが腹立たしい。
「グオオォォォ!?強化された俺の腕が一撃で…」
「今だ!」
腕の本数が減ったのを見たクラウンが一気に距離を詰めに来る。
「く…来るなあああぁぁぁっ!」
慌てて残りの腕で迎撃するものの、もう遅い。
一瞬で懐に入られてしまう。
「喰らえ!アクセル・エクスプロージョン・インパクトオオオォォォォォ!」
淫魔の腹にクラウンのフィニッシュブローが炸裂した。
「グギャギャアアアアァァァァッ!?」
ひとたまりも無く爆散する淫魔。
(結局今回もこの展開…私の新呪文お披露目回だったのに…)
新技を引っ提げて活躍するつもりが終わってみればかませ犬同然の扱いという
屈辱的な展開を改めて思い返し唇を噛み締めるドミナント。
恨ましそうに見やる視線の先ではクラウンが勝利のポーズを取っていた。 淫魔が消滅した事で亜空間も解除されるらしく迷路が蜃気楼の様に揺らぎ出した。
「やったね、クラウン!怪我は無い?」
ハーモニーがクラウンに駆け寄る。
「あたしは大丈夫!それよりドミナントの方を見てあげて!」
「そ、そうだ!ドミナントはまだ吸淫管が…」
クラウンとハーモニーが少し離れた場所に居るドミナントに駆け寄る。
「わ、私は別に大丈夫よ…」
「でも…大事な所に管が入ったままですよ?歩けますか!?」
「平気だって言ってるでしょ!…ふうぅ…んくぅ…」
弱ってる姿を見られたくないドミナントが強がってクラウン達の方へ歩こうとするが
相変わらず秘部に吸淫管が挿し込まれたままの為、歩みを進める度に声が出てしまう。
「無理しないで私に見せて下さい!今度こそ何とか取って見せますから!」
ハーモニーがドミナントの足元にしゃがみ込む。
「ほら、さっきみたいに座って脚を広げて下さい。」
「い、いや…本当に大丈夫よ!それにさっきだって結局取れなかったわけだし
基地に帰った後で取って貰うから!」
ハーモニーの提案を慌てて断るドミナント。
クラウンが傍に居る状況でさっきの様なポーズで無理矢理吸淫管を引っ張られて
イカされてはたまらない。
(この子、偶にとんでもない事言い出すのよね…悪気は無いのだろうけど…) そうこうしている内に揺らいでいた亜空間が完全に消滅し、
引きずり込まれる前に居た山中へ戻された様だ。
「もしもし!?みんな、聞こえるかい?」
通信機から百地の声が聞こえて来た。
どうやら通信も回復した様だ。
「はい!こちらクラウン、淫魔の討伐は完了しました!これより帰投します!」
「了解!みんな無事で良かった…山の麓には既に車が待機させてあるから
それに乗って帰還してくれ。」
「了解!…麓に車が待機してるみたいなのでそこまで歩けますか?」
「ええ…その位なら問題無いわ。」
涼しい顔で答えるものの、内心車が待機していると聞き安堵するドミナント。
「ドミナント、肩貸しましょうか?」
「平気よ、貴方達は先に行ってて良いわ…私は自分のペースで行くから。」
ハーモニーが肩を貸そうとしてくるが断るドミナント。
「じゃあ、先に行って待ってますね!」
颯爽と山道を下って行くクラウンとハーモニーの背中を見送りながら
トボトボと歩き出す。
相変わらず脚を前に出す度に痛みと快感が秘部を苛み、思わず喘ぎ声が漏れてしまう。
「ふぅん…はぁん…んくぅ…これ、帰還すれば取って貰えるのかしら?…んはぁ!」
全く取れる気配の無い吸淫管をぶら下げながら帰還するドミナントであった。
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今回の投下はこれで終了です。
帰ってから吸淫管取って貰って秘部を治療するところまでやりたかったけど
長くなりそうなのでまた来月辺りに付け足そうと思います。 ドミナントの卑屈な内面が素敵!
本気で書籍になってほしい。
周囲の仲間は大人で紳士的、誰もドミナントをバカにしてないけど、本人は劣等感の中でオナってるっていうテーマが一貫してますよね。
素人考えだと「一人くらいドミナントの醜態を嘲笑うキャラがいてもいいのに」とか感じたけど、そうすると魅力がブレちゃいそう。 >>449
確かにこの場合ドミナントが八つ当たりできるような対象がないので
鬱屈を一人で抱え込まねばならないのが重要ですよね >>448の続きが出来ましたのでこれより投下します。
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輸送車に揺られる事数十分…ようやく基地へ到着した。
(ふう…やっと着いたみたいね。)
車がスピードを落とし停止するのを感じ取り、目を閉じたまま安堵するドミナント。
スカートの中から吸淫管をブラ下げたままの状態でチームメイト達と一緒に居るのが
気まずい為、ここまでずっと寝たふりをしていたのだ。
「はあ〜、やっと着いた〜!今日は大変だったね、ハーモニー。」
「まさか分断されてしまうなんて…ちょっと怖かったよね。」
少し離れた座席でこれまで大人しくしていたクラウンとハーモニーの会話が聞こえてくる。
「うぅ…ん…」
二人の会話を聞きながらタイミングを見計らって起きたふりをする。
実際には秘所に異物をねじ込まれたこの状態で眠れる筈も無いのだが。
「騒がしいわね…何?」
少しわざとらしいくらいに寝ぼけた演技をする。
「あ、ドミナント!?起こしちゃいましたか?
でも今基地に着いたので丁度起こそうと思ってたんですよ。」
「そう…アンタ達は先に行ってて良いわよ、
私は寝起きでまだ意識が朦朧としてるから後で行くわ。」
これ見よがしに眠そうに伸びをしながら答える。
「そうですか、じゃあ私達は先に行ってますね。」
クラウンとハーモニーが輸送車の後部ハッチから飛び降り駐車場を横切り
基地へ向かって歩いていく。 (よし、あの二人は行ったみたいね。)
二人が建物の中に入ったのを確認して動き出す。
「くぅぅぅん!?」
輸送車から飛び降りた衝撃で秘部の吸淫管がビクビクと暴れ、
思わず声が出てしまう。
「はぁ…はぁ…もう少し…もう少しの辛抱よ…んぅ…くうぅ…」
なるべく吸淫管を刺激しないように慎重に歩みを進める。
それでも股間から垂れ下がっている部位が揺れるのは避けられず
吸淫管が内股に当たる度に痛みが混じった新たな刺激が彼女の秘部を苛む。
ふと足元を見ると秘所から溢れ出た愛液が吸淫管を伝って滴り、
アスファルトに黒い水滴のシミを作っていた。
振り返れば、まるで手負いの獣が血痕を残すかの如く黒い水滴の印が
点々と輸送車まで続いている。
(またこんなに恥ずかしい体液を垂れ流してる…
あの子達はこんな事一度だって…)
自分だけがこんな目に遭っているという事を意識してしまい目頭が熱くなり視界が霞む。
(だ…ダメよ!こんな事意識したら泣けてきちゃう!
とにかく今は帰還してコレを取って貰う事だけを考えるのよ!)
泣き崩れそうになるのを慌てて踏みとどまり、頭をブンブンと横に振り
チームメイトの事を思考の外へ振り払う。
「ふうぅ…くぅん…はひぃ…やっと着いた…はぁ…はぁ…」
伸張に歩みを進めようやく施設の入り口まで辿り着く。 一階ロビー周辺には幸い誰も居ない様だ。
どうやら先に到着したクラウン達と一緒らしく、
ここからは直接見えない自販機のある休憩所の方が賑やかな気配がする。
ロビー奥の廊下からそっと覗くと案の定、帰還したクラウンとハーモニーが
職員の妖精達と談笑していた。
一階まで出迎えて来ていたのか、司令官の百地の声まで聞こえてくる。
(無理…このままあの輪の中に加わるなんて絶対無理…)
凱旋ムードの和やかな場に股間から吸淫管をブラ下げた自分が現れても
冷や水を浴びせる様なものである。
慌てて身を隠し逆側の廊下へ向かう。
(つ…九十九室長に取って貰わないと…)
逆側の廊下からエレベーターに辿り着き、地下三階へ向かう。
「くうぅ…はぁ…んくっ…はぁ…も、もう少し…」
痛みと快感に苛まれながらぎこちない足取りで廊下を進む。
目指すは開発室だ。
「はぁ…はぁ…九十九室長…居ますか?」
「は…ハイ!?リ…リサさん、いや…ドミナントじゃないですか!?」
開発室に入るなり力尽きへたり込んでしまったドミナントに九十九が慌てて駆け寄る。
「どうしたんですか!?…まさか、僕の開発したアレに不具合が!?」
「え!?…い、いや…あの新呪文自体は問題無かったんですけど…その」
真っ先に例の新呪文の事を聞かれてしまい、ばつの悪そうな表情を浮かべるドミナント。
自信満々で新技を披露したけど負けちゃいましたとは言いにくく、言葉を濁してしまう。 しかし吸淫管を取って貰いに来た手前、隠しておく事など出来る筈もなく
自身の敗北を薄情するしかない。
「新呪文自体は問題無かったんですけど…今回の相手は相性が悪くて、その…
負けちゃったんですよね…」
当然のように『相性が悪い』という枕言葉を添え、キッチリとプライドは守る。
「そうだったんですか、相性が悪くて…では、居ても立ってもられずに早くも改良を!?」
「いや、そうじゃなくてですね…戦闘中に受けたダメージでどうしても
自分ではリカバー出来ないものがあって…その…うぅぅ…」
「リカバー出来ないダメージ!?一体何処に!?」
なかなか本題に入れないドミナント。
正体が妖精とは言え、相手は百地と同様かなり美形の成人男性の姿である。
『秘部に挿し込まれた異物を引き抜いてください』なんて
なかなか言い出せないのも無理は無い。
だがここで九十九にアレを取って貰わなければ今度は百地に取って貰うしかなくなる。
「とにかく…まずはコレを見てください!」
意を決し、ドミナントが立ち上がった。
へたり込んでいる時はふわりと広がったスカートの下に隠れていた
吸淫管の切れ端がスカートの中から垂れ下がり露わになる。
「こ…コレは!?」
ぶら下がる吸淫管を目の当たりにした九十九が息を呑む。
「お願いします、コレ取って下さい…自分では引き抜けないんです…」
顔を真っ赤にしながらも何とか必要事項を伝えるドミナント。 「す…素晴らしい!」
「は!?」
九十九の意外な反応に思わず素っ頓狂な声が出てしまう。
「中級淫魔の吸淫管じゃないですか!
君達が倒すと普通は本体ごと浄化されて消滅してしまうし、
本体から切り離されてもスグに溶けてしまうのでなかなか手に入らないんですよ!
それがこんな長時間残っているなんて…」
「は…はあ…」
ウキウキで捲し立てる九十九の話を聞きながら立ち尽くすドミナント。
(まるでクラウンがパワーアップした時の百地司令みたい…
妖精ってみんなこうなワケ?
大事なトコロを現在進行形で蹂躙されてる私にもう少し何か言うこと無いの…)
あまり大袈裟に扱われるのもプライドが傷付くので嫌なのだが、
全く意に介さないというのもそれはそれで嫌なモノである。
そんなドミナントの複雑な胸中など知る由も無い九十九が
何やら慌ただしく準備を始めている。
「さあ、早くココに来て下さい!早速摘出作業を開始しますから!」
「は、ハイ!」
九十九に急かされながら開発室の片隅にある診察台に座らされる。
「よし、準備完了!さあ、足を開いて吸陰管が良く見えるようにして下さい!」
またしてもノーパンM字開脚しろという指示を出されてしまい、
躊躇しながらも足を台に乗せ股を開くドミナント。 「少しそのままで居てくださいね!スキャン開始…」
(はぁ…またこのポーズで暫く放置?
何か私最近ノーパンM字開脚ばっかりしている気がするんだけど…)
「ふむふむ、なる程…淫魔の身体から切り離されても消滅しないのは
微弱ながらも魔力を吸い取り続けているからなのか…
ならば魔的触媒の溶液に漬けて魔力を補給してやれば…
うん、保存方法も分かりました!ではこれから摘出します。」
こちらに背を向け暫く何やらブツブツ難しい事を言っていた九十九が
液体が並々と入った大きめの円筒容器を取り出し注射器を持って向き直る。
「まずはこれを注射して吸淫管を麻痺させますね。」
九十九が手際よく吸淫管の切断面に注射器を突き刺す。
「んぅ…!」
吸淫管がビクンと反応し秘部の奥に痛みと刺激が走るが
歯を食い縛り変な声が出てしまうのを何とか堪える。
「よし…これで引き抜ける様になると思います。。
内部で吸盤みたいなモノで張り付いて取れないようになっていたみたいですけど
それも麻痺した事で剥がれ安くなったはず。
…では、引き抜きますよ!
麻痺させたとは言え少しは痛かったりするかも知れませんけど、準備は良いですか?」
「は…はい!お願いします…!」
どちらかというと痛みよりも九十九の前でイッてしまう事が怖い。
「ではなるべく早く済むように潔く引き抜きますよ…それ!」
九十九が吸淫管を両手で掴み、力を入れて引っ張った。 麻痺しているとは言え、完全には活動を停止させられていない様だ。
吸淫管が少しずつ抜ける感触と共に本日最大の刺激がドミナントを襲う。
「〜〜〜〜〜!!!???」
九十九の手前、半ば白目を剥きながら歯を食い縛り必死に声を殺すドミナント。
吸淫管が引き抜かれて行く度にビクンビクンと身体を震わせながらイッてしまう。
秘部からは止めども無く愛液が溢れ出るが、
九十九はそんな光景を意に介する事も無く夢中で吸淫管を引き抜いて行く。
「よし…もう一息…残りは一気に引っこ抜きますから!」
「え…ちょっと…まっ…」
心身共に準備が出来てないと言おうとしかけたドミナントの言葉よりも早く
九十九が問答無用の勢いで吸淫管を完全に引き抜いた。
「えいっ!」
「んひいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」
押し殺していた嬌声と愛液を盛大に吹き出しながら本日最大の絶頂を迎えてしまう。
全身をガクガクと痙攣させながら完全に白目を剥いてしまう。
「はひぃ…んひぃ…はひぃ…んひぃ…はぁ…はぁ…はぁ…」
半ば失神し真っ白になった頭で暫くの間荒い呼吸を繰り返し、何とか息を整える。
「はぁ…はぁ…」
どの位の時間経ったのか、ようやく落ち着いて来た。
…と同時に自分があられもなくイッてしまった事を自覚する。
だらしないノーパンM字開脚のまま愛液を垂れ流し続けている事も… 「は…い、いやぁん!」
自分の痴態を自覚し慌てて座り直しスカートで濡れそぼった秘部を隠す。
「やった!遂に手に入ったぞ!中級淫魔の吸淫管!」
だが、改めて視界を前に戻すとそんな自分の姿になど全く興味を示さず
こちらに背を向けてはしゃいでいる九十九の姿が映る。
(うぅ…こちらの痴態に感心が無いのは良いんだけど…
コレはコレで…一人で空回りしてるみたいで何か悔しい…)
渾身の恥じらい芸をスルーされた事で拍子抜けしてしまうドミナントに
九十九が採取した吸淫管の入った容器を持ったまま向き直り捲し立てる。
「見て下さい!吸淫管は普通切り離されると本体の安否に関わらず
短時間で溶けて消滅してしまうんですけどコレは消滅しなかった!
おそらくアナタの魔力を微量ながらも吸い取り続けていた為に
組織が分解されず維持されてたんだと思われます!
そこで考えついたのがコレ!
この魔的溶媒に魔石などと浸して常に魔力を補給すれば長期の保存が利き、
吸淫管のメカニズムが研究出来るように…」
「は…はあ…」
要約するに貴重なサンプルが手に入った様なのだが長々と説明されても困る為、
早々に礼を言って退室しようとするドミナント。
「つうっ!?」
しかし、立ち上がって数歩歩いたところで秘部に痛みがあるのに気付く。
どうやら吸淫管に蹂躙された事により何ヶ所か擦り剥けてしまっているみたいだ。
吸淫管が挿入されていた間は快感の方が遙かに強かった為か
あまり気にならなかったもののそれが抜けた今、
痛みだけが歩く度に強調されるようになった形だ。 「あ…あの…少し怪我をしてしまって、治療したいんですけど…」
「メディカルマシンなら医務室にありますけど…」
「い…いや、出来れば一人で使える小さめのマシンとか
医療キットみたいなのとかありますか?」
場所が場所だけに出来る限り一人で治療がしたいというのが本音である。
何とか一人で使えるモノがないかと聞いてみる。
「ああっ!そういうのだったらミーティングルームに
簡易版のメディカルマシンがありますよ!」
「え!?本当ですか?」
「部屋に入ると向かって左側にカーテンに区切られた場所が有るでしょう?
あの中に自動診察機能付きの小型メディカルマシンが置いてありますよ。
使い方も簡単でスイッチ入れて診察ボタンを押すだけで後はダメージの有る箇所を
自動アームが治療してくれるんです。」
「あ…ありがとうございます!早速やって見ます!」
改めて九十九に礼を言い開発室を後にする。
向かうは地下一階のミーティングルームだ。
「はぁ…はぁ…んくぅっ!いたたたた…」
足を踏み出す度に秘部に痛みが走るが構っては居られない。
ミーティングルームは戦闘後の戦術分析等で使用する事が多いのだ。
今回は特殊なケースだった為、まず使用する事になるであろう。
下手すれば既に使用中の可能性すらある。
「はぁ…はぁ…早く治療しなくちゃ…」
戦闘後のミーティングが始まっていない事を祈りながら
速歩でミーティングルームを目指すドミナントであった。
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今回の投下はこれで終了します。
本来は治療までやる予定でしたが、また長くなってしまったので次回に分けます。 >>449
実はこのスレにこのSSを落とす前に書いた元のSSだと
そういうのに近いポジションのキャラが存在したんですけど迷った末に消したんですよね。
でも結果的には良かったのかもしれませんね。 >>459の続きが出来ましたのでこれより投下します。
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「はぁ…はぁ…やっと…着いた…」
秘部の痛みに耐えながらミーティングルームの前まで辿り着いた。
中に人が居る気配は感じられない。
幸いチームメイト達が帰って来る前に到着出来た様である。
(早く治療を始めないと…)
ミーティングルームに入り、改めて誰も居ないことを確認すると
一度も入った事の無い部屋の片隅にあるカーテンで区切られた場所へ向かう。
(ここが簡易メディカルマシンだったのね…物置スペースかと思ってたわ。)
カーテンを開けて中を見ると診察用のベッドが一つとメディカルルームにある
メディカルマシンよりもコンパクトな装置が一台備え付けられていた。
「早速、起動…と。」
電源を入れ起動させ、診察台に乗る。
「えっと…自動診察は…コレかな?」
タッチパネルに表示されたメニュー画面を操作して自動診察の項目を選択すると
画面が診察モードという表示になり、マシン本体からスルスルと
診察用のマシンアームが伸びて来た。
「…こうした方が良いのかな?」
診察台の上で脚を広げ、またしてもスカートの中身を晒すM字開脚のポーズを取る。
(んもぅ…今日は何回このポーズ取れば良いのよ…)
誰が見ている訳でも無いのだが、それでもスカートの無防備さが強調される
このポーズは何度やってもやる度に新鮮な屈辱感が湧き上がって来るのだ。 まして、現在は敵の攻撃で蹂躙され傷付いた状態なのだ。
しかも上級淫魔などではなく、格下だと思っていた中級淫魔ごときに後れを取って…
自動診察を受けながら今日の戦闘を思い出す。
分断後、新技を引っ提げて意気揚々と戦いに望んだ序盤戦…
当初は中級淫魔相手にも有利に戦闘を進められていた中盤戦…
中盤戦までは今日の出来事であるにも関わらず、何処か遠い思い出の様に霞んで見える。
(ここまでは良かったのに…)
淫魔強化後の終盤戦の流れはハッキリ言って思い出したくも無い。
麻痺毒を喰らってしまい、動けなくなった後の屈辱的な展開の数々…
無防備な尻を何度も打ち据えられた事…
その衝撃で失禁してしまった事…
上級淫魔以外に敢え無く吸淫されてしまいタダのやられ役に成り下がった事…
駆け付けたクラウンにおしっこの水溜りを踏まれてしまった事…
ハーモニーに吸淫管を無理矢理引き抜かれそうになりイッてしまった事…
戦闘終了後もスカートの中から吸淫管をブラ下げたままの惨めな状態で帰還した事…
どれも中盤までの戦闘よりも余程鮮明に思い出せてしまう。
特に失禁はショックが大きくトラウマになりそうだ。
ついこの間までランドセルを背負っていた年下のチームメイト達が
一度たりとも漏らした事が無いのに五歳年上の高校生である自分だけが
戦闘中無様に小水を撒き散らしたという事実を改めて直視すると
それだけで絶叫したくなる程の敗北感と屈辱感に苛まれる。
(あ…ダメよ…今日の戦いの事思い出しちゃ…
泣くともっと惨めになって、涙止まらなくなっちゃう。)
湧き上がってくる涙と嗚咽を必死に堪えるドミナント。
そんな事を考えている内に自動診察が終了したらしい。
アラームが鳴り、タッチパネルの表示が自動治療モードに切り替わった。
(やっと治療して貰えるみたいね…でもどうやって治療するのかしら?) 答えはスグに出た。
パネルに治療対象部位が表示され、マシン本体から先程の診察用マシンアームとは別の
ゴルフボール程度の太さで蛇腹状になった治療用アームがスルスルと伸びてくる。
それは治療用アームというよりも金属製の治療用触手であった。
「え!?ちょっと…また、コレェ!?」
思わず素っ頓狂な声を上げてしまうドミナント。
先程まで似た形状の吸淫管に蹂躙されていたのからようやく解放された秘部で
またしてもこんなモノを咥え込まなければならないのかと身構えてしまう。
そんなドミナントの気持ちなどつゆ知らず、治療用触手は設定された治療部位である
彼女の膣内を目指して伸びて来る。
思わず片手で秘部を隠しもう片方の手で治療用触手の先端を掴んで
秘部への進入を拒んでしまう。
治療用触手が手の中でウネウネとのたうち抵抗するのが伝わって来る。
(んも〜!何なのよコレ…こんなのアソコに挿入されたら、また…)
トンデモない仕様のマシンを紹介してくれた九十九に文句の一つでも言いたくなる。
しかし、コレの治療を受けなければ他者に膣内の治療をしてもらう事になりかねない。
蹂躙され傷付いた秘部を晒すのは彼女のヒロインとしてのプライドが許さないのだ。
(くうぅ…仕方ないか…誰かに傷付いたアソコを見られるよりはマシか…)
幾らかの逡巡の末、覚悟を決めたドミナントが秘部を隠していた手を退け
治療用触手を掴んでいる手をおずおずと放した。
…ツプ…
「んはぁっ…」
治療用触手が膣内に挿入される。
再び痛みと快感が入り混じった刺激を味わい悩ましい吐息が出てしまう。
暫くするとパネルの表示が変わったので内容を確認する。
具体的な治療内容が表示されていた。 (ええっと…膣内裂傷及び、淫魔由来催淫性粘液除去…
所要時間は…約25分…25分もこのままか…)
…などと考えていたドミナントだが『治療薬及び催淫液中和剤塗布開始』の表記が
パネル下部に追加された瞬間、再び跳ね上がる事になる。
「ひぎぃぃぃぃぃぃっ!?」
先程まで挿入されていた淫魔の触手による刺激の痛みと快感の比率が逆になった様な
快感混じりの激痛に思わず悲鳴を上げてしまうドミナント。
…チョロ…
思わぬ激痛に数滴だが失禁までしてしまう始末だ。
「はひぃっ!?いやぁっ!」
間抜けな悲鳴を上げながら、慌てて尿道に力を込める。
先程の戦闘中にあらかた出尽くしていた為、幸い大量失禁には至らなかったものの
早速のトラウマ再現になってしまった。
流れ落ちた水滴がお尻の下に敷いたスカートの裾に染み込み、
白い裏地に淡い黄色のシミを作る。
(やだ…スカート汚しちゃった…)
自分にとってヒロインの象徴であるスカートに思わぬシミを作ってしまった。
しかも戦闘中でも無い治療中に…
情けない状況に唇を噛み締めていると、突然扉が開く音がした。
突然の来訪者にビクリと身体を震わせるドミナント。
直後、室内に入る複数の足音が聞こえて来る。
「ふぅ〜もうクタクタだよ〜!」
クラウンの呑気な声が室内に響く。
案の定、クラウンとハーモニーがもうやって来てしまったのだ。 (んもぉ…もう少し一階でゆっくりしていても良いのに!)
「おや!?ドミナントは居ないみたいだね。」
(ヤバ…百地司令まで…)
クラウン達に続いて百地が入室してきたらしい。
「おかしいですね…メディカルルームには居なかったので
もう治療が終わったと思ったんですけど…」
ハーモニーの言葉からメディカルルームが既にチェック済みの様だ。
そこで治療していたら恥ずかしい格好で鉢合わせしていたトコロだった。
それに関しては胸をなで下ろしたものの、
ここで遭遇してしまえば結局恥をかく事に変わりは無い。
吸淫管の挿し込まれた無様な姿からは解放されたが、
今度は治療用触手が彼女の秘部に深々と挿し込まれてしまっているのだ。
(どうしよう…これであのカーテンを開かれたら結局恥ずかしい姿見られちゃう…
そんなのイヤ!)
ビニールのカーテン一枚だけがドミナントとクラウン達を隔てる唯一の障壁だ。
自分の存在を明かすか黙っているべきか…
息を殺しながら向こうの様子を窺うドミナント。
そんな中…
「おや?向こうの簡易メディカルマシンが動いてる音がするな…」
(…ヤバい!バレた!)
どうやら起動音で使用中なのがバレたらしい。
カーテンの向こうのドミナントがビクリと身体を震わせる。
「えっ!?ここにもメディカルマシンがあったんですか?」
ハーモニーの驚く声が聞こえる。 「ああ、簡易版だけどね!ほら、あそこのカーテンで区切られた一角がそれさ。」
三人の意識がこちらに向けられるのが分かり、タダでさえバクバクと脈打っていた
ドミナントの心臓の鼓動が更に跳ね上がる。
もう気付かれずにやり過ごすのは無理だ。
これ以上しらばっくれていたらカーテンを開かれるのは時間の問題だろう。
そう判断したドミナントが先手を打って声を上げる。
「あっ!百地司令、来てたんですか!?」
さも、これまで治療に集中していて今まで気付かなかったかの様な
スッとぼけた演技をするドミナント。
「ドミナント、ひょっとして治療中なんですか!?」
「ええっ!大丈夫よ、大した事は無いから!
でも治療中だからカーテンは開かないで!」
クラウンが駆け寄って来る気配に慌ててカーテンを開かないで欲しいという事を
宣言して釘を刺すドミナント。
「ですから百地司令、私に構わず戦闘後のミーティングを開始して下さい。
必要事項があったら後で個別に聞きに行きますので。」
「そうかい…分かった!ドミナントには後で必要な資料を纏めて渡すから
今はそこで治療に専念していてくれたまえ。」
「了解です!」
(ふう…コレで取り敢えずは治療中にカーテンをいきなり開けられて
恥ずかしい姿を見られる危険は無くなったわね…)
何とか急場をしのぎ、ホッと息を吐くドミナント。 カーテンの向こうで自分に対する関心が解かれ、三人が遠ざかる気配がする。
暫くすると百地が話し始め、ミーティングが始まった様だ。
(後は治療が終わるまでここで大人しくしていれば…)
残り時間を確認しようとパネルを見ると残り18分と表示されている。
(まだ7分しか経ってないのかぁ…ん!?)
画面下部に新たな表示があるのを見付ける。
(えっと…薬液再噴射まで…あと15秒!?え!?ウソでしょ!?ヤダッ!)
先程自分を失禁させたアレをまたデリケートな部位に注ぎ込まれると知り、
狼狽するドミナント。
しかし狼狽えたトコロで逃れる術など無く、
覚悟を決めて我慢するしかしか無いと短時間で悟らされる。
(落ち着くのよ、ドミナント!さっきはアソコまで染みるなんて知らなかったから
不意打ちでヘンな声出しながら少し漏らしちゃったけど予め身構えてれば
我慢出来ない程の痛みじゃ無い筈よ!…多分。)
そんな事を考えている間にもカウントが無情にも減って行き、既に3秒前になった。
(それにもう幾らか傷も治癒してるだろうし、だいじょう…ぶっ!?)
カウントが0になり薬液噴射が始まった瞬間、
再び秘部を激痛に襲われ頭が真っ白になり思考が止まる。
…チョロロ…
同時に秘部から温かい液体が溢れる感触が彼女の思考を一瞬で現実に引き戻す。
(ひぃっ!?いやあぁぁぁぁっ!) 思わず絶叫しそうになりながら必死に緩んだ尿道口に力を込める。
幸い数滴で漏出は止まったもののスカートの裏地には新たなシミがしっかりと追加された。
(ハァッ…ハァッ…ハァッ…!)
外に聞こえないように気を付けながら肩で息をするドミナント。
(んな…さっきよりも…痛いんだけど…な、なんでよ!?)
再起動した思考回路で思い当たる原因を探る。
パネルの表示をもう一度確認すると『薬液噴射中』の更に下の方に
治療薬と中和剤の割合が90:10となっていた。
一度目の割合は見ていないが恐らく一度目は催淫液の中和がメインであり、
中和剤の割合の方が高かったのだろう。
治療の本番は二度目からだった可能性が高い。
そしてパネルにはまだあと二回の治療液噴射の予定が表示されている。
(あと二回…耐えるしかないわ…)
呼吸を整え、次の噴射に備える。
カーテンの外からは百地が何か話しているのが聞こえるが、
内容までは聞き取れない。
(今の悶絶した時の声とか音とか聞こえて無いでしょうね!?)
何せビニールのカーテン一枚しか隔てるモノが無いのだ。
声どころか呼吸音すら外へ漏れかねない。
ジタバタと派手に悶えるのもNGだ。
(次は微動だにせず耐えてみせる…!)
次の噴射時間が既に30秒を切っているのを確認し、
覚悟を決めて身構えるドミナント。 パネルの表示が再び『薬液噴射中』に変わる。
「…んっ!!!…くうぅ…!」
幸い前回の薬液注入で傷口が塞がりかけているらしく二回目程の痛みは無い。
それでも歯を食い縛り、声が出るのを必死に堪えなければならない程度には痛い。
涙を浮かべた目でカーテンを…正確にはカーテンの向こうに居るであろう
クラウンを睨み付ける。
カーテンの向こうで百地の話を聞いているであろうクラウン。
それに比べて今の自分は…
痛み以外の涙が新たに湧き出て瞳から一滴、ポロリと零れ落ちる。
(負けたくない…負けたくない…負けたくない…!)
呪文の様に繰り返す。
敢えてカーテンの向こうに存在するライバルを強く意識する事により
闘志を絞り出し痛みに耐え続けるドミナントであった…
…どれだけ時間が経っただろうか。
「ドミナント〜、もう治療終わりましたか〜!?」
カーテン越しにクラウンの声が聞こえて来て、我に返るドミナント。
ふと気が付けば四回目の薬液噴射も何時の間にか終わっており、
パネルには『治療完了』の文字が表示されていた。
「私達、ミーティングはもう終わったので治療が済んだなら一緒に帰りませんか〜?」
「い…いいえ!もう少し掛かるみたいだから貴方達は先に帰っていて良いわ。
消灯は私がやっておくから!」
既に治療は終了しているがこの精神状態でクラウンと顔を合わせたら
泣いてしまいかねない為、まだ終了してないと言い張るドミナント。 「じゃあ私達はお先に失礼しますね〜!」
「私もお先に失礼します…あっ、そうだ!
百地司令が今回のミーティングで使った資料が
デスクの上に置いてありますから持って行って下さい!」
「分かったわ!」
百地はどうやら先に退室して既に室内には居ない様である。
正体が妖精とは言え、秘部に異物を挿し込まれた状態で会話するのは抵抗がある為
安堵するドミナント。
「さて…と」
二人が退室して気配が遠のくのを確認し、動き出す。
まずは秘部の治療用触手を引き抜こうと掴んで引っ張る。
「ん…くうぅぅんっ!」
既に治療が終了している為か治療用触手はアッサリ抜けた。
長時間異物をくわえ込み、弛緩してパックリと開いた秘部からは治療液が零れる落ち
診察台のクッションに染み込むが思ったよりも少量だ。
どうやら使用済み薬液の大半は治療用触手が吸い取ってくれる仕組みらしい。
(これならもう歩いても大丈夫よね…?)
ティッシュで濡れそぼった秘部を拭い、診察台から降りて試しに何歩か歩いてみると
思った通り、これ以上は薬液が垂れてくる気配は無かった。
「これでようやく全快か…はぁ…」
実に数時間ぶりに秘部の異物感や痛みから解放された。
安心すると共に今日の戦闘からここまでの展開を思い返し、
徒労感に溜息が出てしまう。 (新技披露で大活躍する筈だったのに…結局私だけが吸淫されて…
長時間アソコに異物をくわえ込んで…)
しみじみと思い返すと目頭が熱くなりまたしても目に涙が浮かんでしまう。
(ダメよ…ここで泣いたらしばらく止まらなくなりそう…
何とか切り替えなくちゃ!)
ふと、診察台の横にある壁を見ると鏡張りになっており
鏡の中で学生服を模した戦闘服を纏った数秘8の戦士マジカ・ドミナントが
今にも泣き出しそうな情けない表情を浮かべていた。
(切り替えるのよ…ドミナント!)
何度か深呼吸して嗚咽を飲み込み、表情を引き締めると再び鏡の方へ視線を向け、
キリッとした表情のままポーズも得意のモデル立ちに切り替える。
そこには先程まで秘部に異物を挿し込まれて居たとは思えない堂々とした佇まいの
ヒロインが映し出されていた。
中でも学生服を彷彿とさせるチェック柄のミニスカートから伸びるスラリとした脚に
自分の物でありながらしばし見取れてしまう。
ヒラリとしたミニスカートとスラリとした美脚は低身長かつショ−トパンツを採用した
他の二人には無い自分だけのウリなのだ。
「ウフフ…このスカートと美脚さえあれば幾らでも格好は付けられるんだから!
大丈夫…大丈夫よ、ドミナント…
アナタはまだ主人公になる資格を失ってなんか居ない!」
自分を奮い立たせる為に鏡の中に話しかけるとおもむろにスカートの中に手を滑り込ませ、
治癒したばかりの秘部をまさぐり始めてしまう。
「ん…くぅん…はあぁ…次こそは…絶対…醜態晒さずに活躍してやるんだから!
…んはぁぁ!」
先程まで作戦会議が行われていたミーティングルームに
年長戦士のはしたない嬌声が響き渡るのであった…
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今回の投下はこれで終了します。
次はハーモニーをパワーアップさせてしまおうかな… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています